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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。
今回の予約、相手の怒りは相手のもの、相手の感情まで自分が責任を持つ必要はありません。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など働くのサポートをしてきたカウンセラーが
主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしていきます。
今回はアンガーマネジメント関連の話です。なんか最近アンガーマネジメント系の再生数が伸びてきていて、
あとちょっとここ2回ですね、僕についての話ばかりで豆知識系をお話ししてなかったなーと思ったので、この話題を選んでみました。
今回お話ししたいことは要約の通りで、相手の怒りは相手のもの、相手の感情まで自分が責任を持つ必要はありませんよということなんですが、
もう少し言うとそうですね、相手の課題は相手の課題であって、自分と相手の線引きをして抱え込みすぎないようにしましょうという感じになるかなと思います。
例えばなんですけど、同じ部署の同僚がなんかもうみんながわかるくらいイライラしている時、皆さんどう感じますか。
あんだよあいつ部署の雰囲気悪くしやがって、とか、え、怒ってる、怖っ、とか思うかもしれません。
中には自分がどうにかしてあげないと怒りを収めてあげないとと思う方もいるかと思います。
他には、自分のミスでクレームを受けた時、自分のミスや行動を詫びるのは、まあするとして、相手の怒り感情をどうにかなだめないといけない、怒りをなくさないといけないと思うことってありませんか。
はい、僕めちゃくちゃこんな風に思うタイプなんですけれども、皆さんはどうでしょう。 ああそうですね、画面の向こうからあの名付きの嵐が見える気がしますね。
というかまあそうだと嬉しいんですけれども。 それでこの相手の怒り感情をどうにかしてあげないとという気持ち、優しくあるんですけれども、実はちょっと無理のある危うさもあったりするんですね。
どういったところに無理があるのかというと、相手のものをどうにかしようとしているという点です。
つまり、相手の感情は相手のものだから、こちらが働きかけることができても完全にコントロールすることはできないということなんです。
自分がどうにかできることはあくまで自分が相手に示す態度や行動であって、それを相手がどう受け止めるかは究極どうにかできないんですね。
このニュアンス微妙なところなんですけれども伝わってますでしょうか。 相手の感情をどうにかしてあげないと、だとどうにかできなかった時に落ち込むと思うんですが、
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そもそもどうにかできる代物でない相手の感情をどうにかしようとするところに無理があるので、自分に精神的なダメージがいきやすいというデメリットもあります。
だからピリピリしている人には、今日ちょっと様子違うけれども大丈夫?と声をかけたり、自分や会社のミスで迷惑をかけた相手に精神正義謝る態度を示すことはできますが、
それ以降相手がどう感じようとこちらの責任の範疇にないと考えることが自分の心を守ることに繋がります。
これちょっとドライに聞こえるかもしれないんですけれども、割と自分を追い詰める時って自分ではどうにもできない相手の問題を自分がどうにかしないとと思ったり、過度に反応したりしている時も多かったりします。
なのでちょっと人間関係に疲れてるなーって時は、そんな風に周りの問題を過度に引き受けていないか考えてみてください。
そしてそうなってたら、自分は自分、相手は相手と割り切って自分がどうにかできることに集中するのも手です。
あれですね、あのうちはうち、よそはよそを自分に優しく使ってみるっていう感じです。
さて今回はいかがでしたでしょうか。
やっぱり働いていたり子育てしていたりするとイライラだったり不満だったり怒りに関する感情を持つことが多いですし、逆にそういう感情を向けられることも多いですよね。
今回の話は自他教会と言ったり、アドラーという心理学者でいう課題の分離だったりといろんな言われ方をします。
人間関係って心の健康にめちゃくちゃ影響しますもんね。
人間関係やアンガーマネジメントの話、またご要望があれば詳しくお話ししていこうと思います。
では改めて、最近人間関係で特に周囲のイライラで疲れていたりしませんでしょうか。
そんな時はうちはうち、よそはよそで自分の安心安全につながる心の線引きをしてみてくださいね。
じゃあ今回はここまで。おやすみなさい。ご視聴ありがとうございました。