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2023-05-28 15:53

#065 森博嗣さんの1800万円の使い方×「価値」について考える×…

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アンチハウス』を読んで

・あまのじゃく森博嗣のダンナを説得する話

・払えるから払う、という判断基準ではない

・新しいものの価値は自分達で見極めていく必要がある


とかとかそんな話。

#ヨコタテラジオ 065


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00:05
はい。私ごとなんですけれども…。あ、ちょっと窓が開いてる。まあいいや。
救急車の音とか入ったらすみません。私ごとなんですけれども、
最近ですね、パーマをかけまして、生まれて初めてのパーマだったんですけれども、
なんか結構クルクルクルってなる感じで、どういう、なんかスパイラルパーマっていうやつだったんですけど、
最近結構髪を伸ばしてて、先月髪切った時に、パーマかけたいと思ってるんですけど、
どれぐらいの長さが必要ですか?って聞いたら、あと1センチぐらいですね、がギリギリかけられるぐらいですねって言われたんで、
ちょっと駆け込みで、1ヶ月ちょっと経ったから、かけてみたっていうのがあります。
でね、なんか結構時間かかるのかなと思ったら、その利用室だったんで、
かけてる間に顔剃りとかマッサージとかもやってくれて、全体で多分2時間ぐらい。
で、普通にただ髪切るのとプラス5,000円ぐらいだったかな。
で、なんかやってくれて、結構自分としては満足度が高い結果になってよかったなと思いますね。
何がいいっていうと、結構髪切ってくれる方が乗せてくれるんですよね。
なんかその似合うと思いますよ、みたいな。
そうそう、それもサービス帯に含まれているとしたら、すごくいいお買い物をしたなと思いました。
はい。
ちょっと自分ではまだ見慣れないし、乾かすときとか、あとセットとかね、
ちょっと気をつかなきゃいけなかったりするようなんですが、2ヶ月ぐらいで取れるっていう話だから、
その間楽しんで、多分2ヶ月経ったらすごいもう汗だくになる時期になるので、
そこでバッサリまた伸びたく切ろうかなとか思っています。
ちょっと自分としては挑戦になったのですが、
そうですね、満足いくというか納得いく方に行ってよかったという話でした。
はい。皆さま何か、別にパーマじゃなくてもいいと思うんですけど。
そうですね、30代に入ってから新しいことをするってあんまりないんですが、そんなことをしておりました。
ということでですね、この番組は、いろんな意味でマイノリティーだけどポジティブな30代内向人間の仕事や研究の感動モヤモヤを発信していきます。
そんな横軸、縦軸、様々な広がりから聞いてくださった方々のお味噌に奥行きを開放させていけたら嬉しい。
そんなユールダウナーコンテンツです。
はい、ということでですね、今回は特にお便りは来ていないんですが、今回のテーマはお金の使い方みたいな話をしたいなと思っていて。
コメントは来ていないんですけど、たまたまというか、この前リアルに人と会ったときに、
03:07
ちょうど自分の右と左に、ありがたいことにですね、このラジオを聞いてくださっている方々が座って、感想みたいなことを話してくれて。
一つは、夜寝る前に聞くとぐっすり寝られますみたいな。
その方にとっては多分自分の講演室が寝る前にはちょうどよかったみたいで。
あと、言っていることが適度に重症的だから、それも良い推移導入剤になっているっていうふうにはおっしゃってましたが。
あれか、つまんない授業みたいなことかな。
当初の目的ではないけど、どんなふうに価値を感じていただくかっていうのは受け取る側が決めることだと思うので。
そういう感じでも、役に立つって言うとあれだけど、活用していただけてるっていうのは良かったなと思います。
あとね、時々、基本的に一人喋りだから、全体的にトーンが一定だっていうのも良いっていう話を教えてくれたけど、
何か時々怒ってるふうに聞こえる時があるっていうふうに聞こえて、自分では全然そんなに当てがないんですけど。
多分ね、怒ってるんじゃなくて、急いでるんだと思う。
多分自分が今言いたいことと違うことを話しちゃってるなっていう時に、これをちょっと早く切り上げて、この次の話題を話さないと忘れちゃうっていうか、
その話に早く持ってきたいっていうのがあったりするから、そういう時にちょっとあるかもしれないですね。
あとは、読もうと思ったものを探さなきゃいけなかったりとかして、ちょっと上の空になってる時とかはあるかもしれないです。
ただ、そういうのもあんまり取り直しとかせずにやりたいなと思ってるので、そのまま流れてるけど、
特に感情がすごい、怒りの感情が乗ってそれを流してみたいことはないんじゃないかなと思います。
でもあったらすいません。
はい、ということでですね、本題というか、今回ちょっと短くできればと思ってるんですけど、僕のよく好きな作家さんとして森博さんの話をしてると思うんですけど、
森博さんはミスリーとかも書いてるし、新書とかも書いてるんですけど、ちょっと変わり種でアンチハウスっていう単行本の紙の本があって、これ多分電子版出てないと思うんですけど、
これ大学生ぐらいの時に買って授業中とかにこっそり読んだりとかして結構面白かったんですけど、どういう内容かっていうと、
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2000年ぐらいに森さんが趣味の模型とかをやるためのガレージを建てたいと思って、それを建築家の畑勝人さんっていう人に仕事を依頼すると。
ただ、景観の問題でいろいろ考慮しなきゃいけないものがあったりとか、あとはどういうふうなものを作るかみたいな話をメールでやり取りしてるんですけど、メールのやり取りをそのまんま載せた本っていう感じなんですね。
ある意味ノンフィクションっていうか、本当にメールのやり取りがそのまんま本になって300ページぐらいの、写真とかも途中入るんですけど、300ページぐらいで多分1年ぐらいやり取りしてるんですよね。
そのテキストがバーって書いてある本なんですけど、その中で結構後半に、そもそも元々の予算は森さんは1000万って考えてたと。
そこにプラスで2,3割ぐらいで、もろもろで500万ぐらいはプラスされるかなみたいなのは見積もってて、でも実際に最初の見積もりは2000万ぐらいになったんですね。
そこにプラスで2,3割ぐらいで、でも実際に最初の見積もりは2000万ぐらいになったんですね。
そこにプラスで2,3割ぐらいで、でも実際に最初の見積もりは2000万ぐらいになったんですね。
最終的な定時額は1800万になったんですね。
もろもろ差し引いてもこれ以上は下げられないという金額が1800万で、どうでしょうって話をするんですけど、
今回ちょっと大事なのは、この1800万は何に対して支払われるかっていうところなんですね。
ちなみにこの1800万を出ししぶっているっていうのもまた違って、
この頃の森博さんは1冊本を書けば1000万入ってくるっていうぐらいなことを書いてあって、
払えないわけではないんですね。
だからそれを知ってもいるから、それをどう説得するかっていうところが、
建築家としての畑さんの悩みながらも言い取りをしてて、
09:05
基本的にはそういうお金がある人が価値のあるものとか、
新規性のあるものにお金を出すっていうのは日本の文化として旦那文化みたいなのがあって、
そういう気持ちで出していただくっていうのが私の意見ですみたいな感じで、
その畑さんは説明するわけですね。そういう論調なわけです。
最終的にはその1800万円、1700万で、
プラスそのガレージの屋根の構造に、
ちょっとこれ建築の専門的なアレなんですけど、
空間充填紙面体トラスっていう技術を入れると、
そういう構造体を入れる。
それに対して、今回それを実現するとなると、それが世界初になるから、
世界初の空間充填紙面体トラスに100万円出してくれませんか?
1700万円とプラス100万円で1800万払ってもらえませんか?っていうふうにメールを返すわけです。
最後の説得みたいなところですね。本当は会ってお話したいとかって言うんですけど、
私が忙しいので会えませんみたいな感じで、じゃあちょっとメールで説得させてくださいみたいな結構長文のものがあって、
いろいろ書かれたうちに最後にここにプラス100万円出してくださいっていうふうに言うわけです。
そこの文章をちょっと引用すると、この空間充填紙面体トラスに関しては、
ちょっとググってみてくださいっていう感じなんですけど、
あとアンチハウスっていう本の表紙に載ってるのがそもそもそれですね。
そのトラスに、トラスのことを面白いから気に入ったという森さんの一言で、
あのトラスを入れることにしたのです。それが文化だと思ったからです。
なので世界初の空間充填紙面体トラスにプラス100万円出してくれませんかっていうふうな感じで説得をするわけです。
それに対しての森さんの、ちょっとこの人やっぱり天野尺だなっていうのがあるんですけど、
やっぱりその1800万円払えるかどうかじゃなくて、
そのお金の使い方の話にもうなんか終始こだわってるんですね。
それでもう文面にも書いてあるんですけど、それに対しての返信が、
分かりました。では、あのトラスに300万円出しましょう。
その代わり、その他は1200万円です。合計で1500万円。
それに消費税と設計料を入れて1800万円です。
トータルでは同じ値段ですが、中身をこう解釈してください。
12:03
これでよろしければごサインを出してもらって結構です。
いろいろ言いたいことを言いましたが、多少はコミュニケーションができたかと思います。
何か失礼なことを言っていたら、それは誤解ですので修正してください。
こういう感じの人だっていうのは、僕は読んでるから知ってるんですけど、
初めて森博さんという人を知った人には、何それっていう話ではあると思うんですけど、
僕はこの話がすごい好きなんですね。
払えるから払うっていう行動原理ではなくて、
何に対しての支払いなのかっていうのにめちゃくちゃこだわってるんですね。
よくお金の使い方っていう話は聞くけど、結局それって何万円入って何万円出てって
収支がいくらとか年収がいくらとかそういう部分が多いかなと思うんですけど、
今回は森博さんの話は、使い方の内訳がこうであればこうでないと納得できないみたいな話をしてて、
気難しいおじさんの戯言だといえばそうなんですけど、
大学生の時の僕はこれにすごい感化されて、
これがすごいかっこいいお金の使い方だなって僕は思ったんですね。
だから今でもそれは思ってるんですけど、
結局はお金とか貨幣っていうのは価値交換のツールでしかなくて、
その対価に何かを得ているわけですね。
1,800万円払ったら、100円払って100均のものは交換できるけど、
100円とお店にある何かを交換するみたいな話ですよね。
それと同じ考え方で、1,800万円と何かを交換したっていう話で、
この空間充填シメンタイトラスに300万円出したということにしたいっていうのが最終的な森さんの言い分で、
なんでこんな話をしなきゃいけないかっていうと、
それが世界初だっていうのがやっぱり大事で、
大体のものは値段が決まってるけど、
世界初の試みってことであれば、自分たちで値段、つまり価値ですよね、
をつけることになると。
この本では文化っていうのはそういうものじゃないですかっていう話をしてて、
これ結構20年ぐらい前の話なんですけど、
どんどんやっぱり我々が生きていた新しいものが出てきて、
お金、値段をつけるっていうのにもだけじゃなく、
自分たちで価値を審査しなきゃいけない、
精査しなきゃいけないっていう場面が結構あるなと思ったんで、
今回その話をしてみたっていう次第ですね。
このアンチハウスのネタバレをしちゃったかもしれないけど、
今からアンチハウス読みますとか、
ネタバレやめてくださいみたいなことはないと思うので、
ネタバレありとかは言わなかったけど、
15:01
興味があれば、多分中古だったら買えるんじゃないかな。
でも僕は貸してもいいので。
そんな感じでアンチハウスを読んでの思ったほどでしたね。
ちょっと長かったけど。
やっぱり僕はお金持ち、どんなにお金持ちになっても、
タクシーには乗らないっていうふうに思うんですけど、
それはこういう考えが根底にあったりしますっていう話でした。
ということで一応お金の話というか、お金というか価値の話。
なんか広がっちゃったけど、そんなことです。
ということで森博士さんの方の紹介をしながら、
お金や価値の話でした。
ということで今回は以上になります。
ありがとうございました。バイバイ。
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