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35歳、右に行くか左に行くか
わーわまで会社員のまき、パートナーと暮らしながら手に食系のないちゃん
18歳で出会い、右に左に迷いながらも身どさを謳歌する2人が、ただただ近況を話す素敵なポッドキャスト番組です。
この間さ、私がさ、美容院でこの2冊の本を、まきじゃないって言った本を送ったら、
え、それなんとかで雑誌でしょって、すぐ帰ってきて、同じ雑誌を読めたってやつあったじゃん。
ちょうど私も見たよ。
2冊があって、一つは、料理は妻の仕事ですかっていうのと、もう一つが、おふくろの味という幻想っていう本があって、
で、料理は妻の仕事ですかは漫画なんだよね。漫画ベースっていうか。
で、おふくろの味という幻想は新書で、で、私どっちも読んだのよ。
へー早い。
そうそうそう。で、結論、まあ面白かったんだけど、で、料理は妻の仕事ですかっていうのは、
まあ漫画だからストーリーベースの、まあこんなうまくいかんやろみたいなのはあるんだけど、
でも、なんかこうちょこちょことしたアイディアは確かにっていうのがあって、
なんか例えば、なんかその旦那さんが全然そのご飯を作ってくれないと。
で、それで、えっと、なんだったっけな、そうそうそれで、なんで作ってくれないのって奥さんは思ってた。
だけど、で、うどんぐらい作ってくれればいいのに、私が体調悪いときに。
で、その旦那さんはよかれと思って外のステーキ弁当みたいなの買ってきたんだよね、からあげ弁当みたいな。
でも、その、なんていうの、今私風邪ひいてるのに、
違うよ。
うどんでいいのにみたいな、そうそうそうそう。
借りれんよ、そんな脂っこいもの。
そうそうそうそう。
で、だけど旦那さんからしたら、うどんでいいが、うどんでいいじゃないっていうか、
奥さんがイメージするうどんの作り方と旦那さんが思ってるうどんの作り方が違うから、
本当に細かく共有していかなきゃいけないみたいな。
じゃあ、うどんをレンジでチンでオッケーなその冷凍うどんで作るのか、
それとも乾麺で作るのか、生麺なのかでもいろいろあるし、
そのうどんを作ると一つの工程のように見えるけど、実はいろんな選択がそこには散りばめられてて、
それで、うどんでいいのにって奥さんは簡単に言うけど、
旦那さんがそれは簡単なことじゃない?
わかる、めっちゃわかる。
っていうことが起きるんだっていう話で、
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それがちゃんと言語化されてるんだね。
そうそうそうそう。
だから、それは奥さんは気づいてなかった。
なるほどねって思って、じゃあこういう風に作ればいいんだよって一回提示してあげたら、
これが奥さんが思ううどんなんだって旦那さんは思うかもしれないし、
本当に冷凍うどんをバッと入れて、お味噌白だしだけでオッケー、
あと卵溶いて入れてくれればオッケーとか、
だったら旦那さんはできるかもしれないとか、
あとそれすらも協力的じゃない旦那さんに、
まず最初のファーストステップでやってもらうのは、
ご飯を炊くっていうことをまずやらせたら、
実はご飯を炊くっていう工程って結構いろんなことが混じってるから時間がかかるし、
いろいろ作ったら、ご飯炊くの忘れたみたいなことも起こるから、
ご飯を炊くのはあなたがやって、子供ちゃんがやってっていう風に外注していくみたいな、
簡単なものから手放していくみたいなこととか、
あと何か作るのが大変だったら、
鮭の缶詰とかをバーッと並べて、
お茶碗1個を持ってお茶漬け大会にする、
好きな具材入れて、出汁入れて、ガガガって食べましょうみたいな、
それが1個の、すっごい簡単なんだけどお母さんからしたら、
でも超楽しいパーティーみたいになる、
そういうちょっとした細々したアイデアは確かになって思うことはあって、
それが実際の、実生活でそれをやったとってうまくいくかどうかはわかんないけど、
アイデアベースではすごい、なるほどねって思うことがあったのが、
料理は妻の仕事ですか?っていうのなわけよ。
次のお袋の味という幻想っていう本は、
マキが求めてるような内容ではない、
けど、お袋の味って肉じゃがとか、そういうふうに思うじゃん、みんな。
でも、なんで懐かしい味イコールお袋なんだっていう、
女性なんだみたいなところがスタートで、
実際お袋の味っていうもの自体っていうのは、
メディアによって作られたものなんだよね。
ドラマとかで?
だから本当にここ、キンキンに出来上がったものなのになぜか昔からあるもののように、
我々は捉えてしまってる。
で、もともとその発祥が何だったのかっていうと、
お袋の味のままにふるさとの味があるんだよね。
で、ふるさとの味っていうのは、
1950年60年ぐらいに、金の卵とかって言って、
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15歳ぐらいの子が出てくるじゃん。都会に出稼ぎみたいな形で。
その時に自分の故郷の味を求めて、
レストランに行ったりとか、そういうのをしたんだよ。
ふるさとの味だったんだよね、最初。
で、それが料理本とかが出てくるようになって、
そのふるさとの味を再現しようみたいな。
その中で、お袋の味っていう造語ができてった。
なぜなら、ちょうどそのふるさとの味を求めている男性、
15歳の時に金の卵で出てきたその層が、
結婚適齢期になってっていう時に、
専業主婦になる人が多くなるわけよ。
かつ、上京して出てきてるから、
お互いの地元を知らないんだよね。
だから、なぜか専業主婦の女性が、
男性のふるさとの味を作らなきゃいけないっていう、
そういうすり込みになっていくわけよ。
そので、料理本とかも、
お袋の味をどう作るかみたいな、
っていう本が出回るようになった。
その結果、なぜか男性が女性に求めるふるさとの味、
イコールお袋の味になっていくみたいな。
っていうメカニズムだよね、みたいな。
作り出されたものなんだね。
そうなの、そうなの。
社会の変化によって作り出されたもので、
っていうのが分かってきて、
でもその業界でも、徐々に地殻変動が起こってるってことも書いていて、
なぜなら、例えば栗原はるみとか、
いわゆるお袋の味っていう世代を支えた、
有名な料理本を作成してる人がいるわけよね。
で、その人たちの子供の世代がまた料理家になっているんだけど、
それは息子が多いのよ。
確かに、こうけんてつとかね。
そうそう、とか、男子ごはんとかさ。
男性多いよね、最近料理家。
男性が多いの、そう。
それは完全にこの世代の流れが来ていて、
女性だけじゃなくて、男性も料理作らなきゃいけないよね、
っていうムーブメントが起きてる証拠。
だからもう近いうちにお袋の味って言葉すら、
多分死後になっていくんだろうなっていう。
それを私は読みながら、
もしかしたら私が当たり前に思ってる固定概念。
バイアスってあったじゃん、前。
それも伝統引き継いでるかのように勝手に思ってるけど、
どこかのタイミングで作られたものを認識しちゃってる可能性はあるな、みたいな。
っていうことに改めて気づかされるなっていうか、
かつやっぱメディアの力って、
本当に人の潜在意識にまで落とし込まれていくんだなっていうのを思って、
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面白いなと思うと同時にちょっと怖いなみたいな。
怖いね、確かに。
大事だね、それはメディア統制する国があるのもわかるよね。
個人で自由に発信できる時代だからこそ。
だからその選別っていうか、
っていうのってすごい難しいんだなっていうふうに感じたっていう。
そういう2つの本でした。
そういう内容だったんだ。
私結局両方ともまだ読んでなかったからさ、
うちの図書館では1個は取り扱いなしだし、
1個はもうなんかめちゃくちゃ時間かかるみたいな感じで。
だけど今のでもうわかったわ。
満足?
満足したわ。
お袋の味の方はそうだね、
全然求めてるニーズには合わない内容だなと思って。
1本最初の方は、
それこそ料理プロセスの言語化みたいな話を、
もうほんとその通りで、
毎回言われるのよ、
私も体調不良の時とかも、
本当にもう醸成でいいから作ってとかって言うんだけど、
醸成でいいからって何?みたいな。
何からどうやるの?
何個入れるの?とか、
どんくらい何をやるの?みたいな。
めっちゃ聞かれるのよ。
わかんじゃんみたいなそんな、
ってこっちは思うんだけども、
確かに何もやったことない人からしたらさ、
そこがわかんないしすごく難しいものっていう、
多分なんかイメージが先行してるから、
そこをなんか1個1個言ってあげるとか、
で、うちもやってるよ、
ようやく鍋でうちもご飯炊いてる派なんだけども、
そこのプロセスをたまに任せるようになって、
それはもうマスターしてもらってて、
で、鍋で炊く時ってさ、
先に米を浸さなきゃいけないじゃん?
そこの浸すところまでは子供たちもできるようになってる。
うーん、あ、そうねそうね。
だからなんかそういうこう、
害虫の仕方っていうか、
仕事と本当同じだよね。
これやっといてって言われても、
え、どういうこと?ってなるじゃん。
そうそう、え、どういうプロセス?
でもそんなさ、聞けないみたいな。
分かる分かる。
そこはちょっと丁寧に教えてね。
確かになーと思って。
今日はここまで。
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