リケ団健康論。
リケ団健康論は、人事総務嬉野とカイロプラクティックドクター中瀬子の理系男子2人が、毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
お前のフェロモンの雰囲気ってそういうことなんやね。
もうちょっと影がある感じやな。
そうなんや。
イケメンでもさ、爽やかなイケメン、ジャニーズ系のイケメンじゃなくてさ、ちょっとこう頬がこけててさ、
武将匹が似合いそうな奴がフェロモンあるって言われるやん。
あー、ねえ。
ほんとなんなんやろうねって、俺長年不思議やったんやけど。
ていうかまぁちょっと前から知ってたけど、何なのか。
それをね、今日は皆さんにご紹介したいと思いますが、その前にフェロモンクイズ。
やったね。
ドクターフェロモン。
もうドクターフェロモンといえば20年前から私ですから任せといてください。
いろいろおじさんを目指して頑張ってください。
では行きますよ。
第1問。フェロモンの存在に最初に気がついたのは次のうち誰?
1番、顕微鏡を開発したレイメンフックさん。
2番、種の起源を発表したダーウィンさん。
3番、ファーブル昆虫器で有名なファーブルさん。
あー、なんかどれもそれっぽい感じやな。
でもフェロモンってさ、人間ってイメージがあるんやけどきっと違うよね。
ファーブル昆虫器のファーブルさんかな。
虫同士でもなんかフェロモンで異性を寄せつけるみたいな感じのことを見つけたんじゃないかな。
ってことで正解は3番のファーブルさんです。
大正解です。
やったね。ほら見ろ。やっぱり俺はフェロモンおじさん。
まだまだあと2問残ってるからね。
ファーブルさんがオークジャックヤママユという画を使って実験して、
敵霊気のメスの画は人間の嗅覚では感じ取れない微妙な匂いを発散させていることを確信したと本に書いてます。
でも実際にフェロモンが発見されたのは60年ぐらい後のこと。
それを予見してたファーブルさんの観察眼と実験力ってのはすごかったんやなっていう話やね。
では第2問。多くの動物たちが大きく反応する香りのランキング1位は次のうちどれ?
1番バナナ、2番桃、3番オレンジ。
バナナ、桃、オレンジか。
匂いに反応するやろ?ってことは匂いが強そうやから。
でもなんかオレンジってさ相手を寄せつけなさそうな匂いなんだよね。
フェロモンって甘い匂いなイメージやん。
でちょっと酸っぱい感じがするから、やっぱりさ桃だね桃。桃が1番感じると思うよ。
残念!
じゃあバナナか。
正解は1番のバナナでした。
なるほどな。
なんとバナナの匂いというのは哺乳類、蝶類、アチュー類など種族関係なくほぼ全ての動物が反応する香り成分を持っていると。
これN-アミルアセテートという物質なんだけど、匂いの実験をする時なんかにこの物質が頻繁に使われるということですね。
で人はさ動物みたいに単純じゃないんやけど、
でも比較的あらゆる文化圏の人たちにいい匂いとして捉えられるのはバナナの匂いらしいよ。
バナナの匂いね。なんかオレ苦手やないけどね。
オレもちょっとムワッとする感じの匂い。
オレはあんまり得意ではないかな。
でもその香りの濃さにもよるかな。
爽やかなぐらいなら結構好きかもしれない。
というわけでバナナの匂いっていうことでしたね。
では3番です。
メスのゾウは発情期になるとドデシニルアセテートというフェロモンを出してオスを引き付けると言われています。
さてそのフェロモンはゾウの体のどこから分泌されるでしょうか。
1番鼻の先。
2番涙。
3番肛門。
耳の裏じゃないの?
耳の裏ではないね。
ないか。
ない。
鼻か涙か。
涙か肛門。
肛門っぽいんやけどな。
でもゾウの涙ってたまに聞くからさ。
やっぱり古今東西男は女の涙に弱いからやっぱり涙なんちゃうかな。
正解です。
やったね。
意地の二問正解や。
厳密には目と耳の中間ぐらいにある分泌栓から出る粘っとした液体らしいけど、
メスのゾウはそれを分泌してその中にオスを引き付けるフェロモンが含まれていることが分かりました。
まだフェロモンって何ってあんまりわかってないけど、こんな感じでちょっと面白いフェロモンの話を今日はしていくんですが、
フェロモンって言うとさ、どうしてもこうセックスアピール的な印象あると思うけど、
普段感じることある?そういうの。
感じることって言われてもよくわかんないね。
特定のさ、こういうものにセックスアピールを感じるなみたいなのある?
あれじゃない?ルパン三世のミネ・フジコとかさ。
ああいう感じのフェロモンがムンムン出てる感じだね。
そう、そのフェロモンがムンムンってさ、それ何?だってミネ・フジコあったことないやん。
俺らがさ、じゃあミネ・フジコからフェロモンを感じられるとしたらさ、実物になったことないんやから何に感じてんの?
性欲?
あ、資格ってこと?つまり。
そうじゃない?
ああ、スタイルがいいとかそういうことね。
そういうこと。
ああ、なるほどなるほど。
だったらフェロモンって何?ってとこから行きましょうかね。
あれ、全然適当に言ったら呆れられてる感じがする。
いやいや、大丈夫ですよね。
ファーブルさんが予想してから60年ほど後の1959年、割と最近やろ。
ドイツの化け学者のアドローフ・ブテナントさんがカイコガを使ってオスを引きつける物質を発見したんですよ。
当時は他の昆虫でもたくさんそういうような物質が見つかってて、そういう物質をまとめてフェロモンって呼ぼうってことが決まったね。
で、カイコガのフェロモンってのはボンビコールって言うけど、さて、このフェロモンにはちゃんと定義があるんですよ。
同じ種族の他の個体に抗うことができない行動や生理的な変化を促す物質。
この抗うことができないっていうところがポイントだよね。
例えばこのボンビコールという物質がメスから分泌される量って1時間に10億分の1グラムしかない。
10億分の1グラム、もう全然イメージつかんな。
でもオスはこれを感じ取る触覚を持っていて、物質の分子、1個の分子ってめっちゃちっちゃいやん。
その分子が80個くらいあるだけでオスはもう反応してしまう。
あそこに女がいるぞ女がいるぞって寄ってくるわけ? そうそうそう。
いるぞみたいな。
で、体が勝手に羽ばたいてしまうのをそれを感じ取ると。
かわいらしいね。 もう意思とかそういうのないわけ。
だから例えば小さい虫かごに一緒にオスとメスのカイコガを入れておくと、
オスはずっとバタバタバタバタ羽ばたき続けて、壁に激突したりしてボロボロになってしまう。
抗えないのとにかく。
フェロモンってさ、なんとなく臭い物質っていう印象あるよね。
あるね。
さっきの定義ではさ、臭いってどこにも書いてないよね。
本当に抗うことができない物質としか書いてない。
強制的に何かの行動を起こさせる物質なら別に何でもいい。
だからこれは物質で定義されてるんじゃなくて効果で定義されてるよねフェロモンって。
その効果が出たらそれはフェロモンかもしれないってなるよね。
あとさ、フェロモンってどうしても生殖行動につながるイメージ強いと思うけど。
あるね。
そういう物質を生フェロモンって言うんだけど。
これ実は1600を超える生物で既に見つかってるんですよ。
昆虫が出すフェロモンは空気中にばら撒いて遠くまで届きます。
ブタはオスの唾液栓からフェロモンが出ます。
だから唾液栓やから唾液に近づける距離まで行かない反応がないわけよね。
だから結構近距離用のフェロモン。
森のオスは肛門腺から出すんだけど、これ水に溶けやすい物質になってて。
どうしても水辺とかにいるからさ。
溶けて広がっていくってことですね。
ネズミなんかはオスの涙に生フェロモンが入ってると。
ネズミはオスなんや。
オスとメスが分かれるんだな。
だからさ、俺これを初めて見た時にあれって思ったよね。
フェロモンってオスからも出るんやって思ったよね。
なんかでもさっきの話やと、胃もりもそうだしネズミもオスから出るって言ったでしょ。
だから繁殖行動でさ、子供を短期間で産み続けるのは男の方が出て女性が寄ってくる感じなのかな。
でも動物によって違うんじゃないかな。だってゾウはメスが出すからね。
ちなみにさっきの豚のフェロモンなんていうのは、養豚場では人工受精を促進する薬としてしっかり商品化されてるんですよ。
しっかりそれが使われてるってことね。
つまり強制力がある物質で、しかもそれぞれの個体にしか効かないっていう特徴があるから、上手く利用すればさ、本当にいろんなところに活用できそうよね。
そうやんね。周りに落とした穴をいっぱい掘ってさ、真ん中にメスのゾウの涙を置いとけばさ、オスがどんどん寄ってきて、落とした穴をどんどんどんどん掘ってって、ゾウ毛を狩り放題ってやつやな。
お前ほんと悪いやつやなお前。
なんで?
これまだなんかAIBOTに言われるぞ。なんか嬉野さんのひどいところを上げてくださいって。
ゾウの乱角を示唆するようなことを話していますみたいな。
だからやっぱりさ、まだAIはさ、冗談というかさ、コメディーが分かってないんやって、エンタメがあいつらは。
それ分かり出したらほんとにもう芸人さんとかヤバいよ。
いらないよね。
いやヤバい、いらないと思うけどヤバいよね。
シュールなことないとかなかなかね。
AIに台本書いてもらえばいいんか。
で、まあね、だからさすが悪の人事総務やな。そういうとこにすんなり入ってくんやな。
そうでしょ。どうやってルールをぶち壊すかっていうのが大事だからね。
そうやな。
これを利用すればさ、生殖行動もさ、いろいろ起こせそうな気がするんやけど。
なんかフェロモンめちゃくちゃいっぱいあるって言ってたけどさ、生殖行動以外のフェロモンっていうのもなんかあったりするの?
あるんですよ、あるんですよ。ほんとにね、いろんな種類のフェロモンがある。
それは例えば、そのフェロモンをかけば24時間ずっと働き続けるマシーンを作れるとか、そういうフェロモンかな?
あるよ。
マジで?
その名もね、女王フェロモンっていうのがある。
女王様。女王様の命令に従って働くってことだから、やっぱり結局ほら、生横に紐づいてるじゃん。
いやいや、違うんだこれ。
ん?
いや、ミツバチの巣にさ、女王バチっているんやけど。
あーはい、いるね。ちょっとひとまわりでかいやつね。
その巣には普通は1匹しかいないんですよ。働きバチってメスな、知ってた。
お巣は生殖のためだけにいるやつらなんでしょ。
そうだ。で、そもそも働きバチってのは女王バチの世話をするんやけど、働きバチはメスの鉢にもかかわらず卵巣が退化してるんですよ。
女王バチからフェロモンが出てるんだけど、働きバチがお世話をしてるからそのフェロモンをもらってるわけ、女王バチからね。
で、これが働きバチの中の体内のホルモンバランスを変えて、卵巣が発達できなくしてる。
へー、押さえつけてんだ。
うん。
なるほど、なんかわかった。蜜バチってさ、1つの巣に何百匹何千匹とおるやんか、何万かわからんけど。
そいつらを1人でマネジメントするのは大変やから、そういうフェロモンっていうのを使ってうまくマネジメントしてるってことね。
そうなんですよ。で、そのフェロモンを舐めた働きバチたちは強制的にそっから働き始めるんよね。
女王バチすげーな。現代の部落企業も買わなきゃな。
しかもその巣に拘束するの。
毎日女王バチは1000万匹分のフェロモンを出すんですよ。
1000万匹?
うん。で、だいたいその巣1個全員にフェロモンを行き渡せる時間はなんと15分。
すごいよね。
でももっとすごい仕組みがあって、この女王バチの出してるフェロモンっていうのは実はあんまり長続きしないんですよね。
だから常に与え続けないといけない。
だから女王バチが死ぬと働きバチの生殖能力がまた復活してくる。
それでまた新しい女王バチが誕生するわけやな。
そうじゃなくて、女王バチはロイヤルゼリーを食わされて子供の時から大事に大事に育てられるコウホーがいるわけ。
英才教育を受けてる奴らがいるんだ。
そいつらが戦って殺し合いをして一番最後に残った奴が女王バチになる。
やばいよね、ハチって。
でもこれをコントロールしてるのはフェロモンってことで、やっぱりこのフェロモンを摂取してしまうと、
もう体は自分の意思とか関係なくて反射的にそれに意図された行動を起こしてしまうってこと。
抗いきれない何かがあるんだね。
そういうことなんよ。
で他にもいろんなフェロモンがあって、アリの行列ってあるやん。
なんか一列にずっと並んでる。
あれ道標フェロモンっていうのがあるんですよね。
0.001gの道標フェロモンがもしあったら、これ地球60周ぐらいできるぐらいの距離をカバーできるそうですよ。
すごいな、ヘンゼルとグレーテルもそれがあれば迷わずに済んだのにね。
ヘンゼルとグレーテルがフェロモンをわき散らしながら歩くってこと?
わき散らしながらね。
あいつらパンクズにしたから取りに食われてさ、帰れなくなっちゃったんだから。
フェロモンにしたらよかったのにな。
よかったのにな。
このすごい少量で効果があるってのはすごいよね、めっちゃ。
すごいすごい。
あとはアブラムシはテントウムシが天敵なんですけど、襲われると警報フェロモンっていうのを出して、
それを仲間が受け取ると反射的にその場から遠ざかる。
同じようなフェロモンが魚とかネズミにも見つかっていると。
あとは恐ろしいフェロモンとしては、これ面白く怖いんやけど、
1匹見つけると100匹はいるとされるジーがいるじゃないですか。
いますね。
で、ジーのフンには集合フェロモンっていうのが入ってるんですよ。
えー、こえー。
あいつらはフンに含まれる集合フェロモンによって強制的にそこに集められとんの。
やめて、そういうの言うの。
冷蔵庫の中とか見たくなくなるから。
ジーが嫌いならフンを見つけたらすぐにそれを除去しないといけない。
で、もう一つ面白いのは集まりすぎて密集するとさ、それはそれでややこしいやん。
まあ鬱陶しくなるよね。ご飯もないし。
だからゴキブリの唾液にはその集団をちょっと分散させようぜっていうフェロモンが出るってことね。
へー。
だから程よいサイズのジーのコロニーができるようにできてる。
だからジーのフンには気をつけようぜって話。
あとはウサギの赤ちゃんにもね、実はフェロモンが見つかってまして、
母乳に含まれるフェロモンを嗅ぐと口を開いてその母乳を吸おうとする。
母親フェロモンって言うんだけどこれ。
これ自分の母親だけじゃなくてどのウサギでもOKなの。
でもこの他のどんな父の成分を嗅がせても口を開くことはない。
つまりウサギはウサギからしか受入できないような仕組みをフェロモンを使ってコントロールしてるってことね。
はい、なるほどね。
あとは他の生物を引き寄せるフェロモンってのもあって、
卵とか花には昆虫のフェロモンと同じような物質を含んでるものを出して、
それに自動的に虫が飛んできて花粉を運ばせたりとか、
虫はそこで交尾アイテムを見つけるとか言ってね、
ウィンウィンの関係を築いてるのもあるってことね。
そう、こんな感じでだんだんフェロモンの全体像みたいなのわかってきたでしょ。
あれやな、アルゴリズムやなフェロモンっていうのは。
そうだな。
行動が規定されててさ、それを見た瞬間もしくは嗅いだ瞬間にさ、
その行動をしなきゃいけないってこういう風なアルゴリズムがもうDNAレベルでセッティングされてるってことやな。
そうそうそうそうそうなんよ。
怖いな。
いや、果物にも虫つくやん。
今農家の方の中ではその害虫のメスのフェロモンを染み込ませた結束バンドみたいなやつを
木のいたるところにくくりつけて、その周辺一帯をメスのフェロモンで満たして、
どこにメスがいるかわからなくさせるっていう作戦が今実際実用化されてて。
面白いな。
そうすると交尾をする確率が著しく減って、
ここからフェロモンを入力するって言っても結束バンドしかないやん。
だからそれで虫が増えるのを防ぐみたいなね。
そんなことをね、人間が逆手に取ってるってことですね。
なんかすげーなフェロモンってさ。
すごいよね。
なんかこう、そもそもそういうアルゴリズムを誰が作ったのとかどういう進化でそうなったのってすごいさ、気になるんやけどさ。
もうこれファーブルさんリスペクトして昆虫博士になっちゃうんやけど、この小林と。
俺らはさ、どっちかっていうと人間の方の話をしてるわけだ、このバンドとか。
まあそうだね、そうだね。
じゃあ人間は何?あるのフェロモンって。
甘いシャンプーの香りとかそういうこと?
いやね、残念ながら人間はまだフェロモン見つかってないよね。
だってさ、これを振りまけばフェロモン満点で異虫の枯れが振り向くって香水とかもあるやん。
あれはなんや、俺がそれでいい匂いって思っちゃうのは騙されてるってことなのか。
お久しぶりです、フェロモン警察です。
久しぶりの登場でございます。
色気がムンムンの警察がやってきた。
おい、その香水、効果ないぞ。
でも俺それにまんまと騙されて、この子好きってなっちゃうんやけど、どうしたらいい?
気のせい、効果ないぞ。
効果ない。
なんや、ないんか。
捨ててしまえ、そんなもの。
別に俺がかけてるわけじゃないから。
人間のフェロモンがないっていう話なんですが、ないっていうか見つかってないって話なんやけど、
フェロモンを出すかどうか、あとはその物質が何なのかどうか、
これ二つともとても大事なんやけど、
それをさ、どうやってキャッチしてるかも大事なんやね。
ああ、はいはいはい。
臭いを嗅ぐとか食べるとかそういうことか。
そう。
で、さっきまで紹介してきたあらゆる動物の皆さん、虫もそうやし、
ネズミとか猫とかヤギとか猿とか牛とか、
この動物たちはフェロモンが見つかってるんやけど、
それと同時にフェロモンを感知する機関があるっていうのも確認されてる。
でさ、鼻の中って粘膜あるやん。
で、鼻の粘膜の上と下が、機関が分かれてて、
この上は臭いを捕まえる。
で、その下、下はこのジョビ機関っていう、
このフェロモンをキャッチする機関が、専用の機関がある。
で、この二つを駆使してこのフェロモンを感知してるんやけど、
人間ともなると、臭いを感じる粘膜はもちろんあるけど、
この下のジョビ機関っていうのはね、
胎児のときに胎化して生まれてくるときには、
もう痕跡しか残ってない。
そうなんがあるんやね。
つまり、人間にはフェロモンを感知する専用の機関がないってこと。
でもさ、俺の理論でいくとさ、
フェロモンイコールアルゴリズムってわけじゃん。
で、一般的にはさ、
ミニスカートの女性がいると目がいっちゃってさ、
すごいセクシーだと思って寄って行ってさ、
天津祭満員電車で痴漢する男とかもいるわけじゃないですか。
それも視覚から入ってくる一種のフェロモンなんじゃないですかね。
でも視覚は物質ではないから、
でもそれって何が違うかっていうと、
もしそれがフェロモンだったら、
世の中のあらゆる男が自動的に反応してしまう。
でも人間には理性ってものがあるからさ。
だから、 理性に負けてしまった男たちが寄ってきてるわけです。
だから理性が働くからフェロモンじゃないよ。
頭で考えてるからか。
理性でコントロールできるから。
だからフェロモンっていう風に、
これをフェロモンの定義に当てはめる物質を見つけるのが超難しいって話。
しかもね、結構ね、お風呂とか入るからね人間はね。
そうなんすよな。
でもでも、人間のフェロモンの最有力候補の物質っていうのは一応あるのね。
あ、あるんだ。
そう、それはアンドロステノンとかアンドロスタジエノンっていう男性の脇から出る臭い物質。
えー、マジか。
これは男性の男性ホルモンにテストステロータルが分解されてできた物質なんよね。
女性も男性もどっちも出るんやけど、男性の方がこの物質が出る量が多いと。
で、この物質がなぜフェロモンかもって思われてるかっていうと、
まずは性別で差があるってことね。
で、あとは女性の脳でだけこの物質に反応する部分があるっていうのが分かったこと。
あとは、この臭いを嗅ぐと女性が男性に対するこの接触が、ボディタッチが増えたっていう研究もある。
でも、自然界ではフェロモンの濃度ってめちゃめちゃ低いやん。
このさっきの男性の接触が増えたってやつはさ、かなり高濃度で試してた実験らしくて、
そんな分かるか分からんかぐらいの微かな量では人間は反応しあうのよね。
そしてさっきも言ったけど、抗えないくらいの強制力がないとやっぱりフェロモンとは呼べないってことで、
人間にはそこまで強い物質はまだ見つかった。
例えばさ、文化背景とか遺伝とかさ、そういうのが複雑に入り組んでいるから、
人間はさ、フェロモンに頼って繁殖する相手を決めるっていう単純な方法をどこかの時点でもやめたんかもしれん。
そうだろうね。生き残るために必要な強さとかさ、それが基準になるじゃん。
昔は動物を取ってくるっていうのまで、次はお金があるやつとかさ、顔がいいやつとかさ、子孫を残しやすいやつとか、いろいろあるからね。難しいよね。
実際にフェロモンが出ていると言われている女性も男性も顔が整っていてさ、体型もかっこよくてさ、どうしても視界から、視覚から訴える部分が大きいやん。
だから見た目がイケてない、性格もめっちゃ悪い、優しくないっていう人がさ、めっちゃモテててっていう例があれば、
その人を研究すればフェロモンの謎を解くのに一歩近づきそうな気もするけど。
で、すごい俺意外あったのはさ、女性が発するフェロモンがまだ何にも特定されてないよね。
だからなんかこうさ、いい匂いがするとかさ、そういうのをフェロモンと思い込んでるだけなんかなって思ったけどさ、だって匂いには好みが分かれるからさ、好みが分かれる時点でもうフェロモンの定義から外れてしまうよね。
たしかにね。ギャル系はさ、甘いココナッツの匂いやしさ。 ココナッツの匂い?そうなんや。
下北系はさ、独特の古着のあのよくわかんない洗剤の匂いだしさ。
そうだね。だからそれはその匂いがそれぞれ好きな人たちが、ああいい匂いやなと思うよね。
そうだね。
というわけでね、今日は久々に警察も出てきましたけども、
嬉野さんはどっちかちょっとこう、人を働かせるフェロモンとかそういった類のものに興味がありそうですけどね。どうですか?
それはね、そんなフェロモンがあったらもう今すぐ毎日もうずっと使い続けるよね。最高やな。
女王フェロモンね。
そう、嬉野フェロモンってことで。
嬉野フェロモンね。でも私たちは人間です。そんなに単純ではないのかもしれませんけどね。
でもね、フェロモンを出したいと思っている男性諸君はね、とにかく脇汗をかけっていうことだけ言っておきましょうね。