第九十話『逆境の先にあるもの』-【日光篇】 教育者 新渡戸稲造-
2017-05-20 12:41

第九十話『逆境の先にあるもの』-【日光篇】 教育者 新渡戸稲造-

世界遺産に登録されている、日光東照宮。
その雅楽の演奏者だった、金谷善一郎は、日光を訪れていたひとりの外国人を自宅に泊めました。
泊まるところがない外国人が途方にくれていたからです。
まだまだ外国人観光客に慣れていなかった日本人。
でも、金谷は困っているひとを見過ごすことができませんでした。
この外国人こそ、のちに「ヘボン式ローマ字」で世界中に知れ渡るヘボン博士だったのです。
ヘボン博士は、金谷に言いました。
「これからもっとたくさんの外国人観光客が、日本に、この日光にやってきます。ぜひ、外国人も泊まれる宿泊施設をつくってください」。
こうして、金谷が開業したのが、『日光金谷ホテル』です。
金谷ホテルには、たくさんの著名人が宿泊しました。
アインシュタイン、ヘレン・ケラー、そして、建築家・フランク・ロイド・ライト。
もちろん、日本の要人も泊まりました。
1908年11月10日。宿帳に記載されているひとの名は、新渡戸稲造(にとべ・いなぞう)。
旧五千円札にも肖像画が印刷された賢人です。
教育者にして、思想家。農業経済学の研究も行っていた重鎮。
彼は『武士道』の精神を尊び、世界に侍魂を紹介しました。
国際連盟の事務次長も務めたグローバルな視点は、今も、私達に日本の未来を示唆してくれます。
そんな新渡戸稲造が自らの人生でつかんだ、逆境に打ち勝つための、明日へのyes!とは?

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