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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私の娘は予防接種は無事、熱も下がって、今日は平和に過ごすことができました。
ということで、奥さんが病院に行くために、僕と娘で、
モールで約3時間ぐらい時間を潰すという、今日は午前中ミッションを無事こなしまして、
晴れ晴れとした気分になっております。
やっぱり、僕から母乳は出せないんですね。
それでぐずり出すと、今ちょっとあまりなす術がなかなか、完全母乳はちょっと進めてるんですね。
無いんですけれども、直前に奥さんに母乳をあげてもらって、
あとはモールで、子供、赤ちゃん広場みたいなところでのんびりしたり、
カートに乗せて、スーパーの中をぐるぐるぐるぐる回ったり、
あとはおむつ交換を2回ぐらいしたかな、とかですね。
いろいろやったんですけど、結構平穏無事に3時間ぐらい過ごせたんで、ちょっと自信がつきましたね。
読書もいい感じにはかどったんで良かったかなと思います。
さて、今日の本題に移りたいと思います。
今日もですね、ちょっと今日いろいろモールの中を歩きながら、
こういうのもあってもいいかなという、また思いつきの企画、シリーズものにしようと思っております。
題してですね、3つのコツシリーズみたいな感じで始めようと思っております。
どういうことかというと、いろんな有名な漢詩が、詩銀において有名なものはいくつかあるわけなんですけれども、
細かいところをですね、いっぱい指摘してもですね、やはり人間そんなに覚えられないんで、
僕も3つぐらいまでしか覚えられないんです。意識できないんですよ。
なので、この3つを意識したら、この銀はもっと良くなりますよという、
そういう意味合いのための3つのコツシリーズというものをやろうかなと思っております。
頻度はわからないんですけど、ほどほどのレベルで頑張ってみようかなというところです。
ということで、まず初回はですね、とてもとても有名な石川定山作、富士山ですね。
富士山のこうしたら、ここに気をつけたらもっと良くなるよという、3つのコツシリーズでお送りしたいと思います。
ではですね、富士山、先に詩文を読んでいきますね。
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富士山、石川定山。
尖閣、来たり遊ぶ、雲霾の頂。
新寮、澄みおゆ、道中の淵。
雪は岩草のごとく、煙は絵のごとし。
白線、逆島にかかる、東海の天。
雲の上に高くそびえる富士山の頂には、仙人が来て遊ぶと言われていて、
また道中の深い淵には、神の新寮が昔から住んでいるとも言われている。
頂に積もる雪は扇の白い絹糸のごとく、真っ白でですね、
頂より立ち上る煙は扇の束のごとく、
その勇士はさながら白線を逆さまにして東海の天にかけたようである。
詩言をやり始めであれば、結構最初のうちにですね、学ぶことが多い詩言かなと思います。
今回この3つのシリーズ、3つのコツシリーズなんですけれども、
特別言いづらいところとかがあれば、そこは注意点としてやろうと思うんですけれども、
できればですね、そういう骨組み発音発声アクセントとか、
それよりもですね、よりもっと彩りを加えるような、聞いている人が楽しめるような、
というところですね、見栄えを良くするというか、やっぱり色鮮やかにする。
その詩を色鮮やかにするためのポイントということで、
今日は3つお話ししたいと思います。
この富士山でですね、気をつけるべきところ。
キクとテンクとケックにそれぞれあるんですけれども、
まず一つ目ですね、一つ目、それはキクです。
キクの言葉の流れ、リズム感を気をつけましょうということになります。
どういうところかというと、
ここですね、この流れ、結構動きが大きい、ゆらゆらとしているような感じかなと思います。
そして、来たりで言葉を少し伸ばすし、遊ぶ、遊ぶもちょっとフワフワしているかな、というところがあります。
ここですね、先隔、来たり、遊ぶ、こんな風に力強くガガガガッとやるのもいいんですけれども、
できればですね、ここは神聖な雰囲気を、神聖というか不思議な感じをちょっと出したいなというところがありまして、
この滑らかに聴いていて心地の良いリズム感、そういったものを大事にした方が良いかなと考えております。
なので、この言葉のリズム、そして間合いをどういう風にとっているかですね、
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言葉を基本的には均等にやっているんですけれども、
本当に僕の吟じたような感じのリズムで、一番ダメな指導方法ですね。そんな感じになります。
先隔、来たり、遊ぶ、
この流れ、ここを綺麗に流れるように入れるかどうか、これが一つ目のコツになります。
そして二つ目のコツですけれども、二つ目はですね、天空、天空を晴れやかに吟じてほしいんですね。
どういうことかというと、雪は、雪はの和ですね。
このあたりは富士山のこの高いところの空に開けた、その中で真っ白く色づいている、そういう本当に高々しい、
空まで透き通って高い青空に向かって真っ白な富士山がそびえ立っているような、そういう感じ。
晴れ渡っている、晴れやかな、そんな雰囲気を出した方がですね、聞いている人も気持ちがパーッと晴れるようになるかなと思うんですね。
ポイントは雪はですね、雪はと煙はのこの高いところをやってほしいかなと。
あとはさらに言うと、元祖のごとくこのあたりでですね、声が力尽きて下がってしまわないようにするというところもポイントかなと思います。
実際にちょっと弦じてみますね。
雪は元祖のごとく煙は
こんな感じで雪は煙は、それはもう上にパーッと晴れ渡るような、そんなことをイメージしながらやると。
声も落ちにくいですし、やはり聞いていて心地の良いスカッとするような富士山ができるんじゃないかなと思います。
なのでこの天空の方、晴れ渡るように。
これが2つ目のコツですね。
そして3つ目。
3つ目はですね、富士山の大きさをダイナミックに表現しましょうということです。
日本一の高さを誇る富士山ですから、その高さをどこで表現するかというと、この逆島にかかる東海の天ですね。
ここで思いっきし3段上げで一気に上がっていって、東海の天、ここをたっぷりと弦じるんですね。
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言葉もしっかりと。
なので逆島にかかる、その後行き継ぎをしてもいいと思うんですよ。
東海の天、しっかりとやらないと。
ここをですね、もう呼吸が足りないからといって焦って走ってしまうということになると、もうこの富士山の素晴らしさが失われてしまう。
標高300メートルですかみたいな。
そんな風な富士山にしちゃいけないんですよ。
3000メートルの本当に立派な富士山を表現しないといけないので、ここをより大きくダイナミックに弦じたいところですね。
逆島にかかる、東海の天、
これ最後下げるやつですね。
東海の天、という感じになります。
逆島にかかる、たっぷり上げていく。
そして東海のもですね、東!
この2音目から一気にギューンと上がっていかないと、この3000メートルの高さは表現できないですね。
東海の!という大揺れになります。
最後、天。
ここが結果でですね、気をつけていくと、よりこの大きなダイナミックな富士山を表現できるのかなと思います。
ということで、今日は3つのコツシリーズ第1弾ということで、富士山を話させていただきました。
1つ目はこの気球、流れるように美しくですね。
2つ目は天空は晴れ渡るように。
そして3つ目はこのダイナミックにと。
結果でダイナミックに。これ伝わるかな?というところです。
まずこちらを意識してですね、弦じていきたいと思います。
富士山、石川定山。
すみおゆ
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とちの
ふち
いきは
ごんそのおとく
けむりは
えのおとし
はくせん
さかしまにかかる
とうかいの
てん
こんな感じになりますかね。
ちょっと大会でやるとこれ2分超えてたらまずいですね。
ちょっとやりすぎ感はなくはないんですけれども、ただこの今日の3つのポイント気をつければ、この富士山がですね、ただ弦じているというよりはもっと色鮮やかになるんじゃないかなと思います。
こんな感じですね。他にもやっていこうと思います。
まあ僕が話せる自信のある奴からやっていこうと思うんですけれども、リクエストがありましたら僕が対応できる範囲でですね、初めて見る弦でここをやった方がいいよと強く言えるかちょっと怪しいんですね。
そういったところは取捨選択しながらですけれども、この3つのコツシリーズリクエストをお待ちしております。
まあこれはこれで、じゃあ今日は後半の方も一つ弦じていきたいと思います。
弦じるのはですね、とてもとても有名な、一番有名といっても過言ではない歴史ですね。徒歩作、春暴です。
春暴 徒歩
九に破れて三があり
白春にして草木不可し
時に感じては花にも涙を注ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
放火三月に連なり
花初万均にあたる
白桃をかけばさらに短く
すべて真に絶えざらんと発す
国の都長安は賊軍に攻められ見る影もなく破壊されてしまった
ただ周囲の山川だけは依然として元の形を留めている
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街はすっかり荒れ果てて人影もなく
再び巡ってきた春に
ただ草木だけがいたずらに生い茂っているばかりである
この戦乱の時世に本来楽しいはずの花を見ても
かえって涙が流れ一家の別離を恨んでは
慰むべき鳥の声を聞いても
再生の思いに心が揺れる
放火は何ヶ月も続いて戦乱の止む気配もなく
家族との恩親も途絶えがちで
一通の手紙も板金に当たる貴重なものに思われる
募る憂いのためか
あしらが頭は書けば書くほどさらに短くなって
とてもかんざしを刺すことなどできないと思われるほどであると
本当これ中学校とかで習ったような気がしますね
本当に味わい深い詩文なので
じっくりとしっとりと吟じていきたいと思います
春暴徒歩
国破れて
山あり
城
春にして
草木
ふかし
時に
感じては
花にも涙を
注ぎ
別れを
恨んでは
鳥にも心を
驚かせ
放火
三月に
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連なり
貴重
板金に
当たる
白と書けば
さらに
短く
すべて
真に
絶えざらんと
欲す
いかがでしたでしょうか
ちょっと富士山をのびのびやりすぎて
声が怪しいですね
ちょっとのどごみになってるかな
常時やっぱ意識しないと
腹式呼吸が常にダメになってしまうという悪い例ですね
ちょっと変に感情込めないほうが良かったかもしれないですね
本当に淡々と
ただ言葉を伝える
正確に伝える
それだけでも十分にこの詩は人に伝わる力があるんじゃないかなという風に思いました
では今日はこんなところになります
この3つのコツシリーズに関しての感想についてもいただけたら嬉しいです
では今日はこんなところですね
いつもコメントくださりありがとうございます
リクエストなどもお待ちしております
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ