で、そのチャイコフスキーの妻って映画ですね。
映画で9月の上旬からロードショーが始まりまして、
これもミニシアター系の映画なので、そんな上映してるところが少なくてですね。
で、埼玉市だと札幌でしかやってない。
あ、埼玉県だと。
埼玉県内だと札幌でしかやってない。
私すごくマニアックな男だったね。
そう、そうなんです。
札幌だったのね。
で、まあただね、私はですね、札幌で行くのは結構難儀なので、
まあ普通に。
東京行きます。
東京に行きます。
東京だと新宿の武蔵野館って映画館でやっているのと、
あと銀座と吉祥寺でやってますかね。
一番行きやすいのは武蔵野館ですので。
武蔵野館に行ったのもかなり久しぶりだったんですが、
それで見てきたんですけれども、
どういう話かっていうと、
チャイコフスキーっていうロシアの作曲家ですね、19世紀。
そうですね、白鳥の湖含めて知らない人はいないという。
秘荘か何かがテーマの音楽になっているのか。
秘荘がテーマだったのはエゴイストの。
エゴイストか。
鈴木良平が主演した。
そうだ、その話をちょうどだって回でしてたから。
ついつい、はいすいません間違えました。
で、今小倉さんがおっしゃっていただいた通り、
チャイコフスキー、ピオトル・イリッチ・チャイコフスキーという作曲家、
非常に有名ですね。
白鳥の湖と眠れる森の美女とくるみあり人形が、
三大バレエと言われるバレエ楽曲。
バレエ楽曲でも有名ですし、あとピアノ競争曲っていうんですね。
昔CMで使われて、中村ひろこさんのピアノ競争曲がCMで使われて非常に有名だった。
あとゲームとかでもね、
City Connectionっていうゲームが昔あったんですよ。
そこの音楽がいろんなところで使われて。
春野からね、大人の曲を作る人ですよね。
僕はチャイコフスキーが大好きです。
そうなのね。
それはすごいことです。
もともと吹奏楽やってたので、
それで高校時代の同級生でクラシック好きな人がいて、
その人はチャイコフスキーではなくマーラーとかが好きだった。
そっちですか。
重厚な感じのやつが好きで、
ただ僕はチャイコフスキーの華やかな感じが好きだった。
それで好きだったんですけど、
その後チャイコフスキーの楽曲解説みたいな本があるんですけど、
それを読んでいたら、
チャイコフスキーが同性愛者だったっていうような話を見つけて、
あ、そうだった。仲間だったんだ。
さらに親しみ深くなり。
親しみを感じたっていうのがあったりしましたね。
なのでチャイコフスキーが同性愛者だったのではっていう、
そういう話っていうのは、
19世紀当時のロシア、今のロシアでも相当スキャンダルな話でして、
チャイコフスキーの死因、19世紀の末に死んだんですけど、
その時に葬式が行われたと。
その死因としては公表されていたのはコレラで死んだって言われてたんですよ。
コレラなので遺体と接触するっていうのは基本的にタブーとされていたんですが、
いたのに当時の葬儀の場面では、
送列に並んだ人たちがチャイコフスキーの遺体以外ですね、
こう置いて、祭壇の上に横たわられていて、
そこにキスをしたりとかっていう光景が見られたことから、
当時からコレラは嘘なんじゃないかっていうことが言われていて、
その結果何が言われたかっていうと、
チャイコフスキーが当時の同性の恋人がいたらしいんですね。
恋人とされる方がいて、
その人との関係がある意味交然となっていたことから、
当時まだロシアは帝政ロシアの時代なので、
暗殺されたのではないか。
殺されたぐらいの感じか。
毒殺されたのではないかみたいな噂が立っていた。
いうのが当時からあった。
そんな中で今回チャイコフスキーの妻っていう映画の中には何を描くかっていうと、
現代もね、偽装結婚と呼ばれたりするのもあります。
自分のセクシャリティ、本当は自分は同性愛なんだけども、
ゲイなんだけども、
それだと地域社会で生きたりとか、
会社組織の中で生きたりとかっていうのに不都合があることから、
家族の手前とかね。
家族の手前とか。
なので自分のセクシャリティを隠して、
女性と結婚すると。
子供も向けてみたいな。
っていう家庭生活を送る。
そういう生き方というのがありまして、
チャイコフスキーも公表できないわけですよね、当時。
ゲイフォビアとかフォビアも強い社会。
公表できない社会なので、
そこで妻を埋めとるということがあります。
それがですね、アントニーナという。
貴族の娘ですね。
アントニーナとチャイコフスキーの出会いが最初に描かれるんですけども、
この映画のいいなって思うポイントの一つは、
その当時の貴族社会の描写が、
多分こうだったんだろうなっていうくらい、
ちゃんと丁寧に描かれている感じがあって。
アントニーナは地方貴族の娘なので、
当時のサロンで出会うんですよね。
19世紀っていうのはサロン文化がまだ残っている時代で、
特に帝政ロシアの時代なので、
貴族が広くサロンがある。
それがサンクトペテルブルーのサロンで、
そこでアントニーナは昔からチャイコフスキーの楽曲が好きだった。
それでサロンでチャイコフスキーがサロン音楽家として来ていて、
演奏をしている姿を見て一方的に惚れてしまう。
それで何とか著名なチャイコフスキーさんと結婚がしたいっていう風に思うようになり、
もうすごいつましい努力をする。
なので近づく。
まずは自分のおばに頼んで、おばも貴族なんですけど、貴族の妻で。
そのおばに頼んでチャイコフスキーをサロンのパーティーの場で紹介してもらった上で、
チャイコフスキーが当時モスクワ音楽院っていうところで教師をしている。
音楽教師をしていたので、
そのモスクワ音楽院に自分も行きたいということを申し出て、
それで実際にサンクトペデルブルからモスクワへ移り住んで、
一人暮らしをしながら音楽院の学生をすると。
その学生生活をしながらチャイコフスキーにこういう文章を入れたらラブレター。
そのラブレターを書く時もラブレターの書き方っていう本を買って。
本当に努力のレベルが本当に泥臭いね。
泥臭い。泥臭いというかもう必死なんですよね。
そのチャイコフスキー自分の家に来てくれませんかみたいなことをお話をしたいので。
そうすると、アニメとかでもよくあるじゃないですか。
女の子を自分の家に招く時に一生懸命片付けたりとか。
みたいな男の子の。あるいは逆でもある。
そんな感じでベッドメイクをして、掃除をして、出迎えるための衣装も。
すごい張り切ってね。
すごい張り切った感じで出迎えるんです。
ところがなんかハエが飛んでるんです。
ちょっと下宿というかアパートがちょっと下町というかというところにあって。
そんなに地方貴族でそこまで裕福ではない。
そうでしょうね。
せっかくいろいろ整えて招くんだけどハエが飛んじゃっていくみたいな。
で、ちょっとジャイコフスキーもそもそもそんな女性と付き合う気があまりない。
そもそもないんですよね。
でもアントニーナの方が自分と付き合ってくれれば自産金でね。