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2023-02-07 22:30

【詩吟ch】質問回答:出しにくい「ふ」の発声方法を徹底解説<小諸なる古城のほとり

小諸なる古城のほとり / 島崎藤村
小諸なる古城のほとり
雲白く遊子悲しむ
緑なす繁縷は萌えず
若草も藉によしなし
白銀の衾の岡邊
日に溶けて淡雪流る

あたたかき光はあれど
野に満つる香も知らず
浅くのみ春は霞みて
麦の色わづかに青し
旅人の群れはいくつか
畠中の道を急ぎぬ

暮れ行けば浅間も見えず
歌哀し佐久の草笛
千曲川いざよふ波の
岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる飲みて
草枕しばし慰む


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00:02
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
うちはですね、昨日の夫婦喧嘩は、とりあえず寝て起きたら、僕がまず落ち着くんでしょうけれど、奥さんはちゃんとケロッとしてくれるんですね。
とりあえず今日は、すっきり何事もなかったかのように元気にお送りしております。
離乳食始まった娘も2日目で、結構な勢いでお粥をアムアムアムアム食べてるんで、これはよく食べてくれるんじゃないかなと思います。
いや、いかんせん。本当に今日は午前中に収録してるんですけれど。
奥さんと娘がヨガ体操みたいなやつに行ってるんで、その隙をついて収録してるんですけど、本当に午前中の娘っていうのはこんなにニコニコして可愛いもんかねーというところです。
本当に動きがゆったりしていながらも笑顔をしたら、ニコーっとしてくれて、それだけで今日は1日頑張れるなというところです。
ではですね、今日の本題の方に移りたいと思います。
今日はですね、いただいた質問に回答していく形になります。
ハヒフヘホのフの発生法について徹底分解してみたという、そういうような内容でお送りしていきます。
いただいた質問をちょっとざっくりとまずお話ししていきますね。
YouTubeの方でのマリコさんから質問いただきました。本当にいつもありがとうございます。
そしていつもコメントがすごく具体的で的確で抽象的な話なのにすごくわかりやすく書いてくださるんで、僕も勉強になるなと思っております。
質問ですと、フの発生方法を教えてくださいということで、僕のフの音がとても素敵らしいですね。とてもありがたいです。
日本語ではこのHUという形でですね、口をすぼめてロウソクの火を消すようにやると。
一方英語の場合はFUですね。FUで内側に丸めた下唇を上の歯で軽く噛むようにフッフッみたいな感じですね。
僕の場合はHUでもなくFUでもないという形でですね、
いかんせんこのハヒフヘホはやはり溜めた息が大量に漏れ出てしまうので難しいということなので、
詳しく自分の僕のそのフを言う時に口の中体がどういう風に動いているのかを教えてくださいという質問でした。
本当に具体的にありがとうございます。
03:00
これを言われた時にですね、僕は笛を吹くというギンをやったんですけれども、その時のFUを特に聞いていただいたみたいですね。
おちんと星で、けいふを待つ、このけいふとかですね。
きかずや風前、風前、このFUというところですね。
また体当たりでですね、自分と体と対話しながら話していきたいと思います。
なかなかスマートに答えられなかったら申し訳ないですね。
まず本当にあのハヒフヘホは難しいです。難しいのはもうおっしゃる通りこの息を、息がですねせっかく溜めたのにそれがポンと出てしまうからもうエネルギー効率が悪いわけなんですよ。
だからまあ僕も基本的には苦手なんですけれども、これをどういう風に出すのか。
まず唇の形、これはですね唇の形が正直相当に重要な要素の半分は占めているんじゃないかなと思います。
やはりはそのロウソクの火を消すような形で口をすぼめる。
だからフという音を出したいというよりはフ、吹きかける。吹きかけるような息を飛ばすためのこの唇の形ですね。
フ、口を開けた状態でフフってやってもロウソクの火は消えないですからね。
どちらかというとフフンとロウソクが目の前にあるというよりは10センチ、いや20センチぐらい。
10センチから20センチぐらいにロウソクの火があってそれに向かってフーズンとできればですね、ボフンと消すんじゃなくて細い息の玉、小さい息の玉でフッと。
そういうイメージに口の形をまずフとすぼめますね。
結構フっていうのはアイウエオ、多分ウが一番口の周りの筋肉を使うのかなと思いますのでしっかりとすぼめる。
ただこの表面的な唇をすぼめるのだけじゃなくてですね、この息の玉を飛ばさないといけないんですよ。
飛ばさないといけないのでフフ、口の形は変えるのはあんまり良くないんですけれども、語弊を恐れずに言うと若干ですね、
まず口は整えてあるんですよね、用意はしてあるんだけれども、いざこのフという音を出す瞬間にですね、
絞り込むようにこのフ、上唇あたりがちょっと歯茎にくっつくような感じですね、
06:09
よりすぼむ感じにフ、ギューンと前に飛ばす感じになりますね。
よりアヒル口に少し近づく形になります。
もともとウの口の形はしているけれどもフを出す時にですね、やはり溜め込んで飛ばしたい、玉を飛ばしたいので、
さらにアヒルっぽくなってキュッと、だから表面の唇はだいたいほとんど変わらないんですけれども、
唇の周りの筋肉ですね、唇の周りだから唇と鼻の間の鼻筋とか、
あとは唇のちょっと下のへこんでいるところとか、そこがさらにキュッと絞むような形になります。
これが唇の動きですね。
そしてもう一つが、やはりお腹を使います。
やはりこれは探伝、せめてへそ、もしくはできれば探伝がいいと思います。
お腹、胸、胸元を膨らましたりやってもあまり空気圧が足りないような気がしますね。
オーイってやる時とまたちょっと違うというか、遠くにオーイという風に声を出す時と、
これは探伝キュッと絞まるんですけれども、それよりももっと直接的にですね、息の玉を飛ばすわけですから、
その分ですね、この探伝に入っている空気が抜けないといけないですよね。
質量保存の法則みたいな形になりますから。
だからよりお腹がキュッとへこむ感じになります。
お腹がへこむというよりは、へこんで、それがあばら寄りにですね、ちょっと上に押し上げるような形でフッと上がります。
その息がそのまま玉になって、唇から発射されるという形ですね。
ただまあ、お腹をキュッとしたからフッてやるというか、
フッて出したいから自然とお腹がキュッてなるといった方が、まあ人間の仕組み的には自然かなと思います。
で、まあその2つ目がこのお腹の使い方ですね。
あとは、まあ細かいところいろいろ言っていくんですけど、
フ、フ、フですよね。すみません、何度も。
下、下の位置ですね。下の位置は下の歯、下の前歯の歯茎、歯茎の位置ですね。
歯茎の位置を、歯茎から下の歯を支えるような位置に、下の前歯を支えるような位置に、
下の歯の、その根元の部分は歯茎があるんですよね。歯茎があって、その歯茎にした先を押し付けて、
09:00
フ、フ、フに、フ、フ、フ、フ、フ、フ、フの位置が下の前歯になるようにしたいという訳ですね。
下の中から出すと滑っちゃうんですけどね。
歯茎があって、その歯茎に舌先を押し付けているような形ですね
器みたいな形でちょっと儲けていると
あまり口のど真ん中に来るよというよりはちょっと下、下部の位置に
舌が舌とかで言うともうややこしくて仕方がないですね
風船、そこに舌先はあるんですけれども
ただこの舌の中腹、舌の中腹は結構口の中央付近にまで膨らんでいる形ですね
なぜ多分こんな形になっているかというと
喉から出てきた空気をこの唇の方までやっぱ銃を撃つかのようにですね
スポーンと飛ばしたいわけですから
それをこの舌の中腹で多分軌道というか軌道を整えているんでしょうね
だから舌の中腹はちょっと中央付近にあって球を飛ばすような感じで
少し若干なんか筒っぽくなっているような感じがしなくもないです
だいたいそんなところかな
風船、体的にはそういう動きになっておりまして
あとはですね
あとは息遣いなんですけれども
ここがここも大きなポイントですね
この溜まった空気をそのままポフンと出すというよりは
フフ、口、歯の手前あたりにですね
空気が結構ちょっと溜め込んでますね
ただフフというよりはフフ、歯のあたりにちょっとまだそこに抵抗を感じるほどに空気を圧縮させて
音に出したい時にこの唇のど真ん中の方からスポーンと出す感じです
スポーンと出したいのでその唇の手前要は前歯とか下の歯の手前あたりはですね
まだ空気がちょっと抵抗を受けて留まっているような形
だからより直前まで直前まで圧をかけてポーンと飛ばせるという形ですね
これ本当に伝わるのかな
自分で言っても自信がなくなってきたんですけど
なのでこのただただお腹からキュッとやったらそのまま自然とポーンと出るよりは
お腹をキュッとやってその溜まった空気がポーンと出てくる空気が前歯のあたりにですね
まだちょっと若干溜まるんですよ
そこまで溜め切ってからフフという時にその十分に準備した唇からですね
12:01
ポーンとフーンとポーンと球が出ていく
だからこの瞬間的にいかに空気の球を出せるかどうか
これがフの発音の美しさに起因するんじゃなかろうかという分析です
だからここのフフのこの空気の速度ですね
これが遅いとなかなかに難しいかなと
フフであとはそれを音にする分を大きくするのか小さくするのかで
まあ音の優しさ強さを変えられるんじゃないかなと
フフっていう風に強くすることもできますし
フフ先にもう空気をフワーともう出す分は同じなんですよね
そこから音をフワッと乗せるのか
フッなのかフッフッフッですね
だんだんわかんなくなってしまうというところです
整理すると唇唇とすぼめる形とお腹の使う感じ
あとは下の位置とかですね下の位置と
あとは空気の使い方で
あとはまあそのそれを踏まえたら10センチ15センチぐらいの
ロウソクに火をフッと消すような感じですかね
なんとか解剖するとこんな形になりました
まりこさんいかがでしたでしょうか
少しなりとも伝わりましたならば幸いです
よし今日はちょっと比較的時間があるんですね
今までリクエストいただいておりながら
なかなか回答できなかった
こちらをなんとか頑張ってみようと思います
これ新大使ですね
島崎東村作小諸なる古城のほとり
これ多分歌謡で歌でしっかりあるんですよね
僕はちゃんと知らないんですけれど
youtube調べるといくつかむしろ
詩吟の動画1個2個しか出てこなかったんで
もうそれを参考にしながらなんですけれども
まずこちら詩文を読んでいきます
小諸なる古城のほとり島崎東村
小諸なる古城のほとり雲白く憂し悲しむ
緑なす箱辺は燃えず若草も四苦によしなし
白金の襖の丘辺火に溶けて淡雪流る
暖かき光はあれど野に満つる香りも知らず
浅く呑み春は霞みて麦の色わずかに青し
旅人の群れはいくつかはたなかの道を急ぎぬ
暮れゆけば浅間も見えず歌悲し
作の草笛
ちくま川いざ酔う波の岸近き宿に昇りつ
濁り酒濁れる呑みて草枕しばし慰む
ちょっとアクセントがですね
15:00
もしもいろいろ間違っていたらちょっと申し訳ないです
まず内容ですね
小諸の城市のほとりに一人憂い悲しむ旅人がいると
まだ箱辺ですね箱辺も色づかず若草も敷くこともかなわない
白い雪で覆われた延べに淡雪が火に溶けて流れている
日光は暖かい延べに漂う香りもなく
春浅く霞が立ち込めて麦もわずかに青くなった
旅人の一行ははたなかを急いでいる
日暮れになれば浅間山も見えなくなり
草笛の音が切なく聞こえる
竹間川の岸に近い宿屋で一人濁酒を飲みながら
旅衆を慰めることよ
という本当にここのほとりに訪れた時の詩になりますね
これはちゃんと吟じれるかな
なかなか心配なところはあるんですけれども
頑張ってなんとか吟じてみたいと思います
小諸なる小城のほとり
暇崎 東村
小諸なる小城のほとり
雲白く憂し悲しむ
緑の巣運べば燃えず
若草もしくによしなし
白金の襖のお壁
火に溶けて
淡雪流る
暖かき光はあれど
飲み満つる香りも知らず
浅く飲み春は霞みて
麦の色を僅かに仰し
18:03
旅人の群れはいくつか
はたなかの道を急ぎぬ
暮れゆけば朝間も見えず
歌悲し咲くの草笛
ちくまが揺さゆう波の
岸近き宿に昇りつ
濁り酒
濁れる
飲みて
草枕
しばし
のぐさむ
いかがでしたでしょうか
リクエストいただいた
確かスタンドFMのOTさんからですね
いかがでしたでしょうか
これはどうなんだろうな
本当に正解が
僕もちゃんとわからないので
怪しいところは多々あるかな
と思うんですけれども
いやただ本当にあの
新大使とかですね
こういう漢詩でも和歌でも俳句でもない
詩文というのは不思議な感じがするのと
多分きっと銀に正解はないんでしょうね
銀に正解はなく
詩文を何度も読んで
どんな意味なのかをよく勉強して
その上で多分いろんな節調を試してみてですね
試してみてこの詩銀ならではの表現
どういうふうに表現
吟じたら詩上がうまく表現できるかなというのを
研究した上で多分やってみるっていうのが
やっぱなんかいいんじゃないかなと
僕は思います
21:00
こんなちゃんと決まってるんだよ
っていう人もいるかもしれないんですけれども
いや僕はですね
本当に新大使の正解なんて
よくわかんねえなって思うんですよ
思うんですけれども
いや吟じているとですね
やはりあの美しい
美しい詩文美しい日本語っていうのは
言葉にするだけでもただ読むだけでも
その言葉のリズム感とか風景が
なんか気持ちに入ってくるんですね
それをやっぱり銀として吟じていくと
それはそれでまた一層なんか表現の幅が広がっていって
その分だけ心も中も広がっていく
そんな感じがします
だから本当にこういう詩文というものはすごいなというのを
こういう素敵な詩に出会って
改めて思うなというところです
うまくなんかどこまでちゃんとできたか
本当に怪しいんですけれど
こんな感じですね
ではでは今日は以上となります
いつも本当にあのコメントくださっている方
とてもとても激しい目になっております
普段コメントしていないという方もですね
何かしら感想いただければ
特にですねあの僕のやつを参考にして
吟じて詩吟の教室で褒められましたとか
そういうコメントはもう僕はものすごく嬉しいですね
なんか本当にやっていてよかったなーっていう
なんかあのしみじみ感じますんで
そういうのもあればですね
ぜひぜひ教えてください
では今日は以上となります
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうも
ありがとうございました
ばいばい
22:30

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