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2023-03-03 18:04

#034 技術書ができるまで〜ゲストはSBクリエイティブ 編集者の鈴木勇太さん〜

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<アンケートの回答はこちら>

https://pitpa.cc/mwcc-2307


ゲストはSBクリエイティブ 編集者の鈴木勇太さん。Manaさんの新刊『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』の編集も担当されています。

<新刊『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』について>

https://www.webcreatorbox.com/news/wcb-book4


<トークテーマ>

・鈴木さんのキャリア

・企画の楽しさ

・IT やデザイン領域を選んだ理由

・情報のキャッチアップ方法

・Manaさんに執筆を依頼したきっかけ

・技術書ができるまの流れ

・著者からの持ち込み

・編集者視点での技術書の選び方

・読者に寄り添った技術書

・技術書制作で気をつけているポイント

・読者目線と著者目線

・著者視点で気をつけているポイント

・電子書籍と紙の本


<ManaさんTwitter>

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ManaのWebクリエイターカフェからのお知らせです。
現在、リスナーの皆さんへ番組に関するアンケートを期間限定で実施しています。
回答していただいた方の中から、抽選で10名様にAmazonギフト券1000円分をプレゼント。
詳細は番組概要欄のアンケートはこちらをご覧ください。
ManaのWebクリエイターカフェ
WebデザイナーでWebクリエイターボックスを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回と次回は、3月1日に私の執筆した書籍、一冊ですべて身につくJavaScript入門講座が発売になったということで特別回です。
今回のテーマは、技術書ができるまで〜です。
ゲストには、SBクリエイティブ企画編集の鈴木優太さんにお越しいただきます。
鈴木さんとは、2017年くらいにですね、ブログで紹介する書籍の原本でご連絡をいただいたのが最初で、その後2018年から執筆のお話をいただいてっていう付き合いになります。
その割にはあまり経歴とか知らないことが多いので、今回は聞いてみようと思います。
それではゲストをご紹介します。鈴木さん、簡単に自己紹介をお願いします。
初めまして、こんにちは。SBクリエイティブという出版社で編集をしております。鈴木と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
それではまず、鈴木さんのプロフィールを深掘りしていきたいのですが、そもそも編集者になるまでの経歴とかちょっと気になってですね、聞いてみたいと思うんですが、
どんな感じだったんでしょうか。
はい、私はですね、編集になる前、学生時代の頃なんですけども、バンとかデューダーとかいう求人広告を作っておりました。
社会人になってからは、印刷所で雑誌を作っておりましたり、出版社で単行本のDTPやデザイン制作を行っておりました。
そうなったんですね。じゃあその流れで今の会社に入っていったという感じなんですね。
はい。
編集者にそもそもなった理由というのは何かあったんですか。
はい、そうですね。一つ前の会社では出版社の中の制作部分だったんですけれども、企画によっては、総案の段階から携われる案件もありまして、ここで企画って楽しいなと思うようになったことがあります。
また同時に、編集でないとどうしても企画のアイデアを思いついても形にできないということに気づきまして、次第に編集職に憧れるようになっていきました。
その企画って楽しいなと思ったきっかけとかって何か覚えてます?
03:00
企画としては年賀状とか、年末に作る年賀状の本とかを作るんですけれども、ここにどういったものを組み込めば読者に届けられるのかな。
どんな言葉が入ると読者が動くのかなとか、そういったことを考えるのがとても楽しいなと思いました。
そうなんですね。実際にそれが本になって本屋さんに並んでいるのとか見たらやっぱ楽しいですよね。
はい、楽しいですね。
なるほど、なるほど。そんな企画から出版のお仕事をしている中で、なんでITとかデザインという領域を選んだんでしょうか?
はい。もともと大学の専攻が情報系ということもあって、ITには親和性があったというものがあります。
あとは単純にIT分野が好きというのもあります。デザインについては、バンとかデューダーで広告を作っているときにデザインを作るのってとても楽しいなと思ったのが最初だと思っております。
その後はずっと仕事としてはグラフィックデザインですね。紙の分野のものを作っていったというのがあります。
ウェブデザインについてはスクールとか独学で学んでいったというのがあります。
そうなんですね。じゃあツールとしてはアドビ系とかは一通り使える感じで。
はい。
そうなんですね。書籍を書いていてもサンプルのサイトとかデザインを見せても鈴木さんで一旦ストップが入ったりとか、ここもうちょっとこうしましょうとかこうなりませんかというのがあったりしますよね。
はい。
修正しますみたいな感じで私もやっていますが、そういったデザインについてもすごくこだわりを持って仕事されているんだなというのが一緒に仕事をしていて思ったんです。
ありがとうございます。
あとはですね、技術的な本を扱っているのでやっぱりそのキャッチアップというのは大事になってくるんじゃないかなと思うんですが、どういったことに気をつけていたりしますか。
はい。やっぱり常にアンテナを張っていくことですかね。
ITメディアというサイトはよく見ておりまして、こういったところで最新情報は仕入れていたりします。もちろんウェブクリエイターボックスのブログとかツイッターも見ております。
あとは職業柄なんですけど、編集部の誰かが必ず最新技術について話題をしていることがありまして、そういった環境の面で次第に情報が入ってくるというのもあるんじゃないかなと思っております。
なるほど、なるほど。そういった技術的なこと、例えばコーディングだったりとか、そういうの実際に自分で打ち込んで試したりとかもあるんですか。
はい、あります。
そうなんですね。それでJavaScript楽しいなとかもあるんですかね。
面白いと思うんですけど、難しいなというところがやっぱりありますね。
デザインツールとかだったら動かしたらすぐ反映したりするので楽しいんですけど、技術的なものはあれってつまずいたらそこで止まっちゃったりしますもんね。
はい。
なるほど、なるほど。それで社内の方とか、あと社外の方ともコミュニケーションを取ることはよくあると思うんですが、具体的にどういった感じでコミュニケーションを取っているんですかね。
そうですね。僕は編集職ということもありますので、まず著者広報になりうる方とはちょくちょくお話しすることもありますね。
06:06
デザイン系が出身ということもあるので、やっぱり友人知人、デザイン系の分野が多いので、そういう人たちにたまに定期的に会ったりとかお話しすると、最新情報みたいなのを仕入れられたりとかするのもありますね。
そうなんですね。コロナ禍になって逆にあまりコミュニケーションを取らなくなったというのもあるんですか。
やっぱりあると思いますね。対面は難しかったですね。
そうですよね。なるほど。あとですね、ちょっと聞いておきたかったことが一つあったんですが、私そもそも最初に本を書いてみませんかってお声掛けをいただいたと思うんですが、それは何があってそうなったんでしょう。
もともとマナさんのウェブクリエイターボックスは知ってたんですよ。前の出版社の頃からずっと知ってましたし、説明がわかりやすいなというのを持っていて、あとはその企画を何をお願いしようかなというのをずっと思っていて、最初はHTMLとCSSとウェブデザインの本なんですけど、この本だったらマナさんが書いたらすごいわかりやすいものができるんじゃないかなと。
ありがとうございました。新しい人を発掘していくというのも結構大変だと思うんですが、それも先ほど言った通りアンテナいろんなところに貼って、この人はみたいな感じで見つけてくるんですかね。
はい、そうですね。
そうなんですね。わかりました。じゃああとですね、せっかく出版社の方と来ていただいているので、技術書が企画されて出版されるまでの流れというのを聞いてみたいと思います。
ざっくりと言うと、まず最初にマーケティングがあって、あとはその数値を見たら企画立案と。それでいけそうだなと思ったら執筆、先ほど言ったように著者として書けそうな人に執筆のオファーをお願いすると。
その後に編集部会議、編集部内の会議をして、企画会議、経営層も含めた会議をして執筆開始になります。原稿が出来上がってきましたら原稿整理という形になる前の整理をして、DTP、デザイナーとかが形にして書庫を最高年号で入稿で、印刷したものが刊行して発売されるという流れですかね。
長いですね。
これって年単位とかで、1年くらいは最低かかるような感じなんですかね。
企画にもよるんですけども、半年前後は確実にかかってしまうかなと思います。
そうなんですね。じゃあスピード勝負というよりも、ある程度情報が固まった段階でやってみようという形になるんですかね。
技術書の場合はそういったことの方が多いかもしれないですね。
なるほど、なるほど。
ちょっと思ったのが、こういうのを書きたいから書くというよりも最初にマーケティングがあって、これが売れるぞって思ったら出すんですね。
はい、それが基本軸ですかね。でももちろんこれの書きたいというのもあって、その形にするのもありますし、企画次第でいろいろ出口はあると思います。
09:00
じゃあこれはイケるぞって思った内容はだいたいイケてるんですか。
イケてると僕は信じてますけど。
そうですね。そうじゃないとやってられないですよね。
そうかそうか、わかりました。
仕事内容やメンバーのことをしっかり理解した後に先行に進めます。
カジュアルに始める転職活動にグリーンをご活用ください。
さっき収録が始まる前にお話したんですが、作者の方から持ち込みもあるという話ですよね。
持ち込みは予約があって、メールで連絡が来て持ち込みをしてもらってという感じなんですか。
いろいろあるんですけど、編集部に送られてくるものもありますし、著者経由、前にやった方が持ち込んでくることもあるし、先ほどのように著者の知り合いの方とかそういう時もあります。
そうなんですね。じゃあこういう本を書きたいという人がいたら鈴木さんに連絡しちゃっても大丈夫ですか。
大丈夫ですけど、確実にかけ出しになるかもしれない。
興味のある方は連絡してみてください。
あとはかけ出しに向けてというお話、このポッドキャストが技術者のかけ出しの方を向けてという形になっているんですが、編集者の方から見た技術書の見方とか選び方というのを伺ってみたいなと思います。
かけ出しの方が学ぶとしたらやはり手を動かして学ぶ本がいいかなと思っております。
実際に自分で動かしてみて、動くと感動があると思いますし、そういった楽しいという気持ちが覚えにつながると思っております。
あとはやはり読者に寄り添った本がいいと思っております。
例えば今回のマナさんから言ったジャパンスクリプトの本でも感動する箇所があったんですけど、ありがとうございます。
それは分からないところを分かる範囲でまずやってみて、でもうまくいかないねと失敗したところをあえて見せてあげるというところですね。
そういうのって本当に読者に寄り添ったものじゃないと書けないと思うんですよね。
そういうのを著者から出してくれるというのに感動して嬉しくて、これならきっと読者も同じように失敗して、でもその解決策を学んで覚えられると思います。
そう思うところなんですよね。
よかったです。それも狙ってやったって言ったらあれですけど、やっぱり引っかかるポイントというのがちょこちょこあって、それを先回り先回りして転ばないようにするというのもありなんですが、
12:05
一旦ちょっと転び方を学んでおくと、エラーになった時に恐怖が少なくなるというか、エラーが出たところも書籍の方では何個も出していて、
こういう風にエラーが出ましたという、じゃあどうしましょうみたいな流れにしているんですが、エラーが出たらやっぱり最初は怖いんですよね。真っ赤な顔して怒られてるみたいな感じになっちゃうんで。
そうじゃないんだよっていうのを何とか伝えたくて、何度も何度も出してはいるんですが、そんな感じでね、駆け出しの方は安心して転んでくださいという感じで書いてます。
はい。じゃああとはですね、どんなことに気をつけてそういった本を作っているのかも聞いてみたいです。
はい。まずは読者に伝わるかなということを考えてやっております。読者がいて本は初めて成立するものですので、とにかく読者のことを考えるのが大事だと思っております。
あともう一つ大事なこととして、著者の強みを形にしてあげることが大事だと思うんですよね。やはり著者が生み出すものが本になるので、
その著者が持っている強みっていうのを読者に分かりやすく伝えられるようにっていうのが編集の仕事かなと思っているので、そういった流れを考えていております。
なるほど。で、なんかちょっと思うのが小説だとかエッセイとかだったらその著者の書き方だったり、そういうのが出てくると思うんですが、技術書ってあんまりそういうの出ないんじゃないかなって思うんですよ。
それ編集者の方から見たらそうでもない、なんかやっぱ違いがあるんですかね。
やっぱあると思いますね。脳内の考え方だったりとか、本当に人によって理解するのの流度違うと思うんですよね。
だから著者によって、特に真田さんだったらすごいわかりやすく書いていらっしゃって、そんなに書き出しないというか、もう元からすごいわかりやすいんですよ。
だから本当にわかりやすいなっていうのを作るのも結構大変なので。
そうなんですね。ありがとうございます。でも鈴木さんもちょこちょこですね、ここはこういう意味ですかとか、ここはこうではないんですかみたいな感じで、
読者目線で一言いただいたりするので、ここちょっとわかりにくかったかなという感じで直したりもするんですが、やっぱりそういった読者目線と著者目線という両方で見るのが大事ということなんですかね。
はい。
なるほど、わかりました。
じゃあそうですね、私が本を書くときに気をつけていることで言うと、やっぱり鈴木さんも今おっしゃったみたいに、楽しんでもらえるというのが一番大事だと思っています。
楽しかったらどんどんどんどんやっていこうとなりますので、まずその第一歩目をどれだけ引き出せるかというのを常に考えながらやっています。
特に技術書だったらサンプルというのも必要になってくるので、そこでも余計なことをとにかく排除して、今説明していることに集中できるように、他の部分はなるべく書かないようにしてということもやっています。
特に今回はサンプルをQRコードで見れるようにという、ちょっと新たなやり方も試していて、というのもですね、周りで私の家族とかも技術書を見ながら何かやってみたりということもあるんですが、まずダウンロードの仕方がわからないとか、ダウンロードってどこからみたいな、そこで一回つまずいちゃうので、じゃあこれ次回にしようみたいな流れになっちゃうので、すぐに始められるようにという形でちょっと考えてみました。
15:23
はい。
素晴らしい。
ありがとうございます。
でも増えてきてますよね、最近。
特に動画で見せるとか、そういうのも増えてきてますし、なのであんまり書籍で学んだことないなという方でも、今多分思っているのより進化してるよという感じで、ぜひまたちょっとね、書籍の方も見ていただければと思います。
今、サンプルはQRコードでというお話があったんですが、最近は紙の本だけじゃなくて、いろんな媒体でYouTubeだったりとか、いろんなメディアでこういう解説をしているところってあると思うんですが、編集者から見たらそういうのはどう思うんですかね。紙媒体だけで本だけで完結してほしいのか、それとも一緒に合わせて勉強していただきたいのか、ありますか。
読者に分かりやすければ何でもいいんですけれども、動画はやっぱり工程が見えるから便利だなと思っていたりはしております。
あと今回のようにコードをQRコードで見れるのも直接的に便利、分かりやすく便利だと思いますし、だからITが私たちの生活に関わってきて新しくメディアの見せ方が変われば別に本もそれにプラスすればいいかなと思います。
なるほど。本の売上が下がっちゃうんじゃないかみたいなそういうことはないんですかね。
大丈夫じゃないですかね。
大丈夫ですかね。電子書籍ってそれはどうなんですか。
ちょっとずつ売上が上がってきてますね。
上がってきてるんですね。なるほど、なるほど。紙の本の方が売れるっていう場合と、ジャンルによるんですかね。
ジャンルによりますね。
コミックは電子の方が上に。
そうなんですね。関数が多いですもんね。私も小説とかは電子書籍だったり、あとオーディオブックを聞いたりとかいうことも増えてきてるんですが、やっぱり一昔前は紙だけで皆さん読んでたのが今は多種多様になっているという感じなんですね。
はい、それでは今回のテーマは技術書ができるまででしたが、技術書ができるまでの企画から出来上がるまでの工程を詳しく知らなかったので、それを聞けたのも面白かったですし、編集者から見た視点、考え方だったりとか、どういうふうに説明すればいいのかとか、そういうところも聞けたのですごく勉強になりました。ありがとうございました。
ありがとうございます。
鈴木さんはいかがでしたか。
楽しかったです。緊張しました。
緊張しますよね。今日実はスタジオで撮ってますので。
ありがとうございました。
はい、楽しかったです。ありがとうございました。
次回も鈴木さんと今度はウェブデザイナーのJavaScriptとの付き合い方についてもお話ししていこうと思います。
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次回は駆け出し茶も出ますので、鈴木さん次回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて、この番組では感想や質問、リクエストなどをお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
Twitterではカタカナでハッシュタグウェブカフェをつけてツイートしてください。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできますので、こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
ここで私がメンターをしているTech Academyについてのご紹介です。
Tech Academyはウェブデザインやプログラミングをオンラインで学べるスクールです。
現役エンジニアや現役デザイナーからマンツーマンで学ぶことができます。
副業案件の提供を保証するTech Academy Worksもあるので、ぜひTech Academyと検索してチェックしてみてください。
またお会いしましょう。
Webクリエイターボックス、マナでした。
18:04

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