2024-02-14 12:29

EP.117 【新NISA】S&P500とオルカンを半分ずつ持つのはアリか?【全世界株vs米国株】

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=KnG-z5Exceo
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はい、こんにちは。今回はですね、インスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。
ご質問は、私はこれから新NISAを始めようと思っているのですが、S&P500かオルカンかで迷っています。
なので、これらを両方持つのはアリですか?よくそのことを人に話すと、両方持つのは意味がないと言われます。
だけど、なんで両方持つのは意味がないのか、理由がよくわかりません。
三木屋先生は両方持つのは賛成ですか?反対ですか?というご質問なんですけれど、
結論から言いますと、両方持つのは悪くないですね。
なぜかというと、多分この質問者さんは投資初心者で、どうしたらいいかわからないということなんですよね。
多分この人の考えは、今現在はS&P500の方が強いじゃないですか。
ここ2,30年は米国株の方が強いんですけど、今後はどうなるかわからないよと。
なので、例えばS&P500に一点集中して買い続けると、将来全世界株の方が評価額が高くなっていたら、
やっぱり全世界株にしておけばよかったって後悔するのが嫌だから、またその逆でオルカンの方を買ってS&P500の方が勝ち続けたら、
やっぱりS&P500にしておけばよかったって後悔するのが嫌だから、だったら半分ずつ持ちましょうと。
半分ずつ持つと、S&P500とオルカンの真ん中をこうやって推移していくわけですよね。
だったら将来後悔することはないだろうと、そういう意味で両方買おうとしているわけですね。
精神的な安定が欲しくて買おうとしているんだったら、好きにしなさいっていうのが僕の答えです。
ただこういう考えで両方持つとか半々持つっていうのは、結構投資家からバカにされてしまいますよね。
というのはですね、投資を慣れてやっている人、初心者じゃない人っていうのは、投資っていうのは、
結局その利益をですね、資産を最大化するゲームだと考えてやっているわけですよ。
なので、例えば今だったらS&P500が強いですよと、高いリターンが狙えますよと、
今後もアメリカは世界最強の経済大国であり続けるであろうと、
自分が投資続けるあと20年、30年、40年先でもアメリカが最強の国であろうと考えているんだったら、
高いリターンを狙うためにS&P500などの米国株に一点集中するんですよ。
投資っていうのはですね、そういう強い信念のもとにやっていくっていうのが大事って多くの投資家は考えているわけです。
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投資の世界の言葉に、ステイザコースっていう言葉があります。
それは、航路を守れっていうこと。
途中で気が変わって、やっぱりこっちにしよう、やっぱり売ってこっちにしようっていうことをコロコロやってると結果的に良くないですよっていう、
そういう言葉があるんで、なので両方持つっていう人をバカにする人結構多いです。
米国株買う人はそう考えていて、全世界株だってね。
全世界株、オールカントリーとかのインデックスファンドってこれね、本当に素晴らしい商品なんですよね。
これはリスクを抑えて効率的なリターンを狙うっていう考えではですね、おそらく最強だと思います、僕は。
っていうのはですね、ノーベル経済学賞を受賞した現代ポートフォリオ理論っていうのがあるんです。
その現代ポートフォリオ理論に基づいた投資なんです。
っていうのは投資っていうのは必ずリスクがあるわけじゃないですか。
リスクに対してリターンがあるわけなんですけれど、必ずリスクはあるんですけど、
だったらリスクとリターンがそれぞれの商品にあるんだったら、リスクに対して最もリターンが大きいものを選ぶのが理論上最も合理的、効率的なわけじゃないですか。
それをですね、現代ポートフォリオ理論に基づいて証明された最も効率的にリターンを得るっていうものがですね、それが全世界株式なんですよ、インデックスファンド。
S&P500万インデックスファンドなんですけれど、全世界株式も時価総額に応じて変わっていくわけですよね。
なのでリスクに対するリターンの比率が一番大きくなるっていう風に理論上証明されているわけですよね。
なので全世界株式の方に投資する人っていうのは、そういう現代ポートフォリオ理論に基づいてこれこそが正しいという信念を持って全世界株式を買っているわけですよね。
なのでS&P500も全世界株式もそれぞれどっち派ってあるんですよ、S&P500こっちが絶対いいんだ、アメリカが最強だっていう人もいれば、
幅広く投資してですね、分散投資が原則なんだ、リスクを抑えてリターンを得るんだっていうことに重きを置いている人は全世界株式を買っていて、それぞれの信念があるわけです。
これはどっちも考え方としては正しいんだけど、だけど未来は読めないです。10年後、20年後、30年後、世界がどうなっているかわからないので結果的にはどっちが勝っているかわからないんだけど、それぞれの信念を元にやっているわけです。
それぞれの信念がある人からしてみると、両方を半々ずつ持ってそれを買い続けるっていうのは、君は何がしたいんだいって、どっちなんだいって思うんですよね。
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だからそうやってバカにしてくるんですけど、だけど結果的には真ん中を行くわけなので、よくわからない信念の元に半々で買い続けても、
じゃあ結果的に30年後に米国株の方が勝ちましたよっていう場合、米国株ばっかり買っていた人に比べれば半々ずつ買っていた人は負けるんだけど、だけど全世界株式をずっと買い続けた人に比べれば結果的に勝っているわけですよね。
その逆で全世界株式が勝つ場合もあるわけですよ。20年後30年後、アメリカが長絡していって、例えば移民の受入れを制限して人口があまり増えなくなって内需が拡大しないとか、それでもアメリカは成長し続けるんで、アメリカ株買い続けるのはいいと思うんだけど、結果的に全世界株の方が何十年か後には勝っているかもわからない。
そうすると半々ずつ買った人は全世界株ばっかり買っていた人に比べれば負けるんだけど、S&P500に一点集中していた人に比べれば勝つわけですよね。
だからどうしたらいいかわからない。どっちかばっかり買って何十年か後に後悔するんじゃないかとか、あとは日常的にどうすればいいんだろう、よくわからないなって不安を抱えて将来後悔することを恐れるっていう、よくわからない不安のもとに悩み続けるんだったら、
半々ずつ買えばいいんじゃないですかっていうのが僕の答えです。
だけどこのことを投資家の人に話すと、私を半々買ってますって言うとバカにされることが多いと思いますんで、あんまり言わない方がいいかもわからないですけれど、普通に不安だから精神的な安定を保つために将来後悔したくないからっていう理由で半々ずつ買うんだったら勝手にやればいいんじゃないですかっていうのが僕の意見でございます。
ちなみにオルカンとS&P500とか比べると、ここ2,30年はやっぱり米国株が強いわけですよね。特にガーファムとか急成長してきたっていうのもありまして。
全世界株式の年平均リターン、過去30年見ると8.0%なんですよね。米国株は10.8%。なので年平均リターンで比べると2.8%の差があるわけです。
たった2.8%かって思うかもわからないんだけど、例えばこれを35年間持ち続けると元本は何倍になるかっていうと、全世界株式は14.8倍、米国株は36.1倍なんですよ。
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なので元本が何倍になるかって最終的な金額で見ると2.4倍の差が開いてるんですよね。だけどこれが今後10年20年30年続くかどうかはわからないっていう話ですよね。
全世界株式っていうのは時価総額、果汁平均によって計算されて自動的にどこに配分するかっていうのが調整されてるわけで、現在はアメリカの株が60%なんですよね。
残りの40%が先進国と、アメリカ以外の先進国と新興国に分かれてるわけなんですけれど、これも今後どうなるかわからないわけですよね。
今はアメリカが世界最強の経済大国で世界の覇権を握ってると、ドルが基軸通貨にもなってるってことなんだけど、
だけど日本のバブルの時なんかは日本の株が40%ぐらい占めてて、アメリカが25%ぐらい占めてるわけですよね。
全世界株式買っても今は60%がアメリカ株に投資してるってことになるわけで、今後もこれは自動的に調節してくれると。
これがインデックスファンドの素晴らしいところなんですよね。何にも考えなくても分散投資してくれると。
なので基本的に僕はどこに投資したらわかんないっていう投資初心者は、やっぱりそれこそ分散投資が一番うまくいってる現代ポートフォリオ理論に基づく全世界株式に投資すればいいと僕は思います。
投資初心者で半々ずつ持とうかとか悩んでるんだったら、よくわかんないんだったら全世界株式の方に全振りしなさいっていうのが僕のアドバイスなんだけど、
だけどS&P500が将来買ってたら後悔するとか言うから、だったら勝手にすれば半々ずつ持てば。
それも結果的には別に往存する可能性は低いし、長期保有を減速してれば悪くないんじゃないかなって思うわけですね。
だけど大事なのは新任者って非課税枠が1800万円に限られてるわけですよね。
非課税枠っていうのは評価額じゃなくて投資額で決まるわけです。
なので非課税枠の中で売却してもう一方の方を買うっていうのはやめたほうがいいですね。
基本的に長期保有が減速なんで、特に値段が上がってるのに、全世界株式買って値段が上がってるのに、
やっぱりこれを売ってS&P500にしようとか買い戻しちゃう、買い直しちゃうとそれ損になっちゃいますんで、
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福利が効率的に効かなくなっちゃうんで、そういうのはやめましょうっていう感じなんだけど、
例えばニーサで積み立てて投資してて、今月までは全世界株式投資してたんだけど、
やっぱり来月からはS&P500にしようとか、これからは半々ずつにしようとか、それだったらありかなって思います。
というのが私の考えです。
ご視聴ありがとうございました。
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