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2021-12-29 14:00

【詩吟ch】大切:自分の吟の癖を知ろう<桑乾を渡る>

桑乾を度る / 賈島
客舎并州 已に十霜
帰心日夜 咸陽を憶う
端無くも更に渡る 桑乾の水
却って并州を望めば 是故郷

#詩吟 #漢詩

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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
いよいよ、もう年末ですね。年末。もうこの連休がずっと続けばいいのにと思っていますけれども、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日もですね、まあいいか。さっさと本題の方に入っていきたいと思います。
最近は結構初心者向けの内容をメインでやっていきましたけれども、今日はちょっとだけ上級者向けの内容でお話ししていきます。
内容としてはですね、自分の詩吟の癖を理解しようということです。
癖を認識しようとも言えますね。
正直ですね、詩吟まだの吟力が浅い方は、自分の詩吟を客観的に見るということはとてもとても難しいです。
そもそも自分の詩吟にどんな癖があるのかなんてのは、人から指摘されない限りは正直全然わからないですね。
ただ、ただですよ、この癖のある吟というのはもちろん個性が出ていいんですけれども、
やはり実力、ベースとなる実力を鍛えていくためには、癖はできるだけ取り除いた方が良いです。
できるだけ取り除いた状態で実力を上げていって、最後にもうちょっとしたアクセントと言いますかスパイスと言いますか、
そんな感じで個性が出せたらいいというような感じです。
それを認識せずにですね、自分のやりやすいように気の向くままにギャンギャンとやるとですね、
まあそれは本人自体が気持ち良ければそれはそれでいいんですけれども、
普通の人が聞いてもちょっと聞き苦しかったり、そして大会では評価されにくかったりというデメリットがあります。
ということでですね、自分の死吟の癖を理解しよう、認識しよう。
そしてその上でまずそれを取り除いた吟を心がけようというのが今日のお話の内容になってきます。
まあ死吟の癖と言われてもですね、さっぱりわからないよと思われると思いますので、
僕の場合はどうだったのかお話ししていきます。
僕の場合はですね、まず一つ目にとにかくビブラートがうるさいということがあります。
もうひたすらにですね、声を揺らしまくるということですね。
03:05
死も軍人に満ちて
死経
こんな感じですね。
もう常にずっと声が揺れていると。
ギャンギャンギャンギャン揺れまくっているということがまず僕の悪い癖。
そしてもう2つあるかな。
2つ目はですね、音の上がり下がりがいちいち激しいと。
強調しすぎだというところですね。
白線逆島にかかる
こんな感じですね。
上がる感じ、ちょっとやりすぎだとよく言われるんですけれども、
大会とかで気合が入ってくると、思わずやっちゃうんですよね。
こういうふうにちょっと過剰表現というところ。
あともう1つですね、細かいところで言えばですね。
1つ1つの伸ばした跡、伸ばしたこの節を伸ばした最後はですね、
いちいち押し付けるように大きくなるんですね
伝誓しゅくしゅく
夜川を渡る
暁に見る
だいぶ過剰表現ですけれど
こんな感じですね
もう一つ一つの最後をぐわっという風に押し付ける
そんな感じで僕はだいぶ癖が強かったですね
それは先生によく注意されていました
またやっているぞと言われるんですけれども
吟じている時は必死だからですね
なかなかそこまで気が回らないし
そもそも認識できないんですね
だから自分の吟を録音してそれを聞きながらですね
ほらここがダメなんだよという風に言われると
ようやくわかってくるんですよ
だから自分の吟をよく録音しましょうと
僕が言っているのもそういった視点もあるんですね
客観的に見てちょっとあの癖強すぎる癖というのは
できるだけ取り除いて素直に吟じていく
特にこれは初心者のうちにやっといた方がいいです
癖が強いまま10年ぐらい経ってしまうとですね
その後に取り除く方がよほど大変になってきます
06:00
意識して直したと思っても
ひょこっとまたその癖が現れてくるんですね
しかも大事な大事な大会であればあるほど
プレッシャーが高い時ほど
そういう癖が出てくるといういやらしい話なんですよ
だからあの吟力がまだあの5年とか
それより短いとか
そういった方こそですね
自分の癖はどういったものなのかなと
よく注意されているところはなんだっけと
いうことを意識しながら認識して
自分の癖はこれとこれとこれなんだと言語化してみてですね
それをまずできるだけ取り除いた
シンプルでまっさらな吟をやっていく
そう心がけていくそれが正直大事だと思います
僕はちょっと失敗しました
もう少しですね素直にやっておけばよかったなと
今もあの先生からですね
稽古でよく注意されるんですけれども
とにかく素直に吟じろと
今一番注意されている指摘はこれですね
過剰表現するなと素直に吟じろと
まっすぐ伸ばせと
本当にもうこれは初心者向けの内容なんじゃないかと
言われるようなことを
僕は今になって20数年経った今で
何度も何度も言われている状態ですので
今まだ浅い人ほどですね
そんな余計な癖がつかないうちにやってみてください
癖は最後にほんのりかけるぐらいがちょうどいいです
ということで今日は癖のお話ししました
どうでしょうか
あなたの癖自分で認識してみてください
では後半ですね
後半こちらもリクエストしていただいた
吟じていきたいと思います
加藤による壮観を渡るですね
まずどんな詩か読んでいきます
各社平州に各社平州すでに実装
鬼神日夜寛容寛容を思う
柱雲さらに渡る壮観の水壮観壮観かな壮観かな
これちょっとまずいな壮観を渡る壮観を渡る壮観にしようか
壮観の水帰って平州を望めばこれ故郷
アクセントがですね
どっちもあり得るから悩ましいですね
壮観平州ただここらへんはいいけれど
寛容は寛容っていうのはちょっと僕は嫌だな
寛容ですね
もう中国詩が好きなものとしてはですね
寛容ですね寛容を責めるんだとかの寛容ですね
寛容寛容じゃないな
寛容アクセントを注意しないといけないですね
この詩の内容は今まで嫌だと思っていたところも
住めば都ということで
そこを離れてみるとですね
09:02
今まで早く出たいと思っていたところも
もうふるさとのように感じて
寂しく思うという内容です
この加藤という方この人はあれですね
もう水耕という古字成語の元になった方ですね
加藤さん加藤さんというとちょっと違う
加藤らしいですね
僕も勉強になったな
ということでこちら
吟じていく際の注意点
注意点といってもですね
正直そこまでこれといった大きな特徴がある吟ではないので
一つ一つ丁寧にシンプルにやっていけばいいのかなと思います
まあどうシンプルにというとですね
まあやはりアクセントですね
アクセント各社編集すでに実装
頭高もしくは平板しか出てきませんので
頭高は本当に2本目からしっかりと下がる
一方平板ですね
編集実装こういった場合は
2本目からくくっと上がる
ちゃんと2本目から意識的に上がる
パンパンとしっかりと上がる
これを丁寧にやることは大事ですね
まあのうちの流派アクセント関係ないんだよ
と言う人もいるとは思いますけれども
それはですねアクセントができてから
意識的に無アクセントでやればいいのかなと
僕は思っております
ぜひぜひまずはアクセントを丁寧にするところから
吟じてみてください
ということで自分にプレッシャーをかけつつも
吟じていきたいと思います
双冠を渡る
加藤拓哉編集
既に実装機身
日夜寒夜を
思う
端なくも
さらに渡る
12:02
双冠の
水へ
帰って
兵士を望めば
恒例
故郷
こんなところですね
寒夜を思う
ちょっとここらへんもあの
をとかですね思う
アクセントを見せたり
寒夜をのを
助詞を出すところも結構これ意識しないと
潰れがちで難しいですね
端なくもさらに渡る
双冠の双冠の水
ここらへんも結構あの言葉のリズム
難しかったですね
まだちょっと丁寧にやればよかったかな
まあまあちょっととりあえずこんな感じでいいでしょうか
ここらへんもうちょい教えてくれという話があれば
またコメントをくださいという感じで
あのリクエストいただければ
しっかりと基本的に必ず
吟じきていきながらポイントもお話ししていこうかなと
思っております
ですかね
今日はこんなところにしたいと思います
引き続きコメントリクエストお待ちしております
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました
バイバイ
14:00

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