1. 100円で買い取った怪談話
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2021-05-05 12:02

#10 ジェントル・ゴースト・ストーリー【滋賀の怪談】

今回のお話は、滋賀県在住の作家ひびき はじめさんにお話しいただいた怪談です。ひびきさんは第四回『幽』怪談実話コンテストで優秀賞を受賞されたことをきっかけに本格的に怪談実話の世界に足を踏み入れた方です。ひびきさんがA子さんという女性に取材した際のお話をお届けします。

 ひびきさんの著書「怪談琵琶湖一周」はこちらから読むことができます。
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A子さんの家に亡くなった友人が、たまに遊びに来ると言うんですね。
なんとなく、そろそろ来そうやなという感じがすると、
生垣の向こう側に、ひょこひょこひょこと、生前と同じように歩いて来られる、吉江さんの頭が見えるそうです。
玄関の奥から、「A子さん、居てるか?」と、いつものように声がして。
この番組では、私が行っている階段売買所で買い取った、
世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
今回のお話は、滋賀県在住の作家・ひびきはじめさんにお話しいただいた階段です。
ひびきさんは、第4回の地震による地震による地震による地震による地震による地震による地震による地震による地震による地震で、
優秀賞を受賞されたことをきっかけにデビューされた方です。
過ぎ去った古き良き時代がほのかに香るような、優しく味わい深い、じっくりと読ませる階段が多いのが特徴でしょう。
私が言うのもなんですが、
そんなプロの作家が語る、いつもとは少し違う階段を、ぜひお楽しみください。
これは、80代の英子さんという方のお家にお邪魔をして、体験談をお聞きした時の話です。
英子さんはセミプロという形なんですけれども、あるジャンルのパフォーマーとして舞台を長年踏んでこられた経験をお持ちです。
同時に若い頃から、こういった心霊的なものが身近に感じられるようになってきました。
元々は面識があった方なんですけれども、そういった話をまた聞かせてくださいよといったところ、一度お家に来ないかと呼んでもらったわけです。
英子さんのお家に行きましたら、大刹間に移動してきました。
そこに発見されて、その前に、この人の顔が見えないような形でした。
お家に来ないかというふうに呼んでもらったわけです 英子さんのお家に伺いました
いきましたらね応接間に通していただいたんですけれども そこにねあの白いレースのカバーがかけられた
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実に小和チックな応接セットがあったんですね 膝の高さの小さなテーブルを挟んで2人ずつ4人が座れるようになっています
英子さんは向かって右側のソファにお座りになって まああなたも座ってくださいということで
僕はこうした場合斜めになるようにこちら側の左側に座ろうと思ったんですね まあ喫茶店とかファミレスとかでもこう4人掛けに2人座ると斜めの方に
座るようにまあそんな感じでいつもしてるんで自然と左側を向かったんですけれども なぜか途中でこう足がホッと止まるんですねもうそこにも見えているここ座ろうと思って
いるんですが ふっとなんか躊躇してしまうんですね
でなんか右側に座らなあかんような 木もふとし掠めて頭を
でもこう右側に2人とも座ってしまうとこの電車でねあの ボックスシートで2人とも窓側に座ったみたいなこうバランスになってしまうんで
何だけ左に座る つもりではあったんですけれども
右側にフッと座ってしまったんですまあまあどっちでもいいかと思って お話を聞き始めたんですね
世間話というかまあ日常的なことからお伺いしたんですけれども この英子さんの家に
じゃあ亡くなった友人がたまに遊びに来るって言うんですね で仮によしえさんというお友達の名前よしえさんにさせてもらいますけれども
同年代のおばあさん何年か前に亡くなったそうです なんとなくこうそろそろ起きそうやなという感じがすると
生垣の無国家にひょこひょこひょこと生前と同じように歩いて来られるよしえさんの頭が 見えるそうです
玄関の方から英子さんいてるかーといつものように声がして 英子さんいてるよ
というふうに答えるともう次の瞬間にはよしえさんは家の中にスーッと立っておられるそうです まあながらに友達といっても特にこう
テンポの良い会話はもう望めないそうですねレスポンスがすごく悪いそうです 英子さんが
誰々さん入院し合ったみたいやでーとかまったしその 世間話されるとまあそうかーって答えたり
黙ったままおられる時もあるそうです よしえさんが
よく来られる理由の一つとして何かこうよしえさん自身がこの a さんのお家の中に 居心地のいいポイントというのがいくつかあるらしいんですね
で廊下とか縁側なぜか階段の途中 とかにこうじっと佇んでおられることがあるそうです
まあ気がおけない友人というのはそんなもんであの 巻いてるはて別にあえて線でもいてたらいいよという感じなんですけれども
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まあしばらくしたら いなくなっているそうです
で僕がその a あの英子さんというのはご主人と2人暮らしなんでご主人の方はあの よしえさんって見えるんですかっていうと
でご主人の方も全然見えない感じない そんな感じやますを普通の人なんですね
ただの見えないが故にこの家の中を歩いているうちによしえさんとボーンとぶつかる ことがあるんですけれども
物理的にドンっていくわけじゃなくてすると通り抜けるらしいです 萌え子さんそれ見えててもあえて何も言ったりしないんですけれども
ご主人は後からこう首を年格を刺すったり肩を揉んだり しておられるそうです
でまぁその後英子さん若い頃の話もいろいろお聞きしたんですけれども その話はまた
別の機会にさせていただくということで 変えることになったんですね僕はの何気なく
いつも姉かのこういうソファー座らせの時は斜めになるように座るんですけれども なんか今日はこっちの右側に座らなあかんような気がしてねというふうに
何気なく言ったんですよそしたら英子さんがね あそうやろうねあの途中で帰られたけど
あなたの車前から左側によしえさん座ってあったよ そういうふうにおっしゃりました
響さんが英子さんという女性に取材した際の話ということで これはいわゆるジェントルゴーストストーリーと呼ばれるものになるのでしょう
英子さんの家に当たり前のように訪ねてくる亡くなった友人 その友人を英子さんもまた当たり前のように迎え入れ
時には一緒に会話を交わしたりもします 亡くなった人がしょっちゅう訪ねてくるなんて通常では受け入れられないと思うかもしれませんが
英子さんが舞台に立つ表現者だと聞けばなんとなく納得してしまいます 芸術に携わる人には見えない世界を自然体で受け入れる方が少なくないからです
逆に亡くなってからも信仰を温め続けられる友人がいるというのは なんと素晴らしいことだと思いませんか
さて そんな英子さんの話で興味深いのは亡くなった友人との会話についてです
テンポのいい会話にならないレスポンスがものすごく悪いと言います 会談の中には亡くなった人からメッセージを受け取ったという話も聞きますが
そのメッセージというのは得てしてとてもわかりづらいものです 生の世界と死の世界では時間の流れや感覚が異なるからなのかもしれません
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もう一点亡くなった友人がよく佇んでいる場所についても注目すべきでしょう 縁側や廊下そして階段の途中に立っていることがよくあるとのことですが
縁側ともかく廊下や階段は普通人が立つ場所ではありません そんな普通じゃない場所に立ち尽くしているかと思うと気がついたら消えている
どう見ても生きている普通の人なのに立てるはずのない場所に立っていた だから幽霊だとわかった
幽霊の目撃団ではよく聞かれるパターンです 例えば
スーツ姿の男が車が聞かう高速道路の真ん中に立っている 例えば5階の窓の外から小さな男の子が室内を覗いてくる
例えば 電柱の上に親子連れと母式女と子供が手をつないで立っている
見た目は普通なのに場所が全く普通ではない それだけで階段は生まれるのです
さて 階段実話を扱う者にとって取材というのは欠かせません
ましてや本を一冊書くことになった場合 一体何人の人に取材して何を集めなければならないことか
取材した話すべてを採用することは当然できませんので必然的に膨大な人数に合い 膨大な話数を聞くことになります
となると当然その取材の最中に奇妙なことが起きることもあります 響さんもそんな体験をしながら階段を集め書いているんでしょうね
それがよくわかる話でした 響さんどうもありがとうございました
響さんの著書階段美和子一周は amazon kindle で読めます 響さんが取材した美和子とその周辺にまつわる階段奇談を集めた
秀逸な階段実話集ですぜひご一読ください おすすめです
この番組ではあなたが体験した階段をオンラインで買い取りしています 詳細は概要欄のリンクよりお待ちしています
それではまた次回お会いしましょう
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