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2022-02-03 09:54

【詩吟ch】完成:詩情①感情は最後にふりかける程度で十分<春日の作>

春日の作 / 新井白石
楊柳花飛んで 江水流る
王孫の草色 芳州に遍し
金罍の美酒 葡萄の碧
青春に酔わずんば 愁いを解かざらん

#詩吟 #漢詩
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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聴いていってください。
はい、今日は、まあ今日は、ちゃんと本題から入りましょうかね。まだ寒いですけど。
今日お話しする内容はですね、あの、いよいよ最後の章になりたいと思います。詩情ですね、詩情。詩の感情を込めるところ。
詩吟を完成させるためには、骨組みをしっかりして、肉付けをして、仕上げをちょっと、骨組みを整えるみたいな感じですね。
整えた後、一番最後、いよいよ詩の感情、詩情を込めるというところがあります。
ここもですね、一気にいろいろ話そうかなと思ったんですけれど、いろいろやっぱり気にするところが一つ一つボリュームがあったので、
3つぐらい、3つか4つぐらいに分けてお話ししたいと思います。第一回目はですね、
くどすぎない、詩情はくどすぎず、込めるという内容でお話したいかなと思います。 まず、詩吟をやり始める際にですね、ついついやってしまうのが、いろいろ技量がまだ足りていないのに、骨組みが全然しっかりしていないのに、
感情の方から入るという方です。正直、僕自身ですね、細かいところとか気にしなくていいから、やっぱり感情が、詩の感情を込めることが一番大事なんじゃないかというふうに思っていたわけなんですね。
ただやっぱり、それだとですね、人に伝わらないんですよ。本当に伝わらない。 なんで伝わらないかというとですね、これまで話してきた
骨組み、発音、発声、滑舌、アクセント、音程とかですね、そんなところかな。 肉付けで、緩急、強弱、間合い、こういったものは、
詩上すべて、すべてですね、体系的に作られた人に伝えるための技術なんですよ。 この詩の感情を伝えたいという気持ちはみんな一緒で、そのための伝える技術、要素をきれいに整えきった、
凝縮されたものが、この骨組みであったり肉付けなんですね。 それぞれ個別に練習ばっかりしていると、なんかすごい無機質な感じになってくるんですけれども、
いやこれこそが、これこそが、本当にこれまでずっと積み上げてきた人に伝えるための技術なんですよ。 だからそこをおろそかにしてですね、いや感情がすべてなんだと、自分のあやふやとしたこの感情というものだけに頼ろうとすると、
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人に伝わらないんですよ。どんだけ感情を込めても、そもそも発音が悪かったり、音程がグニャグニャであったり、 前が取れていなかったりすると、言葉としてまず正しく伝わらないんですね。
だからこれまでこういう順番でやってきたんです。 で、あの本当気持ちからほとばしるものっていうものは、本当に一番最後、最後の最後にちょっと振りかけをかける程度、
それぐらいでもうちょうどいいと、ちょうどいいと言いますかですね、もうすでにそれまで散々伝える技術をやってきたから、最後もうこれ以上バッサバッサと振りかけをかけるとですね、
くどくなってしまうんですよ。 だから一番最後ということになります。
なのでですね、あの感情を込めるってやると、例えばその演歌歌手のようにもう拳を握りしめて、肩を震わせてウオウオウオみたいな感じで感情を込めるイメージがあるかもしれませんがですね、
詩人の中で、詩情を込めるっていうのは、すごくすごく静かなものだと思います。 本当になんていうかな、顔は正直、表情もほとんど出ません。
微動だにしない、なんか目だけかっぴらいて、目からほとばしっているような感じですかね、本当に。
そんぐらいなんですよ。そんなあの、まあ言っちゃうんですけど、その肩を震わせるとか、そういう表現はあくまで表面的なものであって、人に伝えるのは声なんですね、すべて声。
今まで教わってきた、話してきた骨組みとか滑舌、肉付けか、ここら辺を集中してやればやるほどですね、感情だけにすべてを避けるなんてことはないんですよ。
本当に全然、他にもやるべきことが山ほどあるから、感情だけに全身全力っていうことは本当にできなくてですね、
キスをしっかりすればするほど、感情を程よくしか込めることができないという状態になります。
だから、あの、まあこんぐらいでいいなのかな、ちょっと物足りないかな、いやでもまずしっかり骨組みをしっかりとやらなきゃなとか、そういう気持ちの状態が一番いいかなと僕は思っています。
逆に良くないのは、先にもう詩文を読み込んで読み込んで読み込んで、その世界に入りきって、うわぁやるぞーみたいな感じで挑むと、大抵ですね、基本がガタガタになって失敗します。
本当に感情だけ先走って空回りしてしまって、もう衝突する感じですね、伝わらない感じになってしまいます。
ということで、今日は一つだけお話ししました。この感情、詩情っていうのは、その最後にふりかけをかける程度であるからちょうど良いと、くどすぎないぐらいがちょうどいいんだというお話でした。
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そうですね、他にもどういう風に僕が感情を込めているのか、そこのルーティーンみたいなのがあるので、それは次回お話ししていきたいと思います。
では今日はこんなところで、後半の吟、移りますね。
だんだんと、大寒はもう過ぎたんでしたっけ、よくは覚えてないですけど、早く春になってほしいですね。
花粉症はやめてほしいし、虫もあんま増えてほしくないですけれど、春にはなってほしいということで、春日の作、新井博之の春日の作を吟じたいと思います。
先に詩文をさらっと読んでいきますね。
もう、春のいい感じの雰囲気がきますね。
意味がよくわからなくても読んでいて、ほっこり温かい感じになってきますね。雑ですけど。ということで、吟じていきたいと思います。
洪水流る大山の草食
黄昏にあまねし
きんらいのびし
ぶどうのみどり
青春によわずんだ
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憂いをとかざらん
明るい感じの銀いいですね。いつも雪がすさんで辛いやつばっかりやってると、心も寒くなっちゃうんで、こういうのいいですね。明るく楽しい感じいいですね。
今日はちょっと寒いのかな。では、まあこんな感じですね。引き続きわかりにくかった点、リクエストとあればメッセージお待ちしております。
シギンの魅力を発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。バイバイ
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