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2021-05-12 10:56

#11 林間学校の七人みさき【長崎の怪談】

今回のお話はNさんという男性が体験したものです。Nさんは小学生の頃の林間学校で、「七人みさき」に遭遇したと言います。

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怪談作家の宇都郎志方郎です。
この番組では、私が行っている怪談売買所で買い取った
世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
みなさんは、七人みさきをご存知ですか?
四国地方や中国地方の海や川に沿って、
七人みさきをご存知ですか?
四国地方や中国地方の海や川に出たと伝わる亡霊です。
みさきとは、人に取り憑いて騒ぎをなす怨霊のことで、
不良の事故で死んだ人の霊がなるとされます。
七人みさきは、歴史した人の霊がみさきとなって集まったもので、
常に七人で行動し、行き合った人を取り殺します。
取り殺された人は、七人みさきの仲間に加わり、
それと同時に元々いた一体が成仏します。
そのため、七人みさきは常に七人のままであると伝承されています。
さて、今回のお話は、Nさんという男性が体験したものです。
Nさんは小学生の頃の臨漢学校で、七人みさきに遭遇したといいます。
私は小学生の時に臨漢学校みたいなやつがあって、
私は長崎に住んでいたんですけど、そこの山の中で結構有名なところです。
毎回どっかの学校のやつが入れ替わり立ち替わりそこに行くみたいだから、
そこで普通に臨漢学校の生活してキャンプして、
夜、就寝って寝るじゃないですか。
寝ない、暴れて先生に怒られる、怖い話しよう、絶対なるんですよね。
怖い話しながらじゅんぐりじゅんぐりしていたら、
時間とかもう全くわからない、誰も腕時計なんか当時小学生ですからね、してないですし。
で、やってたら、外がピカッと、
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あっ、天気悪いんかな、でも嘘やろって、さっきまでめっちゃ晴れとったやん、
あ、日中だったんですね。
で、雨の音がザーッとした。
雨が絶対崩れるんやってたら、窓ガラスがピカッと次が光った瞬間に全部割れたんです。
それだけだったらいいんですけど、人が入ってきたんです。
ゾロゾロゾロゾロ。
で、格好としては聖徳太子、歴史の教科書に載っている聖徳太子の格好なんですけど、
ここに布がついてて顔が見えない。
もうこの額のところからですか。
帽子があるじゃないですか。
この釈意がついてるような帽子ですか。
あれのところから白い布がついてて、服装も全部白。
で、スーッと入ってくる。
人数にして6人。
が、入ってくる。
で、当時私ら部屋に4人。
で、よそから2人呼んで6人で話してたんです。
で、もうそれを見た瞬間、最初は雷でバシンってなって、
その部屋の窓ガラスが割れた瞬間みんなギャーって言ったんですけど、
そいつらがスーッと入ってきた時にはもうみんなビビって、だんまり。
で、スーッと入ってきて、
そいつらずーっとモニモニモニモニ言ってるんです。
低い声で。
で、ずーっとゆっくりゆっくりゆっくり、
足があったかどうかもちょっと覚えてないんですけど、
まあ飛ぶような感じ。
よそから入ってきてそのまま、
まあ普通の入り口ですよね。
通常の入り口のほうまで行って、
で、壁の前まで行って止まって、
6人ずらって成立してるみたい。
で、もぞもぞもぞもぞ喋った後に、
一言だけ聞き取れる言葉で、
違うって言ったんです。
低い声で。
で、そのままスーッと出ていくと。
また揃って。
で、次の瞬間に、
他の部屋の奴らが暴れてたみたいで、
電気パッとつけられて、
お前いつまで起きとんや!って言って、
まあ言うたら薪添え食うような形。
で、ふっと窓ガラスを見るじゃないですか。
割れてないんです。雨も降ってない。
何やったんやろ。
俺ら怖い話しとったから、
なんか変なのでも読んだんかって、
みんなボロボロしながら。
まあでも、子供だったらすぐ忘れるんですよね。
あ、思い出しました。
消灯時間が8時。
で、私らが怖い話しだした、
寝れんなしだしたって言って、
かなりしとったはずなんですけど、
その、いつまで起きとんや!って言われたんで、
お祭壇が9時前。
つまり1時間しか経ってなかった。
確か9時前。
もう9時やぞっていう。
えーって。
本当はもっと、だって、
20ぐらいはしてますから。
で、それまでにまた取り留めの
お前アホな話もずっとしてますんでね。
1時間のはずはない。
で、大人になって、
まあ、20歳のあいつぐらいかな。
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25、6やったと思うんですけど、
一群また集まって読んだときに、
そのメンバーの中の一人と、
読んだときに、
そいつはでもやっぱり鮮明に覚えてる。
だから、白昼夢とかじゃない。
なんか変なのは見たよねって。
で、どんどんどちどち文献で
そういうのはやったんかなって思って、
違うって言われたから
引っ張られんかったんかな。
正直言って、
結構怖かったんで、
あんまり思い出したくはない
物語だったんですけどね。
でも、不思議とその、
殺人事件が起こったとかいう文献が
ないんですよね、そこの。
結構、まあまあ有名な山なんでですね。
2番目の山か。
笹場の中で。
で、まあまあ、
それは人質にはちょこちょこが
出るかもしれんですけどね。
そういう変なのがおったとか。
会議も、まあどっちかっていうと
カーブ曲がりきるんで死んだから
よくある首なしライダーがあるとか。
でもそういう七人岬とか、
その手の話のやつは一切なしで、
じゃああれは一体何やったんやろと。
しかもあのちょっと高貴な
格好をしてるようなやつら。
七人岬って、
まあ後々文献とかでも言って、
大体山口とか、
あっちのほうの衆言者みたいな格好を
してるんです。
もっと高貴な人らやった。
しかも九州のほうって
そういう人らと縁がないんですよ。
だから本当に、
気持ちは非常に悪いです。
まあ見た結果、
私は真っ青になりましたからね。
みんなで集まって怖い話をしている最中に
会議が起きたという話です。
そこに現れたのが、
七人岬だったのかどうかは分かりませんが、
6人という人数といい、
飛鳥時代の貴族のような格好といい、
普通の幽霊の類ではないでしょう。
特に注目すべきなのは、
その一段が全員顔を布で覆って隠していたことです。
古来、日本では、
化け物は顔を隠すという認識がありました。
夕方のことを黄昏と言いますが、
それは薄暗くなった夕方、
道の向こうから歩いてくる人の顔がよく見えず、
その人物がよく知る人なのか、
それともそうではないのかと不安になって、
他所彼、お前は誰か、
と問うたことから来た言葉だと言われています。
昔は、自分の属する共同体に
部外者が入り込むのは大変に危険なことでした。
部外者は何を企んでいるのか分からないからです。
だからこそ、相手が誰なのか確認できないのは、
このまま叱らざる状況なのです。
そこから顔が見えず、得体の知れない人物は、
化け物と同義であるという共通認識を作ることで、
皆で注意していくようになったと考えられます。
また、他の事例としては、
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亡くなった人の顔の上に白い布をかけることが挙げられます。
これには複数の意味がありますが、
そのうちの一つに、この人はもう生きてはいません。
亡くなりましたということを明示するためというものがあります。
これも顔を隠すことが、
生きている人ではないという意味につながっています。
他にも、映画リングに登場する亡霊サダコは、
長い髪で顔を覆って見えなくしています。
山形県の鶴岡天神祭では、
参加者は化け物に奮しますが、
その姿は手拭いと網笠で顔を隠すというものです。
このように、顔を隠すという行為は、
自分は生きている人間ではありません、
という意味が本来はあるのです。
では、Nさんたちが見たそのあやかしは、
一体なぜ顔を隠していたのでしょうか。
妖怪などの類ではなく、
自分たちはかつては生きていた人間だったということを、
知っていたのでしょうか。
だとすれば、やはり彼らは七人岬のように、
その状態にとらわれ、
その状態から脱出するために、
その誰かあるいは何かを探していたのでしょうか。
そしてその後、それは見つかったのでしょうか。
この番組では、あなたが体験した怪談を、
オンラインで買取りしています。
詳細は、概要欄のリンクよりお待ちしています。
それではまた次回、お会いしましょう。
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