1. 3児のパパ薬剤師ゆーすけのお薬箱💊
  2. ③いつも使っている痛み止めの..
2024-12-07 19:19

③いつも使っている痛み止めのことちゃんと知ってる?【めざノーティス再放送】

こちらの配信は去年の12月にめざノーティスで配信したものを編集した再放送になります!(1.2倍速以上を推奨⚠️)
テーマ:『知っているようでちゃんと知らないお薬の話』


①お薬を飲むタイミング間違えてない?!
②身近な風邪薬についてもっとよく知ろう!
③いつも使っている痛み止めのことちゃんと知っていますか?
④お薬の飲み合わせの話。そんなものまで影響するの?!


#ゆーすけ薬剤師
👆タップすると『医療について』について話しているオススメ放送が聴けます╰(*´︶`*)╯♡


🌸Meza notice(めざノーティス)公式チャンネル🌸
https://stand.fm/channels/641d0e94c881d58fc5eabbc1


🌻メインパーソナリティの片岡すみらさん🌻
https://stand.fm/channels/5f72a34cf04555115d334f46


--------------------------------------------------


みなさまからのお便り💌お待ちしてます╰(*´︶`*)╯♡
こちらから送れます👉 https://x.gd/7nRJK


はじめましての方は自己紹介の放送もぜひ🥹
https://x.gd/t8Gw1


テーマソング『Heal you, Reveal me』♪
https://x.gd/OFSc3


ココナラでお薬の相談サービスを行っています💊
https://coconala.com/services/2377764


--------------------------------------------------


🙏いつか誰かの役に立つと信じて置いておきます🙏


子どもに薬を飲ませるコツ(1) 〜薬の基礎知識編〜
https://x.gd/MZ2t7

子どもに薬を飲ませるコツ(2) 〜心構え編〜
https://x.gd/NsS78

子どもに薬を飲ませるコツ(3) 〜飲ませ方編〜
https://x.gd/PxOnV

『 A錠 5mg 』→『 B錠 20mg 』は強い薬に変わった?
https://x.gd/HYAiI

エチゾラム(デパス®︎)というお薬について
https://x.gd/Ti4EW

薬局でのモヤモヤに迫る‼️
https://x.gd/eAyxJ


--------------------------------------------------



#薬剤師
#病院薬剤師
#スタエフ薬局
#健康
#難病
#潰瘍性大腸炎
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/610d516675cffe554586521d
00:00
それでは今回3回目のテーマは、いつも使っている痛み止めのことちゃんと知ってますか?
ということで、痛み止めについてお話ししたいと思います。
今回は話の中で、結構お薬の名前が出てくると思いますので、
スムーズに聞いていただくために、まずお薬の名前についての豆知識をお話ししたいと思っております。
今、日本で使えるお薬は、処方箋でもらうお薬と薬局で購入できる市販薬を合わせますと、約2万5千品目ぐらいあると言われています。
すごい数ですよね、本当に。新しいお薬もどんどん出てきますし、
正直、僕も全部の薬の名前を覚えているわけじゃないんですけど、
その中でも、今回のテーマである痛み止めで聞いたことある名前といえば、どうでしょう?
ロキソニンとか、ボルタレンとか、カロナールとかでしょうか。
市販薬だったら、イブとか、バファリンとか、セデスとか、ノーシンとか、色々あると思うんですけれども、
皆さん、パッと言える痛み止めの名前はありますか?
今、僕が言った名前っていうのは、全て商品名になります。
お薬には、成分名というお薬そのものの名前がそれぞれあるんですけれども、
それとは別に商品名が付けられていることがあります。
あだ名みたいな感じですかね。
例えば、同じ犬種のワンちゃんでも、飼っている皆さんそれぞれに名前を付けて呼んでいますよね。
オリジナルの呼び名が商品名で、例えばチワワっていう犬種が成分名という感じです。
市販薬では、販売しているメーカーがそれぞれの商品に独自の商品名を付けることができるんですけれども、
処方箋でもらうお薬に関しては、一番最初にそのお薬を販売した特許を持つメーカーだけが、独自の商品名を付けることができます。
そのお薬の特許が切れると、他のメーカーも同じ成分のお薬を作ることができるようになって、それがジェネリック医薬品なんですけれども、
ジェネリック医薬品は独自の商品名を付けることはできなくて、そのお薬の成分名に作ったメーカーの名前を足した形の名前になります。
例えばロキソニンというのは商品名なんですけれども、成分の名前はロキソプロフェンという名前になります。
03:09
最初にこのロキソプロフェンという成分のお薬を販売したメーカーが、ロキソニンという独自の商品名を付けて販売していまして、
例えばゆうすけ製薬という会社がそのジェネリック医薬品を販売するときには、ロキソプロフェンゆうすけという名前になります。
もしスミラ製薬がジェネリック医薬品を販売するなら、ロキソプロフェンスミラという名前になります。
さっきのちわわの例でいきますと、最初に買った人だけがくーちゃんとか自分の好きな名前を付けられて、
後から買う人はゆうすけのちわわとかスミラのちわわとかそういう名前に決められているという感じです。
もしジェネリック医薬品を処方されたことがある方がいらっしゃったら、処方箋でお薬手帳を見てもらうと、
お薬の名前の後ろにかぎかっこでメーカーの名前が入っていると思いますので、確認してみてください。
そんな感じで処方箋でもらうお薬の名前にも、そのお薬自体が持っている成分名と、
最初に販売したメーカーが独自に付けた商品名という2つの名前が存在するので、少しややこしいんですよね。
ちなみにボルタレンの成分名はジクロフェナク、カロナールの成分名はアセドアミノフェンという名前になります。
ドラッグストアで購入できる市販薬に関しては、すべて独自の商品名が付けられて販売されていますので、
どんな成分が入っているかというのは、箱の裏とか添付文書を見ないとわかりません。
クーちゃんと言われても、チワワなのかプードルなのかポメラリアンなのかわからないのと同じです。
さらに市販薬でややこしいのは、同じような名前が付いているのに入っている成分が全然違う場合があります。
例えば、バファリンという名前が入った痛め止めには、バファリンAとかバファリンプレミアムとか、
少尿バファリンとかいろいろな商品がありまして、それぞれ入っている痛め止めの成分が違ったりしますので注意が必要です。
ちょっと難しかったかもしれませんが、お薬にはそのお薬そのものの名前である成分名と、
メーカーが独自に付けたあだ名である商品名という2つの名前があって、
一見違う名前でも同じお薬ということもあるというのを知ってもらえたら十分かと思います。
06:07
ちょっと話がそれますが、あだ名である商品名の由来なんかを調べてみると結構面白かったりして、
例えば、カロナールは熱や痛みが取れて軽く楽になるというところから名付けられていたりします。
軽く楽になる、軽く楽になるカロナールみたいな感じですね。
あと、便秘薬でヨーデルというお薬もあったりして、メーカー曰く名前の由来はスイスのヨーデルから来ているらしいんですけれども、
よく出るね、ヨーデルみたいなところから付けただろうって突っ込みたくなるような名前のお薬もあります。
この由来の話だけでも30分喋れてしまうので、このあたりにして本題に入っていきたいと思います。
痛み止めですけれども、一口に痛み止めといっても様々なお薬がありますし、
例えば一番強い痛み止めといえば医療用麻薬だったりします。
痛み自体にもいろいろな種類があって、しびれのような神経からくる痛みもありますし、
腺頭痛だったりとか、あとお腹が痛いとかね、症状によってお薬も変わってきますので、
例えばロキソニンがどんな痛みにも効くわけじゃないですし、
痛みの種類や強さに応じて様々な痛み止めが使われますが、
今回そのすべてをお話しするのは難しいので、日頃よく使う痛み止めに絞って話していきたいと思います。
皆さんが日頃痛み止めを使う場面といえば、頭痛とか、女性だったら生理痛とか、
あと歯の痛みとか、腰痛、関節痛、筋肉痛とかね、そんな感じかなと思います。
そんな時に使われる痛み止めっていうのは、下熱鎮痛薬と言われる痛み止めになります。
冒頭で例に挙げましたロキソニンとかボルタレン、カロナール、
あと市販の痛み止めはほぼすべてこの下熱鎮痛薬に該当します。
熱を下げる作用もありますので、熱さましとして使われることもあるお薬ですね。
下熱鎮痛薬は大きく2つに分類することができて、カロナールとそれ以外ですね。
カロナールはあだ名である商品名で、成分はアセトアミノフェンという名前になりますので、
これはぜひどちらも覚えておいていただいて、まずはカロナール、アセトアミノフェンという痛み止めと、
09:08
それ以外のロキソニンに代表される痛み止めの2つに分けられるということを知ってもらえるといいかと思います。
カロナール、アセトアミノフェンは唯一無二の存在なんですけれども、
それ以外の痛み止めにはロキソニン以外にもたくさんの種類がありまして、
それらをまとめてN-Seizという呼ばれ方もします。
英語でNSAIDSでN-Seizなんですけれども、ちょっと取っつきにくいので、今回は代表してロキソニンでお話ししていきたいと思います。
なので、これ以降ロキソニンとして言っているところは、カロナール以外の鎮痛薬全般に言えることとして捉えていただきたいと思います。
それではカロナールとロキソニンは何が違うのか、違いを3つご紹介したいと思います。
先に3つの違いを簡単に言いますと、1つ目が効果の違い、2つ目が副作用の違い、3つ目が使える人の違いです。
まず1つ目の効果の違いですが、ロキソニンには痛みを抑える作用と熱を下げる作用のほかに、炎症を抑える作用があります。
一方でカロナールには炎症を抑える作用がほとんどないので、炎症を伴った痛みの場合にはロキソニンの方が良いとされています。
とは言っても、炎症を伴った痛みってなんだってなると思いますので、カロナールよりもロキソニンの方が痛みを抑える効果が少し強いと思っていただいたらそれでいいかなと思います。
カロナールの方がマイルドに効くイメージですね。
そして2つ目の副作用の違いですが、ざっくり言うとカロナールの方が副作用が少ないと言われています。
効果はマイルドですが、その分副作用も少ないという感じです。
カロナールで注意する副作用としては、肝臓の障害がありまして、飲む量が多くなるとより起こしやすいと言われています。
市販の風邪薬に含まれていることもありますので、例えばもともと病院でカロナールをもらっていて、市販薬でも痛み止めを買って飲んでいて、
さらに風邪をひいて風邪薬を飲んだりとかして、気づかないうちにたくさんの量を飲んでしまっていることもありますので注意が必要です。
12:06
一方、ロキソニンの副作用としては胃腸の障害や腎臓の障害があります。
胃に負担をかけやすいので、基本的には必ず食後に飲んでいただきたいお薬になります。
痛いときだけ豚服で飲んでいる場合には、痛みが出たタイミングが食後じゃないときもあるかと思いますので、
飲む前に軽く何かを食べてもらうか、食べれないときは多めの水で飲んでもらうかしてもらったらいいかなと思います。
そして腎臓に障害を起こすことがあるので、もともと腎臓が悪い方には使いづらかったり、
後、ご高齢の方だったり、夏場などで脱水状態になっているときに飲むと腎臓の障害を引き起こしやすかったりしますので注意が必要です。
最後3つ目は使える人の違いです。
ロキソニンは基本的に小さい子供には使えません。
カロナールは小さい子供にも使えますので、子供の熱覚ましとしてもよく処方されます。
あと妊婦さんに関してもロキソニンは胎児に影響を与える可能性があるので基本的には使えません。
カロナールは妊娠中でも安全に使えると言われております。
授乳中に関してはカロナールもロキソニンもどちらも飲んでいただいて問題ないと言われています。
あとは痛み止めとしてではないのですが、インフルエンザにかかったときの熱覚ましとして
特に子供でカロナール以外の下熱鎮痛薬を使うとインフルエンザ脳症を引き起こす確率が上がると言われていますので
カロナールを使うようにします。
大人ではほぼないと言われているのですが、子供ではインフルエンザ以外の一部の感染症でも
カロナール以外の下熱鎮痛薬を使うと重篤な合併症を引き起こしたという報告もありますので
熱が出て病院に行くまでに家で熱覚ましを使う場合にはカロナールを使う方が安全です。
参考までに子供に処方されるカロナールと同じアセタミノフェンガ成分の薬には
座薬でアンヒバという名前の薬だったりアルピニという名前の薬もありますので
小さいお子さんがいる方はぜひ覚えておいてもらえたらなと思います。
カロナールとロキソニーには今お話ししたような違いがありまして
あと作用の仕方も違いますので痛みが強い場合には両方が同時に処方されることもあったりします。
15:08
市販の痛み止めを買う際には商品の名前だけではなく成分を確認していただいて
アセタミノフェンと書かれた成分以外の痛み止めであればロキソニーの仲間なんだなと思っていただけたらいいかなと思います。
市販薬でもアセタミノフェンとロキソニーの仲間の成分が両方入っているものもあったりします。
その他に市販の痛み止めで注意する点として痛み止めの成分以外に痛み止めの効果を高める成分として
眠くなる成分やカフェインが含まれているものがあります。
眠くなる成分にはアリルイソプロピルアセチル尿素やブロムワレリル尿素など
○○尿素って名前がつく成分がありますのでそれらが入っているものを飲む際には
例えば車の運転などは避けないといけないので注意が必要です。
眠くなる成分が入っていないものがいいときはその○○尿素っていう成分が入っていないものや
眠くなる成分が入っていませんという風に宣伝してあることも多いと思いますのでそういった商品を選んでもらうといいと思います。
カフェインも意外と見落としがちなので避けている場合には成分を確認してカフェインが入っていないものを選ぶようにしてくださいね。
最後に痛み止めに関するある調査結果がありまして
痛みを感じたときに約8割の人が痛み止めを使わずにできるだけ我慢をして痛みをやり過ごそうとしているというものがあります。
その理由として一番多かったのは痛み止めを使いすぎると耐性ができて痛み止めが効きにくくなりそうということでした。
確かに痛み止めの使いすぎによる頭痛というのがありまして
頭痛に対して痛み止めを使いすぎると逆に頭痛の頻度が増えてきて毎日のように頭痛が起こるようになるということがあります。
これは頭痛が起こるかもっていう不安から薬を早めに飲んだり痛みがないのに薬を飲んだりすることで
薬が効きにくくなってさらに頭痛がひどくなってまた薬を飲むという悪循環に至ります。
そうならないためにも痛み止めを2日に1回以上飲まないといけなくなっているとか
薬を飲んでも前のように効かなくなってきたなって感じた場合には早めに頭痛の専門のお医者さんに相談する必要があります。
18:06
そういったこともあるんですけれども
用法用量を守って飲んでいただいていれば痛み止めが効きにくくなるということは基本的にはありませんし
逆に痛みを我慢すると痛みの原因物質が大量に発生して
後から痛み止めを飲んでも効きにくくなるということもありますので
用法用量を守りつつ痛みを我慢しすぎずにうまく痛み止めを使ってもらえたらなと思います。
もちろん注意することもありますが痛み止めを使うのを恐れすぎず正しく使ってもらえれば
辛い痛みが弱らいで日々の生活を助けてくれる良い薬なので
今回の話を参考にうまく使っていただけたら嬉しいなと思います。
はい今回はいつも使っている痛み止めのことちゃんと知ってますかということで
痛み止めについてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか
質問などありましたらぜひコメント待ちしております
それでは僕とはまた来週お会いしましょうまたねー
19:19

コメント

スクロール