第八十九話『誰のための人生か』-【日光篇】 建築家 フランク・ロイド・ライト-
2017-05-13 12:04

第八十九話『誰のための人生か』-【日光篇】 建築家 フランク・ロイド・ライト-

栃木県日光市にある、『日光金谷ホテル』は、1873年開業。
現存する最古のリゾートクラシックホテルと言われています。
そのホテルに宿泊した名立たる有名人は、アインシュタイン、ヘレン・ケラー、そして、建築家・フランク・ロイド・ライト。
再建した本館は、フランク・ロイド・ライトが造った旧帝国ホテルを模したそうです。
ル・コルビジエ、ミース・ファン・デル・ローエとともに、「近代建築の三大巨匠」と呼ばれる、フランク・ロイド・ライト。
彼の92年の生涯は、真実と虚構が入り混じり、スキャンダルにまみれました。
不倫、駆け落ち、殺人、絶望と失墜。
でも、彼が造った建造物は、今もその姿をリアルに留めています。
彼はよく、こんな言葉を口にしていました。
「あなたが本当にそうだと信じることは、必ず、起こります」。
彼の建築スタイルは、型破りでした。
新しく何かを産みだす力は、90歳を超えても、こんこんと湧いていたのです。
新しいものに、ときに人は反感や違和感を覚えます。
ライトは、何度も非難の対象になりました。
でも彼は、どんな苦難に落とされても、そこから這い上がる強さを持っていたのです。
もしかしたら、それは強さではなく、弱さだったのかもしれません。
弱いと自覚しているから、強く願い、懸命に努力する。
類まれなる精神とは、結局のところ、強さに根差すのではなく、弱さの上にたちあがるものなのでしょう。
アウトサイダーであることを厭(いと)わず、いつも境界線上を歩き続けた男、建築家・フランク・ロイド・ライトが、その数奇な人生でつかんだ明日へのyes!とは?

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