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心理師わたるんの働くを支えるチャンネルです。今回の要約、アンガーマネジメントは、怒りを抑えつけることではなく、怒りの奥にある感情に気づいてあげることです。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。
この番組では、みなさんの週末のお時間を少しだけいただいて、日常でも使えるカウンセリングの豆知識や、心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
みなさんの生活を少しでも楽にしたり、カウンセリングをより身近に感じていただいたり、有名な時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなと思っています。
よろしくお願いします。 今日のテーマは、5分ちょっとでわかるアンガーマネジメントということで、
アンガーマネジメントというものの中でも僕が大事だなぁと思うことについて、かいつまんでわかりやすく説明しようと思います。
まずアンガーマネジメントというのは、1970年代にアメリカで生まれた怒りという感情と上手に付き合って、人間関係を円滑にするための心理教育、心理トレーニングのことを言います。
全く怒らないということを目標にしているのではなくて、怒る必要になる時には上手に怒って、怒る必要のない時には怒らないということを目標にしています。
ところでみなさん最近怒ったことはありますでしょうか? 僕はですね、あの実はずっとポケモンGOをやってるんですけれども、
また最近レアなポケモンを逃してですね、ちょっと怒りました。
今の僕の例とアンガーマネジメントを絡めるとですね、僕がそこでレアポケモンを捕まえられなかった怒りのままに、例えばスマホを叩き割ってしまったりとか、
物にやつ当たってしまったりとか、そういった悪影響を及ぼさないように怒りとうまく付き合うということを目指していきます。
巷ではよくですね、怒りは6秒我慢すれば収まるものだよとか、そういうテクニック的な情報はよく出回っているかと思うんですが、
怒りってそもそも何なのかっていうところを理解することも、怒りとうまく付き合う上でもすごく役に立つ情報になるかと思いますので、
今回はですね、そこについてお伝えしていこうと思います。
そもそも怒りというのは、自分の大切にしている人や物が傷つけられた時、傷つけられそうになった時に、それを守るために起こる、生きるために必要な感情になっています。
なので、その怒りっていうのを無理やり我慢して抑えつけ続けるっていうのは少し無理がある話なんですね。
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そして、その大切なものっていうのはですね、自分の期待とか価値観とか、そういったものも人間には含まれてくるわけですね。
さっきの僕のポケモンGOの話を例にとると、伝説のポケモンを捕まえたいっていう期待を裏切られた悲しみや残念さっていうのが裏の感情としてありそうです。
そういう裏切られた時の悲しみとか残念さって、なかなか自分の中で認められないっていうようなこともあったりするので、それが愉快に置き換わるっていうことはよくある話なんですね。
他の例としてはですね、怒ってたらなぜだか知らないけれども涙が出てきたっていうようなこともあるかと思うんですが、
それもおそらく何かの悲しみっていうところが、怒りの裏に隠れてたりするかもしれないですね。
今お話ししたみたいにですね、怒りというのはその裏に別の何かしらの感情があると言われています。
これを僕らは、怒りとは二次感情であるといつも説明しています。
なかなか怒りの裏にある背景というのを自分が自覚するのはすごく難しいことなんですけれども、
それを自覚することでですね、自分はこれを期待していたんだなぁとか、これを失って悲しいんだなぁとか、そういう負に落ちる感覚に至ることが多いんですね。
そこで怒りが収まってくれるというか、それでやっぱり怒りを抑えつけたりとか我慢したり蓋をしたりっていうのをしていると、自分の怒りの裏にある気持ちっていうのにやっぱり気づけないんですね。
なので、もし最近このことについてすごい怒ってるんだよなぁとか、もし気になる怒りがある方がいらしたらですね、
その怒りにある何かしらの感情、期待とか悲しみとか、そういったところですね、掘り下げて見ていっていただけるといいかなと思います。
例えばですね、自分はその人に何を期待していたんだろうとか、どんなところを傷つけられたんだろうとかですかね。
皆さん、今回のお話はいかがでしたでしょうか。
日々生きていればムカつくことって結構あるかと思いますので、少しでもですね、この話を聞いてムカつくことにとらわれない時間とかをゆっくり過ごしていただければなぁなんて思っています。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。