00:01
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、わかりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?最近はですね、僕が通勤時間が長くなったおかげで、しっかりと詩吟練習できるようになってですね、
自分なりに成長が感じられるんで、ちょっと楽しくなってきました。 昨日はテンション低かったんですけど、まあいいですね。
じゃあ今日本題に移ります。これまでも1から0から詩吟を始めていく方に向けて、いろいろお話してきましたけれども、
昨日は何話したかな?昨日はあの間合いとかリズムの話ですね。 だいぶ難しいレベルまで喋っちゃいましたけれども、じゃあ今日は何をするかということで、
素直に、素直に吟じてみようというテーマでいきたいと思います。 アクセントとか発音とか、合いとかいろいろ言ってきましたけれども、
もうとにかく声を出させてくれよという方が出てくるんじゃないかなと思います。 詩吟なのに詩の話ばっかりして全然吟じさせてくれないじゃないかというところなんですけれども、
これまで聴いてくださった方、まずですね、 音程で声を出すところぐらいはできるようになったんじゃないかなと思います。
これは言うなれば、この字声で、この韻音階で伸ばしながら声を出すことができるという状態なのかなと思います。
この状態ができれば、詩吟の第一歩はもうほぼできたようなものなんですね。 いろいろ難しい節調とかあるじゃないかとか言われるかもしれないんですけれども、
まず第一に、この韻音階の中で完結すること。 そしてもう一つが、身を見真似、聞きを聞き真似でやっていただくということになります。
ここで注意していただきたいのはですね、 上手い人とかいろんな人の吟を聞いて、すごい人によってはですね、この節回しがぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃめちゃくちゃ複雑にやってるんですよ。
僕でも、20年経った今の僕でも再現できないような、できないような、急に口悪くなりましたね、できないようなややこしい動かし方をしている人がいっぱいいます。
いっぱいいますけれども、詩吟を始めたくらいの頃、もしくは1年、3年、いやもう5年ぐらいでもいいですかね、ぐらいまでの人はですね、本当に素直にシンプルに吟じること。
そこから始めてもらった方がいいです。変な癖がつくとですね、その後に変えるのは大変なんですよ。
そうならないうちに、まずはまっすぐ綺麗な吟を作り上げて、そこからちょっとずつ彫刻みたいに造形を深めていけばいいと思いますので、シンプルに素直に吟じていくということになります。
03:16
では早速ですね、どんな風にシンプルに吟じるって何なんだよというところを実演していきたいと思います。
まあいつも通りですね、川中島をベースにやっていきましょうかね。
弁聖祝祝、夜川を渡る。暁に見る戦兵の大河を揺する。 これはですね、まずあの
なんかベテラン感と言いますか、ややこしく吟じようとするとこんな感じになります。
弁聖祝祝
夜川を渡る。
こんな感じかな。だいぶ嫌がらせみたいにグニャグニャしましたけれども、これをですね、初心者の方が聞いたら、そんなんできるわけないよという話になってしまいますが、
こんなぐちゃぐちゃなやつをやる必要はないんです。 もっとシンプルにいきましょう。
ではこんな感じですね。
弁聖祝祝
夜川を渡る。
暁に見る。
こんな感じですかね。 どうでしょう。もうものすごく余計な角が取れてスッキリしたんじゃないでしょうか。
もうかくがりの少年レベルでシンプルだと思いますけれども、そんなパーマとかかけないんですよね。
これぐらいでいいんです。本当にこれでいいんですよ。多分詩吟始めて3年、5年ぐらいまでの方が大会に出てもですね、
こういうシンプルな吟でしっかりと吟じるだけで十分に上位入賞とか優勝とかは狙えると思います。
伏し回しの複雑さはですね、詩吟の美しさに直結しないんですよ。
本当のだいぶ上級になってから十分経験を積み重ねて基礎もしっかりできてからのプラスアルファなので、
基礎の方ができてないのに表面だけ綺麗にやろうとしてもですね、逆にこいつは基礎をおざなりにしているなと審査員からも見られてしまう。
審査員じゃなくてもですね、いいものっていうのは土台がしっかりしているからこそ、その後の細かな表現が生きてきて美しいなと感じるわけなんですよ。
06:06
なのでこんな風に本当にシンプルに吟じてください。僕が今何をシンプルっていうのはじゃあ何を意識しているのかというとですね、
まず相上をかきくけこ、発音発声ですね。発音がすごく聞きやすいこと、ちゃんと口をしっかりと動かして、
でんせいっていうふうにしっかりと口を動かして、一音一音丁寧に言うこと。そして2つ目はアクセントですね、アクセント。
でんせいから上がっていますね。でんせいは一定です。
で、しゅくしゅくも一緒ですね。しゅくしゅく。で、夜は頭高。夜、川尾。川尾は中高ですね。
こういうふうに一つ一つのアクセントを丁寧に丁寧にやるということ。 そして3つ目は音程です。音程話しましたね。音程も
複雑なことは一切必要ないですね。
この音階、この音階をより正確に大切に丁寧になぞっていくということになります。
いくら音が複雑に動いていてもですね、そもそも音が外れていたら、もうそれだけでとっくにもうマイナスなんですよ。
それよりもとてもシンプルでもいいから音がずれていない人の方が圧倒的に美しいです。 音楽なのに音がずれていたらまずいですからね。
詩人、音楽って断じるのはちょっと好きじゃないんですけど、やはり音が入っているものは音はずらしちゃいけないんですよ。
あとはそんなところかな。最後にその節回しの長さとかそういったところですね。言葉の間合いとかそういったところは私が今吟じた通りにシンプルに吟じていって欲しいということ。
これはだんだん聴いているうちにこのぐらいがちょうど聞いていて心地よいな、バランスがいいなとかそういうふうに飽きないなとかですね、そんなふうに感じる感覚的なものです。
ただ日本人であればきっと誰しもが備えている間合いとか間とかそういった感覚のものになります。
ということでしっかり聞きやすく発音する、アクセントは丁寧に、音はずれない、間合いとかはまあだんだんと慣れていく。
まずは聞きを聞き真似でやっていくということです。その通りにシンプルに吟じていくと。ここまでできればもう初心者ですと言いながらもう十分ですね。
あとはそこにさらに腹式呼吸で練った言葉をとか声をというところは行くんですけれども、そうですね、そこはまた同時並行で考えると難しくはなってしまうので、
まあぼちぼち初心者向けのシリーズが終わったら改めて腹式呼吸の話をやっていこうかなと思いますけれども、伝わったでしょうか。
本当しっかり基礎がやっていればですね、これで十分聞かせられるんですよ。余計なことはもう後からでいいです。本当に後から10年後からでいいです。
09:09
という形で伝われば幸いです。ではそうですね、せっかくなので今のまま続きを吟じていけばいいのかな。
川中島ちゃんと全部覚えてるかな。大丈夫ですね。よし。
じゃあとてもシンプルな吟じ方で、だけれどもちゃんと人に聞かせられるように。自分でハードル上げてますね。
川中島、たまにはフシキアンの方の吟台でやっていきましょうか。で吟じていきたいと思います。
フシキアン、キザンを打つの頭に大巣。雷三陽。
遠征しゅくしゅく。
夜川を渡る。
あかつきにみる。
戦兵の大河を
要するを。
いこんなり
十年一軒の
身負き
流星
皇帝
長男
一世
いかがでしたでしょうか。
だいぶシンプルにやってみましたけれども。
それでもちゃんと聞けたもんだなというのが伝わったならば幸いです。
こんなん全然ダメだよっていう方はもうごめんなさい。
という感じですかね。今日はこんなところにしておきたいと思います。
引き続きこんなところもっと詳しく聞いてみたいとか、教えてほしいとか、この吟のこのポイント、どう吟じたらいいですかとかですね。
12:05
まあそんなんでもいいですけれど。リクエストあれば何でもすぐお答えしていきますのでよろしくお願いします。
そろそろyoutubeも再開しようかな。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。