2025-02-10 32:21

Lap21 スーパーGT最終戦で勝利を掴んだタイヤ戦略の舞台裏 - ゲストは小暮卓史さん、サッシャさん -

今回のエピソードは前回からの続きになります。

レーシングドライバーの小暮卓史さんとラジオDJのサッシャさんをお迎えし、シリーズチャンピオンを掴んだ喜びや、2024年シーズンを振り返りながら、その舞台裏で感じた想いを語っていただきます。


<ゲスト>

小暮 卓史(レーシングドライバー)


<ゲストパーソナリティ>

サッシャ(ラジオDJ)


<メインパーソナリティ>

勝又 智也(モータースポーツMC)


<トークテーマ>

チャンピオンを獲って変わったこと 小暮選手のオフの日の過ごし方 最終レースで勝利を掴んだタイヤ戦略 チャンピオン獲得に繋がったYOKOHAMAタイヤの貢献 小暮選手の愛車とタイヤへのこだわり


<番組情報>

この番組はクルマ好きの皆様に向けたタイヤにまつわる情報をお届けするポッドキャスト番組です。

普段何気なく使っている車のタイヤは、実は命をも預かる重要な役割を担っています。 そんなタイヤについて、タイヤの専門家やプロのレーシングドライバーをお迎えし、有益な情報からマニアックなタイヤ情報までタイヤにまつわるお話を展開していきます。


<番組 X>

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ヨコハマタイヤ

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サマリー

スーパーGT最終戦において、チャンピオンの小暮卓史さんは巧妙なタイヤ戦略を駆使して勝利を収めました。低温条件下でのレースでは、タイヤを変更せずにペースを維持する戦略が光ります。このエピソードでは、小暮卓史さんがスーパーGT最終戦でのタイヤ戦略について詳細に語り、横浜タイヤのパフォーマンスやドライバーとタイヤのコミュニケーションの重要性にも触れています。特に寒冷条件下での戦略的選択が勝利に繋がったことが強調されます。また、レースの興奮や彼の愛車についても取り上げられ、車好きの一面が伺えます。

レースの背景と挑戦
きくタイヤ タイヤにまつわるエトセトラ
こんにちは、勝又智也です。この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
今回のエピソードは前回の続きになります。レーシングドライバーの小暮卓史さんと、番組MCとしてラジオDJのサッシャさんをお迎えし、
2024年シーズンを振り返りながら、その舞台裏で感じた熱い思いについてたっぷりと語っていただいております。
それでは、サッシャさんにバトンタッチさせていただきます。サッシャさん、よろしくお願いします。
レースは正直、自分が走ってない時は心配でしょ?
心配でしたね。初めは、痛い痛いって走りながらも言ってたので、
すごいショートランになって、彼のパートがショートラン、僕がロングランになるのかなと思ってたんですけど、粘るんですよ、彼が。
3分の1だけ走って、後は小暮さんがちょっと長めに今日は走らなきゃダメかと思ってたら、伸ばしてきた。
なので、ドライバーってそういう種族ですよね。本当に運転できなくなっちゃったらダメなんですけど、
通常は振動があっても痛いくらいなので、どれなりにも出てたんじゃないですか、やはり。
そういうのを乗り越えたチャンピオンだから、チームとしても小暮さんとしてもより嬉しいですね。
そうですね。順風満帆には行かなかったので、いろいろあった中でのチャンピオンだったので、本当に嬉しかったですよね。
チャンピオンを取ってチーム、もしくは改めて、ご自分は2度目のチャンピオンではありますけど、変わったことってありますか?
そうですね。チャンピオンを取って変わったこと。まだ実は時間あまりできてないんですけど。
冒頭でおっしゃってましたよね。時間がないと。
でも、500でチャンピオンを取らせていただいた時に、優勝って記憶から消えちゃうとはまでは言わないんですけど、薄くなっちゃうんですよね。
チャンピオンを取ったことの方が記憶に残って、各レースの優勝はあんまり記憶に残る。
記憶に残らないところがあるじゃないですか。それはやっぱり僕だけじゃなくて、みんなそうだと思うんですけど。
例えばチャンピオンを取ると、自分がもしおじいちゃんになった時に、息子だったり孫がいた時に、おじいちゃん実は昔チャンピオンを取ったんだぞっていうのも言えるし、優勝したんだぞっていうのと違うじゃないですか。
なるほど。1レース勝ったのとシーズン取ったのは違うと。
それぐらいレーサーをやってきて、レーサー人生を生きてきて、チャンピオンを取る取らないって、自分が来た爪痕を残すわけじゃないですけど、めちゃくちゃ意味合いってでかいと思うんですよ。
記録に残るわけですね。
そうなんですよ。だからこれっていうのは、取った瞬間に何かあるってことよりも、この後レーサーを辞めたとしてもずっと残っていくものなので、そういうものなのかなっていうのは思ってますね。
500も300も取った人ほとんど数少ないですから。
恐縮です。
どうですか、そういうわずかな中に仲間入りってことになるわけですか。
僕で3人目らしいんですよね。非常にありがたいですし、もしかしたら500取った後300取るドライバーっていなかったと思うんですけども。
300から取ってステップアップして500取ってる人はいますからね。
そうなんですよね。なので、今思うのは全然関係ない話なんですけど、昔スーパーフォーミュラ、2007年の時にチャンピオン取れそうで取れなかった地図があったんですよ。
もしあれで取ってたら、F3、F3000、GT500、GT300、全部取れてたなっていうのは思うので。
それがちょっと心残りですね。
もう1回行きますか、スーパーフォーミュラ。
もう今言ったら首カッコよくなっちゃうと思うんですけど。
早いですからね、今のスーパーフォーミュラね。
本当にそこはちょっと悔しいんですけど、でも非常に光栄というかありがたいですね。
これを受けて次なる目標って、チャンピオン取れたじゃないですか。来年以降の目標ってもうあるんですか。
もうあれですね。本当に1回取れたらやはりもう2回目ですよね。
連続チャンピオン。
連続じゃなくても、またチャンピオン取るっていうのは非常に取りたいですよね。
でも、やり切った感はありますよね。
この後はどうするのかって言ったら、速さを維持するだけ若手に負けないように。
早い猫ぐれって言われることもチャレンジだと思いますし、その上で結果がついてくればいいなっていうのは思ってますけどね。
チャンピオンの実感
多分普通に考えて、僕も40代ですけど、40代になったらおそらく前のシーズンと同じクオリティのパフォーマンスを発揮できるっていうのは、
伸びてるって同じことだと思うんですよね。
何もしなければ下がるわけじゃないですか。年齢的に言ったら。絶対に老化してるわけだから。
でもそれが同じパフォーマンスが残せるってことは、事実上上がってるってことだと思うんですよ。
だからすごい大変だと思うんですよ。
なるほど。そこがやっぱりチャレンジですね。
下がるもんすよね。
普通はね。とんでもない人たちもいますよ。スーパーGTのGT300の走ってる人たち見ると、
初先輩方でもすごい方いらっしゃいますよね。
嘘でしょっていう人いますけど、でも普通の人間として考えたら、下がって当たり前。現状維持は伸びだと思うんですよ。
そこをちょっとでも覆していきたいというか、いいパフォーマンスでいきたいですよね。むしろ上がっていけたら上がっていきたいですよね。
トレーニングとか結構するんですか?
トレーニングも結構してるんですけど、今度しすぎると選手寿命を短くするっていうふうに聞いていて。
最近はそういうふうに言われてるんですか?
そうなんですよ。トレーナーさんに。
やりすぎてもダメ?
やりすぎると自分の持ってるものを削っていくことになっちゃうらしいんですよ。
そうなんですか。
少ない量で一番効率がいいようにやるっていうのは意識してますけどね。
どういうトレーニングをするんですか?
何が一番やりすぎると良くないかっていうと、油酸素は僕はダメだって言われてるんですよ。
油酸素運動ですか?走ったりとかってこと?
やってるんですけどね。実際問題は油酸素運動もやらなくちゃいけないんですけど、やりすぎるとどんどんどんどん選手寿命を短くするぞっていうふうに。
分かんないですよ。いろんなトレーナーさんいるので、自分のトレーナーさんがそうなのかもしれないですけど。
ただやっぱり筋肉量はその分つけていこうっていう感じなんですよ。
筋トレですか?
筋トレが多いですね。筋トレって言っても、バーベルを持ち上げるとかいうんじゃなくて、いろんな可動域、可動しながら体幹じゃないですけど。
ストレッチをして可動域増やして体幹トレーニング。
あとはいろんな軽減感覚を増やすというか、例えばオートバイに乗るだけでもいいですし。
全く違うことをやると?乗るにしても?
そうなんです。脳に新たな回路を作るわけじゃないですけど、レーサーとしていい状態をキープするために、なかなか使ってない回路も使えるようにしましょうっていうようなトレーニングをしてますよね。
どんなことやってるんですか?バイク乗るんですか?
バイク、それを言われてからスーパーカブですか?
スーパーカブ、僕の周りに乗ってる方が多くて、スーパーカブでよくツーリング行ったりしますよ。
ツーリングだから一般道を走るわけだけど、もしくは高速道。それでも運転のトレーニングにはある意味になってるんですか?
やはりいいんじゃないですか?エンジンの鼓動にいい振動があって、バイクってなかなか普段と全く違う感覚が味わえる。
4輪とは違いますよね。
もちろんサーキット攻めるわけじゃないんですけど、山道行った時とかは、濡れてるぞってなった時に、スベらないようにフロント滑ったらこけちゃうぞっていうのが、いろんなことを考えながら走ると、そこは一刺激にはなってるのかなって思いますけどね。
それがGTカー乗った時に、どっかで役に立つ?
役に立ってると信じたいですね。
でもそれがキープしてる、もしくはパフォーマンス上げてることに繋がってるってことですよね。
そうですね。やっぱり一年ごとに新たなことをやっていきたいなって言った中で、去年はオートバイに乗ってましたね。
面白い。来年は何か新しくやることあるんですか?
来年ですか?来年はですね、今考えてないんですけど、ちょっとこの先考えていきたいんですけど、僕パラグライダーやってみたいなと思ってます。
パラグライダーですか?空飛びますか今度?
風を呼ぶ?
空力?
空力ですね、ほんとに。
落っこちちゃったら死んじゃったら情けないですけど。
そこは安全を確保しながらね。
でも何かやっていきたいですよね。
サッサーさんはどうですかね。
なんで僕を巻き込むんですかね。やってみたいですけどね。僕バンジージャンプはやったことありますけど。
本当ですか?どうですかバンジージャンプ。
大丈夫です、もう。
そういう感じですよね。
パラグライダーは気持ちいいでしょうね。
気持ちよさそうじゃないですか。非常に興味があるんですよ。
ぜひやってもらいたいですね。
戦略的勝利の詳細
でもそれでまた新しい感覚が研ぎ澄まされるかもしれないですね。
そうなんですよ。今までにやったことない経験が重要なのかもしれないですよね。
今後はもっと楽しみですけど。
ちなみに横浜タイヤを使ってチャンピオンを取ったわけですけど。
横浜タイヤが最後勝負決めましたよね。最終戦も。
そうですね。想像以上のパフォーマンスですよ。
ちょっと説明すると最後のレース、実は優勝を争っていて、もしくはチャンピオンを争っていた車。
ピットストップが1回あってタイヤを変えるわけですけど。
タイヤを変えるわけですけどって言いましたけど、ほとんどみんな変えなかったんですよ。
88号車のベンティニーは2輪の後輪だけ変えたんです。
それが、通常なんでタイヤを変えないかっていうと、ピットのストップの時間を短くして、その分前に出られる。
という何十秒のアドバンテージを持って、後ろから詰めてくるけど、その前に出たことの貯金で勝つっていうのを狙ってくるわけですよね。
当然、僕も実況してて、変えちゃったかと思ったんですよ。周りはみんな変えてない。
2、30秒くらい後ろに出るところから追い上げなきゃいけないと。
ところがこれが最後の最後で、どんどんペース上がって抜いて勝っちゃったと。
これも戦略も含めて、そしてそれを実現させるタイヤも含めて、もう完璧に戦略勝利ですね。
そうですね。まず、静岡サーキット、気温があの時非常に低かったじゃないですか。
もともと夏にやる予定だったレースが台風で12月に延期になって、氷の寒さでしたよ。
そうですよね。となるとですね、タイヤ変えると、アウトラップだけで下手すると5秒、1周目も含めると15秒くらい変わってきちゃうんですよ。
つまり、冷たいタイヤを履いてると温まるまでは全然攻められないから遅くなっちゃうと。そのリスクもある。
そうです。だから、変えてない車両っていうのはそこら辺が全くリスクがノーリスクになりますので。
温まったまま出ればいいですからね。
なので、そこのマイナスっていうのはもう一つにあるんですけれども。
でも、あの時期の静岡って2分とか2分を切るぐらいでずっと周回してるわけじゃないですか。
本当にペースがラップレコードぐらいの速かったんですよね。
そうですね。
涼しいからってのはあると思うんですけど。
それっていうのはやっぱりそのタイヤに負荷が非常にかかるんですよ。
そうか。タイムが上がれば上がるほど、当然タイヤもそれだけ辛い思いをすると。ペースが速いからね。
実は夏場のずるずるの路面っていうのは滑るんで、もちろんタイヤの表面は削れるかもしれないんですけども。
でもグリップしないんで、タイヤ自体の負荷っていうのは、構造に対しての負荷っていうのは少ないんですよ。
でも冬の静岡はグリップするんで、もうものすごい負荷かけながら走ってるんですよね。
力かけて消しゴムけんすぎてるんだもんですよね。
そうなんです。
どんどん減ってきますよね。
ゴムも高いグリップの状態で走ってるので、それが減ってくると、ちょっとでも減ってきたらタイムも落ちてくるじゃないですか。
タイヤ戦略の重要性
やっぱりタイヤを変えますと、そこが全然パフォーマンスが上がるというか、違うんですよ。
なのでどちらを取るかなんですよね、戦略的に。
僕たちは確実に行く、こっちのタイヤを交換するという方法を取ったんですけども、そのデメリットとして僕は抜かなくちゃいけないと。
そうですね、一回下がるわけだから。
そうなんですよ。
ピットストップの時間は長くなるからね。
ただ抜けないともうダメなんですけど、その時はもう抜いてこいと。
行けるぞと。
行けと。
だからそういうミッションが多いんですよね、僕は。
後半スティントの。
後半スティントの。
でも車のパフォーマンスもいいし、寒くなればなるほど、裏側に取ってはストレートスピードも有利になるんですよ。
そうですね。
なので全てが噛み合って、みんながタイヤ交換してない車両たちがズルズルする中で、こっちはまだタイヤが生きてます、車のパフォーマンスも活かせますっていう状況を最高の状態で作れたんですよね、真後ろで。
それはやっぱり作戦的にも成功ですよね。
そういう選択肢がある中で、その作戦が取れるっていう横浜タイヤの信頼性があったからっていうのもありますよね。
それはもちろんありますね。
そもそも予選でゴールポジションを取れるっていう一発の速さから、ロングに関しましても、僕が抑えて走ってた時は2分1秒とかだったんですけども、ちょっとムチ入れたら59秒まで出たんですよね、ラップタイム。
それっていうのは単純にその速さ、周回的な速さっていうのも、59秒出した時も相当周回してから、特にフロントタイヤは全く交換してない中で。
バランス悪い中でリア、でもリアタイヤは交換したとはいえ、その時にも10周以上走ってたので。
新品ではなかったんですね。
新品じゃないですね。
その状態で59秒出るっていうパフォーマンスは、間違いなくあの状態ではベストのパフォーマンスだったのかなと。
なので、じゃあ無交換だったらどうだったんだろうっていうのもすごく非常に興味があるんですよ。
比較はしてみたい、個人的には。
ただ、交換して確実に行った方がそういうリスクもないし、抜けるパフォーマンスもタイヤ的にも車的にももちろんあるし。
何よりも、またなんですけども、鈴鹿と横山タイヤの持ち込んだタイヤのマッチングが非常に良かったです。
ここまた横山タイヤさんがしっかり良いもの持ってきた。
持ってきましたね。
っていうのもやっぱり寒いとグレーニングっていうのができるんですけども、できやすいんですけども。
ササクレみたいなやつ。
ササクレですね。それが全くなかったです。
だからチャンピオンを取るときとかそういうときは全てが後押しするんだなと。
横山タイヤさんの影響っていうのはものすごくでかいですね。
安心してプッシュできたってことですもんね、グレーニングが。
パフォーマンスと経験
何の要素もないんですよ。
不安の要素があるとどうしても守りの運転になっちゃうってことですか。
それをあの後半スティントがめちゃめちゃ攻めてましたもんね。
そうなんです。だからもう本当はあそこはあんな攻めちゃいけないのかもしれないですけど。
残りの周回数を考えると。
ただやっぱ攻めても大丈夫だろうっていう感じはすごいしてたんで。
それはもう長年の経験値で。
経験値ではい。
タイヤとの会話でわかったわけですね。
っていうのも、あれも例えばタイヤを守って残り5周で追いついたとするじゃないですか。
そうすると前のライバルたちも残り5周だったら死ぬ気で抑えてやろうっていう風な決断もするじゃないですか。
なるほど。
だけどタイヤに余裕がある、すべてに余裕がある、もうちょっと早めに追いつけば
自分の方が急に追いついてきたら追いついて来られた側もやっぱりうわっていう感じになるんですよ。
この後ろの車相当速いと。
残り周回数考えたらまあこれ防ぎきれないかもっていう風な心理的になるじゃないですか。
心理的な戦いでもあるんだ。
あると思うんですよ。
なるほど、だから早く追いついて来たかった。
だからちょっと攻めた。
攻めました。
あそこでもう本当はすべてを考えたらそこは温存しながら最後まで速くしたほうがいいと思うんですけど、
あそこはちょっとバッと落ち着いて、早く諦めてもらうっていうのは一つ考えたんで。
それでも可能にするタイヤのパフォーマンスはありましたよね。
すごい。
でもそれをまた、やっぱりレーシングドラマーってすごいですね。
だってタイヤって喋ってくれないじゃないですか、別に。
まだ大丈夫だよって言ってくれるわけじゃないわけだから。
それを感じ取る能力をやっぱり長年の経験持ってるから横浜タイヤの良さとか、
車の今思ってることとかを理解して運転できるってことですもんね。
それ乗ってると本当にタイヤ喋ってくれないんですけど、
喋ってくれてるかのように今の状況をコックコックと変化を伝えてくれるんですよ。
乗ってて乗り心地が違うってことですか?
もう違いますね。
次の週行ったらもうスライドがこの領域で止まらない。
バイブレーションが出る。
ブレーキングした時にハンドルの感覚が違うとか。
タイヤが唯一路面と接してる場所だけですからね。
やはりすごい変化が多いですね。
その限界がどこだって分かるっていうのが大事なんですね。
そうですね。それが分かりやすいタイヤと車っていうのは非常に重要ですよね。
そうすると攻められますもんね。ここまで行けるって安心してできますもんね。
いやーすごい、そのチャンピオンのまさに決戦の逆転チャンピオンだったんですけど、
その背景にはタイヤとの会話もあったということで。
そうですね、ありました。
いやーちょっと他にもですね、小倉さんのこといろいろ聞いてみたいなと思うんですが、
車とタイヤの関係
小倉さん、もともと近くのレンタルカートから始まったレース人生ですけど、
お車はもちろん大好きだと思うんですが、今お車何台くらいお持ちでしょう?
車ですか。動かない車いっぱい僕持ってまして、群馬県土地広いんですよ。
そうですね。
僕が使ってる工場みたいなところを僕使ってるんですけども、
車いっぱい動かない車を置ける場所スペースありまして、
そうですね、でも7,8台以上は10台近くあるかもしれないですね。
ごまかしてますね。
例えばどんなのがあるかとか共有できるものありますか?
そうですね、AE86。
もともとそれね、それがきっかけで応募したわけですからね。
そうなんですよ、AE86、イニシャルD、AE86ですね。
2ドアのAE86です。
コロナ。病気のコロナじゃないですよ。
昔の。
車のコロナね。
コロナ。
これはですね、4ACがもともと乗ってるグレードありまして、
カリーナで言うAA63ですね、と同系列のAE86でもちょっと前の世代のコロナ。
AE70のカローラ。
カローラ。
これ2台あります。
なんで2台あるんですか?
僕は実はカローラ大好きで、実家の家にあったのも元カローラがあったんですけど。
お父様がカローラ乗ってたんですか?
そうだったんですよ、昔。
そうなんですか。
その印象もあるんですけど、実はそのAE70のカローラっていうのはですね、
AE86のパーツが全部こう移植できるんですよ。
プラトフォームが一緒ってこと?
そうなんですよ、プラトフォーム、車種一緒なんですよね。
エネジーに乗っけ替えまして、ラック&ピニオンのステアリングとか付け替えまして。
要は86のように走る、86よりも軽い、結構いいマシーンなんですよ、AE70っていうのは。
隠れた名車ですよね。
これはたまに乗ったりするんですか?
それはですね、乗ってますね。
もう気分が晴れない時に、よしって。
気分転換。
AE70行こうぜっていうことで、バビュッと走ってます。
バビュッと、いいですね。
他は何かありますか?
僕は軽自動車大好きで。
軽も乗ってんですか?
軽自動車大好きなんです。
レーシングドライバーで軽乗ってんすか?
そうなんです。
面白い。
11さんの番組とかよく出させてもらってるんですけど、アトレRSという今の方のバンのアトレ。
あとジムニー。
ジムニーなぜか2台あるんですけど。
それはなんで2台あるんですか?
ジムニーは同じ色の同じエンジンのJA12という方なんですけども、緑のマニュアルの全く同じの2台持ってるというか。
なんでなんですかね。
乗り比べるんですか?
若干ちょっとチューニング内容が違うんですよ。
ジムニー乗ってるとですね、まだ乗りたくなっちゃうんですよね。
例えばコミュニティじゃないですか。
遠出したくなるってこと?
そうなんですよ。もうちょっと乗ってたい、もうちょっと乗ってたいっていう。
それはその原点じゃないですか。乗ってて楽しいっていう。
そうなんですよ。ジムニーはすごいですね。
名車ですね。
名車なんですよ。
レーシングドライバーがもっと乗りたいと思うわけでしょ。相当ですよ。
いや、もしかしたら僕だけかもしれないですね。ちょっと僕変なんで。
あとは軽トラですかね。サンバーですね。
すごいな。軽トラまで持ってるんですか?
サンバーは大好きで。ちょっとライトチューニングしてまして。
全然いわゆるスーパーカーとかレースカー的なやつはないんですね。
そういう立派な車は持ってないですね。
なんでですか?
なんでですか?
サーキットに乗ってるからいらない?
いやいや、乗りたいなと思うんですけど、周りに乗ってる方いないんですよね。
でもレーシングドライバーだからいいじゃないですか。
そうですね。だから僕も都内に住んでたりとか、周りにレーシングドライバーの友達がすぐ近くに住んでたらいいんですけど、周りでやっぱり住んでいる高校とか中学校世代の友達とか。
同級生みたいな。
同級生とか。あと周りの家もそうですけど、やはり軽トラサンバーが多いんですよ。
そうか。土地柄ね。
土地柄。そこでもしね、僕がすごいいい車を乗ってると。
ウラカンでブーって来たら。
気を持たれたらギャラリーが集まっちゃいますよ。
モーターショーになっちゃう。
モーターショーになっちゃうと思うので、それだとちょっと精神的に辛いなっていう。そもそも乗れる感じじゃないんですけど。
いいですね。でも地に足ついた、でも車大好きが伝わってくるカーライフですね。
ありがとうございます。僕はあとオートバイも大好きなので。
おっしゃってました。
オートバイは散々いっぱい持ってますね。
それも何台も持ってるんですか?
オートバイも僕10台くらいあります。
嘘でしょ!
ええ!
毎月車検じゃないですか?
そうなんですよ。車検代と自動車税がとんでもないことになっちゃうんですよ。
自動車税のためにひょっとしてレイさん走ってるんですか?
ところがですね、軽自動車は自動車税安くてですね。
軽自動車はね。
そうなんですよ。
オートバイもですね、大型だと車検が必要なんですけど。250とかだと車検がないので。
車検がないのでまだいいかなと。
いやーでも大変。
すごいなー。
もう止めとく場所も結構広くないと無理ですね。
そうなんですよ。
群馬から引っ越せないですね。
無理ですねー。
そうなんです。
車にもバイクにもこだわりがあるというのは分かったんですけど、
タイヤのこだわりっていうのはレースではなくて、一般車の時のタイヤのこだわりっていうのは小暮さんの中で何かありますか?
そうですね、僕のこだわり。やはりでも静寿性と音と燃費が移動距離が長いんですよ。
意外とエコ思考なんですね。
そうなんですよ。
ごめんなさい、さっきはお話ししてなかったんですけど、普段CX-5に乗ってるんですけども。
もちろん横浜タイヤさんに履かせてもらってるんですけども。
燃費がすごく、別に交通費請求すればいいかなと。
何の話してるんですか。
気にしないとは言いつつ。
仕事に行くのも仕事場に向かってるわけだから。
そうなんですよ。
もちろん業務の一環だからね。請求ができるかもしれないが。
やっぱり同じ速度で、今回は燃費が良かったぞ悪かったぞっていうのはすごく気になるんですよ。
へー。
車とタイヤの健康パロメーターじゃないですけど、そういうのもあるじゃないですか。
なのでそこら辺は常に意識はしますよね。
あとはやはりサーキット走ることも多かったので、ドリフトとかしたときはフロントタイヤはグリップ力とコントロール性。
リアは持ちと煙です。
煙ね。
関係ないかもしれませんが。
それは自家用車を持って行ってレースコースでドリフトした場合ですね。
そうですね。
その時にはそういうドリフト用タイヤとしての煙とグリップと。
そうですね。煙とグリップというのはありましたけどね。
だから横浜タイヤ屋さん履くときはどっちかというとフロントタイヤね。
寝居場とか。良いタイヤをフロントタイヤに履くっていうのは多かったですよね。
そうなんだ。
いやまさかレーシングドライバーから現場まで行くのに交通費を請求できるかどうかって話が出るとは思いませんでしたね。
非常に現実的な話。
確かにおっしゃる通りですけども。
そういうこともあって燃費の良いタイヤっていうのは非常に良いの。
そうですね。やはりタイヤによって。
今横浜タイヤのブルーアースですかね。のタイヤ履いてるんですけど。
今は非常に燃費良いんですよ。
それまで元付いてたタイヤは違うタイヤが付いてたんですけども。
燃費が良いとちょっと車的にも機嫌が良いわけじゃないんですけど。
体調が良いってことですよね。
そうなんですよね。
もちろんそれがベースになるんですけどちょっとでも燃費が悪くなったりするとあれ何でだろうとか。
どんな要素があったのかなっていうのをちょっと考える性格なんですよね。
やはりバロメーターにもなりますし、財布から出てくるお金が少ない方が精神衛生上も良いと思いますし。
確かに。でも車ってタイヤで全くフィーリング変わりますよね。
変わりますね。
やっぱりほとんどの人って買った時に付いてるタイヤで、今度タイヤ減ってきたらディーラーとかガソリンスタンドとか行って、
このタイヤが良いですよって言うんで、そうですかって言って買う人も結構いると思うんですけど、
僕はこだわってから本当にこんなに、車買い替えるよりもタイヤ買い替えた方が値段も安いんじゃないですか。
車1台買うよりも。
なのにもう車のフィーリングが全く変わるから、めっちゃタイヤって大事だなっていう。
重要ですよね。一般道は。
やはりさっきのレースの話と同じように唯一ロメンドさせている4つのパーツなので、
タイヤっていうのは全然全く上手く見れないですよね。
一般車とかエアロパーツ足す前にタイヤを良くした方が僕は良いと思います。その方が全然乗り心地が変わりますね。
そうですね。だから難しいですよね。本来で言うと一般道って危険回避能力も重要じゃないですか。
そうですね。
トッサの何かの時に必要なグリップ力もあるし、だけど燃費も欲しいし転がりも欲しいしっていう中で、やはりその…
矛盾してますもんね。転がりっていうことは滑りやすくなるけど止まりやすいっていう。
だからそういう今のハイグレードのタイヤっていうのは本当にその辺を矛盾をちゃんと両立してるっていうのはすごい技術ですよね。
そうですよね。だからそこの技術力っていうのはすごく僕も感じてまして、すごいなっていうのは思いますよね。
タイヤでぜひこだわって見ていただきたいなっていうのは僕も思います。
はい。
タイヤ戦略と勝利
キクタイヤメインMCの勝又です。前回のRAP20に引き続き、レーシングドライバーの小暮隆さんと番組MCとしてラジオDJのSASHAさんをお迎えし、
GT300シリーズチャンピオンを掴んだ喜びや2024年シーズンを振り返りながら、その舞台裏で感じた熱い思いについて語っていただきました。
さあということでですね、本当にこの会話の中でチャンピオンを取ることの重要性、自分がレーシングドライバーを辞めても代々受け継がれるという話もありました。
あとは最終鈴鹿のレースで勝利を掴んだタイヤ戦略、レースファンにはたまらない内容だったのではないかなと思います。
あとは小暮選手の愛車の話、斜めのカローラ、僕もAE86デビューと思ってますけれども、本当に車好きの一面、伺うことができたのではないかなと思います。
そしてこのお話は次回に続きます。どうぞお楽しみに。
さてここでですね、Xから寄せられたメッセージをご紹介させていただきましょう。
本当にね、いつもいつも皆さんありがとうございます。
今回ご紹介するのはもっちさんです。ありがとうございます。
何でも正直にお世辞とか言わなそうな山下選手が、近藤監督のSFデモランをすごい褒めてたのが現実にあった。
年間すごい数のライブをしていることと、その体力や内容も素直に感心してて、言葉にしてくれたのが嬉しい。
チームへの気持ちも聞けて、ますます応援したくなったということですね。
ただね、もっちさん、山県なんできっとお世辞だと思います。
なんて言ったら怒られますけどね。
まあでもね、本当に近藤監督が頑張っている姿を見て、山下選手も近くでそれを見てね、自分も頑張らなければっていう思いがきっとあったんだと思います。
どうだろう、この放送がされる時にはもうセンターも発表されていると思うんですが、
山下健太選手ね、今シーズンも近藤レーシングが走るということですから、ぜひね、シリーズチャンピオン目指して頑張っていただきたいと思います。
さて、というわけでですね、この番組は皆様からの感想や質問を大募集しております。
キクタイヤのハッシュタグで番組にメッセージをお送りください。
ハッシュタグはひらがなのキク、カタカナのタイヤでキクタイヤです。
それでは次回のエピソードでお会いしましょう。
お相手は初又智也でした。さようなら。
32:21

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