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ManaのWebクリエイターカフェからのお知らせです。現在、リスナーの皆さんへ番組に関するアンケートを期間限定で実施しています。
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詳細は番組概要欄のアンケートはこちらをご覧ください。
ManaのWebクリエイターカフェ。WebデザイナーでWebクリエイターBOXを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、フリーランスのお金と契約です。
誰もが聞きたいけどなかなか聞けない、なかなか情報もないようなお話なんですが、今回は質問をいろいろいただいていたので、まとめてお答えしていこうと思います。
まずはフリーランスのお金にまつわることについてお話ししていきます。
フリーランスの実績作り
よく聞くのが、実績が全くないまま新しい案件を受けるのってきついよねっていう問題ですね。
全く実績がない人ほど、実績を作らなきゃいけないのに、何もこれまでの経歴ないので、案件を受けれないという問題、一番最初に直面するんじゃないかなと思います。
本当に最初の一つ目がしんどいんですよね。なかなか決まらなかったり、決まりそうだったけど流れちゃったとか、その原因もよくわからない、相談できる人もいないとかいうことになりがちです。
そこで私がよくお勧めしているのが、最初の一件目は知人だったり、友人だったり、リアルのつながりのある人の案件っていうのが一番お勧めです。
というのも、やっぱりこれまで話したこともありますし、知ってる中なので、こういうのが好きだよねとか、今こういう状況だからこういうサイトが必要なんだよねっていうのが話の中で出てきてるはずなんですよね。
だからこちらからしても提案もしやすいですし、そういった関係なので話しやすいっていうのもあると思います。
なので、できれば最初は友人、リアルのつながり、この辺をお勧めしてますね。
会社だったりとかお店だったり、そういうのを持ってる友人なんていないよっていうこともよくあると思うんですが、別にそれが商業用のものじゃなかったとしても、
例えば私が今まで携わった案件で言うと、友人のバンドのサイトだったりとか、あとは友人のハンドメイドで何か売ってたりするアクセサリーの紹介サイトとかですかね、そういうのから始めた経歴もありました。
なので、ただとは言わないですけど、友達価格でもいいので、最初は良心的な価格から作っていって、どんどん実績にしていくっていうのが大切だと思います。
それが友人じゃなくても、自分のサイトでも最初はいいかもしれないですね。自分の好きなペットの紹介サイトだったりとか。
それが別に見てくれる人がいる、いないとか関わらず、まずは世に出すっていう経験が大事だと思いますので、どんどん作って人に見せれる状態にしておく、こういうのがいくつか積み重なって案件につながるんじゃないかなと思ってます。
なので、よくあるのがクラウドソーシングのサイトとかですかね、そこに登録してそこにある案件を最初やっていくっていう方も多くいらっしゃるんですが、それよりもリアルな繋がりの方が進めやすいのは確かにあると思いますので、もし難しそうであれば、まずは周りの方に声をかけていくというところから始めてみてください。
見積もりと価格設定
あとは見積もりですね。案件決まりましたと。友達が美容院を開くらしいので、美容院のサイト作ります。じゃあ見積もりをしましょうと。いくらにしましょうっていうところになるんですが、まずは時給を決めるっていうやり方がやりやすいかなと思います。
アレバイトとかしたことがある人が大多数だと思うんですが、時給1000円とか1500円とか決められているかと思います。それを自分で決めるっていうことですね。
ウェブ制作の場合、初心者だったらだいたい時給2000円とか3000円とかからスタートするっていうことが多いかなと思います。じゃあ時給を決めました。全体はどれくらいの値段になるんですかっていうとこなんですが、それは作業にかかる時間を見積もっておいて、それに時給をかけて値段を決めるっていうやり方です。
作業にかかる時間の見積もりですね。だから値段を決めるっていうよりは時間を見積もるっていう言い方の方が正しいかもしれないですね。じゃあこのデザインにどれくらい時間かかるかっていうのが最初はわかりづらいかと思いますので、仕事としてスタートする前からこの作業にはこれくらい時間がかかるなとかログをとっておくといいかなと思います。
手書きのメモでもいいですし、最近だったらアプリもありますので、私がよく使ってたのはToggleっていうものですね。Toggle.comとかで出てくると思います。そういうものでこの作業には何時間かかったとかワイヤーフレーム何時間かかったとかいうふうにある程度ログを貯めておくと見積もりするときにこれくらいの規模のサイトだったら何時間ぐらいかなっていうふうに出てくると思うので、それに時給をかけて見積もりを出すと。
そういうやり方を私はやってましたね。海外だったらこれがよくあるやり方だと思いますので、ある程度自分の中で決めておくといいと思います。
あとはですね、お値段が決まりました、じゃあ請求書だとか見積もり書だとか出すっていう段階になると思いますが、私が海外ではよくやっていた着手金っていうのを私はよくもらってました。
だいたい10万円を超えると着手金を見積もりの50%を先にもらうという感じですね。手付金とかですかね、言いますね。そういうのを先にもらっていて、もらった段階からプロジェクトスタートという感じでコーディングが始まったり作業の開始となります。
全部完成しました、納品しましょうという時に残りの半分をもらうという形です。残りの半分もらうんですが見積もりだったので思ったより早くできたとか、途中でこういった機能も追加したいってなって増えるっていうこともありますので、そういうプラスマイナスをして残りの金額を払ってもらう。
そういう形にするとわかりやすいですね。いくらって言ったじゃないっていうようなこともトラブルも避けられますし、支払う方も一気に払うわけではないので支払いやすいかなと思います。
日本でも業種によっては手付金というのは当たり前にあるようなところもあるはずなんですが、どうもウェブ製作だったりこういうデザイン業界だったりではあまり見られないかもしれないですね。
なのでクライアントの方が何ですかそれって言われるかもしれないんですが、ちゃんと説明すれば理解してくれるはずなので、説明する流れだったり製作の流れとしてパンフレットだったりウェブサイトにまとめておくというふうにすると説明もしやすくなります。
そういった形でクライアントのためにもなりますし、自分を守るためにもなりますので直出金は私はお勧めしてますね。
あとよく聞くのが値切り問題ですね。これちょっと安くならないの?みたいな感じで聞かれることもあると思います。
そんな時はあらかじめ対応を考えておくっていうのがやりやすいですね。
もちろん値切りに対応するっていうのもいいんですが、きりがないので最初から期間限定割引みたいな感じで銘打っておいたり、
今回はこの価格なんですが、次回クーポンが実はあるんですよみたいな感じでナンパオフのクーポンみたいな感じで用意しておく。
こういうふうに考えておくといいですね。
クライアントの方もですね、そういう制度なんですねっていう感じでわかってくれるはずなんですね。
もちろん値切りに対応するっていうのもいいんですが、きりがないので最初から期間限定割引みたいな感じで銘打っておいたり、
今回はこの価格なんですが、次回クーポンが実はあるんですよみたいな感じでナンパオフのクーポンみたいな感じで用意しておく。
こういうふうに考えておいたり、次回クーポンが実はあるんですが、きりがないので最初から期間限定割引みたいな感じで銘打っておいたり、
次回クーポンが実はあるんですが、きりがないので最初から期間限定割引みたいな感じで銘打っておいたり、
安くできないかテンプレートを利用して少し値段を抑えられないかなとか、この機能を削ったらこれだけ安くできますよみたいな案内をしたりとか、
あと初回パックみたいな感じでですね、よくある企業さんだったらこういう何ページくらいのウェブサイトで名刺がついてロゴがついてあれがついてこれがついて、
この価格初回限定ですみたいな感じでプランを用意しているっていう方もいらっしゃいますので、そういうパターンでも案内しやすいです。
だから料金表、公開はしなくてもいいかもしれないですが、パック料金だったり料金表だったりっていうのを自分の中で用意しておくっていうのは対応にはすごく便利で使えると思いますね。
はい、参考になると幸いです。
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契約書の作成と内容
あとはですね、契約周り、契約書とかですね、なかなか初心者の方、契約書を用意していないっていうパターンが多いかと思います。
私の場合はですね、もうちょっと昔いろいろとありましてですね、ゴタゴタがあってトラブルが起こらないように契約書を作っていました。
もう英語でも日本語でも用意してますね。
こういう案件の場合、パターンA、パターンBみたいな感じで契約書いくつか用意してすぐ出せるようにしてますので、そうしておくといいかなと思います。
これが先ほどの着色金みたいな形で自分を守るためにもなりますので、例えばロゴを作りました。
で、じゃあ作ったロゴどうなったかなって久々にそのサイト見てみたら全く違うものになっていて、そのロゴが売られてましたとか、画像が売られてましたみたいなことになると本当にトラブルなので、
これは売ったりしちゃダメですよとか、これはこういうふうに扱ってくださいねっていう形でドキュメントにまとめておくと、自分としても安心ですし、クライアントにもちゃんと本当に説明すればわかってくれるはずなので、
説明するためにも用意しておくっていうのは大切ですね。で、今ならもう一から自分で考える必要もなくて、テンプレートみたいなものもありますし、今だったらAIに叩き台を作ってもらって、そこからカスタマイズするっていうやり方でもいいと思います。
AIにですね、あのウェブ製作会社で契約書を作りたいですみたいな感じで簡単に用意してくださいとか言ってくれたらそれっぽいものを作ってくれるので、そこから考えていくのもいいですね。
じゃあ契約書用意するぞってなった時に、何から書こうってなった時ですね。絶対に盛り込まなきゃいけない内容っていうのが、さっきお話しした支払い回りですね。もし着手金用意するんだったら、その辺どういうふうに振り込むのか、何日以内に支払わなきゃいけないのかとか、どういった場合はキャンセルできるのかできないのか。
この辺が一番揉めるので、できればある程度自分でカスタマイズして作りましたっていうものを専門家に一度見てもらうと一番安心です。近くにおそらく行政市役所だとか区役所だとか、そういうところでですね、無料相談みたいな窓口があるかもしれないので、よかったらその辺で使ってみるといいかと思います。
あとは契約不履行のケースとかもですね、こういった時はできませんとか、大きな地震があって全然停電もなってどうにもできませんでしたとか、そういった場合はどうなるのか、こっちが責任を負うのか、何パーセントの支払いがあるのかとか、その辺も考えだしたらキリがないんですが、ある程度まとめておくと後から付け足したり減らしたりという方もできるので、この辺は書いておくといいですね。
あと掛け出しさんが、じゃあなんで契約書を作らないのかっていうので、よくあるのが契約書を渡されたクライアントの気分を害さないかっていうところがですね、ちょっと気になるかもしれないですよね。
もしかして私のこと信頼してないんですかとか、いや払うって言ってるじゃんみたいな感じで文句言われても困るので、それは本当に違うんですよと、信頼関係がどうこうじゃなくて、もうこれは決まりとしてですね、やってるんですよという感じで、怒るような人いないと思うんですけど、もしそんな風に言われたら決まりでっていう感じでやっておくといいですよね。
ちょっと信頼関係が壊れるかもって思うんじゃなくて、信頼関係があるからこそ作るんですよっていう言い方もできるかと思います。
本当にこっち側も作る側もですね、このクライアントは信頼してるので大丈夫ですよってなった時でも、もし万が一の時そのクライアントが不良の事故に遭いましたとかいう時に誰が引き継ぐんだっていう話にもなってきますし、
明日までに何十万払うはずだったのに事故にあってどうしようみたいなことになった時に、その責任誰が負うのかっていうことになっちゃいますので、そうなった時のためにも書いておくといいですね。
ない方がいいんですけどね本当は。トラブルなんてない方がいいんですが、一応念のためという感じですね。
よく聞かれるこのお金契約書回りなんですが、私よく本を読むのでその辺で参考になる書籍があれば紹介できればと思うんですが、今回ですねプロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本、全部わかるのでこの本がとてもおすすめです。
今回の内容ですねフリーランスの方の契約回りだったりとか、納品でトラブルがあったりとか、その辺の手順からこんな時どうするっていうQ&Aとかもありますので、これ一旦ですねフリーランス始める前に一旦ザーッと読んでもらうと、こういうことが必要なのねとか、こんな時でトラブルになるのねっていうのがわかりやすいと思います。
専門用語もまあまああるのもあるんですが、ちゃんとそれも解説してくれてますので、読みながら本当に理解できるかなと思いますね。
プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本、橋本正義さんという方が書いた本です。
よかったら読んでみてください。
フリーランスの働き方
それではここでリスナーさんから届いているお便りをご紹介していきたいと思います。
カリメロさんからのお便りです。
マナさんこんにちは。
こんにちは。
掛け出しちゃんが卒業して少し寂しく感じつつも、マナさんお一人になった回を聞いて濃い内容がとてもいいなと感じています。
ありがとうございます。
やはり一人と二人ではだいぶ雰囲気も変わるものですね。
私は都内の比較的大きめの会社で6年ほどSEをやっているのですが、かつては新卒から7年間ずっとフリーランスでした。
フリーランス時代に知り合った方に拾われて、今は社内SEとして働いていますが、正直フリーランス時代の方が自分に合っていたのかもと思ったりもします。
会社員としての福利構成や安定した暮らしは魅力なのですが、自分は仕事イコール趣味に近いタイプなので、会社のプロジェクトの職人というよりはSEでも事業にガンガン関わって動かしていきたいなと感じていて、悶々と日々を過ごしています。
デザイナーとエンジニアで少し畑違いではあるとは思うのですが、私のようなタイプはフリーランスに戻るかスタートアップ企業のSEに転職するかだったら、マナさんならどっちがベターだと思われますか。ぜひご意見を伺いたいです。
これからも楽しくてためになるポッドキャスト、毎週楽しみにしています。
ありがとうございます。
見てみて思ったのは、もう答え出てるんじゃないかなっていうのが第一印象ですかね。正直フリーランス時代の方が自分には合っていたのかもと思ったりします。これが答えなんじゃないでしょうか。
私がいつも思うのは、こっちがいいな、でもあーだなっていうふうに、AバッドBみたいな感じになったら、そのバッドの後のはもう付け足しなので、最初に来た印象とか気持ちっていうのが一番の率直なものだと思うんですね。
なので、自分はこれがしたい、だけどこうかなとか、自分はこれはしたくない、でもこっちの方が魅力的かなとかいうふうに後でゴニョゴニョつくんだったら、最初の一言のものを大切にした方がいいかなと思いますね。
福利厚生とか安定した暮らしっていうのも、会社員だからいつまで続くっていうのもわからないですからね、このご時世。大きな会社でもいつ潰れるかもわからないですし、昨年まではこういう福利厚生があったはずなのに、今年からはもうなしになりますっていうこともあると思いますしね。
なんとか手当が来年からなくなりますとかもよく聞きますので、だったら自分がより輝けるなと思う方、自分が楽しいなって思う方を優先した方が私はお勧めかなと思います。
これ本当にデザイナーとかエンジニアとかの関係ではなく、本当に働き方だけでもなくてですね、日々決めることがあるときは、まずは自分がしたい、面白そうっていう方を大切にしてほしいかなと思います。
カリメラさん、参考になれば幸いです。メッセージありがとうございました。
それでは、今日のテーマはフリーランスのお金と契約でしたが、答えは一つじゃないと思うんですね。私はこう思いますよとか、私はこうしましたっていうお話だったので、もちろん皆さん、いや私は違いますっていうこともあると思うんですね。
なので、リスナーさんの場合だったらこうですよっていうのを是非ツイートだったりとかコメントいただけたら幸いです。
さて、この番組では感想や質問、リクエストなどお待ちしております。番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
TwitterではカタカナでハッシュタグWebカフェをつけてツイートしてください。
そしてAppleポッドキャストやSpotifyのポッドキャストではレビューもできますので、こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
ここで私がメンターをしているTech Academyについてのご紹介です。
Tech AcademyはWebデザインやプログラミングをオンラインで学べるスクールです。
現役エンジニアや現役デザイナーからマンツーマンで学ぶことができます。
副業案件の提供を保証するTech Academy Worksもあるので、是非Tech Academyと検索してチェックしてみてください。
またお会いしましょう。Webクリエイターボックス、マナでした。