1. 写真と万年筆のイチゴカメラ
  2. Ep56. プリントの魅力(Ryuzo)
2023-10-19 50:43

Ep56. プリントの魅力(Ryuzo)

Ryuzoさんをお招きして、Nikon Z f、Sony α7C II、仕事で撮った写真、渋谷ルデコで開催されたグループ展「2B&H 2023」、村越としやさんの作品、プリントの魅力、レンジファインダーカメラなどについて話しました。


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イチゴカメラとは

イチゴカメラは、カメラ・写真が好きな一神 友郎(Tomoo Ichigami)がお届けするカメラ雑談プログラム。フィルムカメラから最新デジタルカメラの話題、写真表現についてなど、幅広く興味の赴くままに話します。同じ趣味を持つ方々とコミュニケーションとりつつ、その愉しさ、奥深さを共有していければと考えております。


#イチゴカメラ


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00:05
新発売と発表されたカメラで、ソニーのα7CⅡとニコンのZFが、最近ちょっと話題かなって思うんですけど、
なんかあまり触手が伸びてない感じがしますね、Ryuzoさんは。
私ですか? 昔ほど新しいカメラで、劇的に何かが良くなるっていうのは、その昔っていう時代の定義が難しいですけども、
例えば、Canonの5Dが圧倒的にすごかった時期とかっていうのは、本当に新機種に対する期待みたいなものが大きかったと思うんですけど、
今はちょっとね、うっかりAPS-Cとフルサイズ見間違えるぐらい、それぞれの機種がやっぱりすごく良いので、
あまり追わないようにしていますけれども、ニコンのZF。これは、私、仕事が一応広報っていう括りなんですけれども、
発売日直前ぐらいに、ものすごくSNSでレビューがたくさん出てきて、結構インフルエンサーさんにレビュー機をお貸しされてたんですかね、ニコンさんが。
たぶん情報解禁の日とかをうまく作って、全然僕別にニコンのタグをフォローするとか、そういうのをしてたわけじゃないんですけども、タイムラインが本当にZFだらけになったっていうのが、冗談じゃなくて本当にありまして。
そうですね、僕もそうですもん。
そうでした?
うん。
あれはね、やっぱりね、すごいなと思って。あれはなんかこういうことを自分は仕事でしなきゃいけないんだなというのを目で見てましたし、やっぱり気になって店に展示機を見に行くところまではやっちゃいましたね。
発売がまだなんですよね。確か10月の後半28とかなんか。
Mockみたいなやつからね。
なるほど。
いいですね。
りゅうささんコンパクトがお好きということで、小さいに越したことないということで、α7Cとかひょっとしたら興味持たれてるのかなとか、あとニコンももともと好きだったっていうことで。
03:01
そうですね。
2機種が刺さってんじゃないのかなと思ったら、そうでもなかったっていう。
そうですね、7Cのシリーズはファインダーがレンズの後軸上にないんですよね。端っこにあるんですよね。
あれが若干気持ち悪いというのがあって、ペンタみたいな部分がなくってすっきりしてるのはとてもいいと思うんですけども。
それが気持ち悪いって言っているプロカメラマンの発言を間に受けて気持ち悪いと思うようになりました。
気持ちはわかるというか、そうですよねっていう感じがありますね。ただ小さければいいっていう問題じゃないんですね、りゅうぞうさん的には。
そうですね、あとは今α7IVを使ってるんですけども、全然覚えられないんですよ、機能が。
メニュー画面を見て、本当にこんなのもあるのかとかいうので、多分説明書で言うと1割ぐらいしか理解してないんですよね。
だから、とてもじゃないけどこれを置いて次にはいけないなという、最近その意識がすごく強いですね。α7IIIの時もそうでしたし。
α7IIIも全然、あれでよくってα7IVに買い替えようみたいなことは思わなかったんですけど、
唯一前も言ったかもしれないんですけど、うちの娘がメガネっ子なもんですから、瞳認証がちょっとやっぱり裸眼の人に比べると不利なんですけども。
なるほど、それ聞いてなかったですね。
本当ですか、そうなんですよ。例えば中心に娘がいて、その横に奥さんとかがいたりすると、やっぱりどうしても奥さんの方にピントを合わせに勢るんですよね。
明らかにピントは娘に近いところにあるので、しかも中心ですから、普通にセオリー通りに考えると正面の娘に行ってもいいんですけども、
メガネをかけてるとやっぱり反射とかもありますから、裸眼の人の方を捕まえに行くっていう傾向は、そういうアルゴリズムがあるのかどうかは分かりませんけど、やっぱり肌感覚としてはすごくあって、
それは娘に対して追い目のような感覚があって。
これを店頭でまがさして、セブン・フォーで娘を見てみたらですね、パチッとピントが来たんですよね。
でもよく考えたらその時は娘1人をフレームに入れたんで、それは娘にピントが合うよなっていうことかもしれないんですけど、
それは娘の決定的瞬間を取れるなら、おいきん10万円ぐらいは安いもんだという謎のほとっぱらさを、
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例に漏れず親ばかりですから。
というのでセブン・フォーには行って、あとはHDMIが普通のサイズだったので、配信とかにもカメラを使ったりしていたので、いいなというのがあったぐらいで、
全然機能的にはセブン・スリーにはもう不満がないというか、まだまだ使いこなしてないという自意識でしたから、
本当に私はこの先何台のカメラを使えるのかなぐらいの感じは、正直もう車乗り換えサイクルぐらいに入ってきましたね。
動画機能もだいぶ良くなったから、もう5年は少なくとも戦えそうな感じはしますね。
そうですね。本体的には何ら不満はなくて、あとは今ジンバルは手元にないんですけども、
ジンバルをちょっと買おうかなと思ったりとか、周辺機器の世界になってきてるかもしれないですね。
それはプライベートですか?仕事ですか?ジンバル?
そこが境界線のないところでして、結構仕事で頼まれもしないけど、公式カメラマンを名乗るっていうですね、
そういうおせっかいをするんですね。
いいですね。
そんなちゃんと写真を撮る予算はなかったとか、そういうリソースは考えてなかったと言われるところに、
撮りましたよっていうのを押しつけがましく渡していくっていうことをやってると、
2回ぐらい後に呼んでもらえるみたいなことはですね、ぬるっとカメラマンになっていくっていう取り組みを最近ずっと続けてるんですけど、
さすがに最近イベントの記録とかスチールだけだと、動画があって普通みたいな感覚が世の中的にもあると思いますので、
これがスマホで動画を撮る方が楽で安定してたりするんですよね。
そこをやっぱり一眼で撮ろうと思うと、やっぱりジンバルいるなと思ったり。
でもやっぱりスチールも両方撮りたいので、スチール撮影を邪魔しないジンバルってなんだろうなみたいなことを今考えてますね。
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難しいですね、それは。
そうなんです。だから中途半端なんですよね。
例えばつけたままでも構えられるのか、1回外してもバランスを取るのが早いっていうことなのか、どっちかだなと思って今見てるんですけど、
これを会社の経費で買うか、自腹で買うかっていうのを悩み中ですけど。
なるほど、そこまでいくと荷台持ちした方が早そうだな。
そうなんですよ、そうなんですよ。
FX30とかああいうのがあると思うんですけど。
ガチ方向に。
でもそうなるともうiPhoneでええやんっていう結論になっていくんですよね。
確かに。
バカにできないですからね。
そうですね。
会社で最近撮られてる写真もちょこっと共有していただきましたけど、いいですね、素敵ですね。
ありがとうございます。
アポランターですか?
これはですね、いちがみさんに2点お送りさせていただいたんですけど、
これはソニーの純正の85mmですね。
持ってた、持ってた。
ごくごく普通の85mmですね、バディスとかじゃなくて。
あら、そうか、背景柔らかい感じで。
そうか、僕なんか背景ざわつく印象を持ってたけど、
全然整理されてるからか、背景がすっきり、ちょっと距離があるからか、すごいいい感じですね。
そうですよね。
後ろにごちゃっと物があるとやっぱりざわっとする傾向は、
結構グルっとしたボケが出たりとかっていうのは、確かにおっしゃる通りあるんですけど、
これは背景が何もなかったり遠かったりするので、
確か開放で撮ってるのかな、これは。
割とあのレンズですけど柔らかい感じで撮れたかなと思いますね。
いいですね。
これがですね、最近困ったなと思ってるんですけど、
とある旧人メディアの記事みたいなところに載せる前提で撮ってるんですけども、
めちゃめちゃ圧縮されちゃうんですよね。
JPEGがWEPIに変わるぐらいはまあまあいいんですけど、
そういう問題じゃないだろうっていうぐらい、
明らかに画質が、
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Photoshopで一番下げて保存してもこんなに荒れないんじゃないかっていうぐらいですね。
これもちょっとカスタマーセンターに問い合わせたりしながらですね、
とてもじゃないですけどこんなクオリティで出てないので、
それが被写体になっていただいた方には申し訳ないなと思ってるんですけども。
それは管理画面が提供されてこちらから写真アップロードできるようなサイト?
そうなんです。CMSみたいになってるんですけど。
なるほど。つらいですね、それは。
ちょっとね、暗いところとかはブロックノイズみたいな感じになっちゃって、
それはいくらなんでもとは思うんですけど、
あちらさんも商売なので仕方がないかなとか思いつつ。
そういうのはやっぱり写真が好きな人にはちょっとつらいですよね。
旧人コンテンツで写真は結構重要ですからね。
そうなんですよ、そのはずなんですけどね。
自分の撮った写真はアップロードすることも当然できるんですけど、
やっぱりいかに負荷が少ない状態で記事を作ってもらえるかっていうところは、
やっぱり彼らとしても重要だと思いますので、
結構ストックフォードからそのまま写真を差し込めるみたいな機能も備わっていて、
それをするとさすがにそんなに荒れた状態にはならないんですけれども、
それはちょっと、そこは差別化しないと、うちなんか勝てないよっていう感覚がちょっとありますんで、
なんとかちょっと綺麗に出す道を模索したいなという日々でございます。
先ほどおっしゃられたぬるっと社内カメラマンになるっていうのは、
やっぱりそのおせっかい心を働かせるっていうところですか、ポイントは。
そうですね、やっぱり当然人がたくさん集まるとみんな優先順位が違って、
コンテンツが大事といっても、例えば記事タイトルをABCテストぐらいやって、
一番反響が良かったら残していくみたいなところにこだわる人もいれば、
文章力こだわる人もいますし、記事をアップするスピードを重視する人もいるみたいな、
そういう派閥がある中で、写真が大事派というのもあるわけじゃないですか。
写真が大事派の代表としてはですね、写真なんかスマホで撮ればいいからみたいな、
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スマホで撮ってもいいんですけど、スマホで撮ればいいからということの奥底に潜むこの写真啓示みたいな、
これをですね、いやそうじゃないんだというところですね、立証していきたいみたいなところで、
撮ります撮りますって、ちゃんと現像して記事までに出しますっていう感じで入っていくんですね。
やっぱりちゃんと撮ってもらうと違うねみたいなことを言ってもらって、クオリティも上がるし、私も嬉しいしみたいな、
みんなハッピーみたいなことをですね、やってるという。
ずっとそんな感じでやってるんですけど、最近はもう予算がつかないこととかは撮影頼んでいただけることが多いですね。
なるほど。実績が積み上がってきたら自然と話が来る状態になってるっていう感じですかね。
そうですね。それが本職ではないので、それで時間を抑えるのは申し訳ないとか違うだろうみたいな感じで呼ばれないときもありますけれども、
全然別に仕事なのかもしれないけど、こちらとしてはあんまり仕事と思ってないので、全然呼んでくださいねって感じなんですけどね。
なるほど。そういうことが増えると何がいいというと、堂々と経費で機材を買い足せるっていうね。
魔物によりますけど。さすがにカメラがレンズだっていうのを経費で買ってっていうことはしてないですけれども、
ちょっとしたソフトボックスとかライトスタンドとか、あとあれかな、去年はDJIのワイヤレスマイク買いましたね、経費で。
あれはすごく良いので、いろんな人にも使ってほしいんですけども、今のところ月に1回くらいの登場に、そんなもん買うなよって言われちゃいそうですけど。
動画もちらほら捉えているということで、となると編集もしてるんですか?
まあ編集と言っても、プレミアに読み込んで、カラコレして、RATファイルみたいなのを当てて、カラコレしてっていうぐらいですけどね。
周りに映像クリエイターさんはとても多いので、そういうものに比べれば本当にもう全然なんですけど、
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映像クリエイターさん一日ついてもらって、編集して出してくださいってなると、そこそこのコスト感になってきますし、
端的に言うと、登壇してもらったゲストのフィンよりも映像の接客費の方が高かったりしますので。
確かに、そうなりそう。
それだったら用途にもよりますけども、ちょっと取って出すとか、
例えば僕のやってる仕事で言うと採用とかでですね、
例えばインスタのリールとかTikTokとかに動画コンテンツを流していってみたいなことをやって、ページ流にを増やすみたいなことって、
結構大手さんでもやられてるところはやられてますので、やったほうがいいなぁとか思ってるんですけど、
この辺がですね、中途半端にやる人間がうちの会社の中に私も含めて多いので、
とりあえずヘンプロさんとかと一緒にやって案件にする前に自分たちでできるところでやってみましょうみたいなのが、
割とそういう考え方をすることが多いので、ちょっと撮ってみて編集して出してみたいなことを去年ぐらいからちょこちょこやってますね。
なるほど、SNSだったら確かに内省したいですね、そこはできれば。
そうなんです。
ただ、結構会社名がですね、うまく言えないんですけれども、いじられがちな会社名なもんですから、
例えばSNS界隈で見るような、おちゃらけたものみたいなものを作ってしまうと、やっぱりちゃんとしてないんだなっていう、そういう感じになってしまうので、
非常にお堅い会社名のところとか柔らかいことをするとギャップで親しみやすさを感じてもらえると思うんですけれども、
親しみやすすぎる名前の会社がですね、親しみやすいというのがそこですね。
逆にあんまり良くないかもしれないので。
なるほど。
ちょっとそこはパパッと撮ってパパッと編集してパッと出すみたいな、
そういうフットワークが良すぎる感じよりは、やっぱりちゃんと考えて安心してもらえるものを出さなきゃいけないのかなっていうのはちょっとあって、
そこが若干腰の重さを招いているような感覚はあるんですけれども。
なるほど。難しそう。
21:00
何にしても、そうですね。本当は写真だけ撮っていれば一番楽しいんですけれども、ちょっとそういうこともやっていったほうがいいのかなというのが現状ですね。
なるほど。
先週土曜日に私、東京に日帰り旅行行ってきまして。
あれ渋谷の写真とかあげてらっしゃったのはそれなんですか?
そうなんです。
そうでしたか。
滞在4時間ぐらいだったんですけど。
お疲れ様です。
前回このイチゴカメラゲストに出ていただいた林監督がいらっしゃって、渋谷でグループ展に参加されてたんですね。
それは見に行きたいと思って、ちょっと特館でも行こうかっていうことで行ってきて、それが渡辺さとるさんがやってるワークショップに参加してる方のグループ展で。
すごい良かったです。林監督の写真ももちろん良かったし、あと本当何十人、三十人から四五十人、三十人から四十人分ぐらいの展示が各界に分かれてあったんで。
渡辺さとるさんもいらっしゃって、ちょっとお話もさせていただいたりとかして。
渋谷ですか?
渋谷です、はい。
ルデコとかですかね。
そうです、ルデコです、まさに。
なるほど。ルデコで複数フロアでグループ展なさってたんですか。
そうです、そうです。
それは見応えがありますね。
やっぱりすごい印象に残った写真とか、写真家の人とかは何人かいらっしゃるんですけど、その中でも一番上から順に5階から下にずっと降りてたんで、地下の展示を一番最後に見たんですけど。
そのぐるっと回って一番最後ぐらいのときに、村越俊也さんっていう方の写真が一枚だけ飾ってあって、私ちょっと遠目に目に入ってからすーって吸い込まれて立ちすくんでしまったんですね。
そんなに大きくないんですけど、A3かA4ぐらい。ちょっとA3とA4だいぶ違うけど。
まあじゃあそれぐらいですね。
そんなに大きくないやつですけど、すごい引き込まれて、白黒の田舎の風景を撮った写真で。
そのときはまだ村越俊也さんっていう名前も存じ上げてなかったぐらいだったんですけど。
わーって見入ってしまって、なんだこの感情は。何にも説明ができないけど、とりあえず私は今魅了されているぞって思ったのがすごい衝撃的でした。
24:10
それはちょっと私もちゃんと見なきゃいけないですね。
どうも、その後名前とかで調べたらYouTubeとかでも渡辺佐藤さんの2Bチャンネルとかでインタビューの動画もあったりしたんで見たりはしたんですけど。
あのとき私が抱いた感情をちょっと自分なりに整理したいと思って、土曜日帰ってきてすぐ写真集がいろいろ。
メルカリやら、あといろんな写真集販売してるサイトとかを買い漁って、今まだ数冊しか届いてないんですけど。
ちょっとその感情を自分の中で理解したいと今思っているとこです。
普通の人というと抽象的ですけれども、普通の人よりたくさん写真をご覧になっている市上さんが、そんなにまさに吸い込まれていく感じっていうのはすごいですね。
何なんでしょうね。僕そんな展示とかは好頻度に見に行ってはないんですけど、ただ改めてやっぱりプリントされたものを見る価値というか、多分スマホで見てたら同じ感情にならなかったと思うんですよね。
だからなんかすごいプリントの持つ力っていうのも感じました。
確かに私もルデコはなんだかんだ言って年に1回ぐらいは行ってるんですよ。
なんかこう面白い企画展とかグループ展が、だいたいルデコっていうとすごい語弊がある感じがしますけれども、
割と今度写真展やりますみたいな感じで、特にハイアマチュアの方のお写真がよく見られるっていうのはルデコっていうイメージがありまして、商業写真じゃないので表現方法とかすごく皆さんアイデアがあって、
やっぱりその中で、もちろん写真の表現っていうのもそれぞれ様々ですけれども、やっぱりすごいこれ面白いなぁみたいなことを感じるのってやっぱり写真自体の出力方法と言いますかね。
もちろんどういう紙に出力するかみたいなこともありますけども、
こうやってプラ板みたいにして後ろから光当てて出すんだとか、こんな布みたいなやつに出力してるなとか、
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この人は壁絵じゃなくてこうやって机の上にこんな冊子みたいな感じして置いてるのねとか、
どうやって写真をメディアとして届けるかみたいなところのこだわりって、画面で見ている世界は割とこうなんかそういう展示会とかで見るものから見ると、ちょっと途中で終わってるみたいな感じすらしてくるんですよね、そういうところに行くと。
あれはもう本当になんか展示会に行かないと味わえない感覚かもしれないですね。
その美術館とかじゃなくて、やっぱりアマチュアの作品っていう、村越俊也さんはもう写真家の方ですけど、他のアマチュアの方のやつって確かにそうですよね。
中には宣伝されてないものもあるかもしれないけど、みんなが何かに挑戦してたり、ちょっと実験的だったり、まだ表現方法定まってない中で模索してるっていう感じがなんか面白いですよね。
やっぱりここで少しでも人の目を引いて、それでもしかしたら次の展開が大きく変わるかもしれないとか、多分そういう期待値ってやっぱり展示に出す人って当然あると思うんですけど、
そこの創意工夫の熱量みたいなものって、美大とかの卒典見に行ってるみたいな、中身おじさんかもしれないですけど、こういう楽しさがありますよね。
それで言うとやっぱり僕はもう本当に自分撮った写真をプリントするみたいなことはもう全然正直やってないですけども、たまにですけども、たまにうちの会社で年に1回くらいテレビCMをやったりするんですよね。
そのテレビCMをやるときに、まさに渋谷とかのちょっと大きなところで広告を出させていただいたりとかして、私その写真を撮りに行くんですよ。
広告が街にある写真っていうのを自分が残したいと思ってるだけなんですけども。
それが大エッジというか、そういう交通広告とかを専門で紹介する雑誌みたいなのがありましてね、ムックというのが。
そこが街並みに広告が展示されている写真を資料としていただけないでしょうか、みたいなことを言ってくださるときがあって。
それなんかね、自分の撮った写真とかを送って、自分の撮った写真が雑誌の中で使われるみたいなことが何年かに一度あるっていうのは確かにあるんですね。
30:02
それはやっぱり自分の中でものすごく個人的な思い出なんですけども。
逆を言えば、数年一回のそういう機会が、本当に唯一自分の写真が印刷された状態で見るぐらいの機会になってしまってて。
あとは運動会の写真撮って娘の友達にあげるとか、そういうのはエルマに出したりしますけれども、本当はそれぐらいなんですけど。
そこでいうと、いちがみさんは結構出力する機会って多いんですか。
いやー、全然多くなかったんですけど、
最近エプソンのプリンターを買ったことでちょこちょこ出してるっていう感じですね。
まだまだ今からですね。
前の機種から買い替えとかじゃなくても。
もともとプリンターはもう事務用のプリンターしかなかったんですけど、写真用としては初めて買いました。
結構、こういうとあれですけど、本気のやつじゃないですか。機種大きくしましたけど。
ああ、そうですね。
フラッグシップぐらいの感じですよね。
うん、多分そうです。
そうですよね。
エプソンのSC-PX1V、これも渡辺佐藤さんの2Bチャンネルで言ってたことなんで、もう何もかも受け売りになってしまうんですけど。
言うても10万円とかぐらいなんで、レンズ1本買うんだったらプリンターまず買っとけみたいな話をどっかでされてて、確かにと思って買っちゃったんですよね。
なるほど、それは今のお考えとしては、どういう写真を出してどういうふうに展開していこうとお考えなんですか?
あまり深く考えずに買ったんですけど、とりあえずハガキサイズとかで気に入ってる写真とか出して、やっぱり物になるっていいなとか思ったり。
あと、A3で出したりちょっと大きめに出すと、スマホで見てた時と印象が違うんですね。
スマホで見てた時、僕は80点ぐらいあるんじゃないのって思ってたのが、A3に出すと60点?50点?ってなる感覚があって。
逆に点数落ちちゃうんですね?
落ちる。
A3それなりに大きいとアラも目立ってきたりとかしたり、なんかこうパーンと目の前にA3の紙があった時に、すみっこのこれいらんのじゃね?とか、なんか色々破壊でしたくなってきたりとか。
確かに同じことかどうかわからないですけれども、パパッと適当に撮って編集した動画ってスマホでは見られるんですけれども、テレビぐらいの感じで出力するとちょっと見られないなっていう感じが。
33:14
印象変わりますね。やっぱり大きさがね。
どこまで共通項のある話かわからないですけど、もしかしたらやっぱり大きくするってそういうことなのかもしれないですね。
A3か、A3に出してみるっていうと、途端に確かにでも写真に対して自信がなくなるかもしれないですね。
そう、まさに。
プレッシャーを感じますね。
それを知ったからこそ、A3に耐えうる強度のある写真を撮りたいとかはちょっと芽生えたかもしれないですけどね。
なるほど。
紙に出力するとやっぱりクオリティすごく大事だなと思ったのは、うちでCMとかをやったときに横展開で学校内に貼るポスターとかも作っていただいて、
それをあるあるですけど、デザイナーさんに出力までお願いして納品してもらうと、やっぱりデザイナーさんは極限まで印刷にこだわられるので、結構単価上がっちゃうんですよね。
もうデータだけいただければうちで出しますのでということをお願いして、ちょっとコストを下げるみたいなこしゃくなことをするんですけれども、そうするとどれぐらいのクオリティでどんな紙に出そうかっていうことがこちら側に来るわけですよね。
それでもう本当に写真家さんが使うような印刷サービスから普通のオフセット、オンデマンドぐらいまでいろいろ試して出したんですよね。
じゃあもうやっぱりもうA版ぐらいになると全然階調も違うし、コントラストも違うし、本当にそういう意味では確かにやっぱりいい環境でまず出すっていうことがすごい大事で、
そこの上で次にじゃあ表現としてどうなんだみたいなことがあるということなんだろうなというふうに今お話をしながら思えてきました。
だったらあれですよね、このSCPX-1Vは、例えばA3を出力するのに結構そこそこの時間かかるんですよね。
数分ですけどね。
数分、数秒で出るのが良しとされているこのプリンタ業界において数分かけてじっくり出力するっていうのはやっぱりね、なかなかすごい上質な行為だなというふうに思いますよね。
36:09
そうなんですよね。もう紙からプリンターの印刷の設定もなんかすごい細かくていろんな手法があったりして、もう覚えることたくさんです。
つけつめていくと。
写真モードを選べばその話ではないんですね。
そうそうそうそう。
なるほど。
展示されている方はすごいな、コンセプトから最終の形になるまでに関して手をかけるっていうのはすごいパワーのいることだなってわかってきました。
そっかじゃあ、ちがみさんのプリンターほどの環境はなかなか難しくても、もしかしたら写真をこれ良しっていう前に一回印刷して見てみるみたいな、そういうのが良いのかもしれないですね。
確かに。ちょっと引いて客観的に見れそうですね、そうすると。
よくグラフィックとかは一回ちょっと紙に出して、画面じゃなくて紙で見て、そしたら途端に文字の級数に違和感があるじゃないですか。
それは結構実は写真も同じことがあるのかもしれないですね。
確かに。普通にコンビニのプリンターでもA4とかで出してみると良いかもしれないですね。
印刷しようこれから。
これは今日私は個人的にすごく良い気づきをいただいたかもしれないですね。
メモしておきます。
iPhoneとかの綺麗なガラス越しに後ろから光が放たれて見る写真って、やっぱちょっと良い感じにゲタハカしてもらってるでしょうね。
そうですね。確かにやっぱり今多くの人がスマホ、特にiPhoneで写真をご覧になるので、機種によっても多少の差があるとはいえ、色がどういうふうに転ぶかみたいな意味では結構やっぱりiPhoneでチェックしてからどれか決めるとか、デタッチ確定させるみたいなことは割とやってるんですけど、
そうですね。それ逆にゲタを履いてるだけかもしれないですね。
もっとシビアな環境で見て、ちゃんと考えた方が良いのかもしれないですね。
それこそ村越俊也さんのプリント見て、写真に写ってることだけじゃない何か繋がれた気がするんですね。本質というか、わからないけど、うまく言葉にできないけど、
39:12
パッと写真を見た以上の何かものを感じたような気がしたんで、何かそんなプリントが作れたらいいなって思いました。
ちょっと私も後多いですけど、村越さんの写真というのをちゃんと見てみます。
多分ね、皆さんそれぞれハマるポイントって違うかもしれないけど、でも大変評価されてる写真家さんなんで。
地下まで降りて吸い込まれたっていうお話が、お話としてまず素敵ですよね。
これは性格かもしれないですけど、それこそルデコみたいなところで、あれ5回ぐらいあるんでしたっけ、ルデコって確か。
そうですね、5回か6回か。
そっからもう2回ぐらいまで降りてくると、ちょっとお腹膨れてるんですよね、正直。
それで5回、4回、すごいなすごいなみたいな。3回ぐらいで、こんなのもあるのかと思って。
2回ぐらいで、もうちょっと出口だなみたいなことを思い始めるみたいなことが結構あって。
その最後の方になんか衝撃的なものが舞ってるっていうのが、そのパワーの凄さっていうのは、単純に最後にあるっていうことだけじゃなくて、
結構ね、体力的にも階段ずるっと降りていってっていうところで、疲弊した後のことですし。
そういうことを逆算して、もし地下にあったとしたら、それはそれですごいことだなと思いますけれど。
でもそこでやっぱり一番残るものがあったっていうお話自体がとっても素敵ですし、
これだけのやっぱり訴求力を持っているお写真ってどんなものだろうなっていうのは、ちょっと自分の中でも追って確認してみたいですね。
そう、Xに渋谷で撮ったスナップ写真とか何枚かあげたんですけど、あれはライツ・ミノルタっていうフィルムカメラで撮ったフィルムの写真で。
レンジファインダーが楽しくなってきました。レンジファインダーって使ったことあります?
昔はありますよ。昔はそれこそおじさんのカメラ触らせてもらうとかそういう感じではありますけど、自分で所有して使ったことはないです。
42:09
ライツ・ミノルタCLってコンパクトでMマウントでLeicaのレンズつけられるってやつなんですけど、レンジファインダーの二重像合わせなんかできたもんじゃないんですよ。
見にくくて小さくて、あんまハッキリしてなくて。でもスローしの窓を通して距離はなんとなく目測で測って、5メートルぐらいかなっていってやると、
それなりに絞って撮るんでそんなに絵がピンポケになるってことはないんですけど、その撮影する行為がレンジファインダーの魅力ってもともと言われてることですけど、
最初買った時、やっぱレンジファインダーこれピント合わせできたもんじゃねえな辛いなって思ってしばらく使ってなかったんですけど、ピントはだいたいでいいじゃんと。
で、実物を見てパシッとシャッター切ってブラックアウトもしないと。それがいいじゃないみたいなことを話してる人のことを僕もやっぱり真に受けて、あ、そうかと思って使い始めて、そういう気持ちで使うとわー楽しいってなりました。
なるほど。その渋谷弾丸旅行はもうライツミノルタ1本で行ったんですか?
他のカメラも持って行ったんですけど、4つぐらいカメラ持ってきたんですけど、結局他のやつはほぼ使わず、ポートラー400を詰めて、36枚撮りを詰めてきたんで、できればもう渋谷で撮り切ろうと思って。
そうですよね、あんまりトリッパーで起きたくないですよね。
あーそっか、渋谷に4時間滞在で36枚をどう使うかとかって、いやーちょっとなんかお話聞いてるだけでワクワクしますね。
そうそう、東京滞在4時間だから、スナップしてる時間ほんと1時間にも満たないかもしれない。
なるほど、じゃあ結構なペースで撮らないと。
でもホントコロナになってから東京にもずっと来てなかったんで、何もかもが新鮮で、山手線に乗ることすらも、わーすごいって思いながら乗ってたりとかしてたんで。
渋谷はもしかしたら一番パッと見変わったかもしれないですね、この数年間で。
あーそうっすか。
駅前にビルがやたらできて、それこそ瑠璃湖の方に行くのもだいぶアクセスが良くなったと言いますか。
大きな交差点を越えて瑠璃湖の方に行くと思うんですけど、あれが行きやすくなりましたね、地上からでも地下からでも。
45:03
でっかい歩道橋みたいなやつ。
ライツ・ミノルタはですね、僕は40mmのレンズがあるじゃないですか。
はい、ロックオール。
あれをヤフオクでずっとお気に入りに得て、10年くらい買わずにいるっていう風に。
欲しいんですけどね、40mmそんなに増えてどうするんだろうみたいなところで。
あれも良いですね。
良いですね、シンプルなレンズで。
コンパクトですし、そんなに無理もしてない感じがしますし。
なんかうちの嫁さんがお盆過ぎた時に、お盆終わったらもう今年は終わりやよって。
はいはい。
すぐ年末が来るよみたいなことを言ってて。
確かに9月なんて一瞬で終わったし、10月ももうなんだか終わろうとしてるしみたいな。
そうですね。
うちの会社は12月に健康診断があるんですけど、年齢的にもイカメラをやるんですよね。
イカメラやる、イカメラ辛い、イカメラ辛かったと思ってるうちに12月は終わるので、
もう実質あと1ヶ月半で今年は終わりですね。
お忙しい時期ってあるんですか?
そうですね、比較的やっぱり学校なんで、僕自身の仕事で言うとそんなに波はないんですけども、
卒業だったり入学だったりがある3月ぐらいから4月にかけてっていうのは会社的にやっぱり忙しいので。
そうか、大量の人が動きますもんね。
そうですね、やっぱりよく言うんですけど、公立の小学校じゃないので自動的に4月に新入生が集まるわけじゃないですから、
やっぱりそれなりの人数で4月を迎えないと1年間経営的にもしんどいことになりますからね。
そこに向けて頑張ろうっていうのはやっぱりどうしてもありますよね。
あとはうちの会社が来年30周年を迎えるということで、
普段やらないようなこともできればなといろいろ考えているので、
来年暇だったらちょっと嘘だなと思っていろいろ予定は詰めたいなと思ってるんですが、
48:00
一方で、こうしてオンラインでお話しできることもとても素晴らしいなデジタル万歳だなと思いますし、
一方でやっぱり直接人と会う機会っていうのがすごく本当にこの1年ぐらいで増えて、
結構この間も初めてちゃんと名古屋に降り立って、
名古屋のお取引先のところに行かせてもらったりとかしたりして、
ちょっとあえて新幹線遅らしてコインロッカーに荷物をぶち込んでカメラだけ持って歩くみたいなこともしたんですけれども、
そういう自分の肌でいろんな地域を見るみたいなこともやっていかないと、
あっという間に時間はあっても体に自由は利かないみたいなことが来るのかなと思って、
そういう意味ではちょっと余白を残しつつフットワークよくいろんなところに行きたいなと思ってまして、
ぜひ金沢も行きたいなと思ってます。
はい、ぜひぜひ。
僕も久しぶりにちょっと遠出してやっぱり気持ちよかったですね。楽しかったですね。
ちょっと次は諸々ご調整いただいて泊まりで来ていただいて。
はい。
前回お会いした時は非常に美味しいイワシを食べさせていただいたんですよ。
覚えてます。
はい、覚えてます。
イワシを食べさせていただいて、非常に趣のあるジャズバーみたいなところに二次会で連れて行っていただいたっていう。
いやー二次会かー。
なんかね、覚えてますよ。
2階にすごいスピーカーとかアンブがたくさん置いてあって特別に見せていただいたみたいな。
へー。
多分大道市場の割と近くだったと思いますけど。
はー。
あれ?
いやちょっと覚えてないな、二次会は。
事前いいんですけど。
なのでおもてなししていただいた立場なので、ちょっと次機会があれば東京でどこかご案内できる機会があればなと思っておりますので。
ありがとうございます。
はい。
また月を見つけ次第お声掛けします。
ぜひぜひこんなことで良ければ。
はい。またお願いします。
りゅうおさんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
50:43

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