石井魁のラグビーキャリア
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、ゲストの皆様とともに、スポーツを通じて、街を豊かにしようという番組です。
さて、今月のマンスリーゲストは、一般社団法人 For Your Future の代表理事 石井魁さんにお越しいただきました。
石井さん、どうぞよろしくお願いいたします。
先週に引き続きなんですが、ラグビーのことについて、いろいろとまたお聞きしたいと思っております。
今日はですね、プロカテゴリーのご活躍の話ですとか、そういったところもちょっといろいろと、入り口のところもですね、ちょっとお聞きしたいなと思っているんですけども、
ポジション的にはウィングでご活躍されているってことですよね。
身長が180センチぐらいで、体重が80キロちょっとってことなんですけども、
ウィングっていうポジション自体が、いわゆる点を取るというか、トライゲッター的な役割だと思うんですけども、
結構スピードとかが必要になるじゃないですか。昔から足が速かったんですよ。
足自体は遅くはなかったと思うんですけども、特段速いかと言われたら、速いほうではなかったのかなというふうに思います。
そうなんですか。ちなみに100メートルタイムはどれぐらいで走るんですか。
ラグビーって100メートルのタイムは測らないんですよね。
なんでかというと100メートル走ることがないので基本的に。
50メートルは大学生のときに測って5秒8とかでしたけど。
それってめちゃくちゃ速いですよね。
速いほうでしたね。大学生の測ったときだとチームでもトップのほうでしたね。
それは陸上のトラックで計測したんですか。
ラグビー場で。
これめっちゃ速いですね。
でも何人かいましたけどね。
東海大学でラグビーをずっと続けられていて、卒業後は東芝ブレイブルーパス東京に入団されるということで、
先週も最後のほうにお聞きしましたけれども、プロカテゴリーではなかったということですよね。
そうですね。大学卒業してからは社員として東芝のほうに入社して、
社業をしながら同時にラグビーをするという形でキャリアをスタートさせました。
仕事が終わった後トレーニングに。
そうですね。でも会社として理解をしてもらえている会社でもあったので、
社業をしてから午後は練習みたいな日もありましたし、そういった形ではやっていました。
なるほど。フルフルではなかったということですね。
そうですね。僕がいた当時はですけど、今ちょっとどうなっているかというのはわからないので。
当時はラグビーというのはプロカテゴリーはなかったんですか?
少しずつプロ選手という人たちが増えてきてスタートし始めたくらいだと思います。
僕が本当に入社した頃は。
なるほど。東芝にはプロカテゴリーがなかったということ?
当時は日本人のプロ選手というところはいなくて、海外から来られている海外のプロ選手というところはいましたけれども。
東芝で何年ぐらい?
1年ちょいぐらいだと思いますね。
1年。その後NTTのチームに移籍されるじゃないですか。
結構1年って時間的にはすごく短い時間だと思うんですけれども、移籍を決断した理由って何かあるんですか?
東芝からNTTの方に。
プロとしてのキャリアを歩みたかったというところが。
やっぱりそうなんですね。
ローグビーをさせてもらっている中で、せっかく自分が好きなことをお仕事としてさせてもらっている中で、自分の中ではとことんやってみたいなというところの思いが芽生えてきたというのが一番大きくて。
どこかでやりきれる自信も多分あったとは思うんですけれども、だからこそ1回の人生なので、とことんローグビーに向き合って。
もちろんプロだから向き合えるというふうに思っていたわけじゃないですけれども、本当に100%そこに注力してみて、ダメだったらダメでいいやっていうふうに思える自分もいたので、
だからこそちょっとそこにチャレンジしてみたいなという思いがあって、そういうプロとしてのキャリアをスタートしようと思いましたね。
なるほど。それとですね、チームを変わるということになると、チームのカラー、スタイルというのが当然あると思うんですけれども、例えば東芝のスタイルですとか、その辺の違和感とかというのはなかったんですか?
そこに関してはもともと自分が何をプライオリティーを置いて考えるかというところだけを考えていたので、もともと大学を卒業して東芝というチームを選ぶときは、自分にとっては何が必要で何が足りないのかというところを考えたときに、それが当てはまったのが東芝というチームで、
また東芝からNTTというチームに移籍をするときは、自分がどうなりたいか、何を軸に選ぶかというところを考えたので、どちらかというとラグビーのスタイル、こういうスタイルだからこのチームでやりたいみたいなところを一番軸にはしていなかったのかなというふうに思います。
なるほど。ということはもうあまり違和感なくスムーズに入り込めたという感じなんですかね。
そうですね。本当に結局どの環境を選んだとしてもやるのは自分なので、そこでとことんやるしかないというところ。
あとは自分の中で先ほどもちょっと言いましたけど、やりきれる自信、変な自信だけはあったので、どんな環境であっても。それがあったからこそ自分で選択することができたのかなと思いますね。
チーム環境とトレーニング
なるほど。ラグビーチーム自体の人数がすごく多いじゃないですか。
団体競技の中で多分一番多いかもしれない。
一番多いですか。そうですよね。50人以上もっと。
50人ぐらいいますね。
その中でポジション争いも当然あると思いますし、その中で勝ち取っていかなければいけないような立場から多分スタートしていると思うんですよ。
できる自信というものと実際入って感じたこと、そのギャップってあったんですか。
なかったですね。今でもないですね。そこに関しては。そういう思いが出てきたときは自分が辞めるときなのかなと思っていて。だからこそ今もそういったところは感じてはいないですね。
そうなんですね。外国人の選手も結構多いと思うんですけども、コミュニケーションは英語でコミュニケーションってあるんですか。
練習のときはチームに通訳の方がいるので、その通訳を介しての会話であったりってところはありますけども、プライベートとかでは英語であったり。
外国人選手も日本語のところを勉強したりもするので、日本語であったり英語であったりみたいなところをミックスしながらみんなで会話していますね。
なるほど。1日あたりの練習時間ってどれぐらいなんですか。
サビ自体はフィールド上で練習するのは本当に1時間ちょいぐらいしかなくて。
意外と短いですね。
はい。皆さんが思っているほどずっと練習しているわけではなく、本当にすごくコンパクトにでも強度は高くみたいな形での練習になっていて。
グラウンド上で1時間。あとはミーティングであったり、戦術理解であったりってところの1時間があったり。
あとは筋トレですね。トレーニングとかっていうのは基本的に毎日あるので。
総時間でいうと活動しているのは2時間半とか3時間ぐらいしかないですね。
なるほど。1シーズン何試合ぐらいなんですか。20試合ぐらい?
そうですね。多くて20試合ぐらいだと思います。
20試合ぐらい。
レギュラーシーズンは18試合。
当然怪我の多いスポーツだと思うんですけど、20試合フルに出場する選手っているんですか?
全チーム見ても1割2割だと思います。
全部全チームで?
はい。見ても1割いるかいないかだと思いますね。
試合やるごとにやっぱり体ダメージを受けますもんね。
そうですね。本当に。
ちなみに石井さん、お怪我したご経験とかってあるんですか?
僕でも直近でいうと肉離れをしていたり。
ラグビーは骨折あまり怪我じゃないみたいなところ。骨折からが怪我みたいなところもあるので。
そうなんですか。一般の人骨折したら大怪我ですよ。
大怪我ですよね。怪我の基準はもしかすると一般とラグビー界だとちょっと違うかもしれないですね。
なるほどね。
でもやっぱりラグビーはコンタクトスポーツなのでどうしても怪我はつきもんであるんですけども、怪我をしない予防をしっかりすることも大事だと思いますし、
いかに怪我から早く復帰できる体にしておくかってところも結構大事なのかなっていうのは、いろいろと見えてきた部分でもあるかなというふうには思います。
なるほど。プロに入る際の絶対の自信というかね。それからあと怪我をしない。
怪我の管理と復帰
絶対の自信というとちょっと語弊があるので、よくわからない自信ですね。そういうふうにしておいてもらえると。
でも結果的に今順調に生きているということで良かったですよね。
そうですね。本当に今振り返ってみると本当に楽しい人生を歩めてきているなというふうには思います。
なるほど。今週は一般社団法人For Your Future代表理事の石井貝さんにお越しいただきました。
来週もラグビーの話とそれから現在取り組まれている地域保険事業、こちらについて伺いたいと思います。
石井さんありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているBuild Up Local、本日はここまでとなります。
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そしていつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせ。
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皆様のご応募、どしどしお待ちしております。
お相手はBuild Up Local番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。