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2021-01-03 04:54

【詩吟の解説・実演】早く春にならんかなぁ<東風吹かば>

寒いので、春を望む和歌を吟じました😊
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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。ゴスペルギン映画のheyheyです。 こちらでは、詩吟歴20年純詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる詩吟に特化したチャンネルにしております。
詩吟なんて全く聞いたことないよっていう人にもわかるように、詩吟を一つ解説しながら実際に吟じていくというスタイルで進めていきます。
今回は和歌。いつも漢詩とか俳句とかよくやるんですけれど、和歌をご紹介したいと思います。
これは、菅原道真、太宰府天満宮に祀られている方ですね。 菅原道真による和歌、「乞ち吹かば」ですね。
実際のタイトルはちょっと長いんですよ。 流されはべりける時、家の梅の梅を見はべりて、ということで、左遷される時に、家の梅の花を見てということになります。
「乞ち吹かば」このタイトルで出だして有名な詩かなと思います。
ではまず内容からですね、いきます。
乞ち吹かば、匂い起こせよ、梅の花 主なしとて、春を忘るな
ということです。 本当はこれも春の歌なんですね。
僕もちょっとだいぶ寒くなってきたので、早く春になってほしいなということで、こちらの和歌を選びました。
乞ちというのは東の風と書く漢字で書きますね。 乞ち吹かば、風が吹いたら、匂い起こせよ。
匂いが届いてほしいよっていう話ですね。 家に飾ってある梅の花が、自分はもう左遷されて遠くに移動してしまったけれども、
主なしとてですね、自分はもういなくなってしまったけれども、 もう春の香りを漂わせてほしいと、ここまで届けてほしいよという、ちょっと悲しい内容になっていますけれども、
春を感じる素敵な和歌になっております。 あとこの詩吟をですね、和歌を詩吟で吟ずるときはですね、
序詠と本詠、序盤という序ですね、と本番の本。 序詠と本詠ということで2回繰り返します。
1回目はできるだけおとなしく、そして2回目はより情緒を入れてやるということになりますので、
そういうスタイルなんだということを一つ知っていただければと思います。 では、あぎんじていきます。
乞ち吹かば、菅原の道座寝。
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乞ち吹かば、匂い起こせよ。
梅の花、主なしとて、春を忘れな。
乞ち吹かば、匂い起こせよ。
梅の花、主なしとて、
春を忘れな。
いかがでしたでしょうか。遠くを眺めながら、いい匂いが香ってきてほしいな、梅の匂いが届いてほしいな、みたいなそういう気持ちでちょっと吟じてみました。
こんな感じですね。しぎんチャンネルでは、いろいろ有名な詩をですね、実際に解説して吟じていくというスタイルでやっていきますので、これからもお聴いていただければ幸いです。
今回はしぎんチャンネル以上となります。どうもありがとうございました。
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