1. ゴロゴロトーキング
  2. 303. 映画「怪物」が秀逸す..
2024-12-09 37:08

303. 映画「怪物」が秀逸すぎて考えさせられたよって回

映画『怪物』について話しました。

※ネタバレあります。


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サマリー

映画「怪物」は、2023年に公開された日本の作品であり、監督は小麗田、脚本は坂本優次が務めています。物語は、シングルマザーが息子の異常行動を通じて学校とのトラブルに巻き込まれていく様子を描いており、音楽には坂本隆一が参加し、彼にとって遺作となっています。この映画は、多面的な視点から人間関係の複雑さを表現しています。物語は、教師の堀先生と生徒のミナト君の誤解から始まり、子供たちの友情や孤独、虐待といったテーマを通じて、誰もが内面的な怪物を抱えている可能性を示唆しています。また、この作品は、さまざまな視点から物事を捉えることの重要性を描いており、登場人物たちがお互いをどのように捉え、どのように「怪物」と見なされるのかを考えさせる内容となっています。映画の深いテーマや感想について語り、その魅力を視聴者に伝えます。

映画「怪物」の紹介
スピーカー 1
どうもヤマンです。どうもハリーです。ゴロゴロトーキングはなんとなく聞き流していると、なんとなく役に立ちそうな気分になんとなくなれる番組です。
このゴロゴロトーキングもね、あの2024年12月で終わりになりまして、残りこれが3回目と、3回
ラスト3でございます。今日はね、何をやるのかと言いますと、映画を紹介します。
映画。 映画。このカウントダウンがね、始まって、いろんなジャンルをまんべんなくこう網羅していくっていうね。
はいはいはい。ギュッとね、これまでの歴史を圧縮したような。 圧縮してますね。ここ数回でね。政治とか選挙やって、健康ネタやって、映画ネタやって、みたいなね感じで。
映画ね。 はい。っていうのもね、この前めっちゃ面白い映画見まして。はい。 というかこの映画ずっと見たかったやつなんですよ。
スピーカー 2
うん。 怪物っていう映画。 あ、タイトルは。知ってます?タイトルは。ちょっと待ってね。これね、2023年の日本の映画ですね。
スピーカー 1
そうですよね。邦画ですよね。 邦画です。 これ僕ずっと見たくって。うん。
スピーカー 2
やっと見たんですよ。やっと見ましたか。やっと見ました。見ました?ハリさん。 えっとね、多分僕がね、タイトルを覚えてるということはちょっと気になってるんですよ。
スピーカー 1
あーこれね。 見てないですけど。 ぜひ見ていただきたい。ぜひ見ていただきたい。面白いです。
ちょっと聞かせてください。 えーあのーもうこの番組では毎回の、そうなんですけど全部ネタバレします。
いやもうネタバレはね、見ないやつが悪いと僕は思ってますから。 ネタバレしますんで、あのーこれ見たかったやつでネタバレしたくないっていう方はもうここで切っていただいて、
ネタバレした上でも見ても全然面白いんで、まあ聞いてみてもらって、見てもらうっていうのも全然いいと思います。
でね、この怪物ってやつがこの2023年の日本の映画で、監督が小麗田さんって人。
で、脚本が坂本優次さんっていう人。 まあこの2人が何かコラボした作品らしくって、主演がですね、僕の好きな女優さん安藤さくらさん。
スピーカー 2
安藤さくらさん、なんか前も出てましたね。 はいこの人の演技めちゃうまいよね。 いや見たことないです。
めちゃくちゃうまいんですよこの人の演技が。 そうなんですね。
と、あとえーた。 あーはいはい。 えーた。 えーたさんね。
スピーカー 1
で、子供がメインとなる子供役の方があの2人出てくるんですけど、 黒川壮也くんっていう。
スピーカー 2
子役の? そうですね。 こうと、あとひいらぎひなたくんかな。 ひいらぎひなたくん。
スピーカー 1
ひなたくん。 まあメインとなる方はこのメンバーですね。でね、音楽を担当しているのが坂本隆一なんですよ。
おー教授。 そう、で公開前の2023年の3月に坂本隆一さんがね、ガンで亡くなられたんで。
あー、公開前? そうなんですよ。 はいはいはい。 公開前に死んでるんで、この作品がまあ遺作となってますね。
だからこう終わった後にすごい良いピアノが流れるんですよね。 はいはいはい。
で坂本隆一で出てきて、その時知ったんですよ。 あ、この映画坂本隆一さんが音楽やってるのか?って言って、
あー良いピアノ作る、音楽作るなーとかって思ってテロップ流れてきたら、 最後ねこの坂本隆一さんにツイートを送りますみたいな文章が出てきて、
スピーカー 2
最後なんかジーンってするんですよね。 ジーンとしますね。
ストーリーの展開
スピーカー 1
はい、なんでまあ音楽もいいんでね、音楽にも注目していただきたいんですけど、この映画がねめちゃくちゃ良く出来てて、大きく分けて3部構成になってるんですよ。
3部も。 うん、で一つはその主人公の安藤桜さん視点。
でこの安藤桜さんっていうのが、お父さん、旦那さんを亡くしたシングルマザーなんですよ。
で、小学校5年生の一人の息子のお母さんなんですよね。
で、息子の名前がさっき言った黒川壮也くんで、ミナトくんっていう息子のシングルマザー役なんですね。
スピーカー 2
でこの人の視点でまず描かれるんですよ、ストーリーが。 安藤桜さんの視点。
スピーカー 1
はい、安藤桜さんの視点で描かれます。
で次に第2部がエイタの視点で、エイタはねその小学校の先生なんですよ。
あ、そのミナトくんの。 そう、小学校5年生の先生なんですよ。
でこの先生の視点で描かれて、最後の3部目はその安藤桜さんの息子さん、ミナトくん。
ミナトくんの視点で描かれるんですよ。
スピーカー 2
いやもうそういう構成の作品は当たりです。
スピーカー 1
当たりですよね。これがねよくできてて。
まずねこのシングルマザーのねその安藤桜さん、これは麦野さんって言うんですけど苗字がね。
麦野。
さっき言ったように小学校5年生の息子ミナトくんと一緒にね過ごしてるんですけど、ある日ミナトくんの様子がおかしくなってくるんですよ、だんだん。
スピーカー 2
様子がおかしいとな。
スピーカー 1
でシングルマザーでお父さんが亡くしてるんでね、まあ難しいじゃないですか。
スピーカー 2
そういう感じの。
スピーカー 1
でそのミナトくんがなんかね靴を片方だけなくしたり塞ぎ込んでしまったりとか、なんかね様子がおかしいんですよ。
スピーカー 2
それは気になりますよね。
スピーカー 1
でシングルマザーだからなるべくこう関与しないように自由に育ってほしいように自由に育ってくれるように結構こうほったらかしというか自由にやってたんですけどさすがにこれはちょっと様子おかしいなということで問い詰めるんですよ。
そうするとミナトくんが自分の脳みそは豚の脳みそと入れ替わってるって言い出したよね。
おー怖い。
びっくりじゃないですか。
もうお母さんがえーってなって、でそれ誰に言われたのって言ったら担任の先生に言われたって言うんですよ。
スピーカー 2
エータか。
スピーカー 1
エータ。
スピーカー 2
おいエータ。
スピーカー 1
でこのエータはあの堀先生って言うんですよね、エータは。
堀?
堀先生っていう名前で堀先生堀先生って言われるんですけど作品の中では。
でさすがにもうお母さんが驚愕してもう学校に行くんですよ。
あそうだ。
で校長先生に直接行きに行くんですよね。
でここで出てくる校長先生が女の人なんですけどこの校長先生のまず目が死んでおります。
ほうほうほう。
目が死んでおります。
この演技はぜひ見ていただきたい。
もうね抜け殻状態なんですよね。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
でその麦野の安藤桜さんお母さんがね学校でこうこうこうあって自分の息子に自分の脳みそは豚の脳と入れ替わってると言われてると言っていると。
で学校の担任の先生からいじめられてんじゃないかっていうことで結構問い詰めるんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で問い詰めてももう校長は目が死んでるんではいはいはいってメモだけ取ったよね。
怖いね。
めっちゃ怖いですよえ何この学校みたいな。
でそうすると他の先生がもう教頭とかも入ってきて対応しますと。
はい。
でここで英太が出てくるんですよ堀先生が。
うん。
で堀先生ももう英太やっぱさすがに演技がうまくってめちゃくちゃ嫌な先生だと思うよねこの時。
うん。
なんかどうせなんかあんたモンストアッペアレントですよねみたいなシングルマザーにはありがちじゃないですかみたいな。
スピーカー 2
あーはいはいそういう感じの。
スピーカー 1
もう僕そんなことしてませんからみたいな。
うんうん。
めちゃくちゃ悪いんですよね。
嫌なやつですよね。
でもうお母さんとしてはもういてもたってもいられなくなるわけですよね。
うん。
でめちゃめちゃ抗議するんですよ。
もうそこから学校に何日もねこう通ってね。
うん。
でこんなこともあったこんなこともあったと。
うん。
でみなとくんが先生に殴られて鼻血を出したと。
スピーカー 2
おまた堀か。
うん堀先生がね。
スピーカー 1
でも堀先生はそんなことしてないと。
うん。
いやでもしてるでしょと。
うん。
もうそこですごいわちゃわちゃやるわけですよ。
はいはい。
でもうわちゃわちゃやってる隣で校長先生の目はずっと死んでます。
みたいな。
ずっと目死んでます。
どうなってんだい。
スピーカー 2
変態なっていう状態なんですよね。
スピーカー 1
はい。
殴ったでしょって言った時にもえーとって言って校長が資料を読み出すのね。
スピーカー 2
で資料を読み出すと殴ったと言いますか資料では堀先生の手と麦のみなとくんの鼻が接触したというご報告がありますって言い出すのね。
スピーカー 1
はいはいはい。
でもうお母さんブチギレよね。
うん。
もうその接触?殴ってるでしょみたいな。
うん。
接触ってこういうことですよみたいなんで校長先生の鼻を触る指で。
うん。
でも校長先生はもう目が死んでるから何も反応しないの。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でこれストーリーが進むにつれて分かるんですけど。
うん。
この校長先生も実は孫を亡くしたばっかりなんですよ。
ほー。
でその孫を亡くしたっていうのも自分の旦那ねおじいちゃんが駐車場で車をバックするときに間違って孫を引き殺しちゃったっていう事件があって。
これもね話が進むにつれてってこれ本当は夫じゃなくて校長先生が引き殺したんじゃないかと。
はいはいはい。
それをでまあ校長学校の校長先生っていう立場があるから旦那さんが罪をかぶって旦那さんが刑務所に入ってんじゃないかみたいないろんな噂があったりしてちょっとね精神的にやってて目が死んでるんですよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
まあだからその自分の息子が学校の先生にいじめられてる可能性があるって言って校長に言いに来たんだけどその校長の精神状態もやばい状態だったしその担任の先生英太もなんかすごい感じ悪いと言うんですよね。
いじめと学校問題
スピーカー 1
でこう何度もその押しかけてるその麦野のお母さんに先生がその英太が
みなと君は同級生の星川より君っていう少年をいじめてるって言い出すんですよ。
スピーカー 2
新情報だね。
スピーカー 1
でこの星川より君っていうのがあの怪物の映画のジャケットに怪物の映画のジャケットに男の子二人が立ってると思うんですけど一人はこの安藤桜さんの息子さんなんですよ。
みなと君でもう一人がこれより君って言って星川君ですね星川よりっていう男の子でこの男の子がいじめてるって言い出すんですよ。
でそんなわけないでしょっていじめてるのはあなたでしょみたいなことを言いながらもうこのより君をこの先生のこの話し合いの前に連れてくるんですよ。
でより君に問い詰めるんですよね。より君あの麦野みなと君からいじめられたりそんなことされてないかなって言ったらより君は僕はいじめられてないですって。
でむしろ堀先生がいつもみなと君に暴力振るってますっていうふうに話したんですよ。
じゃあもう堀やんけ もう堀やんけってなってほらでしょみたいな感じになるんですよね。
でここで第一部終わりなんですよ。で次第二部今度その英太の堀先生視点で描かれるんですよ。
でここで堀先生のストーリーが始まるんですけど堀先生ねめっちゃいい先生なんですよ。
めちゃくちゃいい先生でちゃんと生徒にも優しくしてたし第一部ではすげえひどい先生だと思ってたけどそれをすべてを覆すほどめっちゃいい先生だよね。
むしろ堀先生の視点で描かれてるとみなと君がちょっと頭のおかしい子みたいな感じで描かれてるんですよ。
突然暴れだしたりとか突然変な行動を取ったりするんですよね。
で堀先生はどうしたのって言ってこうなだめようとするんですよ何があったのと。
だけどどうやらみなと君がより君を本当にいじめてる可能性があるというふうに捉えてしまうんですよ。
で実際に何かトイレに閉じ込めてるシーンとかいきなり暴れだしてそのみんなの体操服をバーってぐちゃぐちゃにしたりとかこの上靴をゴミ箱にしてたりとかちょっとおかしな行動しててむしろ堀先生はそれを止めようとしてたよね。
でそのみなと君が先生に殴られたっていうのもみなと君がこういきなり暴れだしたよねグワってみんなの体操服袋とか投げ出すよね。
その時に何やってんだって言って止めた時に本当に肘が鼻にガンって当たったよね止めた時に本当に当たってて本当に接触しててそれで鼻血が出てて。
で学校側は安藤さくらさんね麦野のお母さんが最近の親はややこしいからあの人はモンスターペアレントだからもうおんびんに済まそうって言ってその堀先生にもうこういうことをしゃべれっていうことを全部レクチャーしてたよね。
だから堀先生は本当はそんなことしてないのに学校側にそういうふうにもうことを大きくしたらダメだからって言って謝させられてた。
だから第2部ではめっちゃ栄太かわいそうなんよね。
スピーカー 2
なるほどねそういう話か。
スピーカー 1
第1部ではお母さんがすごいかわいそう息子さんもすごいかわいそうで第2部ではあれちょっと待てよと学校の先生これめちゃくちゃかわいそうじゃねえかと。
親からも言われてその自分の主張も学校から抑え込まれて。
で最後ねもう学校の指示で辞めさせられるんよ。
わーってPTAとかみんなに呼ばれてみんなの前で私は麦野みなと君をいじめて暴力もふるいましたみたいなことを言わさせられて辞めさせられるんですよ。
でこれがねめちゃくちゃかわいそうで。
最後もう辞めさせられてあの家の中を片付けてる時に一つ作文を見つけるんですよねクラスで。
スピーカー 2
作文堀先生が。
スピーカー 1
堀先生が作文を見つけるんですよねこれが星川より君の作文だったんですよね。
で星川君のより君の作文読んでると鏡文字になってるんですよねこの1行目の文字が。
その鏡文字を横に読んでいくと麦野みなと星川よりっていう風に書いてあるんですよ。
つまりここで堀先生が気づきます。
このみなと君がより君星川君をいじめてたと思ってたけど実は2人めちゃくちゃ仲良しになったんじゃないかと思う。
ことに気づいて今まで俺が間違ってたって言って。
でその堀先生が麦野君の家に行っておい麦野どこだーっつって。
ごめんな俺が間違えてたよーって叫び出すんですよね。
でちょうどその日台風が来てたんですよね。
でもうびしょびしょになりながら退職させられた学校の先生が家に来て家の前で吠えてると。
そのシーンで第2部が終わるんですよ。
子供たちの友情
スピーカー 1
で第3部で子供目線になるんですよね。
でこの第2部が終わった時点でみなと君ちょっとおかしな子なのかなっていう風な印象を受けるんですよ。
でその全部お母さんも勘違いしてその堀先生もある意味被害者だなっていう視点になるっていう。
このちょっと頭おかしい子供なんかなとかって思いながら第3部が始まった時に。
今度は子供視点で描かれていって子供には子供の分かるみたいなストーリーがいっぱいあるんですよ。
もともと星川より君は友達がいなかったんですよ。
でみんなから宇宙人って呼ばれてるんですよ。
スピーカー 2
宇宙人。
スピーカー 1
で同級生たちからのいじめの対象になってたんですね。
で家でもお父さんが中村指導で虐待されてたよね。
スピーカー 2
お父さんから。
スピーカー 1
お父さんから虐待されてた。
その星川君と仲良くすると自分もいじめの標的になるからって言って
みなと君は星川君に僕には話しかけないでって言ってたんだけど
この星川君っていうのがまたいい男の子でもう天真爛漫で誰にでも明るく話しかけるし
いじめられてももうハートが強すぎてめっちゃケロっとしてるよね。
で本当はその星川君と仲良くすると自分もいじめの対象になるからって最初避けてたんだけど
なんかねお互い2人めちゃくちゃ仲良くしになるよね。
2人で遊ぶようになってで星川君がいじめられっ子から車、靴を捨てられて裸足で帰っているところを見て
みなと君が自分の靴を片方渡したりするよね。
スピーカー 2
優しい。
スピーカー 1
優しいじゃないですか。
だからその一部でお母さんが靴片方をなくしたとかっていうのもいじめられてたと思ってたけど
これ本当にみなと君がより君に靴を貸しただけなんだよ。
でより君がすごくいじめられてるシーンがあってそのいじめられてるシーンが見ていられなくなって
気をそらすためにいきなり暴れ出したりしてたよね。
体操服を着て暴れて。
だからその第2部とかの掘り線視点からではなんでこんなおかしな行動を取るのかっていうのは
全部星川君を助けたかったりとか全部意味があったんですよ。子供なりにね。
だからこの第3部見た時にさめっちゃいい子じゃんって言ったんだよね。
そうね。
子供が。で最後ね2人で秘密基地を見つけるんですよ。
なんか使わなくなったバスがトンネル抜けて山の奥まで行くと使わなくなったボロボロのバスがあってその中を秘密基地にするんですよね。
その秘密基地の中で2人かなり仲良く過ごすんですよ。
一緒にお菓子食べたりとかそのバスの中に飾り物つけて2人で楽しむんですけど
この2人がねなんとなくお互いストレス貯めてるんですよ。
ミナト君はやっぱお父さんいないから父親のように男らしく生きられないことに罪悪感を持ってるんですよねミナト君は。
でヨリ君はお父さんから虐待されてると。でなんかそれがやっぱコンプレックスになってるんですよね。
でこのヨリ君っていうのがなんか宇宙が大好きでなんかでビッグクランチっていうのがあって
スピーカー 2
ビッグクランチ。
スピーカー 1
宇宙を収縮して時間を逆行させると生まれ変わることができるみたいなことを言い出すんよ。
この子供の小学校5年生が宇宙のことに憧れていろんなことを自分の中で妄想も含めてさ。
で2人は生まれ変わりたいと思うようになるんですよ。
小学校5年生だからね。それぞれがコンプレックス持ってて仲良くなって秘密基地で2人でいろんなことを話しする中にそういうノリになっちゃうんですよね。
台風が来る時にその秘密基地のバスの中に入るとビッグクランチが起きて俺たち生まれ変われるぞみたいなことになるんですよ。
で台風が来るって言った日に2人でバスの中に行ってそのバスに行くときも台風の時に
ミナト君がヨリ君のお家にビッグクランチしに行くぞみたいな誘いに行くんですよ。秘密基地今すぐ行こうと。
言った時にヨリ君が中村指導から虐待されてて風呂の中で死にかけてたよね。
それをミナト君が助けてこのお風呂から引きずり出して俺たち生まれ変わるぞとか言って雨の中2人でその秘密基地すごい台風ですよ。
中行ってそこのバスの秘密基地の中に入ってもうすごいガケットがガチャガチャガチャンって壊れていったよね。
複雑な結末
スピーカー 1
土砂崩れとか降りてる中俺たち生まれ変わるぞみたいな感じでガタガタガタガタって言ってる。
最後はこの2人がそこのバスカの裏から抜け出して台風が終わった後に光の野原に走っていくシーンで終わるよね。
なんかねえこれで終わりっていう終わり方するんですよ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんか意味深で堀先生と麦野のお母さんは台風の時に堀先生がおい麦野先生が間違えてたよごめんなって言った時にお母さんが出てくるよね。
お母さんは台風の日に朝起きたらミナト君がベッドにいなかったんですよ。
でそんな時に自分の家に先生が来たからもう訳わからん状態なんですよね。
訳わからん状態で状況を説明して2人で子供を探しに行くんですよ。
探しに行った時も秘密基地のバスを見つけてバスの中台風の中グワって見ても誰もいないよね。
あれいないの。
で3部では子供たちが最後に草原に向かって走って行くシーンで終わるんですよね。
だから意味深な終わり方でもしかしてあの子供たち2人は死んだのかみたいな終わり方だよね。
スピーカー 2
あーそうなんですか。
スピーカー 1
でその走っていくシーンも作中では線路があって柵がされてたよね。
柵っていうか網があって秘密基地の奥に線路があってそこに柵があってそれより先行けないんだけど最後台風が終わって生まれ変わるぞとかって言って
その土砂崩れとかいろんなことが起きた後にそのバスから抜け出して最後走り去っていくシーンの時にはその柵の網がないよね。
だからもしかしたらあの最後のシーンって夢なのか何かの描写なのかみたいな感じで終わるんですよ。
という映画なんですよ。
スピーカー 2
なるほどね。はいはいはい。面白い。
スピーカー 1
これがねよくできててやっぱり立場が変われば誰もが怪物になり得るんですよ。
スピーカー 2
他の人から見たら怪物に見えてしまう。
スピーカー 1
タイトルも怪物誰だって書いてあるんですよキャッチコピーにね。
映画のジャケットに。
もう誰もが怪物になり得るだなっていうのをめちゃくちゃ深く考えさせられて。
しかもこの終わり方もある意味すっきりしない終わり方なんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
子供たちはね最後助かっててほしいんだけどなんか最後ね作中では柵が閉められた線路がなぜかその柵がなくなっててその線路に向かって行って超笑いながら2人で走っていくっていうね。
しかもそのなんかカメラワークとかの演出でめっちゃ光が入ってるよね。こんな光入るのをわざとだろうっていうぐらい。
はいはい。夢の中のような。
そうそう夢の中のような演出があってなんか終わった後にえーっていう終わり方。
スピーカー 2
どういう解釈なんですかヤーマン的には。
映画の解釈と感想
スピーカー 1
僕の解釈は生きててほしいけどねでもおそらく死んだんでしょうね。
なんかねその台風の朝の日にそのビッグクランチ見に行くって言ってミナト君がヨリ君誘いに行くんですよね雨の中走って。
カッパ着てねびしょ濡れになりながら。
でその時にヨリ君の家に行くとヨリ君がお風呂の中で虐待されてぐったりしてるんですよ。
このシーンでもヨリ君死んじゃってたんじゃないかなと思うよね。
本当にぐったりしててお風呂から引きずり出すよねぐわーって二人で。
スピーカー 2
二人で。
スピーカー 1
あのお風呂の中でシャワーシャーってかけながらうーとか言いながら倒れてんのね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でも出されへんから自分もバスタブの中に入って肩を持ってぐわーって二人で持ち上げてボロボロになるんですよとりあえず。
はいはい。
でそのシーンが終わってすぐになんかカッパ着ながら二人で元気よく走ってるね。
ビッグクランチが始まるぞみたいな感じで。
スピーカー 2
おーはいはい不自然だと。
スピーカー 1
不自然なんですよこの繋ぎがね。
だからもうすでにこれなんか死んじゃってたのもう死んじゃっててその次のシーンからがなんかもうそういう妄想のシーンなのかなっていう感じもある。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で僕この映画がすごく面白くってどうなんだと思って結構いろんな考察とかレビューとか見たんですけど答えはないみたいですね。
この映画の受け取り方はあなた次第という終わり方なんですよ。
視点の変化と登場人物
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でもねあのめちゃくちゃ上手くできてるよこれ。
スピーカー 2
うんうんうんいや面白そうですね。
スピーカー 1
面白いですだからもう何度も言うようにその一部で安藤さくらさんが視点でね描かれてるお母さん視点の時ってもうなんてひどい学校だってなるわけですよ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だけど次の第2部のその堀瀬の立場になるとまた違うんですよね。
こんな子供を教育するの大変じゃないかと。
で学校のこういうなんていうそういう式たりとかもなんてかわいそうな先生だったね。
なって第3部ではその子供のね視点でまた違うこの気持ちにさせられるっていうね。
実は一つのストーリーなんだけどその立場が変われば全然その自分の見えてる視覚が変わるんだガラって変わるんだなっていうのをね上手くできてる映画だなと思って面白かったです。
スピーカー 2
じゃあそのタイトルの怪物っていうのはそれぞれの視点から見たその別の人が怪物に見えてるという。
スピーカー 1
そうですそうですお互いが実は怪物だしその誰もが怪物になり得るよねみたいなことが考えさせられますね。
スピーカー 2
港くん視点は誰が怪物なんですか。
スピーカー 1
港くん視点で見た時に怪物はまあでもこれいろんな意見があるんでわからないですけど。
スピーカー 2
そこでカメラに向かってお前だとか言わない?
スピーカー 1
言わない言わない言わない。
俺たちだったのかっていう。
でも確実に言えるのは中村指導は怪物ですよね確実に。
スピーカー 2
もしかしたら中村指導目線も。
スピーカー 1
あるかもしれないけどね。
スピーカー 2
あってほしくないけどなもうそこまで言ったら。
スピーカー 1
そうだから実はその港くんも校長先生に助けられるシーンとかあるんですよ。
あの目の死んでる。
スピーカー 2
校長ね校長置き去りだった。
スピーカー 1
校長先生もある意味怪物なんですよねあの人も。
で校長先生が港くんを助けるときにこの吹奏楽部の教室でラッパの吹き方を教えるんですよね。
そのラッパの吹き方を教えてそのラッパの音が鳴り響いている校舎で別シーンでホリセンがレイタですよね。
レイタが学校に何かを確認しに来てなんか自殺しようとするんですよ。
学校の体育館から飛び降りようとするんですよね。
飛び降りようとするシーンがホリがねもう追い詰められすぎてね。
スピーカー 2
あるんだけどそのラッパの音を聞いてなぜか思いとどまるよね。
映画のテーマとメッセージ
スピーカー 2
だからねなんかね不思議な感じでつながってるんですよ。
スピーカー 1
ぜひ見てくださいこれはねあの一通りの流れ今喋りましたけどこれを知った上でも面白いです。
スピーカー 2
聞かなきゃよかったなーって今一瞬思ってましたけど。
スピーカー 1
まあでもねあの説明しきれてない細かい伏線の回収とかあとねやっぱり僕こう映画とか見てると結構演技の方に集中しちゃうんですけど上手い。
エータとかもやっぱり最初のそのお母さん目線で描かれてる時ってなんて嫌な先生だっていうねもう絶対嫌だこんな先生っていう感じになるんだけどこれまたホリ先生視点だとね上手に演技支配るからすごいなと。
スピーカー 2
確かにそうですよね演じ分けないといけないですからね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
いやー見たい見たい見ます。
スピーカー 1
あと最後ね秘密基地からね這い出した後ミナト君とヨリ君がね俺たち生まれ変わったんかなーって会話するんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ヨリ君がそういうことはないと思うよ元のままだよって言ってミナト君がそっか良かったって言って最後2人笑いながら走っていくね。
おー。
なんかしんみりするよね。
スピーカー 2
どっちが変わってないって言った?
スピーカー 1
ヨリ君の方ですね。
スピーカー 2
ヨリが変わってないって言ったの?
スピーカー 1
俺たち生まれ変わったのかなーそうそうそうなんか変わろうと思ったけど結局俺らって変われないよねでもそれでいいじゃんみたいな会話になるよね。
スピーカー 2
なーるほどね。
スピーカー 1
そこもなんか一つ一つの会話を深掘りすると奥深いっていうね。
なんか意味ありげですね。
意味ありげなんですよそしてそのままあの作中では締められてたその作が消えててその線路の向こうに光の中に走り去っていくっていうね。
いや見てくださいこれ。
スピーカー 2
なるほどいやだからその線路の策とは何だったのか問題ですね。
スピーカー 1
それもありますね。
でもそれねその策がないっていうのもほんと一瞬パッて映るだけなんですよ。
で僕はその考察でそういうレビューを書いてる人がいてマジでって思ってもう一回見返した時に確かに策がなくなってるんですよね。
だから一回ちょっとパッて見ただけでは気づかないようなことなんでねこれ一回聞いてから見てもらっても全然面白いです。
スピーカー 2
なんで幼児語にしたんですか。
なんか意味ありげですね深掘りしたほうが。
スピーカー 1
いやいやいや。
スピーカー 2
考察したほうがいいですか。
スピーカー 1
今なぜ幼児語にしたのか。
幼児語にしたのかは考察しなくて大丈夫です。
スピーカー 2
いいですか。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
だから本当にその彼らにとっての策がなくなったことがこの世とは別のところということなのか。
あるいは心の何か1個壁が取れたみたいな。
スピーカー 1
鎖がね解き放たれたのかもしれない。
だからね小学校5年生ぐらいで。
小5か。
難しいなって思いますよね。
スピーカー 2
もう結構大人ですからね気持ち的には。
スピーカー 1
ですよね。
小学校5年生ぐらいの記憶って今の僕らでもありますもんね。
ある。
小学校1,2年とかってほぼ何か覚えてないけど。
5年生ぐらいになるとやっぱ仲良い友達とかあの時あんなことしたなみたいな記憶ってありますもんね。
スピーカー 2
ありますね。
小5ぐらいの時は1個大きめの事件起きますよね。
スピーカー 1
そうなよね。
スピーカー 2
じゃあそういうね他社の何だろう見る人によってはモンスターだけれどもその人にはその人の目があると。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
いうのがまあまあテーマみたいなところなんですかね。
スピーカー 1
そうですね。
だから自分は正しいと思ってやってたことがある人からはものすごくひどいことに見えたりとかものすごく理不尽に見えたりとかするわけなんですよね。
自分は正しいと思ってやっててもね。
それがねなんかすごく一つの作品としてうまくまとめて表現されてるんであのめちゃくちゃ面白かったですね。
スピーカー 2
まあでもそれはもうどうやっても防ぎようないですからね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
さくらさん視点で見たらどう考えてもオリがやばい奴なわけじゃないですか。
スピーカー 1
そうなんですよ。
お母さんとしての100点の対応してるんですよあの人。
オリ先生もちゃんとしたってことをやってるよね。
でそのみなと君も小学校5年生のその難しいねその趣旬期でその仲良い友達がいじめられてたりとか自分もいじめられたくないとか。
小学校5年生ぐらいの時ってなんか突拍子もないことを考えたり言われたりするじゃないですか。
そういう難しいその年代の子供がねそういうことやるっていうのはもう至極真っ当な風に映るんですよ。
なんだけど三者三様の全体を見渡した時にこれは怪物だと思わされるっていうね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
よくできておりますこちら。
スピーカー 2
なんか普段の生活でもね自分からこう見えるけど例えばなんかちょっと愛想の悪い店員がいたりとかしてもなんかその人にはその人なりの今もっとやばいことが。
スピーカー 1
そうそうその日にその愛想の悪い店員さんのお母さんが死んじゃったかもしれないからね。
スピーカー 2
そうですよ。
スピーカー 1
でそういう風になっちゃってるだけかもしれないから。
やっぱりなかなかねそう簡単に人のことって判断しちゃいけないしあらゆる可能性がありますね。
一方でそればっかり考えすぎると今度はじゃあ自分のその怒りをどうすればいいんだっていう。
あるよね。
生きてくって難しいっすね。
難しいですよあんまりなんかね共感性が高すぎても生きづらいしないと扱いづらい奴だと思われるし。
特にねそのなんか自分の子供とかに対してはすごくそこ敏感になりますよね。
やっぱ子供にはこう上手に生きてほしいとかね。
スピーカー 2
そうっすね。
スピーカー 1
思ってしまいますから。
あの本当に育児されているお母さんはすごいです。
スピーカー 2
すごいです。
スピーカー 1
っていうことでね。
ま育児というとあのゴロゴロトーキングでもお便りを一件いただきましてご紹介させていただきます。
スピーカー 2
お願いします。
さおりさんから。
スピーカー 1
さおりさんありがとうございます。
ありがとうございます。
こんばんはいつも育児の合間に聞いています。
お散歩の時赤ちゃんが泣き喚いて現実逃避したい時料理の時隙間時間に何となくためになるような気がして大好きなラジオです。
ありがとうございます。
聞きまくっているのでお二人のことが大好きになりました。
終了のお知らせを聞いた時はえっと声が出るくらいショックでしたが終わってしまっても過去回繰り返し聞きますね。
もう涙出るぐらいですよね。
さて来年の4月から育児から職場復帰します。1年半ほど休んでおり仕事で役に立てるかビジネスの場でしっかりコミュニケーションできるか不安です。
パワフルに働けるようエールをくださいという非常に素敵なメッセージをいただきまして。
ありがとうございます。
ありがとうございます本当に。
スピーカー 2
ね。
スピーカー 1
ね。
エールを送り慣れてないですからね。
スピーカー 2
エール送ったことがないかもしれない。
スピーカー 1
いやでもね本当に育児ですから。育児からの復帰ですから。
スピーカー 2
育児復帰ね。そうですね。結構大変らしいと聞きますからね。やっぱ1年2年休んでいると。
浦島太郎状態らしいですからね。戻った時に。
スピーカー 1
すげえ変わってるなって。
でもね僕的に育児を経験されたお母さんはどんな職場でも絶対に大丈夫だと思います。
臨機応変能力がすげえからです。
スピーカー 2
育休明けということはまだでも1歳とか。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
やっぱり1歳児なんてモンスターですから。怪物ですよ。
スピーカー 1
毎日寝不足だったよね。
スピーカー 2
本当にすごいですよね。
スピーカー 1
それをいなしてね。絶対うまくいくと思います。
スピーカー 2
そうですね。沢里さん頑張ってください。
スピーカー 1
はい頑張ってください。
映画「怪物」の紹介
スピーカー 1
本日は本当によくできた映画怪物をご紹介させていただきました。
本当に面白かったのでぜひ皆さん見ていただきたいですね。
そうですね。
すでに見た方もぜひ感想を送ってください。
そうですね。私の解釈ではこうなっている。
聞いてみたいですね。
ということで今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのスポティファイのコメントでお待ちしています。
残り少ないゴロゴロトーキングのフィナーレをよりよく彩れるように皆さんの感想をお待ちしております。
それではまた来週お会いしましょう。
さらば。
兄弟番組のゴロゴロ企業ラジオでは、ハリーが企業やスタートアップに役立つ情報を緩く紹介しています。
概要欄にリンクを貼っていますので、こちらもよろしくお願いします。
37:08

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