1. 忘れてみたい夜だから
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2020-09-01 10:38

#55-2 長い片想いに終止符が打たれた from Radiotalk

「忘れてみたい夜だから」は、OLとバリキャリとオタクの中間地点にいる内海あさが、世界を小さく平和にしていきたい番組です。
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#ひとり語り #失恋
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こんばんは、うつみあさです。
この番組、忘れてみたい夜だからは、私うつみが夜中にぼんやり考えていることを話しする番組です。
本日は、長い片想いに終止符が打たれた話の続きということで、
うつみ失恋回の続きです。
まあ、取り留めもなく長い、どこにでもあるような失恋の話を聞いていてください。
私は恋王拱、全く一途なタイプではないんです。
寂しがり屋で、依存的な性格だから、失恋の傷は新しい恋で埋めてきて、
だから、5年前に出会った彼のことを、5年間ずっと好きでいるっていうことはできませんでした。
それでも、どうしても彼がいいって思ったのは、2年前の、ちょうど先週くらいのことでした。
私は、新幹線で2駅くらいの彼のところに行きくさぎをしていたんですけれども、
よく、ついに彼のところに行きました。
なんで来たの?って笑われました。
その時、私は、西日本豪雨があったちょうど1ヶ月後くらいで、
休んでも休んでも休まった気がしなくて、
心は沈んで、体も重くて、どん詰まりになったから、
休んでも治らないんだったら、気の持ちようかもしれない、
気晴らしすれば治るかもしれないっていう風に考えて、
私は好きな人に会いに行きました。
ちょうど8月くらい、お盆には中高からの親友たちのところに、
そして、なんでもない週末に彼のところへ遊びに行きました。
急に行ったから、もともとの彼の予定に合わせて、
ビーチサッカーをしました。
とても暑い日で、みんな熱中症一歩手前でした。
試合の途中に、
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ビーチサッカーっていうのは裸足か靴下を履いてやるスポーツなんですけど、
彼の足の裏にガラス片が刺さって、ざっくりと刺さったから、
血がだらだらと出ました。
彼は、見た目ほどじゃないよって言って、
水道で傷口をジャブジャブ洗って、
ガーゼも絆創膏もなかったから、
ガムテープでぐるぐるに傷口を塞いで、
試合に出ました。
そのビーチサッカーの試合は、
試合終了まで女子が出場していたら、
1点もらえるっていうルールがありました。
私は、試合の途中、明らかに熱中症を自覚して、
もう無理だ、立ってられないって思ったけれども、
その場で投げ出して倒れてしまったら、
フィールド外につまみ出されて、
立っているだけで取れる1点を失ってしまうので、
試合終了まで数分間、
バレないように膝に手をついて、
ギリギリ立っていました。
試合が終わった瞬間、
彼は足を引きずって水道に向かって、
私はその場でふらふらっと倒れて、
整列にも行けなくて、
やっと気づいたみんなに引きずられて、
彼を追うように水道に向かいました。
水道で私は自分のことをダサいなって思いながら、
びっくりしている彼に、
水を頭の上からかけてほしいって、
息も絶え絶えに言いました。
彼はびっくりしながら、
ホースを私の方にくれました。
ぼんやりした頭を水で冷やしながら、
私は彼がぐるぐるに張ったガムテープを剥がして、
ガムテープを張っていても、
入り込んでしまったらしい砂を、
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傷口から指でぐりぐりと出しているのを眺めていました。
他のみんなは怪我をしていなくたって、
砂が暑いから途中後退をしていました。
本当に夏の砂浜っていうのは暑くて、
とても裸足では立っていられないくらい暑いんですけど、
暑くて疲れて空気が暗くなりそうだったんですけど、
彼はとても元気に声を出して、
上手にパスを回したりしてチームを引っ張っていました。
ざっくりガラス片が刺さった足で、
痛くないはずがないのに、
痛いとか言わずにチームを引っ張るような人でした。
そもそもその試合だって、
先輩が仕事の付き合いで得意先に出ろって頼まれて断れなくて、
遊びでやっているビーチサッカーなのに、
その先輩が声かけてもなかなか人が集まらないからって、
彼が声かけを買って出て、
それで集まった人たちだから、
声をかけたのが彼だったから、
だからなのか、そうじゃなくても、
まあでも、そうじゃなくても、
そうしただろうな、彼は。
彼は愚痴の一つもこぼさないで、
最後までガムテープでぐるぐる巻きの足でサッカーしてました。
私が熱中症になったから、
誘ったのは彼だったから、ビーチサッカーに。
すごく謝られました。
着替えて、しばらく横になって海の家で休んでいるときに、
もうそろそろ気分も良くなって試合行けるかなと思って、
彼に申し出たら、
彼は大丈夫なときに、
大丈夫じゃないって言うやつもいるけど、
うつみは大丈夫じゃないときも、
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大丈夫って言ってしまうだろう。
だから、ちゃんと休んでって言いました。
特異先の駐車場から上司に、
もう無理かもしれません。
号泣しながら電話をかけたのは、
そのビーチサッカーの1週間後ぐらいのことだったと思います。
2週間かな。
彼の言葉は正しくなくて、
私にはずるいところもあります。
私は自分の態度なところもよく知っています。
だから、もう無理かもしれません。
上司に言い出すのに、すごく勇気が必要でした。
あのとき、彼の言葉がなかったら、
私はもう無理かもしれないって言えずに、
そのまま無理を通してしまっていたかもしれないなって思います。
時間が来てしまったので、また次回に回します。
それでは、おやすみなさい。
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