オープニングとAI生成物の課題
こんにちは。現場のAI業務改善ラジオの大地です。 今日は、AIの成果物をCodexにレビューさせて品質を高めるというテーマでお話しします。
最近のAIは賢いので、一発出しでもいいものができると多くの人が考えています。 でも実際は、細部のミスや考慮漏れはゼロにはなりません。
特によくあるのが、指示したところだけを直し、関係する他の箇所は古いままになっているパターンです。
そこで今回は、Codexに成果物をレビューさせて品質を高める具体的な手順を解説します。
Codexをレビュー役に選ぶ理由
AIのミスや考慮漏れを潰すには、一度作って終わりではなく、 誰かが後から成果物を確認する必要があります。
僕はそのレビュー役をCodexに固定しています。 理由は、細部の荒探しがCodexの得意分野だからです。
クロードとCodexにつき数万円の課金をしている僕の実感では、 既にある成果物から矛盾や抜け漏れ、誤りを見つけるのはCodexの方がクロードより上手いと感じています。
だから、成果物を作ったのがクロードでもCodexでも、 レビューだけは必ずCodexにやらせています。
レビューのための事前準備:Git管理
Codexのレビューは、事前の準備が一つと手順が2ステップあります。
事前準備として必要なのは、成果物のフォルダをGitで管理しておくことです。
Gitはフォルダの中の変更履歴を記録するツールで、 何をいつどう変えたかをAIがスムーズに確認しレビューできるようになります。
Gitの解説会は概要欄に貼っておくので、 詳しく知りたい方は見てみてください。
そして、この後紹介するCodex標準機能のレビューコマンドも、 Git管理しているフォルダの中でしか使えません。
ステップ1:CodexSimplifyによる無駄の削減
事前準備ができたら、Codexレビューの1ステップ目です。
ここでは、僕が自作したスキルCodexSimplifyを使います。
スキルというのは、決まった手順をAIに登録しておいて、 短い命令で呼び出せるようにする仕組みです。
CodexSimplifyはその名の通り、変更内容をシンプルにし、無駄を削ります。
クロードコードには、変更したプログラムの無駄を整理する スラッシュシンプリファイというコマンドがあります。
同じことをCodexでもできるように作ったのがCodexSimplifyです。
ちなみにこのスキル自体は、Codexにクロードコードのシンプリファイを基に、
同じ機能をCodexで実行するためのスキルを作成して、と指示して作りました。
スキルの中身を一言で言うと、Gitの差分を再利用性・品質・効率の3つの観点でレビューし、
確実に無駄と言える箇所だけを直すというものです。
概要欄の記事にCodexSimplifyの全文を貼っています。
ただ、このスキルは僕のプロジェクトの構成に合わせたものなので、
使うときは自分のプロジェクトに合わせた最適化をAIにしてもらった上で使ってください。
ステップ2:レビューコマンドによるバグと考慮漏れの発見
CodexSimplifyで無駄を削ったら、次はレビューの2つ目のステップです。
Codex標準のレビュー機能、レビューコマンドで、成果物のバグと考慮漏れを見つけます。
使い方はシンプルです。スラッシュレビューと入力して、レビューする対象を選ぶだけです。
対象は一連の作業で変えたファイル全てや、まだGitの履歴に記録していない手元の変更などから選べます。
レビューコマンドはプログラムが途中で止まった場合の再実行や、
複数箇所からの同時呼び出しなど、AIが見落としてUIに繋がりがちなイレギュラーパターンもしっかり拾ってくれます。
現役エンジニアの僕から見ても、CodexSimplifyとレビューコマンドを通した成果物は、
無駄な箇所や考慮漏れがほぼ潰せています。
まとめと導入の推奨
AIの成果物は必ずCodexにレビューさせる。今日一番伝えたいのはここです。
まとめます。
CloudやChatGPTの最新モデルを使っても、成果物の直し忘れと考慮漏れはゼロにはなりません。
だから僕はレビュー役を細部の荒探しが得意なCodexに任せています。
レビューする前提として、成果物のフォルダをGitで管理しておくことが必要です。
その上でCodexSimplifyで変更した範囲の無駄を削り、
レビューコマンドでバグと考慮漏れを見つける、この2ステップでレビューします。
まずは概要欄の記事を基にCodexSimplifyをあなたのプロジェクトに最適化した上で導入し、
試しに使ってみてください。
賢いモデルに作らせた成果物でも、無駄な箇所をどんどん削ってくれます。
質問やご意見、取り上げてほしいテーマがあれば、ぜひコメントお願いします。
それでは今日はこの辺で。