1. 100円で買い取った怪談話
  2. #13 短編怪談【予知夢/誰にも..
2021-05-26 12:21

#13 短編怪談【予知夢/誰にも言うな/ティッシュ/せんでガラッパ】

今回のお話は、今まで買い取った怪談の中で特に短い怪談をまとめて配信する「短編怪談買取所」としてお送りします。

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次に、怪談作家の宇都郎・しかたろうです。
この番組では、私が行っている怪談売買所で買い取った、世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
今回のお話は、今まで買い取った怪談の中で、特に短い怪談をまとめて配信する、短編怪談買取所としてお送りします。
一つ一つは、些細なお話かもしれませんが、逆にそれは、あなたの身にいつ起きてもおかしくない怪異だとも言うことができるのです。
その後、夢はそれで終わっているのですが、何年か経って、時間が経っているのです。
1年、2年、もっとかもしれません。
ある日、お母さん方の親戚が亡くなって、大阪に、大阪の長浦橋に。
お母さん方の親戚が亡くなって、大阪の長浦橋に。
長浦橋を渡らないと、最上駅へ。長浦橋をそれまで見たことがなかった。
夢の中で、全く一緒だった。びっくりしたから。
誰にも言うな。
小学校の3年生くらいのときに、会議行ったので、学校が終わったら一人で、
親父とか帰ってくるまで、5時くらいまでは一人でおったりとかして、
ファンイコンとか、当時ドラクエとかね、やってたんですけど、
それが、いきなりバグって、バーンみたいな画面が固まって、
うわーってなって、
急にウィンドウ、ペーンって文字が出てくるパーティー、そこが開いて真っ暗い画面に、
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文字が、この何とか何だろうか、ちゃんと文字が出てあって、
詳細は覚えてないですけど、このでいいことは絶対誰にも言うなよ。
これこそは絶対にヤイシーだからな、みたいなことを、
全然ストーリーとドラクエと関係ない話を流れてきて、
文字がうつるあれだけ、それでドラクエと全く関係ない文章が流れてきて、
こんなことは絶対ヤイシーだぞ、とか言って、何は何だと思って、
いきなりバイーンってバグって、全然うんとこすんのが嫌だって思って、
何だこれって思って、まだ3時半とかだから、
お母さん帰ってくるの5時だし、1時間ぐらいあるわと思って、怖いと思って、
めちゃめちゃ無理だしそうだろ、ドラクエの話もあるし、
3年ぐらいで変なこと言われて、例のごとく帰ってきて、
お父さんお母さん5時まで帰ってきてから、1人の1時間半を家で過ごしとったら、
テレビ見ながら鼻でも噛む感じで、キッス箱のキッスあるでしょ、
あれって毎日入り込んでもらって、出てこないから、
あれやないなと思って、出そうかなと思って、手を差し伸べたら、
ボッて出てきた、手じゃない、手じゃない、手がない、便利だな、
自動やん、すごいな、めっちゃ怖い、
ドラクエ、5時までめちゃくちゃ怖い、
仙台からは?
僕は親父とお母さん2人とも鹿児島なんですよね、
鹿児島県の薩摩仙台市っていうところ出身で、
仙台川っていう大きい川があって、一級河川があって、
薩摩仙台川にカッパ伝説っていうのがあって、
方言で仙台のカッパに仙台がラッパーって言うって、
今でもお土産でもあるような感じで、
カッパが有名で、
俺の親父が小学生だったか70年くらい前、
70年くらい前、親父も死んでもらわないけど、
70,80年前の話で、
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昔の家でお風呂とかトイレって離れにあるでしょ、
家からちょっと離れて、そこで、
お風呂の方から夜中のほんまに山の中やん、
近所隣がほんまに200,300メートル隣とかいうような田舎やから、
夜中にお風呂の方でごっついわちゃわちゃ、
何の人の声でもないし、何の声でもない、
何かワーワー言うてる感じがすると、
夜中やし見に行くのも不気味やし、
朝になって行ったら、
もうとろみドロンドロの生臭い感じで、
魚臭い感じでドロンドロになって、
お風呂の湯船がドロドロ出て臭いので、
それをじいちゃんがカッパにフル入られたんだ。
4つの短編会談をお聞きいただきましたが、いかがだったでしょうか。
どれも本当に些細な体験でしたが、
どの話も独特の趣というか、面白みがあったのではないかと思います。
予知夢は夢の中に出てきた橋を数年後に実際に目にするという話でしたが、
家族揃って手をつないで見知らぬ橋を渡ったという点が象徴的だったように思えます。
このような予知夢を経験した人は多いでしょう。
誰にも言うなは、テレビゲームの画面に不気味なメッセージが映し出されたという体験でした。
実は市販のテレビゲームには隠しコマンドを入力すると、
プログラマーが仕掛けたメッセージが表示されるものがあります。
ただこの方がプレイされていたのはドラゴンクエスト3とのこと。
私が調べた限り、このゲームにそのような隠しメッセージがあったという情報はありませんでした。
ドラゴンクエスト3、そして伝説へは、
1988年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたメガヒットゲームです。
売上本数は380万本を記録しており、
ここまで多くの人にプレイされ多くのファンを得たにも関わらず、
未だに公になっていない隠し要素があるとは思えません。
この話の真相は不明です。
ティッシュは、いわゆるポルターガイストと呼ばれる現象のようです。
スティーブン・スピルバーグが制作した映画のタイトルにも使われたことで一般的になった
ポルターガイストという言葉ですが、
もともとはドイツ語で、日本では騒がしい霊と書いて
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騒霊現象とも訳され、心霊現象の一種とされています。
物が勝手に飛んだり、移動したり、
会った場所とは全く違う場所に現れたりといった現象を総称しています。
映画で表現されるような派手な動きは現実では起こりませんが、
何時間もかけて人形がほんのわずかに角度を変えるといった現象は報告されています。
私が聞いた話では、喫茶店でコーヒーを飲んでいると、
目の前に置かれている塩の入った小瓶が15センチぐらい飛び上がったというのがあります。
今回の短編会談の中で一番の問題作が、
鹿児島県薩摩仙台市に流れる仙台川の河童伝説は全国的に知られています。
鹿児島では、河童はガラッパと呼ばれ、
昔から人の生活に密着した存在だったようです。
このお話では、夜に風呂場から聞き慣れない声がして、
翌朝見てみると風呂が泥だらけになっていたというだけの話なのですが、
体験された方はそれを河童の仕業だと判断します。
一見滑稽に思いますが、家族全員その説明で納得します。
これこそが妖怪の本来の在り方です。
本来の妖怪とは存在ではなく現象です。
雷は雲からの放電現象ですが、
昔の人はそれに雷という名前をつけ、
雲の上で太鼓を叩く鬼の姿を想像しました。
どこからともなく砂がパラパラと飛んでくる現象には、
砂掛けばば、道を歩いていて突然前に進めなくなることには、
塗り壁と命名しました。
原因のわからないことが起きたとき、
それがわからないままだと落ち着かない、
だったらその現象に名前をつけてしまおうというわけです。
名前がつけば、次に同じ出来事が起きたときに、
それは雷だ、それは砂掛けばばだといえば、
それだけで謎ではなくなります。
このように昔の日本人は、
理解の及ばぬ現象に名前をつけて納得してきたのです。
今回のお話でも、
真夜中の謎の声と翌朝の風呂場の惨状に
せんでがらっぱの仕業という理由づけを行うことで、
家族全員が納得しました。
この短い話からは、
日本人がいかにして日常を過ごしやすくしてきたのか、
その工夫を見ることができるのです。
この番組では、あなたが体験した怪談をオンラインで買い取りしています。
詳細は概要欄のリンクよりお待ちしています。
それではまた次回お会いしましょう。
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