2024-09-15 16:22

EP.341 普通の医者より美容の医者のほうが収入が高い本当の理由。 -アーカイブ

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=dlU7lZmDKlw
2023/11/20のアーカイブ

サマリー

美容医療が一般的な医療よりも収入が高い理由を探ります。美容整形は自費診療であるため、料金設定が自由で、需要に応じて収益を得ることができます。一方で、保険診療は収入に制限があり、不公平感が生じていると説明されています。このような背景から、現在、美容医療の収入は保険診療よりも高く、若い医者たちが美容の分野に進む傾向が増加しています。その結果、美容クリニックにおける無責任な商法が目立つようになっています。

美容医療の収益構造
はい、こんにちは。今日はインスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。ご質問は、よく普通のお医者さんより美容整形の医者の方が楽して稼げるって聞きますが、これってなんでなんですか?っていうご質問です。
そうですね。この方がおっしゃっているのは、普通のお医者さんというのは保健診療でやっているお医者さんですね。大きな病院に勤めていらっしゃる勤務医の先生とか、あとは町の介護医の先生とか、病気を治すお医者さんですよね。
内科とか外科とか皮膚科とか眼科とか精神科とか地皮科とかね、いろんな科があるわけなんですけど、美容整形の医者っていうのは僕もそうなんですけど、美容外科とか美容皮膚科とかやってる先生。美容の自肥診療でやってるお医者さんの方が稼げるって聞くんだけど、これなんですか?ってご質問なんですけど、これね、結論から言いますと美容の医療っていうのは基本的に自肥診療なんですよね。
自由に料金を設定できるわけです。資本主義社会の中において、ものとかサービスに自由に料金設定できるじゃないですか、ほとんどのものは。そういう世界の中で働いているのが自肥診療の美容整形の医者なんですよね。
保険診療っていうのは国によってすべて料金が決められてるんですよね。この差なんですよ。なので自肥診療だとですね、普通にお菓子屋さんとかケーキ屋さんとか自由に料金決めてるじゃないですか、売る方が。
あとレストラン行けば、高級レストランのすごく高くて美味しいお店もあれば、大衆的な吉野屋とか丸亀製麺とかそういうところもあるわけで、どっちも美味しいんですけど、高級感のあるところの方が高かったりとかするわけですよね。
自肥診療って完全に保険点数で料金が全部決まってるんです。診察するといくらとか、投薬、お薬出すといくらとか、検査、MRIいくら、CTいくらとか、手術は何の手術はいくらとか、入院したら1日いくらとかですね。
完全に料金が決められてて、これはどんな名医であろうと、どんなベテランの医者であろうと、あるいは新米の医者であろうと、ヤブ医者であろうと、料金みんな一緒なんですよ。日本全国どこで受けても一定の料金なんですよね。
実はこれってすごい不公平なんですよ。優秀なお医者さんほど損しますね。例えば保険診療だと、病気になって手術して、すごい上手な外科医の人が一発で手術してすぐ治して、退院ってやるお医者さん、こういう医者が名医だと思うんですけど、名医だと手術すると儲からないんですよ。
お金があんまり入ってこないんですよ。やった分だけの料金しか保険定数で入ってこないから。だけどヤブ医者とか手術が上手じゃない医者だったら、手術やって上手くいかないわけですよね。
そうするとまたしばらくして手術して、また上手くいかないと、その間ずっと入院してるとその分だけお金が入るわけなので、どっちかというと名医よりもあんまり上手じゃないヤブ医者の方が長期間入院させて何回も手術して病院の収入が増えたりするわけですごい不公平な世界なんですよね。
なので簡単に言うと慈悲診療と保険診療の違いなわけであって、慈悲診療って収入限定、基本的に全て自己負担ですよね。料金設定して二枝瞼の手術だれだれ先生だったら10万円ですよとか埋没法は10万円、切開法は25万円とか決まってるわけですよ。
保険診療の課題
だけど保険診療って料金もう決まってる上に収入限っていうのは大部分が公的なものなんですよ。保険診療なわけなので皆さんが収めている保険料あるいは税金とか公費そういうものから支払われているわけですよ。
基本的に保険診療って自己負担3割なんですけれど、公額療養費制度っていうのもあって公額になると月だいたい8万円ぐらいを超えるとそれ以外は公費から払われることになったりとか特定の疾患は無料になったりとか生活保護も基本的に医療費無料なので
大部分が保険料とか税金とかそういった公的なものが収入源になるわけですよ。だけど自費診療っていうのはもう全て自己負担なんですよね。その違いなんですよ。
なので保険診療って収入源がほとんどが公的なお金なので基本的に日本って少子高齢化がどんどん進んでるじゃないですか。働く人の人口はどんどん減っていって高齢者がどんどん増えていくとなると当然世の中っていうのは増税の方に向くわけですよね。
保険料も上がっていったりとかするわけです。消費税も上げてその分を社会保障費の方に回すとかそういう流れになっているわけです。それだけ国民の負担がどんどん増えていって政治家もなるべく国民の負担を増やしたくないわけですよ。支持率が下がって選挙で負けたりとかするので。
なので政府の財政自体も厳しいわけですよね。毎年毎年国債を大量に発行してそれも返していかないといけないのに。だけど少子高齢化でどんどん医療費は上がっていくわけですよ。やっぱり保健医療を受ける人って大部分が高齢者なわけです。高齢になればなるだけ病気になって医療が必要になるわけですからね。
なので政府としてはですね何とか医療費を下げたいわけですよ。となるとやっぱり保険点数を下げるとかあとは入院とか投薬とかを制限することによってなるべく医療費を下げようとしていると。となると保険点数が下がったりとかですね制限がかかってすると日本の病院とかね診療所保険診療やっているところはなかなか稼げなくなって経営が厳しくなってくるわけですよ。
日本の医療機関ってね大部分が民間の医療機関ですからちゃんと稼いで黒字にしないと破産してですね倒産してしまうんですよ。民間の病院だってですね倒産してしまって突然なくなっちゃうってこともあるんです。そうすると地域の人たちすごい困っちゃうわけですよね。
じゃあどうやって保険診療の病院はそのなるべく収入を増やしてですね黒字化をしようと頑張るかというとですねそれはですね病人を増やすしかないわけですよね。
なので例えば内科的な疾患の治療する生活習慣病とかですね高血圧とか高脂結晶とかそういうのもですねなるべくその薬を出す方という方法になっていくわけだし
あとはやっぱり世の中には治療をするか医療を施すかどうかあるいはこのままお見送りするかっていうグレーの高齢者の方ってたくさんいらっしゃるわけですよ。
例えば80代90代とかで体の調子もあんまり良くないですよと認知症も進んでいますよそういう人ががんになったりとか肺炎になったりとかするときに
ここでお見送りですかねっていう状態でも積極的に治療したりとか延命したりとか場合によっては手術するほどじゃないよねっていうこのままお見送りですねっていう状態でも手術の方に持って行ったりとかですね
軽管栄養して延命したりとか中心条目栄養して延命したりとか場合によっては相関して人工呼吸管理にしてっていう感じで治療するかどうかグレーな人、海外だったらもうこのままですね延命しないでって
延命は延命でですね患者さんにとっては負担になって苦しいってことがあるので海外だったら間違いなく治療しないんだけれど日本だったらそれを治療して延命したりとかするっていう方向にどんどん進んでしまうわけですよ。そうしないと医療費稼げないわけだから
結局日本の医療費ってすごく限られてるわけですよ。公的なところから払われるわけなので保険資料の話ね。
なので日本で今お医者さんがね大体33万9000人ぐらいいるんだけれどそのうち美容医療やってる医者って多分20人に1人ぐらいだと思うんですよね。はっきりとしたデータないからわかんないんだけど大体それぐらいだと思うんですけれど
財源はどんどんどんどん縮小しないといけない。その中で必死で稼がないといけないわけです。保険診療っていうのは。それが保険診療ね。美容整形とか自肥診療っていうのは基本的に政府からの制限っていうのはないわけですよ。
市場はどんどん拡大してるんですよね。日本やっぱり美意識が高くなっていて男性でもね脱毛したりとか美容整形したりとか美肌治療したりとか女性でもアンチエイジングやったりとか若い子はフライまぶたしたりとか美容整形のハードルが下がって市場はまず拡大しているわけです。
保険診療って結局治療を受ける人って老若男女みんななんですよ。どっちかというと高齢者が多いわけでお金持ちとか貧困とか関係なく幅広く患者さんはいらっしゃるわけですよね。
だけど自肥診療美容整形ってどっちかっていうと富裕層の人たちがターゲットになるわけです。保険診療だったら大部分は公的にお金が支払われるわけなのでお金がない人でも医療を受けることができるんだけど自肥診療美容医療っていうのはある程度まとまったお金がないと受けることができないんで本当に貧困層の人っていうのは受けないんですよね。
比較的お金を持っている人が受けるわけなのでどっちかっていうとお金持ちがターゲットなわけです。もちろん中流階級の方でも頑張ってお金貯めて高い手術受けたりとかそういう方もいらっしゃるわけなのでどっちかっていうと富裕層がターゲットなので比較的料金を高く設定することができるっていうわけです。
あとは保険診療と違って自由に料金を設定することができるのでやっぱり料金ってある程度需要と供給で決まるわけです。
資本主義社会の普通の市場と同じように美容整形の治療費も大体需要と供給のバランスで決まるので、例えばすごく人気のある先生、手術が上手でなかなか予約が取れない先生なんかは結構手術代金が高かったりとかするわけです。
美容医療の収入の現状
全然予約が入らない大手クリニックの普通のお医者さんだったら指名の予約とかも入らないんで、おもけやすい料金で広告してきてもらって、実際来たらカウンセラーがぼったぐって釣り上げたりとかプセルとかするんでそういうのは良くないんですけれど、そうじゃなくてある程度需要と供給で料金を決めることができるので、
だからすごく人気があって腕が良くて評判の良い先生っていうのは実力があればあるだけ稼ぐことができるっていう世界なんですよね。
というその違いなんですよね。
なので最近の若いお医者さんはそういう仕組みがだんだん分かってきて、美容整形に行く医者も昔みたいに悪く言われないんですよね。
昔って普通の保険診療の医者にならなくて美容の世界に行くっていうと、省かれた人間とかそういう風に見られてたんですよ。
ドロップアウトした人間みたいに見られてたんだけど、今って全然そう見られなくて、自ら美容行きたいっていう若いお医者さんが多くて、
それはそれでまた困ったことなんですけど、トレーニングしないでいきなり美容の世界行って全然手術できなくてトラブルを起こすっていうこともあるわけなので、
最近は確かに今は美容の医療、美容整形っていうのは保険診療やってるお医者さんよりも給料の水準高いんですね。
大体2倍とか3倍ぐらいなんですけど、これからはだんだん若いお医者さんもどんどん美容の世界に入ってきて、
大体美容医療の市場は広がってるんだけど、それよりも美容医療に参入してくるお医者さんとか、
よその業種の人とかが拡大していて、だんだんだんだん稼げない業種にはなってきてるんだけど、
それでも今のところは保険診療より美容医療の方がだいたい2倍とか3倍ぐらい給料が高いっていう状態なんですよね。
医療業界の課題
なのでぼったくり美容クリニックっていうのが横行してるのも良くないんですけどね。
なんか情弱ビジネスみたいに美容整形の初心者の人、何も知らない人、
あんたのまぶたは29,800円の広告の二人では無理なんで30万円の二人じゃないといけませんよとかね、
そういう情弱ビジネス、ぼったくりっていうのは良くないです。
これはもう資本主義の世界だったらどこの業界でも大抵あるんですけど、
ビッグモーターもそうだし、生命保険の世界とかだってそうだし、
サプリ業界とかね、携帯ショップとかでもね、もっと安いプランでいけるのに高いの進めたりとかね、
そういうのがあるんですよ。それも良くないんですけどね。
今のところは美容医療の方が保険診療よりも給料の水準は高いっていう状態です。
要するに保険診療で給料をもらってるお医者さんっていうのは、
税金とか保険料でお金をもらってるわけですよね。
だから税金とか保険料で飯食ってるわけなんだけれど、
美容整形のお医者さんっていうのは、もう患者さんが払った自己負担のお金だけで給料をもらってるっていう状態なので、
その違いであって、保険診療はね、なるべくその医療費を抑えようっていう国が抑えてる中で、
その限られた財源でお医者さんたちが給料をもらってるっていう状態なので、給料が増えようがないわけですよね。
そういう違いでございます。
だけどこれはね、お医者さんでこの動画見てる人もいると思うんですけど、
だから美容医療にみんな来なさいって言ってるわけじゃなくて、
ちゃんと病気を治す医療っていうのも大事なのでね、
みんながみんな保険医療を嫌がって美容の世界に来るっていうのも問題だと思いますし、
美容医療と保険診療、どっちがえぐいかどっちが悪どいかっていうとね、
どっちも同じようなもんなんですよね。
どっちも真面目にやってる人は真面目にやってるし、悪どいことをやってる人は悪どいことをやってるわけなので、
よくね、美容医療、自己負担のね、自肥診療をやってる美容整形のお医者は悪どいことをやってて、
普通に保険診療をやってるお医者さんは真面目にやってるって思ってる人もいるかもわかんないんだけど、
どっちも悪どい人は悪どくて、どっちも真面目な人は真面目だっていうことをね、わかっていただきたいと思います。
はい、ご視聴ありがとうございました。
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