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リベラルの正体 歴史学者 ジェイソン・モーガン
2026-11-04 18:49

リベラルの正体 歴史学者 ジェイソン・モーガン

【衝撃の裏側】アメリカの「自由と正義」に潜む致命的矛盾とは?

ハリウッド映画や大手メディアを通じて、私たちは長年「アメリカ=世界を救う自由と正義のヒーロー」という映画的なプロパガンダをすんなりと受け入れてきました。しかし、いまスクリーンを剥ぎ取ったリアルなアメリカ社会を見渡せば、そこにあるのは深まる国内の分断、過激化するイデオロギー対立、そして世界中に混乱を撒き散らす無用な戦争の影です。「なぜ世界最強の民主主義国家が、自ら病み、他国を振り回し続けるのか?」――この違和感を拭えない方も多いはずです。

その不都合な真実を解き明かすカギが、麗澤大学准教授でありアメリカ出身の歴史学者、ジェイソン・モーガン氏の病理分析にあります。同氏が示してみせる歴史的知見は、日本人が抱いてきた「アメリカ像」の虚構性を根本から打ち砕くものです。本記事では、知性派カルチャーブロガーの視点からモーガン氏の鋭い洞察を解剖し、アメリカの「自由と正義」の裏に隠された5つの構造的矛盾を読み解いていきます。

アメリカが世界に向けて叫ぶ「自由と正義」の背後には、建国期から引き継がれた凄惨な自己矛盾が潜んでいます。トランプ前大統領が行ったアメリカ建国250周年演説を思い出してください。彼はサウスダコタ州のマウントラシュモアを背に、アメリカこそが世界の希望と正義の象徴であると力説しました。しかし、その巨大な大統領像が削り出された山々こそ、かつてネイティブ・アメリカンから力づくで奪い取った聖地(ラコタ族の土地)そのものです。

ホッブズやロック、ルソーに端を発するリベラリズムの原点は、何万年もそこにあった既存の先住民社会を一掃・否定し、その墓標の上に「新たな文明」を都合よく構築することにありました。ベトナム戦争での100万人以上の民間人殺戮に代表されるように、自らの加害や無差別な掠奪の歴史を完全に隠蔽・忘却し、「我々は世界に自由を届ける善意の使者だ」と自慢する心理構造こそが、アメリカ的リベラリズムの真骨頂なのです。モーガン氏は、このバラバラなピューリタン国家を繋ぎ止めてきた負のメカニズムこそが「接着剤としてのジェノサイド」であったと断じます。

「土地と奪った土地に立って『私たちは自由と正義を全世界に届けている』っていう皮肉。アメリカ人はよく気づかないなあと、で、その気づかないことこそがアメリカだと私は考えます。リベラル主義って自分たちがやったジェノサイドと略奪を一切無視して、世界に自由と正義をもたらしている、届けている人間だと自慢することが、最初からリベラルだなと」

日本のメディアは、「MAGA(Make America Great Again:トランプ支持層)」を一括りに「極右」「危険なアメリカファースト」とレッテル貼りします。しかし、アメリカを歴史的に二分してきた文化的分断――個人主義的で上から目線のピューリタニズムを色濃く残す「北部」と、騎士道精神・名誉・血縁や共同体を重んじる「南部」の対比に目を向けなければ、その本質は見誤ります。

MAGAの真の正体とは、イデオロギー的な右翼運動などではなく、ワシントンやウォール街のエリート(ディープステート)に搾取され続けてきた労働者、庶民、そして多くの黒人たちが尊厳を取り戻すための「生存をかけた抵抗運動」です。「政府の手助けがなければ黒人は自立できない」と見下す北部リベラルの特権的な人種差別に対し、目の前の人間の人間性や能力をダイレクトに尊重する南部の共同体意識。彼らが求めているのは他国への侵略ではなく、「温かい家庭、食卓の十分な食べ物、そして人間としての尊厳」という至極当たり前の日常なのです。

「外国から見ればMAGAってものすごく右翼的でアメリカファーストで『我々はすごいぜ』、その風に見えると思いますよ。でも国内からすればかなり違って……これで黒人の尊厳が尊重されると、労働者の尊厳が尊重されると。ディープステートワシントンばっかりじゃなくてウォール街の融合ばっかりじゃなくて、一般国民の一番貧しい人々が一番苦しんでいるじゃないですか。MAGAってそもそもそれに反対する人なんです。黒人も多いんです」

アメリカが歴史的に繰り返してきた中東での無用な介入や戦争の影には、軍事産業複合体やウォール街の利権構造(ディープステート)が横たわっています。愛国心や家族を守るという純粋な動機から軍に志願するのは、主に南部や地方の貧しい若者や黒人たちです。しかし、戦場で彼らに強制されたのは、国家の防衛とは縁もゆかりもない無辜(むこ)の民間人を無差別に殺戮するという地獄でした。

帰還した兵士たちを待っていたのは、深刻なPTSD、アルコールや麻薬への依存、そして家庭崩壊です。「自分は一体何のために無関係な人々を殺したのか」という身を裂くような罪悪感が彼らを苛みます。さらに近年、エプスタイン文書の発覚や9/11事件の再検証を通じ、米国の若者やZ世代の間では「サウジアラビアに米軍基地を置いたことに対するビンラディンの主張にも一理あったのではないか」といった冷徹な再評価すら広がり始めています。政府が掲げてきた「正義」の虚飾が剥がれ落ち、国民の意識は不可逆な変革を迎えているのです。

「私が見た軍隊、イラクとアフガニスタンから帰ってくる人、精神的に病んでますよ。こうアルコール依存が多いとか麻薬やるとか、こう家庭が壊れるとか。その人々が言っているのは『私は何のためにアフガニスタンにいて、全く関係のない人を殺したか』。……必要ない戦争をディープステートのために人をもう殺さない、がMAGAですよ」

現代のアメリカで過激化の一途を辿るLGBTイデオロギーの強要、BLM運動、あるいは大学で流行する「土地返還のポーズ(Land Acknowledgment:奪った土地の上に大学があることを宣言するパフォーマンス)」の本質は何でしょうか。それは、過去の凄惨な掠奪や加害という真の罪悪感を直視できないリベラル層による、自己満足と罪隠蔽の精神的防衛機制(パフォーマンス)に過ぎません。

本当に反省しているのなら、奪った土地や利権を元の人々に返還すべきです。しかし彼らは所有権という実利を一切手放しません。モーガン氏はこの偽善を「銀行強盗の例え」で痛烈に解剖します。大金を盗んだ犯人が「悪いことをしました、ごめんなさい」と口で反省してみせながら、盗んだ金で懐をパンパンに膨らませたままでいるような状態です。さらには自らの疚しさを誤魔化すために、エマニュエル駐日大使のように他国(日本など)へ上から目線で新たな規範を説教・強要する――これこそが、傲慢なリベラリズムの無惨な姿です。

「『この大学は奪った土地の上でできているよ』って教授の名前の下のサインの一部となってる。じゃあ私にも賛成ですよ、じゃあ返せ。……私、銀行強盗しました。で、みんなに『あ、銀行強盗しました、悪いことやっちゃった』。でもお金は持ってるんですよ。引き続きお懐がパンとなっていて、お金は引き続き持ってるんですけど『悪いことやっちゃった私ごめんね』。それがリベラルですよ」

モーガン氏が私たち日本人に突きつける最も重い警告は、戦後80年以上にわたりアメリカに従属し続けてきた国家のあり方そのものへの問診です。戦後、CIAによる自民党の創設と支配体制の構築以来、日本の富と安全はワシントンの都合で搾取され続けてきました。マイナス金利を利用したウォール街への資金流出(キャリートレード)、ウクライナへの公金流出、さらにはパランティアをはじめとする米軍事・情報企業の参入や米軍基地の押し付けに至るまで、日本は都合の良いサイフォンとして利用されてきたのです。

武士道精神に象徴される名誉と道徳観を持つ日本文化は、本質的にアメリカ南部の伝統と響き合います。しかし、軍事力と自己正当化の契約論しか信じない「ワシントン」にとって、誠実で道徳的な日本は絶好の支配対象(イージーターゲット)に過ぎません。モーガン氏は、この歪んだ従属関係を「暴力的なサイコパスの夫と、耐え続ける妻」の深刻なDV関係になぞらえます。どれだけ尽くしても、サイコパスの夫が改心することはありません。日本が自らの尊厳と命、財産を守るための選択肢は、ただ一つ。「丁寧で決然とした離婚」以外にないのです。

「離婚しましょう。もう夫がサイコパスですよ、これ勝てない。暴力ばっかり80年間。……丁寧な離婚の仕方があれば一刻も早くワシントンっていう勝てない暴力ばっかりする最悪の夫と離婚したい、してほしいなと思っております」

私たちが疑うことなく信じ込まされてきた「自由と正義の国・アメリカ」という幻想は、他者の犠牲と罪悪感の隠蔽、そして外部への暴力を接着剤にして国家を維持してきた虚構のストーリーでした。多民族の亀裂を他国への介入で誤魔化す「接着剤」が賞味期限を迎えた今、ワシントンの暴走はさらに歯止めが利かなくなっています。

この「サイコパスの夫」の機嫌を伺い、富と尊厳を差し出し続けるだけの戦後体制に、私たちはいつまでしがみつき続けるのでしょうか。幻想のヒーローに縋る時代はとうに終わりました。今こそ日本は独自の歴史と武士道の尊厳に立ち返り、自らの足で歩み出す覚悟を決めなければなりません。

あなたはこれからも、暴力を振りかざす「サイコパスの夫」に従属し続けますか? それとも、日本の尊厳を取り戻す「丁寧な離婚」への一歩を踏み出しますか?


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