スピーカー 2
倉抜です。中山です。ザッソウラジオは、倉抜とがくちょこと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、イルクをしゃべりしていくボットキャストです。
今回は、1月最終週ということで、私とがくちょの2人で話すフリートーク会です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
お願いします。
スピーカー 2
はい、ということで、一応、新年一発目の2人会。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
ということで、がくちょの、まあ、と言いつつまだ年明けてそんなに経ってないですが。
スピーカー 3
うん。え、もう、まだ、そう、そっか。
もう、新年気分とか思わながら全然ないんですけど。
スピーカー 2
いや、新年気分はもうないですね。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
あの、収録日、今、1月12日ですが。
はい。
1週間働くと、もう普通に戻りますね。
スピーカー 3
いやー、ほんと。
全然普通ですね、もう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
今年、年末年始長かったんで、ちょっと僕も復帰できるか不安だったけど。
あー。
月曜日の一番朝一からミーティングがあって。
はい。
朝一ミーティングした瞬間にもう普通に戻りましたね。
スピーカー 3
うんうんうん。
1時間普通にしゃべれただけで、もう、あ、いけそうだなと不安が消えました。
なんか、この前、Facebookに倉内さんが、
完璧主義の罠っていう本を読んで、漁ったって書いてありましたけど。
はい。
その話、聞いていいですか。
スピーカー 2
いやー、そうですね。
あのー、完璧主義を辞任はしてたんですけど、
あのー、完璧主義をポジティブに多少捉えるところもあったんですけど、
その本だと、完璧主義はもう完全に精神的な病理だという風に。
スピーカー 3
ほう、なるほど。
スピーカー 2
書かれて。
スピーカー 3
病気だったので。
スピーカー 1
病気だと、あのー、治そうと。
スピーカー 2
ほうほうほう。
でも、あの、本の結論的には、あの、完璧主義は治らないという。
スピーカー 3
ははははは。
なんてその絶望的な。
スピーカー 2
絶望的な、完璧主義のあなたはもう完璧主義治らない。
けれども、その、完璧主義をもたらしてるのは何かみたいな話で、
その、完璧主義を3つに分けて考えていて、
個人的に、自主的に完璧主義になろうとする性格的なものと、
他人の成果とか他人に対して完璧主義を求める厄介な人と、
社会が、世の中こうあるべきだよねとか、
こういう働き方がいいんじゃないかとか、
こういうファッションがいいんじゃないかみたいなことを言ってくることで、
自分もそう選んではいけないと思ってしまうという、
その社会的な完璧主義みたいな。
スピーカー 1
で、その社会的な完璧主義っていうのは、近年めちゃくちゃ増えているっていうのが統計的に分かってきていて、
スピーカー 2
それは、やっぱり世の中のSNSが増えてきたとか、
経済が進むにつれて、要は消費させるっていうことで経済が進むっていうことになるんだけど、
消費を促すために何をするのかっていうと広告を打つ。
広告を打つときにめちゃくちゃスタイルのいい人が、
そのきらびやかな格好してると、
それがあるべき姿、完璧な姿ではないかと思い、
自分も荒れない自分だとダメなんじゃないかと思ってしまうっていう、
そうあろうと言ってしまうようなことが起きがちだみたいな。
で、あとは競争社会において、生活不安だから働くって言ってたはずが、
生活が満足になっても、もっともっと働かねばみたいな。
スピーカー 1
勝つためにみたいな。
スピーカー 2
これも文化的なものがあるとか、家庭とか学校とかっていう、
完璧主義を起こしているものは世の中のせいであると。
だからあなたのせいではないと。
なので、完璧主義は直らんけど、
スピーカー 1
それは自分のせいだと思わなければいいんですよみたいな。
スピーカー 2
なので、完璧主義をもたらしている、
じゃあ経済、資本主義をなくそうかみたいな話はできるわけではないし、
現実的ではないので、そうだなと思いながら、
だけど、ということは自分が完璧でなくても、
それは文化、社会のせいなので、
今のままの自分でもいいんじゃないかと思えるんじゃないですかっていう、
完璧主義、直ってハッピーにはなれないけど、
自分だけのせいにしないでありのままでいられるという知識を持つことで、
耐えられるのではないか、それが本当の希望ではないかというようなことが書かれているという、
こうしたらハッピーになれますよとか、
こうしたら完璧主義なくなりますみたいな、
軽い話ではないほうが、余計良かったなというか。
スピーカー 3
それって、いろいろ世の中が、
皆さんこうしてますよって言ってくるっていうのって3番目のやつだと思うんですけど、
1番目のやつは?
スピーカー 2
1番目のやつも別に変わらん、直らんっていう話ですね。
結局、個人のやつも、言っても相関関係はあるので、
社会だったり個人だったり他社にっていうのは、
どれかの絶対種類というわけではないけど、
遺伝もあるらしいですね。
スピーカー 3
なるほど、この完璧主義って、
ストレングスファインダー的に言うと最上志向とかが典型みたいなイメージがあるんですけど、
そういうわけでもない?そういう話?
スピーカー 2
ストレングスファインダーの話は出てなかったけど、
僕がストレングスファインダー最上志向が入っているので、
僕の最上志向と完璧主義は結構連動しちゃってる気はしている。
多分、これは本に書いてる話じゃないですけど、
最上志向は、より良くしていこうとか、もっと良いものにしたいっていうのがあるけど、
完璧主義は、まだ足りてないから良くしなきゃいけないと思ってるって感じ。
スピーカー 3
母校を全部埋めないといけないみたいな。
スピーカー 2
そう、なので、欠けてるというふうに感じるのが完璧主義だという。
スピーカー 3
なるほど、なるほど。
スピーカー 2
欠けてると思って生きてる限り、
欠けてる状態でこれに最上志向が重なると地獄なんですね。
スピーカー 3
はいはいはい。
スピーカー 2
なので、めちゃくちゃ頑張って、より良く、どんどんより良くしてるけど、
どこまで行っても欠けてるという感じでしまう。
スピーカー 3
無限に影は見つかるからなみたいな。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
ってなると、勝てるゲームではないというか。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 3
要は完璧な人間になるまではもう気が休まらないっていうこと。
スピーカー 2
そう、でも完璧になるために最上にやるっていうのはもう地獄のゲームなので、
無理ゲーなんですよね。
スピーカー 1
無理ゲーが起きてるので、
スピーカー 2
本の中では完璧、パーフェクトよりもエクセレンスを目指した方が良いみたいな。
スピーカー 3
最上、最上等ですね。
スピーカー 2
エクセレンスだとしたら、エクセレンスな状態で満足できるはずだという風には書いてあるけど、
そうは言われても完璧主義直らんぜって本には書いてる。
この本の著者が完璧主義だから、
スピーカー 3
はいはいはい。
スピーカー 2
いろんな人のアドバイスとかが出てくるんですよ。
だけど、分かるよ、分かるけど、だから言ってなみたいな。
頭では分かってるけどなみたいなことをずっと繰り返すみたいな。
スピーカー 3
結果的にやっぱり治りませんよって。
スピーカー 2
結構いろいろ試みて治りませんよって。
いろいろ考えてみたけど、
ただ、全部が全部自分のせいであり、
スピーカー 2
完璧主義が病理だからといって、
個人の問題に置き換えない方が良いよって。
スピーカー 3
自責の念に駆られる必要はない。
スピーカー 2
個人の資質で個人で解決すべきものだとするとしたら、
追い込まれてしまうので、
それを解決しなきゃいけないと思っちゃう。
スピーカー 3
ふらるきさんにも見てもらって。
読みました。
スピーカー 1
読みました?
スピーカー 3
はい、読みました。
どうですかっていうのもある?
青足本の、もともと原稿一冊だったっていう。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
の通りで、あれでしたね。
個人のフェーズというよりは、やっぱり指導者側のフェーズの話だったので。
何よりまず青足の第1話。
第1話であんなたくさん書くことあるんだっていうのが普段の感想ですね。
何だから、本の3分の1か4分の1くらいもう第1話の話で、
そこから取れたかめちゃくちゃあるなぁみたいな。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 3
もともと、聞いてくれてる人のために補足的に埋めていくと、
まず青足本の1冊目の時に構成考えて、
第1章、子の成長、自分で考えて動くとはどういうことなのかみたいな。
第2章、組織、チームの成長、チームビューディング的な話。
第3章で育成、そういう自立的なことが組織っていうのはどういう風に育成できるのかみたいな予定で書き始めて、
1章と2章書いたところで、じゃあちょっと1回流し込んでみますかって言って、
ゲラに組んでもらったら、全然70ページオーバーしてますって言われて。
だいたい第2章のところが同じぐらい、そのぐらいのページ数だったので、
第2章丸々削って、要は第1章だけで1冊になりましたっていう経緯からの。
今回のやつは、なのでチームビューディングの話と育成の話だから、
チームビューディングの話をいきなり始めるのもおかしいので、
全部1冊育成っていう本にすることにして、
だいぶ時間経ったので、青足ちょっともう一回全部読み直そうと思って、
スピーカー 1
1巻から読み始めたんですけど、あれこれ1話で結構いけんじゃんって思って。
なんなら1話丸々載せてもいいぐらいかもって思って。
スピーカー 3
第1話丸ごと載せたら、青足読んだことない人でも入りやすいじゃないですか。
スピーカー 1
なのでそういうふうに作っていったのですが、
スピーカー 3
結果的には、現状は第1話の中の足利が福田監督に行ってあって、
サッカーを教えてもらうシーンだけ抜き出して載せようかなっていう感じになっているのですが、
スピーカー 1
そこの中に、今回のテーマはお題設計アプローチっていうのがコンセプトになっているのですが、
スピーカー 3
テーマが答えを教えないタイプの教え上手とは何をしているのかみたいな、そういうテーマで考えているので、
福田が足利にお題出して、足利がお題に取り組んでいく中で学びを得ていくみたいなのが、
第1話にかなり盛り込まれているなという話ですよね。
スピーカー 1
うん、そうですそうです。
第1章がもう第1話だけで終わるっていう。
スピーカー 2
第1話がなので、すごかったんだなっていうことですね。
スピーカー 1
いや、あそこまで解説をね、解説読んでの感想になるけど、
スピーカー 2
あれだけの感想というか、考察ができるだけのネタがあるわけじゃないですか。
漫画としてはページ数そんなにたくさんあるわけじゃなく。
スピーカー 3
そうね、実質漫画で言うと30ページぐらいですよね。
スピーカー 1
お題取り組んでるし。
スピーカー 2
もっと少なくない?そんな多いかな。
スピーカー 3
だいたい30ページぐらい。
スピーカー 2
第1話?
スピーカー 3
第1話は60ページぐらいあって。
スピーカー 2
で、そのうちの、あ、そうかそれぐらいあるのか。
いや、でもそれぐらいで、あんだけ取れたかあるように作るのは、
凝縮性が高いじゃないですか。
その本、なんていうの、話の中にお題を出すみたいな話とか、
スピーカー 1
当然にばらまくとか。
スピーカー 2
普通の漫画だと多分もうちょっと薄い話になりそうな気がするけど。
あれは、そこまで見越しての凝縮した話にしたのか、
詰め込んだ感じになったのか。
そんな狙いはなく、ただ面白い漫画を書いたら、
スピーカー 3
勝手に考察、いいように考察されたのか。
多分、作者にしかないとわからないやつですよね。
スピーカー 2
そうそう、作者さんにちょっと聞いてみたい。
スピーカー 3
聞いてみたいですね。
でも、チャイキリの時も言われたんですけど、
スピーカー 1
チャイキリの担当編集の人に一番最初に言われたのが、
スピーカー 3
これはチームの成長ステージっていうやつに当てはめるとめちゃくちゃピッタリ当てはまるんですよ、
チャイキリのストーリーが。
そしたら、その編集の人が、
いや、そんなこと言ってもらえると嬉しいですって言って、
僕らというか辻友さん、どうやったら漫画が面白くなるかだけ考えてやってきたら、
そんなフレームワークにピッタリ当てはまるとかいう裏付けをしてもらえると嬉しいです。
それから、僕らが石川よしきさんとか、宇田川さんとかに、
スピーカー 1
それはあれですねって言われると、本庄さんとかね、
それはあれですねって言われると嬉しいみたいな。
スピーカー 3
そういう感じだったので、たぶん一緒だと思いますけどね。
スピーカー 2
そうですね。だから、元があって考えてるというよりは、
スピーカー 1
ただただ面白い漫画を描こうとしたらそうなったと。
ちなみに、教えない教えるみたいな、教えないで育てるみたいなテーマは、
スピーカー 2
それはどこのタイミングでできるんですか?描き始めてからできる?
スピーカー 3
最初、描く前にそのテーマがあった?
まあ、描く前。
描く前な。
スピーカー 2
描く前ですね。
青足の指導書を、青足を元にした指導書を描こうと思ったときに、
これがテーマだみたいな感じだったって感じ?
スピーカー 1
うん、まあ、あの、要はチームの話が、僕がやってるチームビルディングプログラムの中身ですか。
はい。
で、育成とか、育成っていうか、ファシリテーションじゃないですか。
スピーカー 3
まあ、自立的な子になるためのファシリテーション。
自立的なチームになっていくためのファシリテーションみたいなのって、
チームビルディングプログラム、TBP2.0の内容なので。
スピーカー 1
はい、はい。
スピーカー 3
だから、内容的にはそれ。
スピーカー 1
ああ。
スピーカー 3
なので、これ青足で、青足事例にしたらめちゃめちゃその2.0の話しやすいなっていうのが今回の本です。
スピーカー 3
なるほど、なるほど。
で、さっきのそれこそ完璧主義の逆みたいな話になるかもしれないけど、
スピーカー 1
賢者風と愚者風の話が出てます。
賢者風リーダーシップと愚者風リーダーシップ。
完璧主義の人とかは完璧なリーダーでなければいけないみたいな風になりがちだけれども、
そうすると、そういうリーダーについていってる人たちはそのリーダーに依存しがちになるよね。
前に話したかもしれないですけど、
スピーカー 3
ゴローマル、ラグビーのゴローマル選手が、大学時代、早稲田で、
スピーカー 1
最初入った時は監督が清宮監督っていうカリスマ的な監督で、
清宮監督はワンオンワンみたいなやつやると、
スピーカー 3
次はこれをやれって言ってくれるらしいんですけど、
それをちゃんと頑張ってやってると上達をして、みんな成長していくみたいなことが起こって。
途中で清宮監督から監督が変わって中竹さんになるんですけど、
中竹さんは自称日本一オーラのない監督みたいな、
カリスマとは真逆のスタイルなわけですけど、
自分たちで考えてみてみたいな。
それでゴローマルさんが言ってたのが、清宮監督がいなくなった後は何も残らなかったんだけど、
中竹監督がいなくなった後はみんなで話し合う文化が残ったっていうコメントをしてて、
そこが賢者風のデメリットであり、
スピーカー 1
愚者風のメリットだよなーみたいなのはすごい思っていて。
スピーカー 2
あとはあれでしたね、言ってもTBPの、僕はTBPの2.0まで参加してるので、
TBPを青足、TBPかける青足っていう感じの本。
スピーカー 3
はいはい、まさにまさに。
スピーカー 2
なんかそのTBPだけだと伝わんないところを青足という、
スピーカー 1
フィクションだけど具体例で伝えるみたいな。
スピーカー 2
それだけだとやっぱりTBPだけだと抽象的になりすぎるから、
具体のなんかあった方がいいけど、
具体をそれこそECで説明するならECの説明になるけど、
もっと広くみんなに分かってもらうために、青足っていう題材は良いって感じですよね。
スピーカー 3
リアルで体を動かすアクティビティで体験、体感してもらうみたいなのが、
TBPの構成という疑問になっているので、
じゃあ本でどうやって伝えるんだっけみたいなのが、
大喜利本の時にぶち当たった壁で。
それで漫画のストーリーをケースとして共有をしたら、
理解しやすくなるっていう流れで青足にも来ており、
ただなんかそう、なんかやっぱ漫画で違う、サッカー漫画でケースにすると、
ちょっとフィードバックとして結構よくありがちなのが、
スポーツチームみたいにチーム作りをするっていうのは現実的には難しいですよねみたいな。
そんなこと言ってないけどなみたいな。
スポーツ選手は全員やる気ありますよね。
そういうことじゃないんだよな。
スピーカー 2
いや僕はでもね、何がすごいというか、
スピーカー 1
学長の本だなって感じがして、
スピーカー 2
何があれかなと思ったのは、
TBPがやっぱり学長の中の軸というか、
基礎みたいになってるじゃないですか。
たぶんECの話する時もTBPだし、組織の話をする時もTBPだし、
青足掛け算して今回も出すけど、
言ってみたら僕からすると知らないことあんまないっていうか、
そのスライド知ってるみたいな感じには。
漫画も全部読んでるし。
漫画も読んでるし、学長のスライドの話も知ってるから、
いや知ってる話なんだけど、
そのTBPをずっと言い続けてるじゃないですか。
ずっと言い続けてるというか、ずっとやり続けてるというか。