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2021-05-05 12:26

【徹底解説③】鈴華ゆう子さんの詩吟「宝船」を吟じよう!〜基礎吟詠(後半)〜

和楽器バンドのボーカル、鈴華ゆう子さんのこちらの詩吟の吟じ方を徹底解説してます🎵


https://youtu.be/3YNumZWx2HI

#詩吟 #和楽器バンド #鈴華ゆう子 #伝統芸能
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では、パート③に移ります。ここは、起承転結の転句と結句、後半の方を3つに分けて、
そして、シンプルな骨組みになるような基礎的な吟じ方を説明していきます。
後半は、道場の七福、皆笑いを含む、知る懲礼、金銀主欲の船。
ここを3つに分けると、まずは道場の七福、ここだけですね、説明していきたいと思います。
まずは動画の方から。ここはですね、もう一番盛り上がるところなので、音程もテンションも上げ上げでいきたいと思います。
ただ、音程自体はとってもシンプルなんですね。道場の、まずそのまままっすぐ伸ばします。
一段下がって止めますと。この一段下がった音をですね、僕は便宜的に副主音というふうに名付けています。
副次的な、サブ的な主音という意味ですね。あるいは僕の造語です。多分、詩人でもやってる人いないと思うんですけど。
音程がこの高い音の領域の方で迷子にならないように、この副主音にしっかり戻ってこれるかがポイントになってきます。
道場の、ここが、この音ですね。この音が副主音に当たります。確実に落としていきましょう。
そしてその後、七幅、七幅は地が高いんですね。七幅、ここの副主音です。
七幅、一段下がって伸ばして、七幅、揺らして止めるという風になります。
もう一度ここをシンプルに吟じていくと、道場の七幅、こんな感じですね。
では次、「皆笑いを含むしるこれ」の方です。では動画の方から。
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ここは、「皆笑いを含むしるこれ」。ここでもですね、大揺りがもう一度来るわけなんですね。前半の高音曲と一緒です。
皆笑いを、ここから大揺りに入っていきます。これも同じですね。笑いをの音をそのまままっすぐ伸ばしていきます。
5つの音で下っていくと。で最後主音に戻るということになります。
その後もですね、こちらも相変わらずビブラートや尺量もふんだんに使っているんですけれども、シンプルにここだけやっていきましょうね。
笑いを含む。大揺りを揺らした後は、揺り落としがセットできます。これ先ほどもご説明した通りですね。
含む。含むは、くだけ高い。まずまっすぐ伸ばして。
含むで伸ばして、まず主音に戻す。
まっすぐ伸ばして、主音に戻す。そしてちょろっと揺らしてから3段下がっていくという流れになります。
含む、伸ばして。ここで主音に戻します。
ここで次に下がる前にちょびっと揺らすんですね。
こういう風にタンタンタンという風に下がっていきます。
これも鈴原さんのやつはめっちゃビブラート使っているんですけど、まずシンプルにまっすぐ伸ばしていきます。
まずまっすぐ伸ばして。
ちょっと低くてやりづらいんですけど、揺らしてから止める。ここだけですね。
手前の方の大揺りで散々散々アピールしているんで、ここの部分は素直に素朴にやることによってバランスが取れるということになります。
そして次、ようやく最後の塊ですね。金銀種玉の船。では動画の方から。
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ここはようやく最後の塊なんですけれども、金銀種玉、種玉じゃなくて種玉でしたね。
金銀、この銀は微濁音になります。
金銀、種玉の女、ここも微濁音になります。
ちょっと難しいんですけれども注意していきましょう。
この金銀、ここは揺り上げがようやく出てくるんですね。初めての伏し回しになります。
揺り上げ、これまで出てきたのは大揺り、揺り落とし、中回し、揺り上げということになるんですね。
文字通り揺らしてから上げるというものになります。
金銀でまっすぐ伸ばして、揺らして、最後たっぷりと上げていくんですね。
一番最後のクライマックスに盛り上げていくための助走みたいな形になっています。
しっかりと盛り上げていきましょう。
そして種玉の、最後ここも大揺りですね。
助走をつけた腕の大揺りなのでよりたっぷりめにやると美しいかなと思います。
種玉の、これまでと同じですね。
まっすぐ伸ばして、
この5つの音を順番に下っていって、最後主音に戻るということですね。
最後は締めになります。
まず船は頭高ですね。
そのまま伸ばして、主音に戻って伸ばして、
主音に伸ばしてから最後に止める。
もうここはですね、ビブラート一切入れないような形が一番いいかなと思います。
まあこの方がより美しくて聞こえるという風には僕としては思うので、
ビブラートとか極力入れないでまっすぐ伸ばしてやる。
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これが武骨でいい指弦という形になります。
彩り鮮やかな指弦とはちょっと別な感じにはなるんですけれども、
こういう風な骨組みとなるシンプルな吟じ方。
長くなりましたけれども以上になります。
複雑そうに見えてくるんですけれども、何度も何度も出てくる要素が多いのがわかれば幸いですね。
まっすぐ伸ばして、揺らして、止める。
そして主音にしっかりと戻る。
音程はというと音階のスケールしか使わないということですね。
この音程ここしか使わないということです。
そして伏し回しとしては大揺り。
広曲、鮮やかな揺り落としですね。
あと中回し、中回しと揺り上げが入ってくるのかなっていう風になります。
ではめちゃくちゃ低くてやりづらいんですけれども、
まずはこれらを意識してシンプルに吟じていきたいと思います。
宝舟、樹海波、平らかにして、
広曲、鮮やかな揺り、
平らかにして、
広曲、鮮やかな揺り、
道場の七福、
皆笑いを含む、
知るこれ、
金銀主欲の船、
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シンプルにやるとこういう風になっていきます。
長くなりましたけれども、最後第4パートですね。
いよいよこの鈴華さんのように、
彩り鮮やかに吟じるにはどういう風に注意していけばいいのか、
それをコツみたいなものをご説明していきたいと思います。
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