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この放送は、SWC スロースウィズクリエイターズ コミュニティメンバーのKaoriがお送りします。
今日は、情緒、足りてますか?というテーマでお話しします。
実はですね、昨日から絵本を作り始めているんですが、そのコンセプトを情緒にしました。
というのも、数学者の岡清さんという方がおりまして、その方が情緒について頻繁に語っているんですね。
岡先生のことは、ずっと頭から離れなくて、いつかこの思いを作品として紹介したいと、そんなふうに思っていました。
他にも、岡先生に惹かれる理由としては、ただならぬ狂気を感じるからというのもあります。
実際、問題行動も起こしています。私、結構そういう方好きなんでね。
他にも、多変数関数論という、世界的に超難問とされる分野の骨組みを作ったという偉業を、たった一人で成し遂げたというすごい人です。
なんせすごい人です。ちなみに、私は数学に関しては、理解力もセンスも壊滅的ですので、ここら辺は触れないでおきます。これ以上ね。
数学は本当に昔から分からなくて、けど分かりたいという憧れがありまして、そういうのもあって、岡先生のことはずっと敬愛しております。
では、岡先生の代表作である春秋十話という本があるのですが、その一節でとても印象に残っているものを一つだけ紹介します。
美が実在するというのは嘘で、本当は美などはないのです。
情緒があって美が外に出るのであって、外に美があって情緒を受けるのではないということです。
はい、これは外の世界に美が存在するのではなく、私たちの内側にある情緒が外の美を感じ取ることができる、感じ取るという意味です。
いくら美しい世界が目の前に広がっていても、それを美しいと感じる心がなければ何も見えない、感じないということですね。
また情緒とは感情でもなく感覚でもないということもおっしゃっています。
人間の内面と外界との間に生じる特別な関係性や共鳴を指しているとのことですが、これは春秋十話ではなく一滴の涙という講演の中で語られています。
この情緒なんですけど、私は絵本という媒体を通してこの情緒の重要性を子どもたちに伝えたいと思っています。
けど、本当に伝えたい相手は大人たちかもしれないですね。
子どもはもともと情緒豊かですから、問題は大人です。
お子さんと一緒にこの絵本を読むことで、むしろ大人である親御さんたちの情緒メーターを上げられたらなぁとそんな風に思っています。
ちなみにこの絵本のメインキャラクターはスロースくんです。
今回はロケスターくんもプリスターくんも登場しません。
タイトルは今のところ、星のスロースと光の雫です。
星に光に、キラキラしてますけど、タイトルを裏切らないそんなキラキラした世界を描いていこうと思っています。
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今日はすごいさっくり終わりました。
今日のテーマは情緒でした。
皆さんどうでしょうか?
情緒足りてますか?
最近心は動きましたか?
普段の生活の何気ない瞬間にも美しさは潜んでます。
この放送を聞いた皆さんの毎日が少しでも豊かになりますように。
では本日の放送は以上となります。
最後まで聞いていただきありがとうございます。
また明日の放送でお会いしましょう。
スロスロスロース!