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2022-03-05 16:30

第79話:シティポップは、こうつくる。Pt.1/2

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世界一ゆるい曲作り
「こうつくる」シリーズ第2弾。
聴く者を虜にする、
メイドインジャパン・シティポップ。
その音の魅力を紐解く!?

<「こうつくる」関連エピソード>
・第66話:ユーロビートはこうつくる
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3月5日土曜日21時になりました。こんばんは、ワクワクラジオ森口です。
三田室です。第79回目の配信です。
本日も皆様のお耳拝借させていただきます。それでは本日はこんなお話。
どんなお話?
今回は森口が頑張る回です。
匂わしてたよね?
第66話で、「ユーロビート開催新書 ユーロビートはこう作る」という音楽回を、実際の音を作りながらお話しさせていただいたわけですけども。
今回は、シティポップを作っていきたいと思いまーす。
すげー!シティポップって、あれやろ?
何や?
ほら、あの人、達郎。
達郎でしょ。
そうですね。山下達郎さん、竹内真弥さんのマグロさんもそうですけどね。
ここ4,5年になるんですかね。随分とシティポップという言葉はもう一般的になって。
流行ってるよね。みんな分かってない人、俺を含めて結構いると思うから、進める前にチラッと教えてほしいんだけど。
何の要素が入ってたらシティポップっていうの?
そうなんですよね。シティポップってジャンルって言われることが多いんですけど、そのシティポップっていう言葉自体和製英語ですから、海外の方には今でこそ世界的ブームなので通じるかもしれないですけど、一般的にシティポップっていう単語はないですね。
かつ音楽のジャンルでもないと僕は思ってます。
何をもってシティポップって呼ばれてたかっていうと、フォークソングとか、いわゆる日本のポップスっていうものがメインストリームだったところに海外の要素をふんだんに取り入れたポップスを日本でリリースしだしたんですよね。
それが都会的であって大人の雰囲気かもし出してる。そういう音楽の総称をシティポップって呼んでたというか。
シティボーイのシティね。
そうです。都会的な意味合いでのシティっていう。
あー、そういうことか。
そうです。
はい、わかりました。
ただ、ベースは日本のポップソングっていうことには変わりないと思うんですよ。
何が違うのっていうと、ジャズとかディスコとかファンクとかね、ブラックミュージックじゃないですけど洋楽のおしゃれなエッセンスが入り込んだ音楽。
結構洗練された感じですよね。野暮ったくないというか。
確かに。
歌詞も聴いてるとちょっとやっぱ都会の、例えば大人の女性の姿を歌ってらっしゃるとか。
そうなんだよなー。大人がカッコつけてる感じがするよね。
あ、そうですね。
感傷的なイメージがある。
あー、まあそうか。ちょっとそうかもしれないね。
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で、達夫さんだったりとかマリアさんだったりとか、いわゆる70年代、80年代っていうところだけじゃなくて、最近のアーティストでもシティポップってされてるアーティストって結構いるんですよね。
えー、そうなんや。
僕これちょっとびっくりしたんですけど、サチモスっていうバンドがいるでしょ。僕はミクスチャーだと思ってたんですけど、シティポップってよく分類されるのを見かけます。
へー。
で、ジャミロクアイもシティポップって最近は言われてます。
ジャミロクアイはファンクなんじゃないの?
そうそう。アシッドジャズとかそういう。
えー、でもあれもシティポップ。
って言われます、最近だとね。
なんそのシティポップの袋。何入れてもええんや。
そうなんですよ。僕もっとびっくりしたのは、サカナクションもシティポップって呼ばれてて。
いや、だってそのノリで言ったらそうなるよ。
そうやね。何でも入るし、多分そのメディア的にそれっぽいのを集めたところ、シティポップっていう袋に入れられてるっていう感覚だと僕は思うんだけども。
そうやね。
だからシティポップっていう言葉って結構ふわっとしててさ、蓋を開けてみればいろんな感じの音楽が入ってるわけですよね。
確かに。
なので今回は前回みたいにね、ユーロビットはこう作るっていう風に僕は言い切りません。
題しまして、シティポップはこう作る?
あー、ちょっと保険が効いてる感じ。
はい。ちょっとこう、クエッションをね、つけときました。多分こんな感じで作るんじゃないかなっていうのを再現しようということですよ。
もうじゃあ、もう能書きはいいと。
はい。ここまでね、シティポップっていうのが大体こういうもんだって思っといていただいて、
じゃあどういう条件の曲がシティポップって呼ばれるのか、呼ばれやすいのかっていうのを、まずその要素についてお話をしたいと思うんですけども、
これ多分僕の主観でお話することが多いと思うので、もしかしたらちょっと違う認識の方もいらっしゃると思うんで、もちろん。
もちろんね。
まあ、受け流していただけたら、専門用語はちょっと今回出しません。出してもちょっと面白くないので、カジュアルにいきたいと思います。
ではまずですね、曲のベースですね、まずリズムの方からお話しさせていただきたいと思います。
楽曲にはよると思うんですけども、基本的に普通の8ビートではなくて、16ビートの曲、16で刻む楽曲の方が圧倒的に多いと思いますね。
僕のイメージなんですけど、16ビートのイーブンなノリ、イーブンっていうのは一拍をシンプルに16等分したタンタンタンっていう表紙に乗ってチキチキチキチキチキチキチキっていうこの普通に乗ってる、
16で刻んでる70年代80年代のシティポップっていうのはそういうリズムが多いんじゃないかなと思ってて、
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最近は結構シャッフルしてるリズムじゃないとシティポップって言わなくない?みたいな結構意見もあるんですよ。
誰が言うてんねんそれ。
そういう説もあって、シャッフルっていうとチキチキチキチキチキチキチキチキチキってちょっと跳ねた感じで3連符で跳ねるような。
まあそうなるよね。
確かに最近のシティポップっていう括りを見てると、結構ブラックミュージック、アーダンドビートとかそういうテイストを強調してるアーティストがよく入ってることがあるので、
あんな勝ちシャッフルしてるっていうのは間違いではないというか、そういう説も一個はあるのかなというのは思うんですけど、
僕の印象としてはイーブンに刻んでるビートなんじゃないかなと思うので、今回はそれを使っていきたいと思います。
ただ刻みは16でシンプルなんですけど、シティポップ裏拍ですね、グルーブを大切にしてる音楽だと思うんですよ。
表乗りじゃない、表紙の裏を楽しむというか気持ちよく感じるというか。
難しい。
ちょっとこう引っかかりがあるリズムというか。
まあわかる気はするけどね。
そうまあでもこれ口で言っててもわからないので、まず音を聞いていただきたいと思います。
イーブンに刻んでるキックスピンビートっていうのはこういう音ですね。
まあいわゆる普通の16ビートで裏拍を感じるようなグルーブ感のある16ビートっていうのはこんな感じですね。
だいぶかっこいい。
だいぶかっこよくなったでしょ。
これ何が違うの?
ビートの始まりをずらしてるだけなんですよ。
まあ普通のビートっていうのは一拍目の一番ド頭からビートが始まるんですけど、それの始まりを半拍前にずらしてるだけなんですよ。
ちょっと食ってるんや。
そうですちょっと食い組みに始まってるんですね。
そのバスドラムの位置だけが違うの?スネアも違うの?
スネアは一緒ですね。
うそー!じゃあバスドラだけでこの違いが出るの?
クラッシュとバスドラムが違うかな。
全然違うね。
どちらかというとシティポップってこの校舎の部分。
グルーブ感のあるビートっていうのを使う。
竹内マリアっぽい感じする。
ですね、こういう感じだと思いますね。
じゃあ次ですね、シティポップを正しめるための重要な要素っていうのがあります。
何だと思いますか?
え?切るとこおかしない?
ドラムのこのグループ感ですね。
リズムのビートのグループ感の次に大事なもの。
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でもだから最初に俺がちょっと切ない感傷的な感じがするって言ってたから。
そういう進行ってことでしょ?
あーすごいな三田さん。そう大正解です。コード進行ですね。
ほんとこれはだいぶ重要だと思います。
いわゆるオシャレコードですね。
普通のCとかDとか綺麗に響くような和音以外にちょっと濁ったちょっと不安定に感じるようなサブドミナントとかドミナントとかって言われることがあるんですけど。
これ大丈夫?この和音みたいな。
その和音単品で聞くとなんかすごく気持ちが悪いなとかちょっと違和感あるなっていうような和音コードをこの進行の途中に入れてあげるんですね。
で必ずその不安にさせた後に綺麗なコードに帰っていくんですよ。
でこの循環をどんどん使って一曲にしていくっていうのこれCity Popの特徴だと思うんですね。
なるほどね。
これも口で説明しててもなかなか通じないところだと思うので実際に音を聞いていただきたいと思うんですけども。
さっき演奏したグルーヴ感のない16ビートに何の脚色もしない普通のピアノの音でですね2パターン演奏します。
まず最初に綺麗に響くコードだけで弾いたパターン。
後半にちょっと不安定になるようなちょっと濁ったような和音を入れるパターンっていうのを続けて弾いてみます。
でどういう風に前半後半で違うかっていうのを聞いてみてください。
正直この段階だと濁ってない方がいい俺は。
確かに。
失敗したかなってなる。
そうミスタッチしたのっていう感じにね聞こえちゃう。
ピアノで弾いてるから余計そう聞こえちゃうっていうところもあるかもしれないんですけども。
わでまたさんとのコラボ会でJust The Two Of Us進行とかマルサ進行とかって話をしたの覚えてらっしゃいますか。
魔法のコード進行みたいな。
あれも実はその類で一回ちょっと普通の流れのところにちょっとフックをかます。
ちょっと違和感のある音を入れることで魅力を増すっていう進行なんですよね。
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それってなんか理屈じゃないんよねきっと。
理屈じゃないと思う。
なんかさ一回ちょっと不安にさせといてから最後安心した方がちょっと魅力が増すやん。
わかるよその完璧な人よりもちょっと欠点がある方が愛せる。
でもそれって人の話やんか。
それがだから音楽でもそういうふうに人が感じるっていうのは面白いな。
でこれがないとただのポップスなんですよ。
なんとなくわかってきたでも。
グルーブ感のあるビートが大切だよっていうのとコード進行でちょっと濁った不安定なコードを取り入れるのが重要だよっていうのをお話ししたと思うんですけども。
その2ついいところを取り入れた結果ですね。
が次のような曲になります。
聴いていただけます。
鳴ったね。
鳴りましたね。
もう鳴ったやろこれ。
鳴ったやろ。
もう鳴ってる鳴ってる。
せやろもうここまでで結構シティポップっぽくなったよね。
鳴ってる。
もう歌うだけじゃない?
これで鼻歌でも乗せたら結構おしゃれに聞こえるんだよ。
すごいな。
ビートの大切さあとコードの大切さっていうのはやっぱりそうなんですよ。
これは解体新書じゃないですか。
よかったちゃんと納得してもらえた嬉しいな。
これはわかりやすいと思うな。
よかったよかった。
このループをイントロからアウトロまでずっとこのループで今回曲を作ります。
でここからねいろんな楽器を重ねて1曲に仕上げていくわけなんですけどちょっとね時間がやっぱり長くなってしまいますので今回はここまでにさせていただきます。
そして来週ですねどんどん楽器を重ねてついに1曲にしたいと思います。
前回のユーロビートは即興みたいな感じで曲を作りましたけど今回はねちょっとちゃんと書き下ろしています。
メロディーもつけてるし歌詞も書きました。
歌詞?
はい歌詞も書きましてそしてゲストボーカルもお呼びしております。
マジ?俺聞いてないよ。声かかってないけど大丈夫かな。
今回は僕がねもうぜひ歌ってほしいっていう方にゲストボーカルで来ていただいて歌っていただいておりますのでその辺もねちょっとお楽しみにしていただけたらと思います。
そりゃ前後回にするわけやな。
はいぜひ来週も楽しみに聞いていただけたらと思います。
はい今週のワクワクラジオそろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
15:03
では本日はシティポップはこう作るの前半をお送りいたしました。
俺もう待ちきれんでしょう来週が。
いや待ちきれへん?いやどう楽しみになった?
いや楽しみでしょだってもうあの段階である程度俺は完成したなって思ったもん。
あっからどうしていくのさらにっていうのはすごい気になるね。
あーね良かった。
まあ今日はねちょっと土台っていうところでお話しさせていただきました。
まあなんとなく見えてきたなっていう方もいらっしゃるかと。
完成形はねまだまだちょっと遠いですけども来週組み上げていきますので引き続きも付き合いいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
ワクワクラジオでは皆様からのご意見ご感想などお便りをお待ちしております。
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それから番組のサブスクリプション、レビューも励みになっておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
はいでは次回のシティポップ会は3月12日土曜日21時を予定しております。
そして3月9日のアンダーグラウンドはシティポップ会の準備がございますのでお休みを頂戴しておりますのでお間違いのないようにお願いいたします。
それではワクワクラジオ本日もお付き合いありがとうございました。お相手は森口と三田村でした。
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