1. 忘れてみたい夜だから
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2019-10-31 06:01

#21 花粉戦争:50年後の当たり前 from Radiotalk

#50年後の当たり前 #花粉症

「忘れてみたい夜だから」は、OLとバリキャリとオタクの中間地点にいる内海あさが、世界を小さく平和にしていきたい番組です。
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#ひとり語り
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こんばんは、うつみやさです。この番組、忘れてみたい夜だからは、私うつみが夜中にぼんやり考えていることをお話しする番組です。
さて本日は、ラジオトークさんのお題トークということで、今回のテーマは、50年後の当たり前。
実はうつみには、大学生の頃書きたかった小説があります。
それこそ50年後の当たり前を思って書こうとしていた風紙小説でした。
タイトルは、花粉戦争。お茶の間には、直ちに影響はありません。と記者会見を開く官房長官の映像が流れます。
それに対して、ワイドショーでは議論が交わされます。 花粉症に詳しい医師は、最近は子どもにも増えていますが、
清掃年期に症状が現れることが多いですと、真剣な表情でコメントをしています。 一方で林業関係者は渋い顔をしています。
杉は外来種ではないし、使い道も多い。 花粉症の人には申し訳ないけれど、杉だけが悪者扱いされるのは悲しい。と話しています。
そして杉林誘致に力を入れる地方自治体も声を揃えます。 第二次世界大戦の後は何もかも物質が不足していたから、たくさんの木が伐採されて、全国に励山が広がった。
そのせいで、台風の度に土砂災害が起きていた。 あの時に植えた杉と品種改良された現在の杉は別物だ。
杉林の誘致に力を入れる地方自治体では、保育園に子供を通わせる母親のコメントも流れます。
やっぱり自分の家の近くには杉林は欲しくないですね。 できれば他の木の方が。と心配そうに話をしています。
環境保護活動に力を入れる団体は、杉林の重要性を訴えます。 長く長く話し、その一部がメディアに流れます。
地球温暖化防止のためにも、杉林は守らなくてはなりません。 温暖化の影響で年々雨量は増加傾向にあり、水泡対策上なくてはならない存在です。
そして毎年春頃になり、花粉が飛ぶ季節になるとセロンは激化します。 国会前では毎年花粉症に苦しむ人のデモが行われます。
テレビではそのデモの様子や、花粉症の症状で苦しむ人々の姿が映し出され、野党は強かにセロンに訴えます。
杉じゃなきゃダメなんですか?他の木でもいいんじゃないですか? 与党は答えます。花粉の少ない苗木への植え替えや、品種改良によって生まれた無花粉の杉への植え替えを進めています。
野党は反論します。木が育つのに一体何年かかると思っているんですか? 今現在苦しんでいる国民はどうなるんですか?
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そんな時に与党幹部が口を滑らせます。 花粉症で人が死ぬわけじゃない。
メディアはその発言を大きく取り上げます。 例えば2016年にカナダのメルボルンで発生した来雨前則、9人もの人が命を落としました。
そんな事件を紹介しながら、与党幹部の出言に言及を重ねます。 そしてSNS上では、イネ科というハッシュタグでイネ科のアレルギー症状を持つ人々が、花粉格差を訴えます。
同じような苦しみなのに、国会で議論されるのは杉花粉の話ばかり。 イネ科の花粉で苦しんでいる国民のことなんて考えちゃいないんだ。
みたいな小説です。 これを書き始めた時は、
ゼミの他の班の子たちが福島の原発に関連する報道について研究していました。 そんな時に奥多摩の釣り堀に行きまして、このラジオでたびたび登場している
宇都宮の親友は、杉花粉症を患っていまして、 奥多摩の三鷹駅に降りた時に、杉がたくさん生えていたのを見て、
杉やば!とゼックしていました。 その時一緒に釣りに行ったメンバーの中には、イネ科の花粉症の友人もいて、その時に二人とも花粉症つらーっと話題になっていました。
ちょうどまだ花粉が飛び始める少し前の時期だったんですね。 私宇都宮が花粉症を発症したのはここ数年のことなので、当時は花粉症患者にとって杉林は
脅威であるということが結構新鮮でして、 そして釣り堀で釣りをしながらふっと思いついたのが
小説、花粉戦争です。 この花粉戦争はですね、当時の国会を封死する小説であったと同時に、
戦時下の日本のことを思いながら途中まで書いていました。 戦時下の日本の政治家や軍人が
現在の国会で議論されている内容を見たら、どんな気持ちになるんだろうなという視点で 書いていました。
しかし挫折しました。 頓挫した原因は、まあ端的に言って、この小説を展開する上で必要不可欠な魅力的な主人公の
姿というのがどうしても思いつきませんで、 もし思いついたら本当に小説を書くことになるかもしれません。
思いつきで動きますので。 というわけで、今夜のテーマは50年後の当たり前、花粉戦争でした。
なんか本当にちょっとありそうな、絶妙に現実味を帯びた封死小説になるんじゃないかなと 書いていた当時は思っていましたがいかがでしょうか。
06:02
つまらなそうですね。 それではおやすみなさい。
06:01

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