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で、マユリカで92位にしてるんすよね、僕。
おー。
いや、めっちゃ面白かったけどね、マユリカも。
面白かったですね。
面白かったんすけど、
あの、「大急ぎで巻きに来たんですか?」が、やっぱり漫才より面白くて。
それはありましたね。
で、僕ね、まだみんながあんまり話題にしてない、今だからこそ言っときたいんだけど、
今日、誰と一緒にいる?って今田さんが変なフリしたんよ、あの後に。
で、「とりあえず優しい人と一緒にいたいですね。」って言ったのが、俺もう一個面白くて。
なんか、「大急ぎで巻きに来たんか?」で、ちょっと紛れてるんだけど、
今田さんの変なインタビューに、「優しい人と一緒にいたい。」って言える坂本さんの人というか、その人らしさみたいな。
でね、僕一個だけこれ、名誉のために言いたいんで、議論を起こしてしまうつもりはないんですけど、
今年13本ネタがあって、唯一ネタ時間を守ってましたね、マユリカが。
3分57秒。
もう他の組は4分20秒ぐらいやるんすよ。これは例年の傾向で、4分20秒ぐらいやるんすよ、もう決勝に関しては、4分と言いながら。
で、4分50秒とかになってきたら、なんかズルっぽさが出るというか。
歴代で言うと、ラストイヤーの原一とか、3年連続準優勝してた時の和牛の2本目とかが、もう5分に差し掛かろうとしてたんですね、4分50秒とかやってて。
ちょっと普通に疑問なんですけど、それ測ってるんですか?
測ってます。ストップ落ち方で。
ちょっと引いてるじゃん。
ずっと引いてるよ、今日は。
僕は第一声から測ってるんで、ちょっと短めなんすよ。何か声を発した瞬間からストップ落ちスタートで、どうもありがとうございましたのターで切るから。
それでも短めなんすけど、だからマユリカは測り方によっては4分ジャストだと思いますよ、あと3分。
偉いですね。
そこが僕はマユリカ、これはでもあれですよ、敗者復活から来たからだと思う。
警告音鳴っちゃうから、これ以上やると。
確かに。
敗者復活だとね。それで仕上げた状態で上がってきたから、文字通りそうなると。
でも警告音鳴らないの分かってる残りの9組は、4分20秒やっても4分30秒やってもいいって思ってるから、そこら辺の物足りなさもあったのかなと思う。
だからこそ僕はM-1の決勝戦、最終決戦でネタ時間を守る人っていうのが、問答無用で甘くなるというか。
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評価しやすいですね。
評価したい。評価してあげたい。
ポイントですもんね。
逆に4分半やってもいいやって思ってるのが、見えてくるのが嫌なところもある。
ちょっとここら辺駆け足でいきましょうか。
大沢もそうなんですよ。大沢も実はネタ時間4分7秒でドンピシャなんですよね、ほぼほぼ。
ここら辺が令和ロマンとか真空とかが、言ってあげろよって思うけどね。
4分半やっていいんすよ、大沢さんって。言ってあげたらいいのになって思うんだけど多分言われてないか。
言われたとしてもいやいや守るぜっていうのが大沢の良さなのかな、大沢の強みなのかなって思うし。
昔からあるネタでしたけどヒーローインタビューって、大沢以外もやってたネタですけど昔からね。
何十年も前から多分どんな漫才のビデオを遡って見ていっても絶対ヒーローインタビューのネタって出てくるんですよ。
多分それってM1の歴史でもトータルテンボスとかキリンとかキングコングもヒーローインタビューのネタを多分M1でやってるはずなんですよ。
放送席放送席っていうボケとかリズムがいいから、それが双子のスーパープレイをヒーローインタビューっていう形で見せるっていう上手さと。
もうだから畳み掛けとか作り込みとかその掛け合いとかテンポアップとかダブルボケとか、とにかく漫才の上手さですよね、大沢に関しては。
本当に感じましたね。
僕Xで言ったんですけど、漫才が上手い人が優勝する大会があれば大沢なんですよ。
残念ながら漫才が上手い人が優勝する大会じゃないんですよね、M1って。その日その場の空気を持ってった人が優勝するネタなので。
感想としてもう一個あるのが、僕、息止まりそうだって大沢のネタ見てて。上手すぎて。
怖いっていう感じ、なんだろう。うわー失敗しそうって思いながら見てるんですよ。
すごいわかる。
で、失敗してるんですよ。ノーミスとか完璧パーフェクトって言われてるんですけど、実はめっちゃ一個だけ噛んでて、
タクさんが自分の名前を言うときに、「んだ!」って言っちゃってるんですよ。
タクって言おうとして、「だ!」って言ってるんですよ。もう本人すら大とタクを間違えてるんですよ。
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で、そっくりすぎて俺らもわかってないのに、大とタクが。タク自身が大と間違えてるっていう。
多分もう口と脳がおかしくなったんだろうね。タクって言おうと思ったら大タクって言っちゃったみたいな感じ。
名前を間違えたんじゃなくて多分タク、自分のこと、名前をタクって言うぞっていう脳みそが大タクって言ってしまうっていう脳みそになるときあるじゃないですか。
なんかそういう言い間違いとか。で、そこで噛んだときにもうこっちとしては、「うわ!噛んじゃった!」っていう。
でも噛みを噛みと見せない上手さみたいなのもあるんですけど、こっくりさんそっくりさんのところの滑ってる感を出す上手さとか。
なんかそこら辺がね、あ、ちゃうわ。免許のところだ。大の免許なのにいつもの癖でタクって書いちゃったって言わないといけないのに、大の免許のことなのにいつもの癖でダタクって書いちゃったって言ってるんですよね。
そこを間違えたらダメじゃん。そこをボケとしても間違えちゃダメだし、まあそれぐらい間違えてしまうぐらい切り込んだネタなんだろうなって思うから。
まあでもね、その切り込みすぎが伝わると俺みたいに緊張する客が増えるんだろうね、多分。
うん、すごいそれは思いますね。
危機迫るものがありすぎて、笑うよりも凄さがかったし、笑うよりも緊張がかったし、面白いよりも心配がかったから。
確かにラストイヤーとかも言われすぎてたし、決まった時にめっちゃ泣いてるところフューチャーされちゃったじゃないですか。
それもありますよね、なんか。
なんかお客さんが、うーって頑張れって言う。あとは大沢が多分15年間積み重ねてきた不遇さとかも相まって、なんか笑うよりも頑張れって。
まあでもそうなったら笑ってくれないんだよね、お客さんって。
そうですね。
でもね、やっぱり大沢のね、これからの人生、漫才史人生のためにね、絶対必要だったんですよね、エモーファイナリストって。
うんうんうん。
称号として、もう何をするにしても絶対必要。
なんでかって言ったら、僕はやっぱりそれがなくて苦労してる人いっぱいいるから、今。
囲碁将棋家ってそうかもしれないし、こんなこと言ったら誰だけど三拍子買ってそうかもしれない。
なんかその、エモーファイナリストっていう称号と漫才が上手いっていう評価が掛け合わさることによって維持できるというか。
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タイムマシン3号が今再評価されてるのって多分M1ちゃんと出てたからなんですよ。
それで評価する人もいるんすよ、残念なことに。
どんなに面白い漫才やってても、あ、そういえばM1出てたよね。
決勝まで行ってたよねっていう評価のされ方とか。
テレビスターになった後に漫才をやるときに、やっぱりおゲハギも今ザ漫才でやるときにM1ファイナリストってつくんだよね。
あー。
タカンラ都市もM1ファイナリストってつくんだよね。
あー。
やっぱそれがあるのとないのとでは、今漫才、20年経って漫才するときにやっぱり差が出てるから。
うーん。
だからM1ファイナリストの称号が必要だったんだから点数出たときにあんな顔せんといてくれって俺は本当に思った。
確かになんかでも、さっきも言ったけど、進出してめっちゃ嬉し泣きみたいなの出さない方がいいと思いません?
そうですね。
排泰して悔し泣きはこっちも感動するんだけど、今からネタやる人にそういう印象を与えないでほしいなって思って。
ドラマ、絵になるから映るんだよね、それが映像に。
それは後から流してほしい。終わった後に流してほしい。
楽しむ側としては、今回だと本当に真空ジェシカだったり、令和ロマンみたいな立ち振る舞というか、そういうのはやっぱり複数回出てるだけあって上手いなっていうのは。
淡々としてましたよね。真空なんか特にだよね。
うん。
4回目でキツイっすわーのムーブもできたはずじゃん。
それをやんなかったし。
全くやんないですね。
令和ロマンはある種連覇です。終わらせましょう、だから。そっちのキャラを乗せたから。
人間が出過ぎたのがやっぱり大沢かなっていう感じが。
上手かったけどな。あんなに上手い漫才ないよ。
あんなに誰でもできそうで誰もできない漫才ないよ。一番上手い漫才だよ、それが。
言い淀みだったり、言い間違い、噛みみたいなのが許されるネタと絶対に許されないネタがなんとなくあると思うので。
わかります。
今回の大沢さんがやったネタは絶対に許されない方。
こんなこと言ったらあれリズムネタですからね。
もはや。
あれはリズムネタですよ、本当に。
あれは本当に経験と腕がないとできないし、っていうのはやっぱり思いましたね。
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本来であれば上手さみたいなものが評価されるべき大会なんだけど、漫才の1位を決める大会だから。
そうはなってないM-1のえぐみでもあるし、もはや手をつけられないぐらいM-1がそうなっちゃったっていうのもあるので。
ここら辺が停滞の時間なんですよね。
ユリカさん820点、大沢820点、ジョック・ロックが1点下がって819点。