- そもそも対話を放棄しているほど紛争状態にある組織においては、ファシリテーターはどうやってそれを解決できるのだろうか?
- セオリーは、[A vs B]という対立があるときに、お互いの言い分を聞いてそれぞれの立場に立ち、そしてお互いが分かり合えるようにAでもBでもなくCを目指す、というもの。しかし、極度の紛争状態のときには、セオリーを素直にやろうとしてもうまくいかないことが多いのではないか。
- ポイントは、そもそも紛争が「あいつの言うことを聞きたくない」という感情的な部分から生まれている可能性が高いことである。
- だからこそ、ファシリテーターの最初の仕事は「相手を拒絶していたけど、分かり合える可能性があるのだとしたら、そういう未来に賭けてもいいかも」と少しでも思ってもらうこと。
- 対話で分かりあおうとする前に経営状況を回復させてしまう方が早い、ということもあるが、いずれにしても根本にある感情をいかに前向きにさせ、「そもそも戦うべき敵は目の前の人ではないのでは?」とリフレームすることが大切になる。
14:02
コメント
スクロール