高い場所の作り方
猫を幸せにするアドバイザーがお届けする、猫を幸せにするラジオ
今日のテーマは、室内猫に必須な高い場所の作り方、ポイントを8つお伝えする回にしていきます。
いくつか前の配信で、キャットタワーだけじゃダメ、室内猫に欠かせない高い場所っていうテーマでお話をしています。
なぜ室内猫に高い場所が必要なのか、そして高い場所があることでどうなるのか、それから高い場所を作るときには動線が大事ですという話をしました。
そして今日は、その高い場所をどういう風に作ったらいいのかというポイントをお伝えしていきます。
まずこの動線作りは複数を組み合わせるっていう考え方をすると楽です。楽にできます。
市販のものを使う場合はキャットタワーとか、あとキャットウォークやキャットステップ、今結構いいものがね色々出ているのでその辺組み合わせたり、
あとはすでにお家の中にあるような家具、これはキャビネットとか収納棚は一番上の部分は猫の通り道にしてもらう。
あとデスクとかテーブルとかもいいですし、ソファーの背もたれ部分も猫たちの通り道になります。
あとはDIYで作れるよっていう方は、壁にキャットウォークを打ち付けていくっていうのもいいと思います。
これらを組み合わせて猫が床に降りることをせず、高い場所をどんどん伝っていけるようなそんな動線を作れるといいんですね。
そしてここからは、それを作る際の8つのポイントをお伝えしていきます。
一つ目は、このキャットステップ、キャットウォークの高さや奥行きに変化をつけるということです。
ちょっと微妙な例を最初にお伝えするとイメージつけやすいかもしれないんですが、
皆さん見たことありますかね?
一部屋に、リビングとかの高い場所、ドアとか窓の上あたりの場所にキャットウォークがぐるぐるぐるぐるっと、
ロの字とかコの字とかに同じ高さでぐるぐるぐるってずっとつながっているやつ、廊下みたいに。
あれはちょっともったいないんですよね。せっかくつけてもちょっともったいない。
そしてああいうのって折り口が1か所とか2か所とか少ないケースも多いんですよね。
キャットタワーを使ったりとか、ちょっと壁に階段状みたいになってて折り口が少ないとか。
そうなると全体使われにくくなってきますね。
昇降口っていうのが1か所しかないとせっかく登って行っても降りるのに遠いとかね。
そういうので使われにくくなったり、あとはもうずっと同じ高さなのでちょっと単調になりやすい。
そして多等式の場合はそこで追い回しとかになりやすいんですよね。
同じ高さがずっと廊下みたいになっているとそこでダッシュができちゃうので
すごいスピードで追い回しとかになってしまって、そして折り口も1か所しかなかったりすると
そこで喧嘩とかバトルとかが発生したり、落下事故とか危ないこともあるので
全く高い場所ないよりはもちろんあったほうがいいんですが、ちょっともったいないケースになります。
なので作るときには高さや奥行きに変化があったほうがいいですね。
ポイント1-4
そうすることによって猫たちの刺激になる。
この高さが数十センチ変わるだけでも猫にとっては見える景色っていうのが変わってくるので
それだけでも十分な刺激になりますし、そしてこの高さが変わったりとか奥行きが変わることによって
猫たちはその変わったところでちょっと慎重になるんですよね。
なので暴走がしづらくなってきます。
タトゥー飼育のオッカゲッコとかね、そこで暴走になりにくい。
ということ、そして2つ目は
このステップを作るときにステップとステップの間は30センチ以内に留めるっていうことです。
これは横にもそうだし、あとは階段っぽくね、上下になっているときも
この上下の高さは30センチ以内が使われやすいです。
もちろんそれ以上空いていても使わないことはないんですけど、
十分使えるんですが、でも使われやすくするとかね、
そういう意味では30センチ以内の方が簡単に登り降りしやすくなってきます。
そしてポイントの3つ目は、昇降口を多くするってことですね。
この昇降口っていうのはここでキャットタワーが使えるんですね。
なので猫会社のお家にはキャットタワーが1台、2台、それが孤立して立っているケースが多いと思うんですけど、
それは昇降口がそこにあるっていうだけでちょっともったいないんですよね。
なのでキャットタワーの左右にはキャットウォークがぐんぐん伸びていって、
その先にまたキャットタワーがあって降りられるみたいなそんな構造が猫たちには楽しく使えます。
もちろんキャットタワーじゃなくても家具をうまく階段状にしたりすることによって、それも昇降口になってきます。
この昇降口が多いことで、猫たち普段は床で生活をしていて、
多頭飼育で猫を避けたいなとか追っかけられた時にさっと駆け上がって逃げたいみたいな時に、
昇降口が多い方がささっと駆け上がりやすい。
あとは人慣れしていない猫たちが家族がドタドタと過ごしている時にちょっと怖いよってなって、
またその時に昇降口が多い方がさっと上りやすいですね。
そしてポイントの4つ目は目的を用意するということです。
これもちょっと残念なケースから先にお伝えするとイメージつけやすいかもしれないんですが、
テレビの上って壁が開くじゃないですか。
そこにキャットウォークをつけようということで、ジグザグ上りするようなキャットウォークをつけられる方が多いと思います。
それも何よりあったほうがいいんですよ。
ただそれだけだとやっぱりちょっともったいないんですね。
その場所から窓から外の景色が見えるとかだったらいいんだけれども、
ちょっと遠くて見えないなとか、
そうなってくるとテレビの音だけがタタタタとうるさいとか、
ポイント5-8
あとは電磁波を猫たち避けるっていう子も多いので、
テレビの上のキャットウォーク、せっかくつけたのに使われないっていうケース結構多かったりします。
なので目的を用意してあげる。
この目的っていうのは一つ目。
これは窓からの景色が最も大事ですね。
なので一番最初につけたい場所はやはり窓ですね。
窓にキャットウォーク、キャットタワーつけてあげて、
その利用頻度に応じて左右に広げていくっていうのが一番増やしていきやすい気がしますかね。
それから他にも窓からの景色じゃなくても、
猫たちはリビングを眺めたりとか家族を見渡したりするんですよね。
なのでお部屋の中がぐるりと様子がわかるっていうような目的を作ってあげる。
それからお昼寝ができるとか、あとは隠れられるようにしてあげる。
これはこのキャットウォークのところにボックスみたいなものつけてもいいですし、
よくキャットタワーにもボックスの隠れられる箱がついてたりしますけど、
そういうのをつけてあげたりすると目的が増えていくのでより使われやすくなっていきますね。
そして次のポイントは行き止まりを作らない。
これは高い場所の導線を作ったら、
少なくともその導線の左右には必ず折り口、昇降口が必要になってくるんですね。
これがないケースも結構見ますね。
あんまり使わないんです。せっかく作ったんだけど使われないんですっていう
お家を見させてもらうと行き止まりになっちゃってるっていうケースが多いんですね。
なのでその先は昇降口を用意してあげるっていう風にすると使われやすくなってきます。
そして落下対策も大事なポイントになってきます。
奥行きは30センチくらいを目安に作ってあげると猫たちは怖がりにくく使われやすいです。
そしてお昼寝をするなら40センチ以上必要になってくるんですね。
もちろん30センチ以内でもいいんですが、そこは外をゆっくり眺めるとかね、
ゆったり過ごすっていうような目的にはちょっと難しくて、
ゆったり過ごす場所に行く途中の導線、ただ行く場所として使うのであれば30センチ以内でもいいと思います。
そして落下対策としては滑り止めマットをつけてあげる。
ツルツル滑るような材質だと怖がりやすくなってくるので、
DIYで木材とかでキャットウォークを作る場合には、
その上に100均とかで手に入る絨毯マットっていうのを45センチ角の、
あれをハサミでカットして木工用ボンドで貼り付けるっていうのが一番お手軽でできるので、
そんな風にして滑り止めをつけてあげる。
それから高すぎる場所に設置しないということですね。
カーテンレールの上とか、吹き抜けの場所に楽しそうということでつけてるお家とかね、
そんな風に内装をされてる方、リフォームされてる方とかも見るんですけど、
あまり使われなかったりとか、落下事故なんかの話も聞いたりするので、
あまり高すぎないようにしてあげる。
そしてグラグラ不安定にしないポイントの7つ目ですね。
グラグラ不安定にしない。
これ一度でもグラつきを経験するとね、使われにくくなりやすいので、
ツッパリタイプなんかは定期的にグラグラしないかっていうのはチェックをしてあげたりとか、
あと吊り橋のタイプが市販のもので売っていたりするんですけど、
これもね、結構猫さん怖がるし、足挟まっちゃったりとかね、
そんな事故も聞くので、あまりおすすめしないです。
そして最後のポイントは、ステップを透明にしないということです。
これ透明のステップ売ってますし、下から肉球見たいんですね。
気持ちわかりますよ。
ただ、やっぱりこれ猫たちは怖がってしまって使われにくいんですね。
キャットタワーの半目部分が透明のボール状になっている。
あれも使われにくいって本当によく聞きますが、
猫は目が、視力があまり良くないので怖がります。
そして逆にそこを問題なく使うっていう猫の場合は、
空中とその透明のステップとの境がわからなくなって、
何にもないところに踏み出してしまうっていうような落下事故も
増えているので、ステップ透明は人が見て楽しいんですが、
ちょっと危険なのでそこは避けていただけるといいと思います。
ぜひ今日のお話を参考に、皆さんのうちにも
横移動できる銅線を作ってみてください。
それからショート動画も概要欄のところに貼り付けておきます。
動画で見ていただくとわかりやすいかもしれないので、
必要な方は見てみてください。
ではまた。