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2023-09-16 58:13

YCAM ぐるぐるラジオ Season2 #11

今回は、YCAMで行っている「やまぐちアートコミュニケータープログラム架空の学校【アルスコーレ】」のプログラム・ディレクター、山城大督さん(美術家・映像作家)をゲストにお招きして、作家としての活動、アルスコーレでの活動、そして元YCAMスタッフとしての思い出など、お話を伺いました。

次回エピソードは、9月23日(土)公開予定です。

サマリー

YCAMぐるぐるラジオシーズン2の第11回では、YCAMの教育普及担当の金野圭奈さんと山岡大地さんがナビゲーターとして登場し、様々なクリエイターをゲストに迎えながら、テクノロジーやアートについて問いを立てたり、悩みを相談したりする様子をお伝えしています。ワイキャムの仕事やなでがたインサートパーティーの活動について話されています。また、YCAMでのイベントやコラボレーション活動の様子や、架空の学校アルスコーレのプログラムについても話し合われています。アルスコーレに所属意識を持たれている人たちの数も絶対に増えてきていて、アルスコーレを応援されているというスタンスの人が増えてきています。先月、それを実感されたそうです。商店街での音楽イベントサウンドスコーレや、大友芳次手さんのライブなど、商店街が音楽に関わることが増えてきています。グルグルラジオの収録での初めての経験や初めて行ったことについても話されました。自覚的に新しいことを体験することや、赤ちゃんのように常識を疑うことの重要性にも触れられました。初めての挑戦や体験が人々にとって意義深いものになる場合もありますが、やりたくない初めての経験もあります。初めての体験を作る際には、周囲のリアクションも重要になることがあります。

YCAMぐるぐるラジオにようこそ
YCAMぐるぐるラジオ Season2、9月9日土曜日、山口情報芸術センターYCAMからお届けしています。
現場にいるのは、YCAM教育普及担当の金野圭奈と、山岡大地です。よろしくお願いします。
今日はフルネームで名乗ってみました。
金野圭奈というかね、俺も本名出さないと。
このラジオでは、YCAMのスタッフがナビゲーターとなって、YCAMに訪れる様々なクリエイターをゲストに迎え、
一緒にテクノロジーのこととか、アートのこととか、生活のこととか、色々なことに問いを立てたり、悩みを相談したり、
そんな頭をぐるぐる動かしている様子を発信しています。
山岡さん、体調大丈夫です?
体調もうバッチリ。バッチリになりました。
前月、公開収録のタイミングで体調を崩してしまいました。
皆さんもご注意ください。季節の変わり目というのもあるし、なかなか体調を崩している人が我々の周囲でも多いんですけどね。
ご注意ください。
みんな、お大事にしてください。
もしかしたらね、今聞いている人も体調が悪い中で聞いている可能性がある。
そうですね。そういう時ってラジオとかってね、ちょっと聞いてみたいな感じで、そういう人も活用していただければなと思います。
東媒だと情報が多すぎるかもしれないから、0.5倍速とかにしてみてください。
なんかそうしてたんだよね。
してた。
体調不良時。
そう、してた。
0.5倍速でニュースを聞くみたいな。
そう、深夜のジェットストリームを0.5倍速で聞いてた。
あれって結構元々、割とゆっくりお話しされていると思うけど。
それをすっごいゆったり聞きながら。
それちょっと体調にいい感じが。
そう、なんか体調にいい感じがした。
しかも隣の部屋から流すの。
近いと情報が近いから。
いいですね。広い家を持っている人しかできない技ですね。
ありがとうございます。
というわけで復活しました。
よかったです。
シーズン2からはYouTubeで公開収録の様子を配信しています。
今も見てくださっている方いるかな?
こんにちは。
こんにちは。
YouTubeの配信はYCAMのウェブサイトからもアクセスしてご覧いただけるので、
ぜひ見てみてください。
見てください。
また今日収録される内容はデジタル配信サービスのSpotifyにて
ポッドキャストの形式で順次公開予定です。
多分来週ぐらいには公開できるかなというふうに思っています。
これまでのすべての回とSpotifyのみのオリジナルコンテンツ
放課後グルグルラジオもSpotifyでいつでも無料で聞いていただくことができますので
詳しくはお使いのWebブラウザ、インターネットするやつで
YCAMグルグルラジオと検索してみてください。
ではでは今日のお品書き早速いきたいと思います。
アートコミュニケーターについて
まずゲストインタビュー。
YCAMや山口にまつわる様々な方をゲストにお招きして
普段の活動とその裏側を教えてもらうコーナーです。
YCAMでは山口アートコミュニケータープログラム架空の学校アルスコーレ
ちょっと長いんですけど
すごいね。かますに言えてる。
もう一回言います。山口アートコミュニケータープログラム架空の学校アルスコーレと題して
アートや学びに関するイベントの企画制作に携わる人材を育成するプログラムを実施しています。
このアートコミュニケーターって言葉が出てきたと思うんですけど
アートコミュニケーターというのは、全国の美術館などを中心に
美術作品を起点に生み出されるコミュニケーションというものに着目しながら
鑑賞者同士だったり、鑑賞者と地域のつながりを深める
そんな活動のことをアートコミュニケーターって言っています。
最近いろんなところで活発に。
やってるよね。山口だけじゃなくて、本当に全国各地でアートコミュニケーターって活動があるんだけど
全国の美術館だけじゃなくて、美術大学とかでもいろんな取り組みがなされているみたいなんですけど
この架空の学校アルスコーレでも、公募で集まった高校生からシニアまで
すごい幅広い世代のメンバーを対象に、多様なプログラムを現在実施しています。
今回はそんなアルスコーレでプログラムディレクターを務めていただいている
美術家映像作家の山城大輔さんにインタビューを行ってきました。
山城さんは実はYCAMの元スタッフ、しかも教育普及のスタッフ。
うちらの先輩だね。
そうなんですよ。我々の先輩だったりもするので
YCAMで働いてた時の思い出だったり、作家としてご自身がなさっている活動だったり
アルスコーレで実際どんなことが起きているか、どんなことをしているかなど
いろいろお話を伺ってきましたので、これをみんなで聞いていきたいなと思います。
楽しみだね。
その次がぐるぐる相談室。いつものやつです。
YCAMぐるぐるラジオ宛に届いた疑問・質問・お悩みをみんなでシェアして
みんなで一緒に考えてみるコーナーです。
今回は過去回のゲストから寄せられたお悩みを中心に
ゲストの山城さんと一緒にぐるぐるさせていただいております。
もちろんこのラジオをお聞きの皆様からの疑問・質問・お悩み
引き続き大募集しておりますので、ぜひ皆さんよろしくお願いします。
質問・お悩み大募集です。
大募集です。
お待ちしております。
どんな内容でも大丈夫なので、よろしくお願いします。
今日は本当にこのインタビュー、ぐるぐる相談室の事前収録も盛りだくさんなので
早速、最初のコーナーに行きたいと思います。
ゲストインタビュー。
わー。
わー。
やばい、ちょっとエコーに慣れてなくてカットが早かったですね。すみません。
ゲストインタビューのコーナーに行きたいと思います。
急に広い部屋に行きたいと思います。
山城大輔さんのインタビュー
まず最初に私の方から山城さんのプロフィールをご紹介させていただきたいなと思います。
山城大輔さん、美術家・映像作家。
京都市在住。
映像の概念を空間やプロジェクトに応用し、その場でしか体験できない時間を作品として展開されています。
東京都現代美術館、森美術館、愛知トリエンナーレ2013など、全国各地で作品を発表されています。
アーティストユニット、なでがたインスタントパーティーのメンバーで、
京都芸術大学専任講師、アーツプロダクション12インク代表取締役でもあられます。
今回は私コンノと今年度から教育普及のメンバーになった大葉はるきさんというニューカマーがいるんですけれども、
その2人で山城さんのお話を伺ってきました。
楽しみ。
これからお聞きいただく3つ、全部で3つの収録は全て9月3日日曜日に収録されたものです。
それでは最初は山城さんご自身のこと、特にアーティストユニットなでがたインスタントパーティーでの活動とか、
ワイカムスタッフ時代の思い出などを中心に伺ってきました。
早速聞いちゃいましょうか。
聞いちゃいましょう。
それではお聞きください。どうぞ。
山口アートコミュニケータープログラム架空の学校アルスコーレでプログラムディレクターを務められている美術家映像作家の山城大輔さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お話を伺っていくのは、ワイカム教育普及担当の昆野です。後でもう一人メンバーが来ます。
お願いします。
山城さんはワイカムのスタッフだった。しかも教育普及のスタッフだった。
そうです。
何年から何年でしたっけ?
2006年から2009年までの3年間、山口市内の湯田温泉近くに住んでいました。
3年なんですね。
そうなんですよ。
ものすごい存在感があるエピソードをいっぱい聞くので、3年なんだと思って。
確かに24歳から27歳とか、23歳くらいから26歳くらい、そのくらいなんだけど、
今思ったらめちゃくちゃ若造の何にもできないやつがよく雇ってくれたなっていう感謝しかないですね。
お仕事としては教育普及の。
教育普及のスタッフとして入って、学校連携の企画とか、展覧会に付随したワークショップの企画とか、
あとは今も継続的に名称がつながっているミーツアーティストの授業の担当とかをしていました。
そこからYCAMのお仕事を終えられて、次は作家活動とか。
そうね。表向きには作家活動として、YCAMの教育普及の仕事をしている途中から、
なでがたインスタントパーティーっていうアーティストグループをやるようになって、
僕は山口に住んでいて、メンバーの野田は東京に住んでいて、中崎くんは水戸に住んでいる。
かなり遠距離の活動、遠方のメンバーが一緒に作品を作るってことになっていて、
各地でいろいろプロジェクトが誘い受けるようになっていたので、外に出ることもすごく多くなっていて。
山口街に。
これは思いっきり作家活動をしていくぞっていうので、YCAMを退職したっていう。
公式的にはそういう記憶になっていますね。
なでがたインスタントパーティーって当時にすると、今でこそコロナ禍とかもあったから、遠隔でイベントとか、
このラジオも公開収録の当日は収録要素を配信したりするんですけど、そういうの増えてきたけど、
当時にしたら結構拠点が完全に3点、コアメンバーがバラバラみたいな。
どういうイベントとかしてたんですか?
プロジェクト自体は、なでがたインスタントパーティーの作品はコミュニティを作ったりするようなことが多くて、
そのコミュニティもインスタントに作る、即興的に作られていくっていうことがプロジェクトごとに設計されていて、
設計されているんだけども、なでがたの中で作られている作品の作る目的みたいなのが結構バカげてて、
例えば、天井に吊られているバナナを取るために、それが手を伸ばしても取れないから、
みんなで天井のバナナを取るために床を70センチみんなで上げようって、
その70センチ上げるためにみんなで床を作ったりすると。
それが1週間とか10日間くらいみんなで作っていくんだけど、
設計図もないから、バラバラみんなが好き勝手にやっていって、
作っていく中でパーティーがあったりとか、ゲームがあったりとか、
仕込まれた設計みたいなのがちょっと隠されていて、
それを集まってきた人とか観客とか、会場の地元の人たちとかが混ざっていって、
ある出来事が生まれていくっていうようなことをしたりとか、
作品が進んでいくと、24H TVという作品なんだけど、
それは青森県の青森市にACACというレジデンス施設があって、
そこで山口で出会った服部裕之君というキュレーターがいるんですけど、
彼が企画をして、僕らがそこで作品を作るってなった時に、
本当に山の中の誰も来ないような場所でアーティストレジデンスの施設があるので、
そこで展覧会を単に作品を作って展示するんじゃなくて、
24時間だけオープンするテレビ局みたいなのをみんなで作って、
夜7時から始まって、
次の日の?
ワイキャムとマックの関係
次の日の夜7時までぶっ続けで生放送をする。
だいたいそういうプロジェクトを立ち上げる時に、
人を募集して、プロジェクトメンバーを募集してやるっていう形を、
なぜかというと途中からも撮り始めて、
その時は120人くらいの人かな、青森県の青森市の人たちで、
120人くらいの人たちのプロジェクトメンバーが集まって、
24hテレビションっていうのが作られたんだけど。
集まったメンバーが番組というか企画みたいなのを、
ずっと1日中やり続けるみたいな。
だから制作期間約2ヶ月、1ヶ月半くらいなんだけど、
結構タイトですね。
そうそうそうそう。
大学生だったり高校生だったり、
50代くらいの主婦だったり、
子育てしている30代もいてたし、
テーブルテレビ局に勤めているテレビマンだったりとか、
そういう全然所属の違う人たちが集まって、
どんな番組を24時間の中で組み込んでいくかっていうのを話し合って。
テレビってすごくて、何でも入れれるんだよね。
音楽私やりたいんですっていう人がいたら音楽番組にできるし、
コメディとかお笑いやりたかったら、
それこそ本当にテレビが一番得意な分野だし、
おしゃべりみたいなことだったら、
なんかこういいともみたいな。
今まであるテレビのみんなの知っているソースを使いながら、
それが150倍くらい薄まった番組みたいなのが生まれて、
今YouTubeとか生配信できるけど、
YouStreamっていう配信サービスで、
そのYouStreamのサービスを使って生放送をして、
だいたい5000人くらいの人たちが視聴してくれたんだけど、
結構盛り上がって面白かったね。
自分たちで自分たちのメディアを作っている。
でもそれは別にプロがやっているのと同じものじゃないけど、
プロの作っているクオリティを別に目指してもなくて、
そういう素人臭さとか、
目指そうとはもちろんしているんだけど、
でも絶対に目指せないんだよね。
1ヶ月半で作ったものだし、
集まった人たちもプロではないし、
テレビ放送の巨額な資本が投入されたものとは違うチャンネルで、
みんなが発信していることを楽しんでいる姿っていうのが結構面白くて、
だからあらゆる放送事故が起こって、
ありとあらゆる放送事故が。
あらゆる放送事故が起こるんだけど、
別に事故って誰も困らない。
そうですね。
なんかあれが面白くて、さっき言ってくれたけど、
コロナ禍みたいに今の2023年の常識とは違う常識が2010年にはやっぱりあって、
そういうメディア環境があって、
そのメディア環境を楽しんでいたところもあって、
そういうコミュニティの話として慣れ方の話もすることもできるけど、
メディアを扱いながら、
メディアと戯れることをいろんなコミュニティとするかっていうところも、
ちょっと慣れ方のテーマには入っているところもあるなと思って。
コミュニティ形成とメディアの抗議に批評というか。
そうね。
なんか自分たちでオルタナティブなメディアを作るっていうのも、
あまり大きくは掲げてはないけど、入っているかなと思ってて。
実は大きいエッセンスなのかもっていう。
でもそれはやっぱり、僕がYCAMに出たこととかもすごく関わっていると思うし、
YCAMに勤めた時のスタッフの人たちから受けた影響とか、
その時話してた内容とか、
次の未来の形をみんなでイメージしてた中からエッセンスをいただいてたなっていうのは、
ちょっと今でも思いますね。
なんかちょっと順番が前後しちゃうんですけど、
YCAM時代にめっちゃ思い出深いというか、
印象的だった仕事とか出来事とかって。
どうしようかな。
いっぱいあるうちに、話のネタとして提供したいっていう意味では、
山口引っ越してきた時に一人暮らしして住んでたんですけど、
知り合った友人の山口出身の女の子が、
山口の一軒家すごい安いんだよみたいな話を教えてくれて、
引っ越したその子が住んでる家とか遊びに行ったら、
本当に自分が今住んでるワンルームの、都会のワンルームみたいなところに住んでたんだけど、
なんでこんなところに自分は住んでるんだろうと思い始めたんですよね。
その子の家が広くて安くて。
その時僕は大阪から山口に引っ越してきてたんで、
駅前の方がいいとか、人が密集してるところの方が便利だとか、いろんなことを。
もともとシティボーイなんですね。
そうだね。シティボーイまで言えないけど、
確かに都会の方が自分のベースにあって、
山口の中で暮らしていく中で、
みんなで住んだ方が安いし楽しいんじゃないかなと思い始めてきて、
そこをしてるうちに一軒家を見つけて、みんなで住むようになったんですよ。
そこがみんなのシェアハウスだったんだけど、
結構いろんな人たちが集まり始めて、
なでがたインサートパーティーをやってる中崎くんが泊まりに来た時に、
ギャグで、ここ前町ってところに住んでたんだけど、
ここ前町のアートセンターっていう名前にしたらいいんじゃないかって言い始めて、
一晩みんなでことごとくネタ出しして、
前町アートセンターってのが、もしここが本当にあったらこんなことしたらいいんじゃないかみたいなのをして、
盛り上がって、次の日になったら中崎くんが、
前町アートセンター略してMACでマックっていうので、
勝手に彼作品で看板作るっていうのが作品なんだけど、
看板作って帰っちゃって。
で、マックっていう名前で、なんとなくみんなの溜まり場みたいになり始めて、
本当に前町アートセンターっていうものが、仮想でギャグで生まれてたはずのものが、
ちょっとずつワイカムに来たアーティストとかが遊びに来たりとか、
誰か山口に来たらマック泊まりに来たりとかして、
結構実在化してった。
そういうのが一つの出来事じゃないけど、
ワイカムの仕事やりながら、ワイカムの仕事とは別チャンネルでマックみたいなのがあって、
でもそれは二つは全然離れてなくて、結構セットで、
ワイカムの人もみんな面白がってたし、
街自体をどういう風に遊ぶかみたいなのを、
ワイカム働きながらやってたのが今でも生きてて楽しかったな、
楽しかったなじゃない、楽しいなって今でも覚えてて。
現在進行形で。
もちろんマックは今もワイカムのスタッフで住んでるメンバーがいるし、
存在は知ってるし行ったこともある。
昨晩。
昨晩ね。
昨晩ね。夜中にちょっとだけお邪魔して。
マックの実在化
まだあるぞと。
まだ。
夢にはなってないと。
そうそうそうそう。
確認したりもしたんですが、そっか、ギャグだったんだ。
そうだね、なんか本気でやろうとはしてなくて、
沖縄にマヤシマートセンターっていうのがあって、
マックっていうのが。
それのギャグ版として、マックってやればいいんじゃないかって言ってやり始めて。
面白いのがあれですね、さっきそのメディアの批評というか、
メディアのあり方みたいなものもすごく、
多分山城さんの一個テーマとしてあるっていう話があったんですけど、
看板から決まるのかなり。
そうなんだよ厄介だよね。
かなり厄介だし、でもメディアの特性ってすごい。
名前が付くと、それを野望として掲げたり、
見える化されると、実存が増していくみたいな。
いや本当にね、Mを付けて何とかアートセンターでやったら、
マックの乗れんわけみたいにして、
誰でもマック作れますよっていうのをね。
誰が言い始めたんだろうな。
オープンソース化みたいな。
そうそうそう、そういう展開も始まって、
一時期ね、マック全国に12カ所ぐらいあったんですよ。
ちなみに今も結構活発に活動してるマックは、
2、3カ所あるんですよね。
毎週イベントやってる三河アートセンターっていう大地形にあるやつとか、
空間があると人呼べる?
人呼んで座ってもらえる?
座ってもらったら何か飲んでもらって、
何か食べてもらって、
食べてもらうの一緒に僕も一緒なもの食べれば、
それが共有する時間になって、
それが思い出になって、
何か次の予定を決まって、
次の予定決まったら別の人が来て、
その人がまた次の人誰か呼んできたりすると、
コミュニティになっていって、
だから一番コミュニティを作るのに簡単な方法は、
場を作るとか、座る場所を作ったりするのがいいのかなと思ったりしてて。
でもすごいね、それがね、
Macの現在
ゆるいっていうのも結構重要で、
いつでも辞めてもいいし、
閉店しててもいいし、
常にオープンしてなくてもいいっていうのも家だから。
家だからね。
家だから、うちの家なんでも出ててもらっていいですかっていつでも言えるっていう。
なるほど、なるほど。
公共ホールとか公共のセンターとかが、
突然ちょっと今日しんどいんで閉めますとか。
絶対やっちゃダメだよ。
そうですね、すごい不安になりますね。
そう、不安になるよね。
明日やっぱりちょっと開けるのやめましたとか。
家だからね、仕方ないよねってなったんだろうね。
みんなにも勧めたいですね。
Macやったりするの。
Macをやる。
何らかの形でMACを達成し。
確かにMacじゃなくてもいいんだけど。
倍音を持つのみたいな。
はい、お聞きいただきました。
山城さんのYCAM時代&個人の活動について。
特になでがたインスタントパーティーの活動についてって感じだったかなと思います。
YCAMが2003年にオープンしたから、
開館して3年後?
だから出来立ての段階で山城さん来たんだね。
そうだね。だから山城さんも若者だったけど、
YCAMも若かったってことだよね。
そうだね。今はもう20周年。
二十歳になってしまって。
大人になりましたね、YCAMもね。
そうかそうか。
いやー面白かったな。
ちなみにラジオの中で、ラジオっていうかインタビューの中で言っていた、
今もMacに住んでいるYCAMのメンバーというのは?
そう、私です。私山岡です。
Macに今も住んでるんです。
山城さんから代々住人が受け継がれて、
Macという場所が受け継がれていて。
何代目とか計算できないよね。
いろんな人がオーバーラップして複数に住んでるし。
そうだね。
いろんな人が住んできました。
YCAMの職員もいれば、
本当にYCAMに滞在しているアーティストだったりとか、
YCAMでのイベント活動
企画に協力してくれる外部のコラボレーターの人たちも
あの家に住んでいたりしましたね。
最近Macは普通に家として暮らしているのがメインで、
イベントはコロナになってから特にやれてないな。
ただ、自分は2013年ぐらいから住み始めて。
ちょうど10年ぐらいまでね。
結構長い。
長いね。
少なからず山城さんより長く住んでるからね。
そうだね。
過去やってたイベントだと、
うちでプレゼン大会があったりとか、
けなちゃんも来たんだよね。
大学時代の友達と乙女電芸部っていう、
手芸と電子工作を掛け合わせた活動みたいなのを
ずっと今もやってるんだけど、
それの活動内容をプレゼンテーションさせてもらったりとか、
あと単純にワークショップとかも一回Macで
確かやらせてもらったと思う。
いろんな人が来て、
YCAMではない別の場所、
なんて言ってたっけな。
オルタナティブスペースとか。
別のチャンネルとかって言ってた。
そうだね、別のチャンネルだ。
主婦の人たちが集まって、
俺が家帰ってきたら、
みんなこたつの周りを囲んで、
全員でぬいぐるみ作ってるとか。
すごいね。
家って普通は鍵がいつも閉まっていて、
自分以外は入れない場所なんだけど、
だけどみんなが使う場所でもあるっていうところに住んでいて、
すごく異常に風通しのいい場所っていう。
いい表現だね。
異常に風通しがいいっていうのは。
それが街でどう遊ぶかみたいなこととか、
キーワード的に出してくれてたけど、
一回家をめちゃくちゃ風通しよくしてみるみたいな、
遊び方って言えるのかな。
これ収録した日、山城さん、
俺と一緒に海に行ってて、角島。
もっと元をたどると、
収録の前日にさっき言ってたように、
まずマックに、
遊びに来たんだよね。
しかもさんざっ腹飲んだ後の飲み会明けに、
マックにだから夜11時とか。
そんぐらいだったね。
マックはまだあるかと。
トントントンって。
俺すっごいパスタ食べてた。
めちゃくちゃパスタ食べてた。
ニンニクめっちゃ入れたパスタ食べてたから、
部屋中にニンニクの匂いが充満してたと思うんだけど。
それでマックはまだ有名になってないね。
ところで、明日僕は、
海に行くんだけど。
角島っていう山口の島があって、
北西の方にある島がね。
すごく海が綺麗なことで有名なんですけど、
そこに朝5時出発で行くと。
そうだね。
早朝出発。
面白かったな。
ちょうど9月の3日まで、
波の下にも都のサブローゾという展覧会やってて、
波の下って言ってんのに、
俺今年夏、海行けてなくて。
体調も崩してたしね。
そう、体調も崩してたしね。
これはちょっと行くっきゃないって思って行って。
バリ早起きして。
バリ早起きして。
そうだね。
楽しかったな。
ギャグって言ってたけど、
山口志郎さんって自分の印象というか、
いい予感がした時とか、
これ面白いなとか、
自分がウケるって思ったら、
そこに対しても真っ直ぐ向かっていく感じの人だなって。
そうだよね。
だって、海も私行ってないから話に聞いただけなんだけどさ、
片道1時間半、15分遊び、
そしてまた1時間半かけて戻ってきて、
この収録に参加してくれた時。
そうだよね。
架空の学校アルスコーレについて
すごいバイタリティだなと思った。
そうだよね。
体力めちゃあるよね。
24時間テレビなんてさ、
体力ないと無理だよね。
それは本当にそう。
そうだよね。
なんかその体力を使ってでも、
自分がウケるなとか、面白いなと思ったことに、
ちょっとギュッと。
そうね。
私なんかその過程で、
本当にいろんな人が巻き込んでいくとか、
で、巻き込まれてる側も、
なんかこう、面白く、
なんか笑いながら入っていってるなっていうのが、
すごく印象的な。
撫で方インスタントパーティー。
これよく噛まず見えるね。
いや、これすごい練習したから私。
すごいね。
でもそういう意味でギャグとか、
ウケるとかって大事なのかもね。
そうだね。
なんか人を巻き込む時って、
最初の取っ掛かりというか。
めっちゃそうだな。
自分が面白がってることとか、
なんかそれのこう、
社会的意義とかじゃなさみたいなこととかが、
なんか引きになって、
いろんな人を巻き込めてるって、
するかもね。
気もしてきたな。
いや、だってそうじゃなきゃさ、
自分の貴重な土日とかさ。
そうね。
選ばなかったりもするだろうしな。
あとさ、もう一個話していい?
いいよ。もちろん。
なんかさ、
マックの話もそうだし、
なで方の話もそうなんだけど、
なんかコンテンツって聞くとさ、
なんか完成したものって、
すごいイメージしちゃうんだけど。
コンテンツっていう言葉から。
言葉から、そう。
例えばテレビ番組はテレビ番組が、
パッケージとして納品される、
その映像をコンテンツという、
っていうようなイメージがあるんだけど、
コンテンツって中身っていう意味しかなくて。
あ、言葉としてね。
そうそう。
最近語源にすごい。
そう、語源に対して関心がある山岡です。
ってことはさ、
手作りするってこと自体も、
一つのコンテンツなのかもって思ったら、
けいなちゃんが言ってたさっきの乙女電芸部もそうだし、
作りながら気づくこととか、
なんかそういうのってたくさんあるんだろうな、
っていうのを思っていたんだよな。
すごい普通のことかもしれないけど。
いやいやいや。
でもその24時間テレビとか、
24時間テレビっていう名前ではないけど、
まさにそれがメディアの批評になってたりするのかな、
ってすごく思いながら今聞いてた。
そうね。
自分で作ってみないと、
分からない部分みたいなことに気づきながら、
楽しみながら。
なんかそう、山嶋さんの言ってるコミュニティってさ、
これはなぜ方インスタントパーティーより簡単だと思う。
簡単だな。
山嶋さんの言ってるコミュニティって、
なんか箱みたいなコミュニティってよりかは、
うぞうむぞうっていうか、
いろんな人がいる。
一人一人がいるっていうコミュニティかもな、
って話を聞きながら思ったんだよね。
なんか場所があったら、そこに人が来て、
ご飯食べて、イベントやって、みたいなのって、
すごい主観のコミュニティっていうか、
出来ちゃうもの、出来上がってしまったものみたいなのが
コミュニティかもしれないと思って。
狙いでそもそもそうしたというよりは、
結果的に出来ていったもの。
だからそう、
何の話しようとしたっけ?
そうそう、コミュニティを作るってこと自体が
目的になってなさそうというか、
ほー、なるほどね。
なんかその一人一人が入ってきて、
アルスコーレの活動と関係者
どういうふうに関わるかっていうところも含めて、
なんかコミュニティって言ってんのかなっていうのが、
ちょっと聞いてて印象的でした。
なるほど。
すごくこう、だからこそ自然に出来てるし、
そうね、受けるっていう自分の覚悟を大事にしてるし。
だからこそこれをじゃあ本当に全部糸で再現しようと思ったら、
山城さんのアプローチは結構難しいのかもしれない。
難しいかもしれないね。
なるほどな。
でもそれは面白いなって思ったな。
コミュニティの話も出てきたので、
次のインタビューの内容も聞いていきたいなと思うんですけど、
次は、
山口アートコミュニケータープログラム架空の学校アルスコーレ。
すごい。
そちらでの活動とか、印象的な出来事。
そこから考える学びについてのお話などなど、
いろいろ伺ってきたので、
じゃあ早速そちらも聞いていただこうかな。
はい。
聞いていただきたいと思います。
それではどうぞ。
ここからインタビューの聞き手にもう一人加わります。
YCAM教育普及担当の大葉遥さん。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
大葉遥は今年の5月から、
YCAMの教育普及に新しく来てくれたメンバーで、
YCAMの教育普及のことはもちろんだけど、
架空の学校アルスコーレの方のプログラムのスタッフも
がっつりやってるっていう人ですよね。
山口へようこそ。
山口へようこそ。
来ちゃいました。とうとう住んでます。
ここからは架空の学校アルスコーレについて、
いろいろ大葉遥と私、こんのけいなで、
山城さんに聞いていきたいなと思うんですけど、
最初の方にご紹介として、
プログラムディレクターっていう風に
ご紹介したんですけど、
具体的にはどういう感じで。
プログラムディレクターは、
アルスコーレ自体の全体の方向性とか、
プログラムのディレクション自体をしています。
プログラムディレクター、僕山城と、
もう一人三宅幸太郎君と、
二人が今年2023年度のメッドとしてやっていて、
全体のプログラム、アルスコーレというプログラムの中で、
アートコミュニケーターがどういう活動をしたらいいのかっていうことを、
考えることをしています。
今、アルスコーレのコアなグループって三つですよね。
そうですね。
ウィズアートレコーズコースと、
焦点美術館コースと、
トグコースの三つになっています。
だからその三つの大きい枠組み、
活動の枠組みみたいなのをデザインするところとかで、
プログラムディレクターがかなりがっつり入って。
なるほど。
なんかメインやっぱり、
今年のお話を聞くのが面白いのかなと思ったりするんですけど、
これめっちゃ覚えてるとか、
これすごい印象的だったなみたいな、
出来事とかあったんかなみたいな。
今年やっぱり、
アルスコーレという形になって2年目で、
やっぱりその去年から培ってきた、
なんていうのかな、関係者みたいなのが、
すごい増えてるなっていう感じがしてて。
それはアルスコーレメンバーですか?
アルスコーレの盛り上がり
それとももっと違くて、商店街の?
多分両方だね。
アルスコーレというものに所属意識を持ってくれてる人たちの数も、
去年、今年、去年よりも絶対増えてるし、
商店街の中でも、
アルスコーレに応援してるよっていうスタンスの人、
アルスコーレがやることに自分たちも関わるよって思ってくれてる人たちが、
すごく増えてきてて、
それを実感したのが先月かな?
大友芳次手さんと青山さんとの
ウィズアウトレコーズの展覧会を商店街と
サテライトAでやって、
その後にサウンドスコーレという、
商店街の中での音楽イベントっていうのをやって、
ゴリッゴリのノイズミュージックを大友さんがやるんですけど、
すごかったですね。
なんかああいうものを受け入れてくれる姿勢とか、
それと大友さんのライブだけじゃなく、
その前にはDJマルシェっていう名前で、
いろんな商店街の店主が、
入れ替わり立ち替わりでDJしてくるんですよ。
いい名前ですよね。DJマルシェ。
誰でも入れるんですよ。
練習とかもしてくれてましたしね。
商店街のお仕事もある中。
みんなお店やりながら練習したりとか。
大友さんのライブ終わった後に、
最高やなって商店街の人とかが言ってて。
確かに、私は普通にお客さん的に見に行って、
普通に楽しいと思ったんですけど、
異様な光景ではありました。
商店街の中の。
しかも時期的にお祭りと被ってたから、
その会場から少し離れると、
祭林みたいなBGMがかかってて。
接近していくと、
どんどんそれがノイズミュージックになっていく
みたいなところがあって。
全然見たことない景色だなって。
そういう混ざり方がすごくいいなと思ってて。
やっぱり一つの価値じゃない空間が、
僕自分が好きだなって、
ああいう瞬間に感じるんですよね。
出会うと思ってなかった人たちが出会ってしまったりとか、
そこに立つと思ってなかった人たちが
そこに立ってしまったりとか。
TOGとかやってても、
バイトとかじゃないから、
店主のフォローとかを
TOGのメンバーとかやってくれるんですけど、
初めてコーヒーを入れる高校生とか、
大学生とかいるんですよね。
ああいうのを見ると、
これ三宅くんの言葉だけど、
誰かが初めてやる姿を見るのって、
こんなに楽しいんだなっていうのを、
三宅くんが言ってるのを通して、
自分も実感して。
初めて。
たぶん初めて何かをするときって、
自分なんだけど、
自分じゃない自分に出会う瞬間で。
いいですね、なるほど。
いい反応、ありがとう。
でもそれって本当にたぶん、
商店街の音楽イベント
生きる意味なんだと思えてきたんですよね、
最近。
いろんな国籍の人、
誰でも旅に出たりするじゃないですか。
ああいうのはリスクでしかないし、
そうですね。
コストも。
コスパ悪すぎじゃないですか。
お金払って移動して、
不便な思いをしたりとか、
言葉が通じないところにわざわざ行く。
文化が違うところ。
家にいればいいじゃん。
それ旅に出る理由って、
たぶん初めての自分に出会うため
なのかなと思ったりして、
アルスコーレのサウンドスコーレを見て、
こんな楽しいのかなと思ったりするのは、
やっぱり音楽が最高とかもちろんあるけど、
そうじゃなく、
初めてのものに大量の人たちが
出会っている瞬間に出会っていること自体が、
ああ幸せだなと思ったりしたのかもしれないですね。
アルスコーレって、
アルスが芸術とかアートとかじゃないですか、
言葉として。
技術とか。
技術もそうですよね。
スコーレが元々の意味合いとしては、
英語で言うとレジャー、
だからヨカとか、
ゆとりのある時間みたいな意味があって、
実はそのスコーレがスクールの語源。
だから架空の学校アルスコーレっていうタイトルで
活動していると思うんですけど、
自分じゃない自分に出会うのって、
まさに学びの話だなと思って聞いてて。
そうやね。
そう思えるけいなちゃんすごいけどね。
みんなそういう風に思えるのかな。
どうだろう、小学2年生にさ、
新しい自分に出会うことが学びだよって言われても、
多分わかんないよね。
またプライベートの話に戻っちゃうんですけど、
お子さんがいらっしゃるじゃないですか。
昨日、世界君。
今小学校4年生でしたっけ。
そうね、彼小学校4年生になって。
世界君に言ったら割と負に落ちてもらえそうだなと。
彼本当に3週目ぐらい。
転生して。
転生して。
何印象的に言われてましたっけ。
私は昨日芯がいいですねって言われて。
どういう基準で言ってんだよ。
小学校4年生から芯がいいって言われたと思って、
すごいドキドキしてました。
世界君だけじゃなくて、
言葉にならなくても体感的に感じてるから、
結構自分の好きなことを続けたりとか、
する子はいるのかなとは思ったりしますね。
1歳、2歳とかの子供を見てると、
もうね、信じられないぐらい初めての連続なのね。
自分の説なんだけど、
人間例えば0歳から80歳まで生きたとしたら、
0歳から3歳の密度と、
3歳から80歳の密度が同じじゃないかなと思って。
やば。
恐ろしい。
例えば、初めてチケットみたいなのがあるとしたら、
0歳から3歳までもらった数が、
初めての経験と教育
例えば2000個だとしたら、
その後、2000個どころじゃないな、
ごめん、もっともっと多いわ。
2億個にしようか。
生まれた瞬間から息、空気吸って、
光浴びて、
光浴びた後に自分の目が眩しいとか、
泣いて、泣いたけど泣き方わからない、
泣きやみ方わからないとか、
それが0歳から10日間ぐらいの間に、
10日から3歳までの間の、
同じぐらい初めてチケットをもらってると思うんですよね。
10日間。
1ヶ月ってもいいかな。
0歳から1ヶ月、生後1ヶ月ってとんでもなくすごくて、
だから子供はかなり初めての経験っていうのを常にし続けてて、
僕ぐらいの年齢になってくると、
初めてみたいなのがもう減っちゃうんですよね。
初めて経験するみたいなのが。
だから、たぶんアルスコーレとかは、
そういう初めての経験できる場なのかもしれない。
うん。
さっきチケット制で話してくれたじゃないですか。
初めてチケット。
だから要は、別にここ0歳から3歳までと、
3歳から80歳までが、
同数のチケットであることにはそんなに悲しみというか、
プレッシャーを感じないんですけど、
当然そうだろうなみたいな気持ちもあるし、
怖いのは、3歳から80歳は、
かなりその人の生き方とか、
そうなんだよ。
チョイスでチケットを全然使い切らない可能性が。
ほんとそう。ほんとそうで、
これ結構盛り上がってきたね。
僕、子供が生まれてるのを見たときに、
これ100年前の赤ちゃんと今の赤ちゃん一緒だなと思ったんだよね。
なんていうのかな。
どんだけデジタルメディアが進んでいって、
いろんな技術が出たとしても、
生まれてきた瞬間の、
答えさえいろんな答えがあるけど、
たぶん100年前どころか、
1000年前も人間が同じように言ってたとしたら、
たぶん同じで、手のサイズとか。
そこから3歳以降の確かに、
その人の初めてチケットがどれだけ入れるかとかって、
その環境によって、
その人の能力じゃないな、これは。
選択はある気がしますね。
そうだよね。
だからこそ、ちょっとジャンプしすぎだけど、
ワイカムみたいな場所とか、
教育みたいなのが結構大事で、
まだまだ人間の教育とかは、
もっと進化していくはずで。
アルスコールのメンバー、
高校生とか大学生とか、
若い子もたくさんいるじゃないですか。
だからもう本当に、
お仕事をリタイアしてから参加してくれる。
来年リタイアするための準備してください。
すごい良いシュートですね。
計画性がすごい。
そこからそこまでの、
いろんな人がいるのがめっちゃいいなっていうのは、
常に思っていて。
やっぱり変な大人に、
若い人とか子供は、
いっぱい触れ合った方が、
オプションが増えていいな、
みたいなのは。
そうなんだよね。
マイッカーみたいなことが、
ネガティブじゃない状態になっていくといいよね。
マイッカーって、
諦めてるように見えるんだけど、
そうじゃなくて、固まっちゃった自分を、
ほぐしてる言葉にできたらいいなと思う。
相手に対して、
そのままであることを許容するとか、
自分の状態みたいなものも認める、
みたいなのとか。
っていうニュアンスのマイッカーですね、きっとね。
他者を認識できるっていうのとかも、
すごい良いなっていう風に。
他者がいることをね。
当たり前だと思ってるけど、
それを認識するのって、
すごい難しいなって思うんですけど、
アルスコイとかと関わったりすることで、
自分とは違う、
他者っているんだっていう風に、
気づけたりするのすごい面白いなっていう風に。
全然違うっていう風に。
それが多分、経験とかでも
すごい分かりやすいと思うんですけど。
自分が通った道を、
別の人が初めて通ってる姿を、
前から見ないみたいな。
ちょっと別の道から、
小脇に見るみたいな感じがいいのかもね。
前から見てると、
自分がやった失敗をする前に、
止めてしまったりとか、
そここけるよとか、
勇気声で叫んだりとか。
そんなことされたくないじゃないですか、
初めて通るのに。
せっかく初めてやってるのに。
本当にこけないとよく分かんないっていうのもありますよね。
教え導こうじゃなくて、
閉鎖する気持ちみたいなのがやっぱり。
そこらへん、本当に三宅くんプロだなと思う。
そっかそっか。
そんなよく見守れるね、みたいな。
一番難しいところかもしれない。
そうだよね。
グルグルラジオの収録での初めての経験
自分が大学とかで教える立場になった時に、
やっぱり早いから教えた方が。
でも本当は教えるって、
すごいその人のチャンスを奪ってる可能性あって、
それよりも三宅くんみたいな、
できなかったんだね、まあいっかみたいな。
でもたぶんいつかそれができるようになって、
遠回りしてもいいかもしれないと思えるのは、
結構豊かだなと思い始めてきて。
でもこれがね、死にきりあったりとかすると、
そうじゃなくてさ、
仕事の中でやってたら、
お前何やってんだよみたいな感じになる。
みんなそういう世の中で生きてるのかもしれないしね。
さっき旅行はコスパ悪いみたいな話もありましたけど、
そのコスパに加えてね、
今若い人タイパとか言ったりもしますね。
タイムパフォーマンス。
タイムパフォーマンスがいいってことですか?
今だから時間がかかってないとか。
お金かけなくても見れるコンテンツがたくさん増えてきたから、
じゃあお金じゃない意味で、
一番自分が今大事にしてるものが時間。
その時間を奪われるものは悪だという風に考えたら、
タイパめっちゃ悪いんだよね、旅行とかね。
仮に社会全体が、
そういう方向を少し向いている時に、
じゃあアートセンターだったり、
アートコミュニケータープログラムだったり、
我々一人一人こういう活動をしてる人が、
何ができるんだって思うと、
そうだよね。
あえてタイパの悪い時間をデザインするとかはやっぱり、
いやーイライラするだろうね。
そうでしょうね。
ものすごい、
だから選択しなかった選択肢を経験させたりして、
それを振り返って、
でもそれは常識にはできないだろうな。
常識にできなかったとしてもね、
一個過ごし方のプランに加えて、
そうだね、事例だね。
そう、欲しいなとは思いますよね。
そういう過ごし方みたいなものを。
はい、お聞きいただきました。
アルスコーレの出来事と学びについて、
って感じかな。
いっぱいメモ取ってる。
いっぱいメモ取ったね。
真っ赤になりました。
真っ赤になってますね。
中に出てきた言葉、
いくつかちょっとご紹介しておきたいというのがあるので、
ちょっとそれから入ろうかな。
お願いします。
まず商店街、商店街っていう言葉が
結構出てきたかなと思うんですけど、
これはアルスコーレの活動拠点になっている
山口市の山口市中心商店街のことですね。
だからお祭りとかサウンドスコーレっていうイベントとか、
諸々の活動はこの山口市中心商店街で起きています。
山口駅前にね、
そうだね。
商店街があるんだよね。
そうそう。
結構大きいアーケードがあって、
長い。
ザ商店街っていう感じなんだけど、
そこで起きている活動などを紹介してもらいました。
あと3つの柱となる活動もちょこっと紹介されてたので、
それも少し補足しておきたいなと思います。
コースが3つ、活動が3つあって、
アーティストと作品制作を行う
ウィザウトレコードコース。
ウィザウトレコードっていうのが
サウンドインスタレーション作品、
音の作品なんですけど、
もともとは2008年にYCAMで発表されたことの
2023年の版を
アルスコールのメンバーと作家さんと一緒に作って、
今もYCAMのサテライトAなので、
サテライトAって山口駅にめちゃくちゃ近い建物なんですけど、
なので絶賛展示中です。
今も展示しております。
ぜひ見ていただきたいよね。
ウィザウトレコードじゃなくてレコーズだね。
失礼しました。
ウィザウトレコーズ。
たくさんのレコードプレイヤーを並べて
展示をしているんだけど、
レコードプレイヤーを作品として展示するときに
それを一緒に作るメンバーを募ったのが
このウィザウトレコードコースです。
ありがとうございます。
もう一つが商店街を美術館に変える
商店美術館コース。
これは山口ゆかりのアーティストと一緒に
作品制作の過程、展覧会を作る過程、
つまり企画運営みたいなものを
あるスコールのメンバーにしてもらっているコースです。
現在、鋭意制作中という感じで、
予定では10月28日、土曜日ぐらい、
ちょっとこれもしかしたら前後するかもしれないんですが、
展示を実施する予定です。
いろんな店舗さんに置かせてもらったり
という予定なので、すごい楽しみですよね。
どんな作品がどんな風に展示されるのかね。
めちゃめちゃ楽しみな商店美術館コース。
もう一つが、拠点となる物件を運営する
TOGコース。
これも山口駅のすごい近くなんだけど、
小さな、大家族のホールケーキ切ったみたいな、
めちゃめちゃ薄い三角形みたいな。
三角形の建物なんだよね。
ホールケーキ切ったみたいな。確かにそうだ。
TOGっていう名前の建物なんだけど、
そこを活用して、ゲスト招いたイベントだったりとか、
アイテムの製作とか、
地元の人とかメンバーが交流できる場所を運用する
そういったコースになっています。
カフェになったりとか。
TOGコースはカフェであったりとか、
食べ物売ってみたりとか、
いろんなイベントが定期的に行われているよね。
そんな感じで。
さっきお話の中に出てきた、
初めてコーヒーを入れる大学生、高校生を見た
このTOGコースでの活動を指していたりします。
しみじみ受け止めて。
けなちゃんも見たの?
私は見てない。
えもしろさんと三宅さんが見て、
これが初めてコーヒーを入れる人かと思ったと思うんだけど、
そういうこととかがいろいろ起きているのが
TOGっていうコースですね。
誰かが初めてやることを見ることって
すごく幸せなことだって言ってましたね。
初めてやることって緊張するよね。
そうだね。
だから教え導いてほしいなって思う気持ちも、
初めてやる側にもある気もするんだけど、
さっきの前から引っ張って教えるか、
そうして教えるかみたいな話をしてた時に。
でもそれでも安心して失敗できたりとか、
安心してそれこそ転べたりみたいな環境っていうのが、
ちょっとその初めてをさらに豊かなものにするために
大事だったりするのかなみたいなのが。
グルグルラジオ初めて収録した時のこととかちょっと思い出しちゃったな。
3人ガチガチだったもんね。
しかも全然その時お客さんとかがいない内部の収録で
我々ガチガチだった。
懐かしい。
あともう一個紹介しておこうかな。
サウンドスコーレってイベントのタイトルが出てきたと思うんだけど、
これはアルスコーレの成果を発表するために、
7月23日、だから先々月かな?に行われた音楽イベントで、
山口市中心市街地活性化推進室っていうところがあるんだけど、
そこと共同して進めるアートでつなぐ街の活性化事業っていうのがあるんですけど、
それの一環として実施されたものです。
だから、それこそWithout Recordsの作家の皆さんがパフォーマンスをしたりだったりとか、
DJマルシェね。
すごいDJ名前だと思うんだけど。
DJマルシェいい。
ちょうどその時が山口の祇園祭かな?のシーズンだったから、
祇園祭の祭林みたいなのとゴリッゴリのノイズミュージックが混ざり合う。
そう、商店街の中でお祭りはそのタイミングでやってないんだけど、
雰囲気だけ盛り上げるためにBGMでね。
そうそう。ずっと祭林が商店街中に流れてたんだよ。デフォルトでその時は。
そこにノイズミュージックがやってきたっていう。
爆音ものね。
いいよ、あれは本当に。
インタビューでも私も言ってたけど、本当に初めて見た景色で。
そうだよね。ノイズミュージックのライブとかってクラブでやってたりとか?
割と閉ざされた、暗い空間みたいなのが多い気がするんだけど、開けた。
普段は駐車場の前にあるスペースで、自販機があって飲み物を飲んでいる。
ちょっとくつろげるスペースなんだよね、そこが。
座って休んでたりとかしてる場所なんだけど、そこで突然ステージができてライブやってたんだよね。
初めてね、初めてのことね。初めてチケット使ってますか?
初めてチケット、使い切れてない気がするな。
そうだな、初めて。
最近初めてやったことってある?
なんだろうな、最近初めてやったこと。ある?
やばい、うちら全然使えてないかもしれない。
初めてやったこと。
でもさっきさ、海行ったって話したじゃん。
海行って泳いでは初めてじゃなかったけど、本当に久しぶりで、まるで初めてかのようにすごいはしゃいじゃった。
足つかないのマジで怖いとか、塩水吸えばしょっぱいとか、海行って入ってみると、そんなにすごく冷たくはないみたいな。
改めて気づいたな。
確かに、全身入ると冷たくないんだよね。
そうだね、そういうの思い出したでしょ。
あとは、最近初めて。
最近体調を崩した結果、コロナになっちゃったんだけど、それで今治ったんだが、匂いや味がしなくて。
言ってるね。
だけど、最近徐々に味をもう一回取り戻してきてるっていうか、味や匂いがだんだん分かるようになってきてるかも。
まるで初めてかのようにやってるってことはたくさんあるかもな。
自覚的に新しいことを体験する
なんかさ、さっきこれ打ち合わせでもちょっと話したけど、
多分味を学習するみたいなのって全然赤ちゃんのときとかすごい小さいときにやってることだと思うんだけど、
それをさ、自覚的にやるのは結構もう初めてチケットを使ってるんで近い行為なのかなと思って聞いてて。
やっぱりなんだろう、自覚的にとか、それこそ言葉が喋れる、いろんな表現ができる状態で体験する味の再学習みたいな。
赤ちゃんの頃って自分が苦味わかるとかわからない。
そういう意味ではプロ赤ちゃんみたいなことをしてるかもしれない。
プロ赤ちゃんってなんだろうね。
いやでも新しいことを体験する人のことを呼ぶ言葉になりそう、プロ赤ちゃん。
そうだな。
いつでもちゃんと自分の知ってる常識を1回疑って赤ちゃんモードに戻れるみたいな。
なんかそうだね、いつだってこう、これなんだろうな、もう怖ばった体みたいになるじゃなくて、
それこそさっきもラジオの中であったけど、マイカみたいにとか、
まるで赤ちゃんのように振る舞ってみる、赤ちゃんプレイみたいな。
のが、もしかしたら初めてだったりとか、自分のこれまでやったことない挑戦に一歩踏み込むきっかけになったりするのかもしれないね。
ほんとだね。
あとさ、初めてってさ、もうでも二度とやりたくない初めてとかもあるじゃない。
途中さ、大場さんが言ってた、他者がいることを認識するって話もあったけど、
初めてしたときに周りがどういうリアクションをしてくれたかとかっていうのも、初めての体験を作るときにすごく大事な気がして。
なるほどね、それこそ安心して転ぶじゃないけど、全員が初めてであることを了承済みの空間というか。
そうね。
確かにね。
三宅さんってどんなふうに見守ったりしてるんだろうなとかは結構気になるポイントだね。
三宅さんにも聞いてみたいね。
聞いてみたいね。
山口アートコミュニケータープログラムの成果発表
山口アートコミュニケータープログラムそんな初めてがたくさん巻き起こっている架空の学校あるスコーレなんだけど、
次の大きなイベントが10月末にまたちょっとサウンドスコーレみたいな形で成果を発表するような秋のオープンスコーレ。
ちょっとタイトル変わるかもしれないんだけど、秋バージョンのそういう成果発表の場みたいなものを実施する予定です。
ほんとサウンドスコーレみたいに、また多分知っている商店街が知らない景色に見えるみたいな。
そういうことが起きる機会になりそうで。
まるで初めてみたいなね。
そうそうそう。
だからぜひ皆さんもねちょっとwebサイト、YCAMのwebサイトなどチェックして、ぜひぜひ遊びに来ていただければなと思っております。
なんでわざわざそんなことしなきゃとかって思ったりする時あるけど、知っていると思っている商店街に来ることもそうだし、
最後タイパーの話あったじゃないですか。
タイムパフォーマンス。
タイムパフォーマンスって新しい情報をどんどんどんどん詰め込むことをタイパーってよく言うけど、
知っていると思っていることを改めてじっくり見回してみるっていうのも、
見回す。いろんな角度から。
なんかそれもいい時間の過ごし方、タイムパフォーマンスあることかもしれないなって。
確かになー。
ねーなー。
いやーありがとうございました。山下さんのインタビュー2つ聞いていきました。
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