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こんばんは、うつみあさです。この番組、忘れてみたい夜だからは、私うつみが夜中にぼんやり考えていることをお話しする番組です。
本日は番外編です。 Radiotalkさんの東西トークバトルという企画で、うつみは西日本
ということで、釣りの話をするために釣りに行った話、 諏訪大島、山口県の南東にある島のお話をしていきます。
うつみはどうしても釣りの話がしたくて、知り合いに無茶を言い、諏訪大島に釣りに行きました。 釣りの話をするために釣りに行くというのは少し奇妙な話ですが、うつみが釣りの話をしたかった相手は、釣り好きの祖父です。
祖父は東北の山間部に住んでいて、渓流釣りが大好きな人です。 釣りたい欲望が膨れ上がった祖父は、地球を育てて放流すればもっと釣れるようになるのではと考え、
虹マスの養殖を始めました。釣れないなら釣りの名所に行けばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、 祖父は村で唯一の医者で大変忙しく遠出はできませんでした。
なので、近場で虹マスの養殖を始めた。 まあどう考えてもリアルモンスターなんですが、とにかく釣りが大好きな人です。
その祖父ももうすっかり老いてどこへも行けません。 新しい楽しみもほとんどありません。
しかし私が奥多摩の釣り堀でイクラを餌にしてマスを釣ったよという話をしましたら、目を輝かせて昔の釣りの話を始めました。
そして今宇都宮の住む瀬戸内海ではどんな魚が釣れるのか、子供のような眼差しで私に聞きました。
それが昨年の年末のことです。 宇都宮は釣り堀以外で釣りをしたことはありませんでしたが、
祖父に瀬戸内海で釣れる魚の話をするために知り合いに無茶を言って巣大島に行きました。 釣れたのはベラ1匹、キス1匹、フンが4匹です。
餌はアオムシを使いました。 宇都宮は虫がものすごく苦手で、釣りの餌に使うような虫は見るだけでも絶叫者なんですが、
号泣しながら自分で餌をつけて釣りをしました。 泣くほど嫌なら餌をつけてあげるよと知り合いは言ってくれましたが、
針に餌をつける難しさや餌のグロテスクさも含めて、 祖父の大好きな釣りの一部ですから、孫の私が体験しなければ意味がないと思ったのでした。
年末には祖父に瀬戸内海で釣れた魚の話をします。 もしかしたら祖父は孫の存在も忘れてしまっているかもしれません。
しかし大好きな釣りのことだけは同じ話ばかり何度も何度も繰り返し話すので、きっとわかるはずです。
そんなこんなで今回は、巣大島で釣りの話をするために釣りに行った話でした。 それではおやすみなさい。