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スピーカー 1
ライターの本音。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、現役の編集者・ライターが本音で語り合うポッドキャストです。
スピーカー 2
みなさんこんにちは。株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの西東美智子です。
スピーカー 1
本日のテーマはこちら。 共感を得るってそんな簡単じゃなくね。
スピーカー 2
結構ライティング記事を書いたりとか、ライターの仕事をしているとですね、よくよく使うんですね。
読者の共感を誘うような言い回しにしましょうってすごくお客さんとか編集者によく言われると思うんですね。
例えばリード文作るとか、見出し作るタイトル作るとかですね、そういう時に言われるんですけど。
共感を得ようと思って書いたやつに簡単に共感を得られたらさ、もうそれは何なんというかさ、結構難しいなって思うんですよね。
さっきちょっとねタイトルにあった通り。
なのでちょっと私もライター歴10年ぐらい、謙三さんも編集者歴も結構長いですけど、それでも多分共感を得るってそんな簡単じゃないってどんどんむしろ年々思うようになってきてると思うんですけど。
じゃあそもそも共感って何なんだ?何で共感を得るのって難しく感じるのかな?みたいなのをね、セキュララに話していきたいかなと思う回でございます。
スピーカー 1
なるほど、ありがとうございます。いやもうほんと、おっしゃる通りだなと思って。
共感って大事ですよそれはね。大事なんですけど、すごい難しいですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
すごい難しい。今回すごい難しいテーマだなと思いつつね。だからある種こう、そんな簡単に言わないでくれよみたいなちょっとね、愚痴みたいなニュアンスがありますよね。
スピーカー 2
かもしれないですね。
スピーカー 1
でもね、セキュララなところをね、しゃべっていこうかなと思います。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい、この番組はプロライターの思考力が身につくオンラインスクールあなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。ライターの本音第179回です。よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
さて、共感を得る、そんなテーマですけれども、いっぱいありますね。ライティング、このお仕事をする中でその共感を意識するところっていっぱいあると思うんですけど、例えばどんなところが、どんなタイミングで共感を意識すると思います?
スピーカー 2
まあそうですね、やっぱ、さっきもちょっと冒頭でも言ったように、私がね、特に書き出しの頃から言われてるのはリード文ですかね。リード文で、読者の興味を維持するために共感を得られるか、みたいなのって、なんか一番結構苦労したというか、そもそもリード文を書くことも難しいのに、共感を得るようなリード文っていうのは、なんか書き出しの頃一番悩んだ覚えがまずありますかね。
スピーカー 1
本当そうだな、僕も真っ先に思い浮かびましたね、リード文って。なんか、ちょっと取ってつけたようなリード文を書きましたと、そうすると例えば編集者さんに、いやいやいやと、もうちょっとねと、もっとこうあるでしょ、みたいなね。
こう言われて、じゃあ直してみようってなった時に、なんかこう、こんなことありませんか?みたいなね、そういう疑問形にしてみるとかやってみるんですけど、多分ね、そういうことじゃないっぽいんですよね。
まあ疑問形にするみたいなテクニックはあるっちゃあるんですけど、何を聞くかの話なんですよね、だから要はね。
スピーカー 2
そうですね、形じゃなくてね。
スピーカー 1
なので、もっと共感が得られる形にしてくれっていうね、指示とか修正を指示された時に、ちょっとこの文末をいじるとこだとね、全然話にならないんですよね、本当はね。
スピーカー 2
そうなんですよね。で、なんか、さっきの疑問形みたいな話が今おっしゃったと思うんですけど、なんかその点で言うと、例えばLPとか作る時も、大体流れとして最初にこんなお悩みありませんか?ってなって、それが3つぐらいお悩みがならないじゃないですか。
ここでいかに共感を得るかですよ、みたいな話をやっぱすごいされるんだけど、まあそれなりにリサーチをしてさ、市場調査、市場のリサーチをして、その悩みを当てるわけですけど、課題感をさ。
スピーカー 1
本当に大丈夫か?とか、かなり不安に思いながら最後まで練ってる気がするんだよね。
いやー、そうですよね。なんか掴みどころがないですよね。あれはある程度言ったら掴みどころがあるんですかね、もしかしたらね。ある程度、リサーチを重ねたらこれだ、みたいなのあるんですかね。
スピーカー 2
そうなんですよね。しかも、さっきも言った、その方?どうですか?っていう方の問題もあるし、その共感を得られる内容の問題もあるし、あとは同じことを言ってるのでも、ちょっとひっかかりのある表現かどうかによってもさ、共感を得られるかどうかって変わってくると思うんですよ。
で、同じように例えば、業務が非効率だと思っていませんか?っていうよりも、例えば残業が続いてて、みんな社員が疲れていませんか?の方が、共感を得られやすいとか、そういう違いあったりするじゃないか。
スピーカー 1
はいはい、ありますね。
いろんなポイントというか、共感を得るためのポイントってあるし、そんな整理されてもなくて、みんな経験的に語ってるような気もするし、難しいっていう感じですかね。
そうだからね、そもそも、今聞いて思ったら、そもそもじゃあ共感って何なのよって話もあると思うんですよ。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
今、我々がいろいろリード文とか言ってますけど、共感ないしは共感してもらうってどういう状態を指すのかなと。どう思います?これは。
スピーカー 2
そうですね、なんとなくですけど、ライティングにおける共感ってちょっと一般的な共感よりちょっと広い気がしてて、一般的な共感って分かる分かるとかあるあるって気持ちが共感だと思うんですよ。
スピーカー 1
まあまあ同調というかね、なんか。
スピーカー 2
そうそう、私も同じこと経験したことあるみたいな感じだと思うんですけど、なんかライティングにおける、多いで使われる共感ってもっと広く、自分ごと化するみたいな書いてある内容を。
例えばさ、〇〇〇〇〇あなた〇〇していませんか?みたいなさ、こう注意喚起的な方のさ、こうリード文とかもあったじゃないですか。〇〇していませんか?みたいな。
スピーカー 1
もしかして私のこと?みたいなドキッとするみたいなのあると思うんですけど、なんかね、そこまで含めて共感みたいな感じでライティングではよく扱う気がする。
うんうんわかるわかるとかではなくね、自分もそうかもとかね、をなんか共感って呼んでるような気もしますね。
スピーカー 2
そう、そういうような印象かね。
スピーカー 1
そうそうそう。もちろんなくはないと思うんですけど、やっぱりその何をね、どの内容で疑問形にするかって方が大事じゃないですか。
スピーカー 2
向井 そうですね。
スピーカー 1
そのなんか共感を得られるようなリード文にしてくださいっていう指示。このね修正も指示もちょっと変ですけど正直。その指示をもらって、じゃあ疑問形にしようっていうのはやっぱ違いますね、改めて。
スピーカー 2
向井 いやそうそう。逆にだからただただ疑問形にしただけでその中身が違ってると、逆に共感から離れていくとか、なんかゲームっぽい言い方をするとヘイトが溜まるというか、はーって何書いてんのこいつって思っちゃうっていうところがね。
スピーカー 1
いや本当そうですよね。要はもう今ね多分読者の皆さんもめっちゃ目が越えてると思うんですよ。
スピーカー 2
向井 はいはい。
スピーカー 1
いろんな記事をもうね、もうなんかそのウェブメディアみたいなのが台頭してからもう多分何年、20年くらい経ってんすかねもう。
スピーカー 2
向井 うーん。
スピーカー 1
でもみんなね、記事というものをね、いっぱいね、目を通してきてる中で、なんかわかっちゃいますよね、そのなんかしょうもないリード文というかね。そのこれ先だけで書いたんだろうなみたいなの。
スピーカー 2
なんか全然調べてないだろうっていうのを、しかも大体そのリード文で、その下手な共感というかさ、のを得ようとするやり方をしてると、あもうこれ多分本編もちゃんと調べてないなって思ってしまうんだよねなんか。それで読まなくなっちゃう。
スピーカー 1
すごいわかるわ。要はヘイトが溜まってるわけですよね。
スピーカー 2
向井 そうそうそう。
スピーカー 1
何これってね。そうなんだよな。多分わかっちゃいますよね、他の読者の方にね。これは適当に作ったな、このリード文でね。
スピーカー 2
向井 うーん。なんかしかもさ、その記事を読む人って、本当にその分野について知りたいと思ってる人とか、よく知ってる人が読んだりするからさ、もう余計わかるっていうか。
スピーカー 1
ああそうですね。みんなもうね、結構いろんな知識を持った上で記事読んだりするからね。
スピーカー 2
向井 うーん。
スピーカー 1
そうなんですよ。まあまあそう、今こうね、ライティングにおいてのこういろいろ共感という話をしたんですけれども。
向井 はい。
まあなんか、そもそも我々は生きてる上で、生きていく上で、なんて言うんだろうな、共感って得たいものだと思います。そもそも。
向井 ああ。
これはまたその最初の意味、一般的な意味の共感ですね。
スピーカー 2
向井 なるほどなるほど。なんかすごくこう難しいんですけど、共感を得たいっていう、共感が目的っていうよりも、共感を得たら会話が楽しくなるとか、
そのスムーズに人間関係がスムーズにいくとか、なんかその重要な手段として共感を使ってるような気はしますなと。
スピーカー 1
ああ、そうですね。その通りですね。なんか共感が得たいってだけではない気がしますね。その後の円滑なコミュニケーションとかね、親睦を深めるみたいな、確かにそうかもしれないですね。
スピーカー 2
向井 ねえ。まあその点で言うとなんか話が前後しちゃうかもしれないですけど、結局記事もそうじゃないですか。共感を得ることによって記事の目的達成しやすくなるみたいな話だと思うんで、
やっぱ手段なんだろうよね。手段としてはやっぱ有効なものの一つというか。っていうような感じがしますね。
スピーカー 1
ただなんかそれも僕もそう思いつつも、なんとなくやっぱちょっとドライな発想ですよね。なんかね。
スピーカー 2
向井 ああ確かに。
スピーカー 1
シンプルに共感してもらって嬉しいパターンはまああるっちゃあるような。
スピーカー 2
向井 ああでもそれもあるわ。確かに私もカッコつけました。普通にあるわ。
スピーカー 1
カッコイイ。その服カッコイイ欲しいみたいなこと言われてね。かわいいその服とかは嬉しいかもしれないですね。もしかしたら。
スピーカー 2
向井 いやなんかさ、あるあるネタっていうのってお笑いの世界とかでもめっちゃウケるじゃないですか。やっぱ楽しいんだよね。あるあるって気持ちいいしさ。
スピーカー 1
そうですね。一体感じゃないけどね。分かり合ってる感も生まれるのかな。
スピーカー 2
向井 確かにそうか。
スピーカー 1
なんだろうな。あるあるネタって最初に見たのは誰でした?
スピーカー 2
向井 ええ?でもさ、だいたいあるあるネタじゃない?
スピーカー 1
深輪龍とかかもしれない。深輪龍さんのピアノ弾きながらやるやつとかかもしれないですね。
スピーカー 2
向井 確かにちょっと時代的に結構歴史的ある感じですね。
スピーカー 1
いつもここからとか。
スピーカー 2
向井 でも確かに私も時代としてはあれかも。鉄ともとかもさ。なんでだろうなとか。
スピーカー 1
確かに。あれはそうですね。きれいなあるあるネタというかね。
そうですね。でもあれはね、聞く側も面白いしね。やる側としてもきっと気持ちいいよね。あれはね。きっとね。受けたらね。
スピーカー 2
向井 確かにね。そうかも。確かに手段としての教科はちょっとカッコつけかもしれない。教科は脳汁出るんだわ。
スピーカー 1
多分出る気がしますね。なんかね。嬉しいですよね。多分ね。教科を得られたら。
スピーカー 2
向井 でさあ、その教科を得られたら嬉しいっていうのがさ、このラジオで時々言ってるあのSNSで、例えばね、いいね欲しいみたいなその承認と結構近いというかさ、結びつきやすいみたいなところがあって。
だからそれもまた難しいというか、共感されなければじゃあ承認されていないということなのかっていうと、そうじゃないとは思うんですよ。だけどなんかそう思っちゃいがち。難しさもありますよね。
スピーカー 1
まあそうだよな。SNSが特にね、なんかやっぱこの話になるとね、無関係にはできないですね。
スピーカー 2
向井 いやそう、あのXでいいねをもらうって結構共感された感すごいあるもんね。
スピーカー 1
なんかそうね、あるあるネタを言って受けたみたいなのもちょっと近いかもしれないですもんね。
スピーカー 2
向井 そうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそう
毎回しっかり考えて投稿してるよりも
あっ今日は天気がいいですね頑張りましょうの方がいいねいっぱいつくみたいなってあるじゃないですか
スピーカー 1
ありますねありますね
スピーカー 2
それは共感じゃなくて挨拶ぐらいのいいねじゃん多分校舎のいいねは
なんだけどなんとなく向こうの方が共感を得て承認を得てって
こっちは共感されてないっていう風に思うと
SNSの運用がどんどんしんどくなるみたいな人を
スピーカー 1
なりそうだなそれ
だからある意味最初の話戻ると
ちょっとその小手先の技術を使ってそのSNSを見て
ヘイトが溜まってる可能性がありますよね
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
いい天気だなって言ってる方が
素直でその人の方がとっつきやすかったりするかもしれないですもんね
スピーカー 2
確かにね実際に日常会話を考えてても
常にあるあるネタを言ってくる人よりも
最近熱いねの方が共感するもんね普通に
スピーカー 1
確かにそうなんだよな多分だからSNSでも
私は共感を得ようとしてますよっていうね
投稿を見たらさちょっとギョッとしますよね多分ね
スピーカー 2
確かにそうかも共感の押し付けっぽいんだよね
だからその小手先というか頑張りすぎた共感の得ようとしてるあれってさ
それ結構ヘイト溜まるかもね
スピーカー 1
あくまでねあれは独り言なはずなんですよね多分SNSって本来ね
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
それがちょっと押し付けっぽくなっちゃったら
多分それはねリード文とかタイトルとかも一緒なんだろうなとは思いますね