詩吟の魅力と背景
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルの平平です。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、平平による、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私はですね、相変わらず忙しく過ごしております。
引っ越しの準備ですね。
結局、ドタバタっと、昨日一日で、おとといか、おととい冷蔵庫を結局購入が決定して、昨日が引っ越しの予定が全部決まってということで、支払いが数十万みたいなのがあっという間にポンポンポーンと決まってですね、クラクラーっとしている、そんな状態です。
一方、今そろそろ3歳になる娘はですね、もう可愛くて元気で仕方がなくてですね、夜になんていうかな、急に塩らしくなるんですよ。
塩塩状態になってですね、それが可愛くて、昨日こっそり録音したんですよ。
何々ちゃん、今日は寂しいの?とかですね、今日はごめんね?とかですね、なんか反省したかのような、急に悟ったかのような、ちょっと大人びた喋り方をして、夜は本当に可愛いくせになかなか寝てくれなかったりするんですよね。
今朝はですね、牛乳飲ませていたら、何々ちゃんも牛乳飲んでるからもっと大きくなったらラプンツェルになれるかな?とかですね、そんなことを言ってですね、可愛い!とか、可愛いな!とか、日々日々いろんなことで感情を動かされております。
これも今だけの時期なんだろうなと思って味わいたいと思います。
まあこんな感じで休み中はですね、忙しいんですけど、ドタバタと過ごしている感じですね。
年齢を超えた詩吟の情熱
では、ちょっと休み明け競争、7月28日の収録になるんですが、
今日お話しする内容はですね、ちょっとイレギュラー的な回になります。
タイトルとしてはですね、あなたは数十年後、こんな銀をできますか?こんな風に声を出せますか?という、そういうテーマでいこうかなと思っております。
内容としてはですね、今私がオンライン上で試吟を教えている銀猫道場のメンバーの方から、こういうご提案のメールをいただきました。
今その方もちゃんと実際の試吟教室に通っているんですけれども、そちらに98歳の男性がいらっしゃると。
教室には自転車で乗ってこられているというところなんですが、
大会では誤読をしてしまって予選落ちをしたけれども、本当にやる気は満ちておりまして、声にも元気もあるし味もあって、また聞きたいと思わせる不思議な魅力がある。
このメールを送ってくださっている方自身もですね、75歳なんです。
75歳の方が、あと20年経ってもまだ3歳足りないんですよね、98歳というと。
それだけの年齢の方で、もう本当にすごいなと感激した。
とても素晴らしい義務があるので、よければこちらを公開して皆様に共有して何かの役に立っていただければということで、本人からの了承をいただいているというお話です。
一部スマホで録音しているので、音質が悪いところがあるかもしれませんが、ご了承くださいということでした。
98歳ですよ、98歳。
高齢化が進んでいるとはいえですね、90代で始銀されている方はやはり少数派になってきますし、
僕すでに何度か聞いているんですが、この90代で100歳になろうかというところで、こんなに力強い銀字方ができるっていうのはなかなかいらっしゃらないんですよね。
日常を生きていたらですね、まずこういう銀で出会うこともそもそもないですね。
本当に大会で何かの特別な立ち位置とか、なかなかそういう方に出会うことが本当にないので、
今日はせっかくのご好意に甘えまして、ちょっと紹介させていただこうかなと思います。
僕は今37歳ですからね、98歳です。
10体で今数えないと。
40、50、60、70、80、90、60年経ってもまだ足りない。
信じられないですね。
ということで、おのおの年齢に合わせて、あと何十年後にこんな風に銀字られるのかなと想像しながら、
ちょっと一緒に聞いていただきましょう。
聞いてみましょう。
では、来参用の10回ですね。
ちょっとロコンの都合上、途中でちぎれたところはあるんですけれども、ほぼほぼ聞けたかと思います。
僕がまだ10代とか20代の時はですね、年配の方の銀を聞いてもそんなに感じなかったんですけれども、
やはりですね、結婚して子供が生まれて、人生の次のステージが進んでいって、後は両親が高齢化していってとか、
いろんなことを考えたりしていくとですね、こういう年配の方の銀のすごさというものはですね、
わかるように感じられるようになってきました。
銀猫道場の中ではですね、骨組みで考えた場合、ちょっとここは音がずれてますねとか、
言葉の重要性と継続の力
ここのアクセントをこういう風にしましょうねとか、えらそうにいろいろ喋ったりするんですけれども、
今回はそういうのは一切なしでですね、素直に心が感じたことを今日は話していく場所にしようと思っております。
やはり素晴らしいのはですね、これはゼックではなくてゼックより長いコシですよね。
5ゴンコシとかになるのかなと思うんですが、
この長い銀において、そして比較的その力強い銀においてですね、
この力強さが最後まで途切れることなくしっかりと出し続けているというのが、
まずすごく迫力を感じたゆえになります。
どうですかね、自分たちがそんな数十年後にこんな力強く銀じられるかな。
この力強さはこの録音から聞いてもわかるんですけれども、
声を常に前に前に前に出し続けているんですね。
途中で抜いたり、響きを重視したりとか、
そういうテクニカルなところに抜ける感じは一切なくですね、
もう前に出し続けるっていう、そういうのが伝わってきます。
出だしからすでに力強いんですけれども、
この転句のところ、盛り上がりのところもですね、
そこをさらにさらにもっと強くなっているので、
グワッときた感じがあります。
やっぱり僕に絶対出せないのはですね、
人生とかですね、こういう言葉、
精子にレッスルを得んとかですね、
こういう言葉の重みは僕は絶対出せないんですよ。
どう頑張ろうとも出せないんですよね。
こればっかりは年齢が積み重ねてきた人生経験からしか
絞り出せないものなのだと思います。
分からなくてもですね、何かブワーッと来るような、
そういう重みですね、重みがあるのだなと思いました。
ここから自分たちがどういうふうに学べるのかと、
学べることは何なのかなって考えたんですけれども、
この人生を歩まれたのか、
僕はもちろん知る余地はないんですけれども、
分からなくてもですね、何かブワーッと来るような、
どういうふうに学べるのかと、
学べることは何なのかなって考えたんですけれども、
継続することのすごさ、重み、重要さ、
それもやはりありますよね。
僕は普段から志銀チャンネルでこの声を前に出すこと、
これがですね、やっぱり相手の心を揺り動かす強さになるんですよね。
ついつい声を後ろに引いてしまったりとか、
楽をしようとか、そういうのが出ちゃうんですけれども、
そうじゃないんですよ。
98歳の方ですらこれだけ前に出し続けられるんですよね。
この腰の長い指紋で。
だからそれよりも若い方はですね、
負けちゃあかんな、楽をしちゃあかんなっていうふうに思います。
あとは言葉を大切にするというのも大事なのかなと思います。
言葉が滑っている感じが全然しないんですよね。
人事のように吟じているような感じはしなくて、
自分事のように言葉一つ一つを踏みしめて吟じられているような、
そんな感じがします。
だからこそですね、人生とかですね、
生死にレッスルを縁とかですね、
この辺りが天地始終なくとかですね、
非常に一個一個がドスンドスンドスンと来るのかなと胸に来て、
また聴いてみたいなという、そういう気持ちになるのかなと思いました。
なんとかこの素晴らしさを言語化してみたところではあるんですが、
吟じる心構え
一番大事なのはですね、心でどう感じられるのか、
そして自分は果たしてこんな風に吟じられるのだろうか、
そんな風に考えてもらえるともっといいんじゃないかなと思いました。
今日はなんかいつも以上にですね、語彙力がすごく申し訳ない感じになっているんですが、
とても素晴らしい吟を聞かせていただきました。
なかなか本当にこういう吟に出会える機会は少ないんでですね、
貴重な吟をご提供していただきまして本当にありがとうございました。
ぜひ皆さんの吟にもですね、何かしら活かしていただければと思います。
では後半に行く前にちょっとだけ宣伝ですけれども、
私がですね、ホームページを作っております。
ぎーへいへいのホームページというもので、
そこでですね、今までのyoutubeの中で特に人気の動画とか、
そういうのもまとめているページもありまして、
今日お話にありましたこの銀猫道場がどういう内容なのか、皆さんの口コミとか、
そして実際に入り方とか、どういう手順でこの銀猫道場が進んでいくか、
その辺りも詳しくやり方も書いておりますので、
このへいへいのホームページ見てみてください。
あと過去僕はいろんな配信を色々やっているので、
そこのリンクも全部まとまっているし、
Kindle本も全部そこにリンク貼ってあるので、
僕に関してはそこのリンクさえ見ておけば大体なんとかなるというところです。
ぜひQRコードから読み込んで、へいへいのホームページ見てみてください。
よし、ではですね、後半今日一つ吟じたいと思うんですが、
今日吟じるのはですね、何をとちくるってか、
吉田松陰の自生を吟じてみたいと思います。
これとても有名ですよね。
あの吉田松陰が30代ですよね。
30代で亡くなるときに自生の句として書かれた詩になっております。
だから年齢としてはですね、
たぶん地下死とか僕のが超えてしまっているのである意味合っているんですけど、
たぶんそこに積み重ねる重さというものはやっぱり全然違うんでしょうね。
全然違うから、全然足りないよねっていう気持ちも認識しつつ、
あえて今日は挑戦するつもりでこちらの銀を選んでみました。
たぶん今の今日お伝えした銀に比べるとめちゃくちゃ軽いんだろうなって思います。
すごく思います。
だからそこを重みを持たせていくために今後ますます邁進しないといけないなとも思ったんですが、
今の自分はどういうものなのか、
そして今日の98歳の方の銀がどれだけ素晴らしいものなのか、
それも吹き捨てるためにはですね、
吟じる挑戦
今日はちょっとこの銀をよくわからないですが選んでみました。
ではこちらを吟じて終わりたいと思います。
では詩文からちょっと読んでいきますね。
自生、吉田松陰。
吉田松陰。
我今国のために死す。
死すとも君心にそむかず。
悠々たり天地のこと。
鑑賞は迷信にあり。
ではどういった内容か。
私は今お国のために死んでいく。
これまでの私の行為は死心から発したものではないので、
死に臨んでも天子両親にそむいてはいけない。
あ、そむいてはいない。
悠々たり天地の間に展開される人間の多くの行為は、
神のみが知るものであり、
私のこの忠誠も神が知ってくれるものであり、
それゆえにこそ今、重要として死につくのである。
という内容です。
ではこちらを吟じていきます。
自生、吉田松陰。
我今国のために死すとも君心にそむかず。
どうだったんでしょうかね。
とりあえずとにかく心構えを重視して吟じました。
姿勢とかですね、動かないようにするとか、
出だしの心身の整えとか。
あとは1414のこの丁寧さ、
私分に対する丁寧さと、
この腹識の発生ですね。
何かその自分は差し出せるものがろくにないんですからですね。
せめて吟じているときはお腹が痛くなるぐらい、
自分に何かこのダメージを負うぐらいの何かを持って、
エネルギーを発しないといけない。
銀としてエネルギーを発さないと釣り合わないなと思ったので、
そんな感じでちょっと必死に吟じてみました。
何でもかんでも力めばいいというわけではないので、
そのバランスはとても難しいんですけれども、
やはり時としてそういうふうな吟じ方で自分を追い込むってことも、
この重みのある銀のためには大事になってくるのかなと、
今日の方の銀を聞いてそう思いました。
いやー、本当に素晴らしい方の銀は何かしらエネルギーになりますね。
ではでは、今日はちょっとイレギュラー的な発信でしたけれども、
何かしらコメントとかいただけたらとても嬉しいです。
詩銀のミルクを発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ!