1. 前川孝雄の上司が元気になるラジオ
  2. #4FeelWorksエッセンシャル..
2024-08-19 07:01

#4FeelWorksエッセンシャルズ「パワハラが起きにくい職場のつくり方」

FeelWorksのホワイトペーパー 前川孝雄のFeelWorksエッセンシャルズ4

『パワハラが起きにくい職場のつくり方」』の一部を抜粋してご紹介します。

全編は、FeelWorksのHPからダウンロードしてお読みいただけます!

企業には貴重な人材の採用・定着・育成のために、ハラスメントが起きにくい組織風土創りが求められています。働く人たちの意識も高まってきており、対応をおこたれば深刻な経営リスクになりかねません。経営者や管理職に向けて、ハラスメントが起きにくい職場を創る心得と具体的な対応について代表前川が解説します。

 

★☆関連情報☆★

eラーニング 「上司と部下が一緒に学ぶ パワハラ予防講座」

FeelWorksでは全国の課長・部長1,000名を対象とした「職場のハラスメントに関するアンケート調査」を実施し、その結果からパワハラが起こる背景や要因について考察。長年上司・部下のコミュニケーション課題を追究してきた知見を活かし、上司・部下両者に向けたeラーニング教材「パワハラ予防講座」を制作しました。職場のパワハラを減らすためには、上司・部下ともに、「何がパワハラになるか」を理解し、その目線を合わせる必要があります。本eラーニングでは、ありがちで判断しにくいパワハラ事例をアニメーションで学び、パワハラの知識を深め、パワハラ予防を支援します。

サマリー

このエピソードでは、パワハラが起きにくい職場を作るために、上司と部下のコミュニケーションの重要性が強調されています。また、人材育成力や社員のエンゲージメントの向上が企業経営にとって不可欠であると語られています。

パワハラを防ぐ職場作り
今回は、FeelWorksのホワイトペーパー、前川孝雄のFeelWorksエッセンシャルズ4「パワハラが起きにくい職場のつくり方」の一部を抜粋してご紹介します。
多くの企業で人材育成を支援する中で感じるのは、経営者や管理職層にアンコンシャスバイアスが強い場合や、上司と部下とのコミュニケーションが不十分な職場で、ハラスメントが生じやすいことです。
特に上司側に、「仕事には多少の困難や不条理はつきものだ。」といった固定観念が強い場合は要注意です。
上司の思い込みで一方的に指導や叱責をしがちで、意図せず部下を傷つけてしまう可能性が高いからです。
若い世代ほど不条理なことを強要され我慢を強いられることはおかしいという意識に変わってきています。
まず、相手の理解に努めることが大切です。
今の若者は、真面目な層ほど会社がどうなっても食べていける市場価値のある人材に早く成長したいと考えているのです。
自分の成長やキャリアが保障されない中で、単に石の上にも三年とばかりに意義を感じられない下働きやノルマを課されることは不条理なパワハラ同然と感じられるのです。
ただし、私は下働きや高めの目標自体を否定するつもりはありません。
大きな仕事の基礎となる大切な準備作業や本人の成長のためなど根気を要する仕事が必要な場面もあるでしょう。
大事なことは、それらが本人の今後のキャリアにとってどのような意味を持つのか、腹落ちをさせられているか否かです。
社員一人一人の納得と成長活躍を重視した経営姿勢が問われているのです。
これからの企業経営を左右するのは、社員のエンゲージメントを強める人材育成力と働きがい。
人的資本経営実現の土台とされるエンゲージメントですが、最近では働きがいと訳すようにもなってきているほどです。
この実現にはハラスメントがない職場が大前提となるのです。
人が育つ現場作りへの道のりは、パワハラ根絶を避けては通れないのです。
パワハラ防止は採用と人材活躍の前提条件。経営者はこのことを胸に刻み積極的に取り組みましょう。
パワハラを根絶する上で難しいのは、何がパワハラかが必ずしも判然としないことです。
上司にとっては日常の声がけや良かれと思った行動でも、部下がパワハラだと感じれば訴えられる可能性もあります。
愛情を持って育てようと熱心に接したつもりがパワハラと指摘されてはたまりません。
そう考える上司が部下とのコミュニケーションを回避したい気持ちもわかります。
悩ましいのは上司の正義と部下の正義が対立する事態です。
人は一人一人違う価値観や感性を持つ生き物であり、環境や状況によっても変化します。
百人百様同士のコミュニケーションの問題を法律で細かく規定することは不可能です。
また、万一規定できたとしても全ての人がそれを暗記し日々実行するのは現実的ではありません。
つまり法整備だけによるパワハラの根絶は困難なのです。
エンゲージメントと人材育成
ではどうするか。
パワハラを上司個人の一方の問題とせず、上司と部下双方のコミュニケーションの課題と捉え、歩み寄りを促すことです。
上司は部下に配慮しつつも過度に遠慮せず、育成や活躍支援のためには一歩踏み込むこと。
部下も上司の役割を尊重し、自分自身の成長のためにも報連相など積極的なコミュニケーションを図ること。
こうして互いの誤解をなくしていくことこそが求められるのです。
そこで私が推奨するのが、職場の上司と部下の双方が法律の基本を学んだ上で何をパワハラと感じるか、
率直に意見交換し、自分たちの職場における独自ルールを一緒に作ることです。
いわばパワハラ防止ならぬパワハラ予防の取り組みです。
その際、上司に対して部下は遠慮しがちですが、客観的に話し合える既成のケーススタディを通して感想を述べ合うことから始めるなど工夫が必要です。
大切なことは、上司が自分のアンコンシャスバイアスに気づき、立場が異なる部下の上司や仕事への思いや違和感をしっかり把握することです。
また、部下も同様に上司の考えや法律への理解が浅いことによる逆パワハラやパワハラ冤罪を起こさない学びが必要です。
その上で、自分たちの職場のパワハラ予防線を互いに話し合うのです。
上司と部下が一緒に職場ごとのコミュニケーションルール作りを行えば、働きがいや人材育成を阻害しかねないパワハラの予防となり、みんなが気持ちよく働ける職場作りにもつながるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
企業には貴重な人材の採用定着育成のために、ハラスメントが起きにくい組織風土作りが求められています。
今回は一部をご紹介しましたが、
FeelWorksエッセンシャルズ4 パワハラが起きにくい職場の作り方では、
職場のパワハラはなぜ減らないのか、なぜパワハラ予防は難しいのか、職場のパワハラを予防するための方法など、
ハラスメントが起きにくい職場を作る心得と具体的な対応について、詳しく解説しています。
FeelWorksエッセンシャルズ4 パワハラが起きにくい職場の作り方は、
FeelWorksのホームページからダウンロードできます。
ぜひお読みください。
07:01

コメント

スクロール