2025-02-10 15:36

『GRoW-VA』by (株)プライバシーテック

<位置情報データ活用ソリューションカタログ掲載:https://www.lbmajapan.com/catalog>

山下大介  (株)プライバシーテック 代表取締役

位置情報データビジネスを網羅するツールとして、LBMA Japanのサイトに登場した「位置情報データソリューションカタログ」。会員企業の多岐にわたるサービスを、順次掲載していきます。

その掲載ソリューションの中から、今春以降にリリースされるプライバシーテックのソリューション「GRoW-VA」についてお話いただきました。AI・データ活用の “守り”を完全サポートするソリューションで、最大9割ほど業務負荷の効率化が測れるといいます。ソリューションの詳細、法令のアップデートにはどう対応するの?などの疑問にも答えていただきました。

サマリー

今回のエピソードでは、プライバシーテックが提供する新しいサービス「プライバシーテックグローバ」の概要と、そのサービスが位置情報データの活用をどのように支援するかが詳しく説明されています。また、生成AI技術を用いて業務効率を高める方法や、データのプライバシーを保護するための取り組みも紹介されています。『GRoW-VA』では、社内の機密情報管理や業務フローの効率化を図る新しいウェブサービスとその価格設定について議論されており、エキスパートAIの導入により業務負荷が大幅に軽減される可能性にも触れられています。

プライバシーテックグローバの導入
Location Weekly Japanです。
今週からはですね、LBMA Japanで先日オープンいたしました、
位置情報データ活用のソリューションカタログというものを
サイトをオープンいたしまして、
様々な位置情報データを活用したツール、ビジネスソリューションを
掲載しているサイトを作りました。
会員企業それぞれがこんなサービスやってますよということを
ここで紹介させていただいているんですけれども、
その掲載されているサービスそれぞれについて、
読むだけじゃわからないということもあると思いますので、
具体的にそれを語っていただくというエピソードを
いくつか紹介していけたらなと思っています。
生成AIによる業務効率化
というところで、第1弾、プライバシーテックの山下さんに
お越しいただきました。山下さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。こんにちは。
じゃあ、掲載いただいているのがこのグローバですかね。
ちょっと画面共有なしのポッドキャストなんで
説明難しいかと思いますけども。
はい、ありがとうございます。
プライバシーテックという会社はですね、
そもそも位置情報のデータを含むですね、
パーソナルデータ全般をどううまく利活用していくか、
利活用していくときのプライバシー上の懸念とか
倫理上の懸念といったものをどういうふうに払拭していくか、
これをテクノロジーであったりとか、
人の力を使ってスムーズに前に進めていくということ、
これをソリューションとして提供してきている会社でございます。
で、私たちが今回プライバシーテックグローバというサービス、
実はこれまだローンチはしてなくてですね、
今年の春以降にリリースをする予定になっているんですが、
このプライバシーテックグローバでやろうとしているのは、
まず企業の中でいろんな部門とのやり取りですね。
例えば、位置情報のデータを活用した新しいプロダクト、
データ連携をしたいという考えている部門の人が、
フォーム部門とかセキュリティ部門とか、
いろんな部門と調整をするのに、
メールを使ったりとか、エクセルのチェックシートを書いたりとか
というところですごく多倍な業務負荷がかかっているんですが、
これをもう一つのウェブページというところでエントリーをして、
結果というものがすぐに出てくるという形のサービスを使っております。
何かウェブツールなんですか、これは。
これはウェブツールです。
いわゆるSaaSと呼ばれるものでありますね。
なるほど。具体的にこのグローバーを、
SaaSなんでサブスク登録をするとどうなるんですか。
サブスク登録をすると、
企業の中で利用できるアカウントが発行されます。
企業の中に大きく2つの役割があって、
1つはまさに先ほど申し上げた、
事業側、プロダクトを開発するとか、
データを活用する側の人たちが閲覧する画面と、
この人たちが何か施策をやろうと思ったときに、
この画面を通してどんな施策をやるかということを入力をしていきます。
入力をした情報を今度はレビューをする人たち、
レビュワーが受け取ってこれを観察していく、
チェックしていくということができる形になっています。
画面見せないで説明するのなかなか難しいですね。
そうです、難しいです。
じゃあ事業側が倫理書みたいなものですかね、そしたら。
倫理書みたいなものです。
まさにデータ活用をすることに特化した倫理書ですね。
なるほど。
そしたらこういったことを今度やりますっていうのを、
ウェブインターフェースで入力をする。
入力をしたらそれが監査する人なのか、
審査する人なのかみたいなところに送られて、
そのページを開いて、
その監査レビュワーの人がこれならOKとか、
これならダメみたいなことを返すんですかね。
おっしゃる通りですね。
なるほど。
ただ、この監査するだけのワークフローであれば、
普通のキントーンであったりとか、
ジラとかっていうもので代用できるんですけども、
現状そういったツールを使ってこのレビューを行っている企業は、
かなり負荷が高まっているというような実態があります。
何が問題になっているかというとですね、
そもそもこのAIが出てきたりとか、
データ活用を推進していこうという号令がかかっている中で、
余った案件が上がってきていると。
ただ、その案件に対してレビューをする部門の人材というのは
かなり限られていてですね、
一つ一つちゃんと細かくチェックしていくのに
結構莫大な時間がかかっているというようなところです。
この時間がかかっている理由をですね、
またひも解いていくと大きく二つあって、
一つはこの法令とかカイドラインというのが
どんどん変化していくので、
それをキャッチアップし続けていくということが
非常に多大な労力であったりとか、
一定そういったものを読み取る能力も求められるので、
人材の質というところも必要になってくると思っています。
もう一つが、過去にどういう判断をしたか、
類似の案件でどういった検討をしてきたのかということを
参照して皆さんこのレビューを行っていくんですけれども、
その過去の案件を参照する、取り出していくというところも
非常に時間がかかっているというところになっております。
なので我々ここをまさに生成AIの技術を使って
各国の法令とかガイドラインというところを
しっかりと正しく応えられるような
ラグを開発するであったりとか、
過去の企業の中でレビューした案件というものを全部保管して、
それをしっかりと引き出していけるようなラグというものを
こういったものを用意することによって
業務効率を高めるということにチャレンジをしております。
データプライバシーの確保
今2つポイントを挙げていただいたんですけど、
例えば法令、法律法令がどんどんアップデートされていきますねと。
なので事業部の人がこういうことをやりたいと思います
というのを挙げたら、法務部門になるんですかね、まずは。
人がまずそれが法務的に大丈夫であるか。
まあその法律だけじゃなくて、
多分社内の規定とかとも照らし合わせる話なんですけども、
その時に法律法令が変化していきますよという話でしたけれども、
法律法令が変化していることを
勝手にこのツールが調べてくれるんですかね。
そうです。まさにこの法令とかガイドラインが
アップデートしていくというところは、
我々が裏側でですね、弁護士と連携をしながら
どういうアップデートがあるのか、
そのアップデートの差分が何なのかということを
しっかりと解釈をした上で、
これを一つは生成AIというところに学習させて、
ユーザーの方が調べた時に引き出していけるという方法。
もう一つはウェブコンテンツというものを通してですね、
どういうアップデートがあるのかということを
簡単に理解できるようなものも
用意していこうというふうに考えております。
解説動画、解説ドキュメントみたいな形ですね。
なるほど。自分で頑張って調べるんじゃなくて、
それに関連するような情報っていうのが
生成AIであったりとか、
コーパイロット的にバーッと表示してもらったりとか、
そんなイメージであってます?
そんなイメージでございます。
なるほど。
その審査・監査をやりやすくするっていうところが一つと、
もう一つのポイントで挙げていただいた、
じゃあ過去の判例とか、
海外での事例みたいなところっていうのも
事業部が挙げた倫理に沿った
関連しそうな判例とか事例みたいなものを
自動的に出してくれたりするんですか?
おっしゃる通りですね。
結構大企業であればあるほどですね、
もちろん外で起きてる判例とか
っていうのもそうですし、
社内でどういうふうにレビューをしてきたか
っていうところとの整合性を
図るっていうことも必要になってくるんですが、
結構俗人化していてですね、
あの人が似てるような案件やってたよ
みたいな会話が取り交わされてるんですけども、
その人はやめていたりとか、
いたとしてもその人自身も覚えてなかったりとかして、
じゃあどうやっていくかというと、
膨大なExcelの数千行とかあるものから
ここの辺りのあるようなものをキーワードで見つけてきて、
そのファイルを一個一個開いて
類似するものを探していくっていう
かなりめんどくさい時間がかかってるというところですね。
でもそのデータも全部学習させてしまえば、
似たような案件これが候補ですと、
この時はこういうふうな判断をしました
というところがわかればですね、
もうその調べるという業務が
一気に短縮できるというふうに考えています。
なるほど。
それは各社ごとにカスタマイズをして、
このグローバーの学習機能として、
その会社専用のデータベースとして活用できる
っていうのがそのメッセージになりますかね。
まさにおっしゃる通りですね。
なるほど。
法律とかガイドラインというのは
全部共通しているので、
これは各社の直結なんですけど、
その上に載せる社内規定であったりとか、
会社独自のこれまでの判断事例というところは
これカスタマイズをしていくような形になります。
なんかよく生成AIの今の懸念事項として
よく語られるのが、
そう言いつつ、
うちのデータって外に漏れてんじゃないの?
みたいなことを気にする方
結構いらっしゃると思うんですけど、
どうですかその観点からすると。
うちの過去の事例とか、
結構生々しいものたくさんあるけど、
そんなの載せちゃって大丈夫なのかねっていうのは。
ありがとうございます。
これ結論、大丈夫です。
理由としては、
生成AIを学習させる箱をですね、
完全に分離をさせて運用をしております。
この分離させる理由としては、
もちろんセキュリティの観点もありますし、
もう一つは制度ですね。
結構一つの生成AIの箱の中に
何でもかんでも学習してしまうとですね、
AI自体がいろんな情報を混同してしまって、
それがハルシネーションを導き出しやすい
というところがあるんですけども、
ちゃんと箱を開けて、
あなたは社内起点に特化したことを考えてくださいとか、
あなたは日本の個人情報の、
あなたはLBMAの位置情報のガイドラインのことだけを
考えてくださいという形で分けていくことによってですね、
このセキュリティの話もそうですし、
制度の観点というのも担保できるかなというふうに
見立てています。
物理的にサーバーを社内のサーバーに置くことって
できたりするんですか?
みたいなのはあったりするんですか?
ありがとうございます。
その要望はいただいていて、
できる形で進めております。
当然そのAIですね、
そうですね、学習する部分に関しては、
外のシステムを使わなければいけない部分は
どうしても出てくるんですが、
機密情報の管理
読み出していくところの情報というところは、
社内のサーバーにAPIを使って連携できるような
仕様というのは全然実現可能であります。
そうですね、
なんかそういうのが最近よく聞く懸念事項みたいなところ
あったりするかなと思うんで、
あとはそれはそれとして、
この倫義として挙げる内容って、
ある意味はその新規サービスに関する倫義だったり
するのかなと思うんですけど、
そういったものってとっても機密事項じゃないですか。
それが外に出ちゃわないかなっていうのが
一番の懸念なんじゃないかなと思うんですよね。
その観点はどうですか?
挙げていただく案件もですね、
これクライアントの皆さんのお話を聞いていると、
結構やっぱりアマーターあります。
まさに機密情報にあたるような
新しいウェブサービスとか
AIを使ったサービスもあれば、
日々の日常の業務の中でやっているような
広告配信のセグメントを作成することも
ぜひの検討であったりとか、
アンケートを取得するためのアンケートフォームの
チェックみたいなことまでアマーターあります。
で、これは社内社外っていうだけじゃなくて、
社内の中でもやっぱり否得にしなければいけない
情報がありますよってことは言われていることでありますので、
そこはしっかりとですね、もちろんサーバー自体がちゃんと
セキュアな環境にあるっていうこともそうですし、
この一つのアンケートをレビューしていくための
チケット自体にもしっかりとロックをかける、
閲覧の制限化できるという、
そういったこともしっかりと施してやっているところでございます。
業務フローの効率化
最後の質問ですけど、ツールたくさんあると
めんどくさいというか、ほんがらがっちゃうじゃないですか。
そういった観点で既存の業務フロー、ツール等々との
連携みたいなところも考えていかれるんですかね、今後。
そうですね、考えています。
まさに例えば一つのIDパスワード、
今現状会社の中で使っているもので
簡単にログインをできるっていうことであったりとか、
あとはすでに社内で使っているシステムっていうところも
このインターフェース上で我々のサービスが
使えるような形っていうところもできます。
例えばよくあるようなJiraとかでアプリをポチッと
インストールしたら、もうそれがその場で使えるような
形になるっていうのがあると思うんですけども、
そういったこともできるように今後はしていきたいな
というふうに考えております。
なるほど、ありがとうございます。
高いんですか、これ。
はい、高いです。
高いですが、実際に現状使われているサービスと
比較するとですね、圧倒的にこれは安い価格設定に
しています。金額だけで聞くと高く思われるかもしれないですけども。
現状JiraとかKintoneとかを使ってやるとですね、
どうしても全ての利用者に対してアカウント払い出しを
しなければいけないということで、単純に単価かける
1ユーザーあたりの費用かけるユーザー数という形の
金額設定になっていくんですが、結構このツールの
特性としてはですね、先ほど申し上げた既表者とレビュアで
サービスを使う利用頻度というのは大きく異なる性質が
あるものになっています。既表者に関しては現場の人が
ちゃんと監査を受けようとするのって年多くても1回とか2回とか
ひょっとしたらいろんな案件をやっている部署の人が
数十件とかあるかもしれませんが、ここでごく稀ですと。
一方でレビュアは毎日のようにここにアクセスして
買うという形になっていますので、それぞれが同じ料金
体系だとですね、全く割に合わないというような形になっていて
結構現場のクリエイターさんのお話を聞いていてもここに
課題感を感じられているというところはありますので、我々は
しっかりとシステムの利用料としてリーズナルな価格で
提供するというふうな形で考えておりますので、そう考えると
他のツールと考えると圧倒的にリーズナルかな、お得かな
レビュアの人、今もそういった業務に
携わっていらっしゃる方、一件捌ける時間って
すごいかかるじゃないですか。各案件
漏れ抜けなくちゃんと精査しないといけない
という観点で言うと。なのでよく
法務部門がパンパンですみたいな話を耳にすることが
多いんですけど、どのぐらい効率化しますか?
えっとですね、マックスで言うと90%ぐらいの
業務負荷の効率が測れるかなという風に思っています。
理由としては、そもそも起評者が
起評する時の入力してもらう情報であったりとか
一緒に添付してもらうもの。例えば
現状で言うとですね、基本どの施策であっても1つの
帳票を書いてくださいと。その帳票の中には先ほど申し上げた
AI開発に必要なものと、アンケート取得に
必要なものと、本当にまちまちなので結構各側で
各時点でどう考えているのかって迷ってしまう
というところがあります。我々は施策ごとに帳票を全部
分けているので、本当に10件分けながら
入力フォームが用意されているので、そこのまず入力のスピードが短縮されます。
あと結構レビューをする時に肝心になってくるのが
特にデータをですね、複数のステークホルダーと
またいで連携する時は、データフローズを書き起こすということが
やっぱり正しく判断する上では不可欠になってきます。
だからこれもうご存知の通りですね、データフローズ書いてみれば結構
簡単なものなんですけど、書ける人って実は限られているとか
書いてほしいと言っても結構めちゃくちゃなものが出てきたりとか
あると思うんですけど、これが簡単に描画される
ようなものもこのシステムの中で実現している
というものになっています。ですのでそこで上がってくる
情報の質が高まるということで、さらに
上がってきた情報というものは、1個の帳票を書けば
複数の部門にもその時点でワンクリックで
同時に連携をされるので、わざわざ別の部門で
別のメールとか、このTMSとかを使ってやり取りをするところも
まず無くなります。こういったところでどんどんどんどん
削減されていくということですね。あとはレビューアーから
すると先ほど申し上げたAI、これエキスパートAIと言うんですけど
エキスパートAIを作ることによって、一時情報を調べていく
というところの時間が圧倒的に削減されるというところがありますね。
こういったものをしっかりと積み重ねていくことによって
リリースの予定
トータルの時間が思い切り圧縮されてくるかなと見立てています。
業務ツールの月額の値段が下がりますよ
というよりは、一案件に対しての稼働率が
下がりますので、そこに対してのストレスも軽減できますよ
ということが結構メインの強みなのかなと
今お話を伺ってて思いました。
ありがとうございます。客観的にそうやって言っていただけると
なるほど、とそっちを押していきたいなと思いました。
そうですね。でもそこってすごく重要なので
結局業務の8割はストレスだと
私は思っているので、そこを軽減できる
に対してですよね、たぶんね。
そうですね。
何を言っているんですか?
全然私はないですよ、ストレスなんで。
ちょっとそれをそれとして
最後にリリースがいつになるんですか?
春って言うと3月とかですか?
そうですね。3月末から4月くらいを目標に目指しているんですけども
ちょっとやっぱりしっかりと自信を持って
お出ししていけるものを作っていきたいなと思っているので
しっかりとリリースの予定が決まったらお知らせしたいなと思っております。
わかりました。楽しみにしています。
ありがとうございます。
今日はプライバシーデックグローバーについて山下さんにお話を伺いました。
山下さんどうもありがとうございました。
はい、鹿島さんどうもありがとうございました。失礼します。
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