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どうもハリーです。どうもイヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するイヤマンがお届けする、起業やスタートアップに関する話を緩く紹介する番組です。
はじめに作った人が偉いのか、流行らせた人が偉いのか問題、という話をね、していこうかなと思います。
今回はエレキギターがテーマなんですけれども、前回はレオ・フェンダーさんという電気職人とレスポールさんというギタリストが、それぞれ違うルートからエレキギターを作っていくという導入をお話ししましたが、今回はその続きをやっていきたいと思います。
まずですね、この2人それぞれギター作っていくんですけど、まずレスポールさん、ギタリストなので、いろんなギターメーカーと結構繋がりがあって、そこのメーカーの一つのエピフォンというギターメーカーが、
エピフォン?
エピフォンはね、後にギブソンに買収されるメーカーですね。
はいはいはい。
で、そのエピフォンというギターのメーカーの工場を借りて、自作のギターを作り始めます。
すごいですよね、ギタリスト自らギター、工場で板を切ってギター作り始めるんですよ。
いやすごいですよ。本当にすごいですよ。ピアニストがピアノ作るようなもんでしょうね。
そうですよ、本当に。
ね。
ただまあそんなすごい技術があるわけではないので、木材を四角く切って、そこにネックをゴンって付けて弦を張るっていうだけなんですけど。
シンプル。
でもまあちゃんともちろん音は鳴って、いわゆるエレキギターの走りみたいなのを作るんですけど、それがレスポールさん的には結構いいんじゃないかと。
全然このプロトタイプ以前みたいな出来ですけど、ちゃんと作ったらこれいいんじゃないかということで、いつも使っているギターメーカーであるギブソン。
ギブソンにこういうエレキギター、穴のないエレキギター作ってみてはどうかと打診したのが1940年頃ですね。
1940年か。
そのギブソンのお偉いさんたちにこういうギターどうすかって言って、作ったやつをザッと出したらもうみんなうっぷっぷってなって。
まあそりゃそうなりますよね。
なんじゃこりゃと。
なんか変なおもちゃ以下のもの持ってきやがったなと言われて、帰ってくださいと言われちゃうんですよ。
そこではうまくいかなかったけれども、俺はこの方向いいと思うなと思いながらレスポールさんはまだギターを作っていくと。
で一方レオフェンダーさんね。レオフェンダーさん元々電気工学職人なんで。
アンプ作ってたよね。
アンプ作ってましたね。
その元のラジオ修理のお店から音響機材アンプなどを作り、あとはエレクトリックスティールギターというのを作っていったんですね。
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最初は。でこのスティールギターちょっとちっちゃめのやつかな。
なんかその寝かせ、この膝の上とかに置いて使うんですよ。
寝かせてなんていうの、この弦張ってるところを上に向けて。
あーシャミセン形式。
あーそうそうそうそう。シャミセンとか、シャミセン?シャミセンじゃない。
シャミセンじゃないや。
コト。
コトか。
コトみたいな。
あんな感じで、特別ななんかちょっと指にはめたりしてやるやつを作っていたんですけれども、ただまあその頃ね、もともとのラジオ修理から電子楽器に転換したということで、ラジオ修理は退屈だったけど結構商売としては堅実で良かったんですけれども、電子楽器製作はもう予測不能だったんですよ。
結婚していて奥さんもいたんですけれども、その奥さんが働いた金をすべて楽器製作に継ぎ込み、もう寝る以外は家に帰らず小さいアパートで暮らし、さらに時間もないし経済的な問題から子供も作らないと決め、もう狂ったようにギター作りに取り組んでいたというわけなんですけど、
ただまあこの楽器製作を事業のメインにしたことで、見る見る経営状態が悪化していっちゃうんですね。
それでちょっとスティールギターとかを作っていてもごく一部の人しか使わないので、やっぱりラジオ修理に比べると需要も低いし市場規模も小さいということでもめちゃくちゃ金がなくて、借金もしてましたし、その借金から隠れるように工場を運営し、奥さんの仕事が入ったらその金を掴んで支払いになっているというような。
もう経営状態もやばいし、精神状態もやばいし、家族のファミリー状態もやばいですね。
だからやっぱりこういうのに耐えれる人でないと家族ブロック問題というのがあるわけですからね。こうなりたくないわけですから奥さんたちは。というねギリギリの生活をしていたというところですね。
その頃ですね最初に行ったレスポールさん。ミュージシャンなんで自宅でもギター練習できるといいなということで、自宅のガレージを改造してレコーディングができるスタジオを作ったんですね。レスポールさんも人気だったんで富も名声もあったんでね。
で週末になるとそこの自宅スタジオにいろんなミュージシャンや音楽関係者が集まっていて、でその中にですねレオフェンダーさんもいたんですね。
レスポールさんの家にこのフェンダーさんも一緒に行ってギター作りたいねみたいな話をしてたわけですね。
でさらにもう一人ね前回言わなかったんですけどポールビグスビーという人もいて。
ビグスビーすごい名前。
ビグスビーキラキラネームかな。
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ビグスビーはこれね僕も知らなかったんですけど今ねギターパーツだけ作っているメーカーというか。
なんかビブラートユニットっていうギターにつけるパーツがあるらしいんですけど。
それを作っているけど当時はエレキギターも作っていたという人もいて。
このビグスビーさんがもうフェンダーさんとかレスポールさんよりも先に行ってたんですね。
もう二人に大きな影響を与えたとされる人でこの人は歯車とかエンジンを作っていた超一級の腕前を持った職人さんだったんです。
というねこの3人がそれぞれエレキギターを作るぞとこの3人の中の誰が一番先に最高の音を出せるギターを完成させるのかというライバル同士になるというわけなんですけど。
当時ねレスポールさんギブソンで断られたという話がありましたけども。
まあ楽器メーカーほとんど誰もねエレキギターに注目しなかったんだけども。
偶然エレキギター作ろうと挑んだ人たちが偶然近くに住んでいたということで。
そこでのこの情報交換とかがあって一気にねギターが進化していくというこの偶然が非常にね天気になったと。
あとこれ全然関係ないんですけどレスポールさんはこの頃ですねある日吹雪の中車の助手席に乗っているとその運転手の人が凍った橋の上でスリップしてその橋から6メートルほど落ちます。
でまあ命は助かったんですけど右腕が砕けて切断しないといけないねって言われて。
あれ右目も義眼じゃなかったっけ。
それフェンダーさんですね。
あそれフェンダーか。
フェンダーさんは右目が義眼になりレスポールさんは右腕切断しないといけないよって言われて。
ミュージシャンなのに。
そうだからもう引けないですよねもし切断しちゃうと。
なので諦めるなと医者に言って。
肘の骨がもうボロボロだったんで。
どうしようもないんで右足から骨を1本取ってそれを腕に使ったみたいなこと書いてましたけど。
なんかもう本当にひどかったらしいですね。
すごいですね1940年代にそんな技術があったのか。
あったんですね。
でまあ諦めるなと言われて諦めなかったお医者さんが頑張ったおかげでなんとかなりましたという。
切断せずに済んだんですね。
なんとかね。
でも動かないでしょ。
これがねなんかその後あんま詳しく書いてなかったんですけど動いた。
あ動くんだすごいな。
名医じゃないですかそのお医者さん。
そう名医がいたんですね。
当時の医療技術で右足から骨取って腕の代わりにするってすごくない?
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今でもちょっと意味がわかんないですけどね。
今なんか義手とかいろいろあるけど。
その後それぞれ3人ともギター作っていくんですけどある日このレオフェンダーさんがですね。
音響機器作ってたんでライブ会場にセッティングとかも行ってまして今日もセッティング行こうと思ってコンサート会場に行ったらそこで今まで見たこともないエレキギターに出会うんですね。
でそれがすごいなんか薄くてかっこいいしかも穴がないギター。
ここで初めてね穴なくていいんやとフェンダーさん気づくんですね。
今までなんか穴あるといろいろ不便だなぁと思ってたんですけどそっか穴いらないんだということでここで気づくんですけどこのギターに心奪われてコンサート後にそのギターをミュージシャンに見せてもらいに行ったんですけどこのギターを作ったのがビグスビーさんですね。
ビグスビー。
ビグスビーさんはいでこのビグスビーのギターを見てすげーと思ったフェンダーさんはちょっと貸してくれということでなんか心よく貸してくれてで家に持ち帰って勝手に分解したいのをぐっとこらえて
そのビグスビーさんが作ってたギターってもう完全オーダーメイドだったんですね。でビグスビーさんしか作れないし超高級品だったんですね。
なんだけれどもそれを見てもっとたくさんの人が使えるものを作ろうということでこのフェンダーさんはこのいいところを参考にして工場で大量生産できるものを作ろうということで
このビグスビーさんの影響を受け大きな会場でも音がよく聞こえる大音量が出せ壊れにくく安く大量生産できるギターを作ろうということを決心しまして
でその結果できたのが1949年にフェンダーから初のギターとして出るのがエスクワイヤーというやつですね。
これねもう作ってはないものなんですけれどもこれが初のエレキギターということで出てきまして
でさらにこれを改良したのが1950年に出たテレキャスターですね。
第1回で言ってたやつだ。
第1回で言ってたテレキャスですね。
これね小山さんテレキャスをご存知なかったみたいですけれどもギター好きな人の雑学としてね
テレキャスター発売当時の名前はテレキャスターではなくブロードキャスターという名前だったんですね。
だったんですがこの名前はグレッチという楽器メーカーが商標を持っていた。
お、正解。
ギターやドラムを作っているグレッチというメーカーが商標を持っていたのですぐに名前を変えなさいと言われて変えたのがテレキャスターなんですね。
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なるほどね。
グレッチはですね今でも結構人気ですね。
グレッチは知ってますか?
知らないです。
グレッチはそうだあれですよシーナリンゴの丸の内サディスティックという曲に私をグレッチでぶってという歌詞が出てくるんですけれどもそのグレッチです。
なるほど。
でそのテレキャスターですねテレキャスターのデッキが良かったのでこれをどんどん売っていこうということでアーティストとエンドスメント契約を結ぼうとするんですけど
エンドスメント契約というのがミュージシャンとか他だとスポーツ選手とかそういった著名人に対して自社の商品を使ってもらう代わりに報酬を支払うみたいな。
なんかありますよねスポーツメーカーがこのうちのメーカーのやつ使ってくださいとか。
あるある。
はいあんなやつですね。
なるほど。
でそのテレキャスターのエンドスメント契約を結ぼうとした相手が当時人気のギタリストのレスポールさんですね。
でレスポールさんにうちのギター使ってくださいと言ってテレキャスターを渡すんですけれどもレスポールさんはギブソンと関係が深かったので契約はできませんと言って断られてしまうんですけれども
その契約自体したレスポールさんがギブソンの社長に連絡して当時ギブソンそのレスポールさんが持ち込んだギターをうっぷっぷと笑って以来別にエレキギターなんも作ってなかったんで
そこの社長に連絡してあなたたちこのまま何も手を打たないとフェンダーがギター業界支配することになりますよと伝えて
もうそれを聞いたギブソンがようやくうっぷっぷと笑ってからおよそ10年後ようやく動き出してエレキギターの開発に乗り出して
でそこで売り出したのがこのレスポールさんの名前を勘したレスポールというモデルのギターを1952年に発売しますと
いやそれはバチバチやれやうことになるよね
ということでねこのビグスビーさんが完全オーダーメイドの高級エレキギターを発表しそれを見たフェンダーが安くて高品質なギターを出し
さらにそれに追随するようにギブソンからレスポールモデルが出るということになっていくんですけれども
なるほどねそのフェンダーが作った方は良かったんですよねテレキャスターは
テレキャスターは良かったですね
なんかそこは報われた感があって良かったです
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なんか家族もさダメで経営状態もやばかったのにそこで持ち直したもんかな
持ち直しそうですね
良かった良かった
色々とね大変な日々は続くんですけど
うーん義眼ですから
義眼ですからね
フェンダーといえば有名なのもう一つあってストラトキャスター
多分これがね一番人気があるモデルのはず
ストラトキャスター
もうこれにそっくりな商品めちゃくちゃ出てるんですよ
本当ちょっと叩いてみようかなストラトキャスター
エレキギターといえばみんなこの形を想像するんじゃないかと
あーこれですねこれです
これですよね
僕の頭の中のエレキギターはこの形です
この鉄腕アトムみたいな髪型の形してるよね
鉄腕アトムの髪型みたいな
逆にこれ以外の形がよくわかんないよね
じゃあレスポールもちょっと調べてください
レスポール
あーなるほど
これはでもなんかエレキギターという感じはしないですね俺の中で
あー本当ですか
なんかアコースティックギターの形に近い
確かに正面から見たらアコースティックギターっぽい形してますね
そうですねアコースティックギターっぽい形ですね
なんかレスポールの方がちょっとクラシックな伝統的なデザイン
そうそうそうそんな感じがする
民族の歌う音楽とかでも使われてそうなイメージがありますけど
エレキギターにもこんな種類がまあ当たり前ですけどあるんですね
めちゃくちゃありますよね
今回ねこれ調べるにあたってフェンダーやらギブソンやら
いろんなギター見てたらやっぱギターかっこいいなと思って
すごい欲しくなってきて
結構ハリーさん好きなんですね楽器は好きですね
ちょっとガジェットっぽさがあるんだよね
なんかいろいろ改造できるんですよねこのピックアップ変えたりとか
なるほどじゃあなんか今の話からいくとすごい名前の人誰だっけ
ビグスビー
ビグスビーさん
ビグスビーさんがちょっと先陣切っててそれをベースに量産化したものを
テレキャスターが表現してそれのパクリが
パクリって言っていいのかわかんないけど
それに追々する形でレスポールが出てきたっていう図式ですね
そんな形です
でこのテレキャスターとレスポールがコカコーラとペプシみたいにバチバチやりあっていくと
まあまあそんなところですね
でもその後レオフェンダーさん体調不良で会社ごと売却しちゃうんですよ
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ちなみにレスポールさんは右腕怪我して足の骨に入って
まだそのアーティスト活動は続けてるんですか
全然続けてますよ
すごいっすね
もう亡くなってますけどその後もギタリストとして結構長生きしましたよ
全然ギターも弾けてたんですね怪我した腕で
そうですウィキペディアによるとレスポールさん94歳まで生きてます
おお長生き
すごいっすよね
ちなみにこの肘が破壊される前はですね
自分で作ったエレキギターを持った手で
持った反対の手でマイクを触ってしまって
めちゃくちゃ感電して手のひらの筋肉が裂けるという事故も起こってます
めちゃめちゃ怪我してるやん
めちゃめちゃ怪我してるんですけど毎回復活するっていうね
すげーなレスポール
まあこんなわけでねエレキギターというのを密度萌えで
密度萌えというかさっきパクリと小山さん言ってましたけど
ちょっとそんなところもあって
ビグスビーさんこの後ブチギレなんですよ
フェンダーさんに対して
はいはいはいそうでしょうね
まあでもね今となってはフェンダーギター界のトップみたいな
ブランドなのでね
そんなわけでね
このね最初に作ったビグスビーさんはねその後
本の中ではそこまでパッとしてなかったんですけれども
でもねやっぱりこの人が最初の1ページを作ったんじゃないかなと思って
今も昔も変わらないなと
そうですね
ちなみにハリーさんはギターどのくらい弾けるんですか
いやあんま弾けないです
ドラム派ですね
ドラムの方が弾けますね
やっぱ楽器屋で見た時のかっこよさで言ったらギターの方がかっこいいなと思いますよ
あーなるほどね
でもドラムもかっこいいじゃないですか
ドラムもかっこいいですよ
小山さんはやらないですか
楽器はやらないっすね
昔音楽とかむちゃくちゃ好きだったんですけどね
今はもちろん好きですけど
でも楽曲とかしたいっすね
多分得意です楽曲とか
作るの
はい多分ですけどやったことないけど
じゃあなんかこの番組のオープニング何もないんでつけてください
作りますか
あーいいんじゃないですか
5秒くらいの
どうやって作るんですか
ギター弾いたり
ギター弾いたり
歌ったりしてくださいよ
歌ったりね
5秒の間で
21:00
5秒くらいなんかできそうな気はするけど
昔僕DJやってたんでね
ジャグリングとかでビート取ってきてレコード繋げて楽曲とかしてましたよ
かっこいい
やってくださいよ
スクラッチ入れたりして
フロア沸かしましょうよ
フロア沸かせますか
やりたいなこういうの
最近ピアノ練習し始めてますからね僕
バイエルを買いました
ピアノか
ピアノはもうあれですね
猫踏んじゃったしか弾けないですね
同じく全く同じですね
でもねお子さんとかがいてパパピアノ上手ってなったらめっちゃかっこいいよね
連談をして発表会に出てやりますよ
夢があるな
ということで2回にわたってエレキギター開発戦争フェンダー対ギブソンやってまいりました
またねこういう歴史物もちょこちょこやっていきたいなと思いますので
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ということで今週も聞いていただいてありがとうございましたまた来週お会いしましょう
兄弟番組のゴロゴロトーキングではヤーマンがビジネス情報をゆるーくお伝えしています
概要欄にリンクを貼っていますのでこちらもよろしくお願いします