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2021-12-04 19:48

第66話:EUROBEATはこう作る!(ユーロビート解体新書Vol.2)

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モリグチSTUDIOから制作作業を中継!
大人気EP「ユーロビート解体新書」第2段。
90's EUROBEATの音作りを徹底解説!

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00:03
12月8日土曜日21時になりました。こんばんは、ワクワクラジオ森口です。
三田村です。
第66回目の配信です。今週も皆様のお耳拝借させていただきます。
それでは本日はこんなお話。
ここはWAKUWAKUラジオステーションです。
今回は、ユーロビート解体新書Vol.2です。
Vol.2来るまでかかりましたね。
やれやれ言われて思い越しがやっと上がりました。
そういうことですね。
Vol.1をどこかでやったってことなんですね。Vol.2があるってこと。
そういうことですね。
ずいぶん前の話ですけども、今年の3月13日の配信です。
そうですか。
第28話バックツーナインティーズ ユーロビート解体新書という回です。
なるほど。
子供の頃に聴いていた音楽を紹介した回で、
僕がユーロビートというダンスミュージックをずっと聴いていたよという話をさせていただいた回だったんですけども、
枠田寺が誇るナンバーワン再生数ですかこれが。
ナンバーワンですね。本当に頭一つ飛び抜けて再生していただいてて。
前回はユーロビートがどんな音楽でどういう歴史背景があるみたいなお話をさせていただいたわけなんですけども、
おさらいでユーロビートはイタリアで作られている音楽で、
実はそれは日本人がそのほとんどを発注しているんだよっていうような。
ああ、そんなんだったね。
詳しくは第28話を聴いていただけたらと思うんですけども、
もっと音楽にフォーカスした話をしたいと思っております。
今日はですね、ヤマハのSYNCROOMというですね、
本来オンラインセッションをするためのアプリで三田村さんとちょっとオンラインでつないで、
大変でしたよ。
森口の音楽スタジオの音をリアルタイムに聴いていただくという新しい試みをしております。
ものすごい数の線をつなぎましたからね、僕は。
本当にね、超大変でしたね。
大変でしたよ。
これからですね、実際にユーロビートをですね、ちょっと触りだけにはなるんですが、
作っていきたいと思います。
題しまして、ユーロビート解体新章、ユーロワッコを作る。
パチパチ。
ユーロはこう作る。
はい、コード進行だったりとか、テンポ感はなんとなく決めてますけども、
打ち込みだったりとか細かい音の調整はこの収録中に全部行います。
すごい、おもろ。
ユーロビートが完成するまでの過程と最後に完成したものをリスナーの皆さんにも聞いていただきたいと思っております。
すごいね。自分でも本当に決めてないんですか、細部は。
決めてないです。
面白い。
ちょっとうまくいくかわかりませんけど、早速やっていきたいと思います。
03:02
これ大事なこと抜けていいんじゃないですか。
何でしょう。
タイトルは何なんですか。
タイトル最後に三沢さんにつけていただきましょう。
そっちパターンね。
そういうことにしましょう。
それでは最初に曲の基礎作りですね。
曲の基礎というとやっぱドラムになりますので、そこから打ち込んでいきたいんですけども、
ちょっとそこからやっているとだいぶちょっと時間食いそうなんで、
ドラムパートは僕がいつも使っているプリセット自分で作っているのでそれを使いたいと。
できたものはこちらっていうやつですね。
それをちょっとさらっと聞いていただきましょう。
こんな感じですね。
まあまあ早いですよね。
そうですね。テンポは147に設定しております。
ユーロビートは皆さんもおなじみの四通字というリズムが基本になっています。
16ビートで1小節に1部音符がどんどんどんどんって4回続くリズムのことですね。
基本のドラムパートはこれでいくとしまして、次の基礎作り2つ目はですね、何でしょう。
ベースね。
ベースはドラムと一緒のいわゆるリズム体じゃないですか。
一般的にあんまり目立たへんのですけど、曲を円の下で支えてリズム感を決めてくれるような重要なパートだと思います。
ユーロビートでベースはあんまり印象ないかも。
ユーロビートでいうベースっていうのは結構いろんなパターンあるんですけども、
今日は一番究極に簡単な四通字のバスドラムの裏に2拍目と4拍目に打っていくようなイメージのベースを
FMシンセサイザーのシンセベースっていう音ですね。
ウワーンってやつ?
ユーロビートで使うのは結構アタック感強い音ですね。
角が。
ではちょっとリズム回して入れていきますね。
こんな感じですね。
もうすでにトライミー感あるもんな。
そうですよね。そうなんですよ。ここまでで結構ダンスミュージック感あふれるんですよね。
あふれる。
単純なリズムで単純なベースラインなんですけども、ここで曲のノリって決まってくるんですよ。
これはそのベースラインでその雰囲気出てんのか音色で出てんのかどっちなんですかね。
音色ですかね。
やっぱそっちが強いんだ。
このベースの音が例えば手弾きというか普通のエレキベースだったらちょっと違うかもしれないですね。
ちゃうよねきっとね。
ではベースラインが終わったのでここまでで曲の基礎はできました。
次から徐々に曲の骨組みを作って肉付けをしていくようなフェーズに入りたいと思います。
06:05
最初にコード和音を打ち込んでいきたいと思うんですけども、今回の曲のコード進行はあらかじめ僕が決めさせていただきましたけども、
F、G、Amという簡単なコード進行ですよ。
まず打ち込むのがアップビートとかスタブとかっていう風に言ったりもしますが、
シンセの高い音でコードを刻む感じです。
ベースと同じ位置に入れていきます。だから裏拍に入れていきますね。2拍目4拍目に入れていきますね。
ちょっとこう刻む感じ。チャッチャッチャッチャっていう裏拍を刻むコードです。
では次にピアノです。ピアノが入ることでもう一気に音楽らしくなってくると思います。
ピアノの音はなるべく硬めの音を選ぶようにしています。
ダンスピアノとかっていう音色が入ってるシンセサイザーとかソフトシンセとかっていうのがあるかもしれないですけど、
僕はローランドのJD-800というシンセサイザーがあるんですけども、
それのJDピアノっていう音色をサンプルして使ってます。
実はTKピアノとかって呼ばれてたりもするんですけども、
この徹夜さんが90年代に作ってたヒット曲に数多く使われているピアノの音色なんですよ。
グローブのディパーチャーズとか、ダンサブルなコードシンクを打っていきたいと思います。
じゃあもう一個だけいこうかな。じゃあ次はアルペジオいきます。
アルペジオって三沢さん聴いたことありますか?
音階を順番に流れるように弾く、階段状に弾くみたいなやつね。
さすがですね、さすがですね。
言うほどやで。ギター触ってる人やったらアルペジオは絶対出てくるんで。
シンセサイザーにはですね、このアルペジオを簡単に弾いてくれるアルペジエイターというものがついています。
ガレージバンドとかにもあるよね。
コードをですね、和音を押さえているだけで勝手にその音を分解して機械的にアルペジオを弾いてくれるような機能でございます。
今回は使う音はどうしようかな。ピコピコピコピコという感じの音を入れていきたいと思います。
09:17
はい、じゃあここまででアップビートとピアノでアルペジオという風に一気に3つ入れていきましたので、ここまででですね、一回聴いていただきましょうかね。
なんか2000年代って感じ。
2000年代、そう。三太郎さんすごいね。今日のユーロビートは実はその辺の年代のものを狙って作ってます。
何だろうな、音がそういう感じなのかな。なんか懐かしさある。
そうですね、今じゃ多分弾かないような感じの弾き方だったりとかかもしれないですね。
さあ、ということで曲の肉付けまで終わりましたので、だいぶ曲としては出来上がってきたんですけど。
早いね。
早いでしょ。
早いね。
次はですね、曲にちょっと華やかさをつけていく作業ですね。ちょっと広がりを持たせたりとか。では次にストリングスを入れていきます。
ストリングスはストリング弦ですね。バイオリンとかビオラとかチェロとかね、コントラバスとかの弦楽器を重ねた音色がストリングスです。
これは音に厚みを持たせるためによく入れられるんですけども、ダンスミュージック、ユーロビートは余計そうだと思うんですけど、
あんまり厚く入れるとのっぺりしてしまうんで、ちょっと控えめに薄く入れる感じかな。
こんな感じですね。
広がった。
広がりましたね。
これでもうここまで来ると曲としてOKかもしれないですね。
確かに。
ここでもうボーカルが乗って歌ってても大丈夫かなぐらいには仕上がってきたんですけども、今日作っているのはユーロビートです。
ユーロビートたるもの忘れてはならない音がございます。
わかった。リードのシンセサイザー。
そうです。さすがでございます。シンセブラスですね。
ブリブリしてるやつ。
ユーロソウとかユーロブラスとかって言われる場合もありますけども。
ユーロビートの曲の看板と言っても過言じゃないですね。
あれがあってこそのユーロビートっていう感じですね。
12:00
アグレッシブなちょっと尖ったようなアタック感の強い音色。
このリフでこの曲のかっこよさって決まるところがあると思うんですよね。
確かに。
これがかっこよくないとユーロビートって言っちゃいけないような感じだよね。
言っちゃいけない。そこまで言ってしまう。
そうですね。でも今日はですねちょっと意図的に簡単に作ってるんで。
ピアノを結構動かしてるんですよね。
チャンチャンチャンチャンチャンっていう感じで動かしてるんで。
あんまりねこのシンセのフレーズを動かすとちょっと喧嘩しちゃうので。
コードをベースにした感じのリフっぽいものを出ていきたいなと。
なるほど。
難しいなあ。
難しいね。顔やからね。
いけるかな。いけるかな。
よし。では緊張の一瞬いってきます。
ここまで入れたらもうユーロビートなんですけども。
さらに隠し味を入れます。
さっきのシンセのフレーズで結構隙間があると思うんですよね。
その間に音を埋めていきます。
これすることによってプロっぽくなるんですよ。
どうしようかな。コードとコードの経過音みたいな感じでリードっぽく打っていこうかな。
ちょっとだけこれはテンポを落とします。
裏技。
裏技。これができるんです。打ち込みっていうのはね。
なるほどね。それはずるいな。
147がこの曲の設定値なんですけども。
このちょっとリードっぽく打ちたいので130まで下げます。
そんなにガツンと下がるわけじゃないんですか?
そうですね。あんまり下げすぎると逆に弾きにくくなっちゃうので。
10少し下げましたからね。
じゃあそれでちょっとやっていきたいと思います。130で弾いていきます。
分厚くなったね。
一気にかっこよくなったでしょ。
そうなんですよ。ではこれを147に戻します。テンポをね。
機械が勝手に130で弾いたフレーズを147にちゃんと伸ばしてくれたので。
曲としてこれでもう完成と言っていいですかね。これで完成にさせていただきます。今回は。
ユーロビート完成。
ユーロビート完成。
15:00
素晴らしい。
ということでですね。今回作ったこの曲の頭ですね。
ドラムから順番に打っていきましたけども。
その頭から完成するまでの最後までを順番に重ねて再生していきますので。
どんな風に音が重なって曲になっていくかというのを聞いていただけたらと思います。
では最後皆さんこんな感じでできましたので聞いてみてください。
よかった。こんな感じでよろしいですかね。即席ではありますけど。
だいたいユーロビートってこんな感じで作ってるんだよということでお話をさせていただきましたけど。
いろんな曲がありますので一概にこの作り方が正解というわけではないです。
今回はギターを入れませんでしたけども歪んだギターを入れてるパターンも結構あって。
ロックよりの固い音になってかっこいいんですよね。
確かに確かに。
一つのユーロビートのサンプルとして聞いていただけたらと思います。
曲は完成しましたが肝心のタイトルがついてございませんので三田村さんいかがいたしましょうか。
これはね、イニシャルMでお願いします。
Mが何を指すかっていうのは皆さん考えていただければと思うんですけど。
ちょっと難しいかもしれないですけどね。
正解者さんには何か三田村さんからあるかもしれない。
僕も正解は知りませんけども。
ぜひお便りとかで教えていただけたらと思います。
18:00
今週のワクワクラジオそろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
今回はユーロビート解体新書vol.2ということでユーロビートの作り方についてお話をさせていただきました。
随分とバージョン1から内容がバージョンアップしましたけれど。
そうでしょ。頑張ったでしょ。
これ第3回大変じゃないですか?
いやこれ第3回あんのかな。
いやそりゃこれシリーズ化に向けて歩み始めたでしょ。
じゃあ次は三田村さんのギターとボーカルを入れるっていうパターンにしましょう。
ボーカルを入れる。今のやつに?
そうですね。これシリーズ化してvol.10くらいのやっと1曲になるくらいの感じでね。
1でここまでいったのに?9日間の曲になるまで。
気長に待っていただけたらとまたvol.3があることを祈っておいてください。
新しい試みでお聞き苦しい点が多々あったかもしれませんが最後までお聞きくださって本当にありがとうございました。
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次回は12月11日土曜日また21時にお目にかかりたいと思います。
それではマクワクラジオ本日もお付き合いありがとうございました。
お相手は森口と板村でした。
19:48

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