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2019-11-17 13:34

ひるののうか 和歌山県果樹試験場のタジマさん 柑橘類の新品種を生み出す現場からのお話

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柑橘類の新品種育成の現場からのあれこれ 和歌山の特産じゃばら 花粉症に効くといわれている柑橘類 じゃばら×フナドコ じゃばら×タチバナ という柑橘の新たな品種育成中 #3おまけよるのののうか.mp3
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夜の農家ですけれども、今から流すのは、結構、昼の農家です。
健全な内容で良かったです。
うーん、昨今ね、ちょっと、荒の方向にどんどん突き進んでいる番組ですが、
まあ、割と真面目な農家の種っぽいようなね、やりますよ。
えー、和歌山県の、主に柑橘類の栽培の研究をされている、新品種の開発とかされている、
えー、和歌山県の果樹試験場に行っておりまして、
そちらで、新品種同士会という、主にやる気のある柑橘農家が集まる会がありまして、
私もそこに属しているんですけれども、
えー、そこで県の方とお話しすることができましたので、その内容をちょっと聞いていただきましょう。
あ、あ、あ、はい、はい、聞こえてます。
聞こえてきます?
はい。
ただいま和歌山県で取り組まれている、あのー、まあ、新たな品種作りっていうことに、
まあ、あのー、聞いていただこうかと思いまして、自己紹介ちょっとお願いします。
あ、果樹試験場の、和歌山県果樹試験場の田島と申します。
うん、あの、非常に声が小さい。
小さい、小さい。
いやいやいやいやいや。
いやいやいやいや、あのー、県の方なんですよ、和歌山県の。
はい。
今日は、あのー、果樹試験場、和歌山県果樹試験場で収録しているんですけれども、
あのー、先ほどちょっと説明会がありまして、あのー、和歌山県で新たに品種を、あのー、作られていることで、
ちょっとそれはまあ目的とか、どういったものなのか、どういうような広がりになりたいのかっていうようなところを、
ちょっとまあ聞いていただこう、聞いてみたいなと思うんですけれども。
えーと、まあ、和歌山県で柑橘の新品種育成を行っているんですけれども、
はい。
やっぱりそのー、品種育成に限らず、まあいろんな試験研究っていうのを通じて、
まあ生産者さんの所得向上っていうのを目指しております。
うん、まあお金欲しいよ、僕も。
でまあ、それにまあ限らずですね、その試験場の取り組みとしては、その一般的な栽培上の悩みとかですね、
あのー、あるいはそのー、新しい技術の情報提供とかですね、
あるいはその技術そのものをまあ生み出すような、まあそんな試験研究の取り組み中の試験場を通じて、
まあ試験場でやってるんですよね。
でその中の一つとして、新品種育成をやってます。
えー、逆にそのー、どんな品種だったらですね、作ってみたいでしょうか。
というのはですね、一般の消費者さんが食べて美味しいよっていう、欲しいよっていう品種とですね、
生産者さんが作りたいよっていう品種ってちょっとこう、違う時があるんですけれども、
どうですか、生産者目線だといかがですか。
03:00
えー、ちょっと待って。
あーっとねー、どうだろう。
まあ例えばね、まあ和歌山県の蛇腹?あるじゃないですか。
あのまあ、花粉症に効く?何の成分が効くんかな、あれ。
効くと言われているって言わなかった?
効くと言われているのが蛇腹に含まれるナリルチンっていうフラボノイドの一種なんですね。
まあ私みたいな普通の農家ですとね、蛇腹植えたことあるんですけれども、
割とね、加工ありきな果物やなっていう印象で。
酸っぱいですからね。
なんか独特のね、味わいがなんていうかな、あれ、なんか癖あるじゃないですか。
まああの、加工という技術までのノウハウとシステムなりを持ってないんで、
まあ普通の農家やったら生食で作って生食で売りたいっていう発想、
まあ僕ですけどね、まあそういうとこありますけれど、
まあけど蛇腹のヒットはまああったわけで、
目につけて言ってるところはね、いいなと思うんですけど。
やっぱりその、
僕個人の意見ね。
いえいえ、大事です。それは聞いておきたいんですけれども、
まあその、いろんなところをターゲットにやっておりまして、
やっぱりその、生で食べておいしいよ、そして作りやすいよっていう、
柑橘の王道を行くようなですね、
一般的に言うと宮川和瀬とか、
あー宮川ね。
中盤官だったら白ぬいとかですね。
そうですね。
そういう、
デコポンとは言えない。
道行くような品種の育成というのはメインでやっております。
で、一方で、
一方で。
あの、ちょっと変わった売り方作り方をしてますよとかですね、
あるいはメインはみかんなんだけれども、
ちょっと変わった珍しいものを作ってみたいよっていうニーズも実はありまして、
まああるやろうな。
そこにマッチするのがですね、
一つは甲酸柑橘だったりですね、
あるいは時期が大きく外れた雑貫類とかですね。
え、なつみとかのイメージですか?
そうですね、おっしゃる通り。
まああるいは、
みかんメインで作ってる人でもレモンとかライムとか作ってる方もいらっしゃいまして、
そういったニーズにも応えていきたいなということで、
割と幅広い品種をターゲットに育種してます。
なるほど。
で、今作られていらっしゃるというか、
今日展示であって、
私もちょっと見ましたけれども、
ジャバラをベースにいったんですね。
それまだ何も話してなかったんですけど、
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ジャバラ。
今日は展示、それから試食で提供させてもらっているのが、
ジャバラの子供オーナーですね。
ジャバラとタチバナ、
それからジャバラとフナドコという品種を掛け合わせた個体ですね。
フナドコってあれですよね、
和歌山県のキノグニやブンザイモの話でしたっけ?
あってますわ、あれ。
それのことあってるのかな?
船の当時、昔の話ですけれども、
そこの方に敷いたんじゃないのかとかですね、
言われておりますが、
名前の由来はちょっとはっきりはわからないんですけれども、
船の底にあったとかいう柑橘類という認識、
それぐらいしか僕知らないですよ。
でもね、
結構みんな知らない。
馴染みのない柑橘なんですけれども、
昔からある在来系の品種でありまして、
生で食べて美味しいものでもないんです。
古いものでね。
ただ、いわゆる高酸柑橘、
酸っぱいレモンとかライムとかスダチとか、
ああいうのはですね、
もともと生で食べれないんですけれども、
でもですね、それぞれ特徴を持ってますよね。
例えばレモンだったら皮に爽やかな香りがありますね。
あるいはジャバラっていうのも、
陰でいいから。
そうなんですよね。
ジャバラも、もちろん美味しいものでもないし、
でも独特の香りを持っていたりですね。
そういうことがあるので、
もともと生で食べられるものを目標にしてたわけじゃなくて、
新しい品種ができないかということで、
育種して、
今言ったその口雑個体というのは、
まだまだ品種にはならなくてですね。
そうなんですか。
それ大まか目処ついたようなものでもないんですか?
選抜はしたんですけれども、
今はですね、皆さんに、
和歌山県の皆さんにですね、
これ実際あったら作ってみたいでしょうかとか、
そういうニーズがありますでしょうかっていうのを聞いている段階なんですね。
そういうのを探っている、
そんな段階なんですね。
それを今日はちょっと試して、
持ってきたということですね。
今日あるんですよ。
皆さんの意見を聞きたいなということで、
アンケートをさせてもらっていて、
和歌山県の生産者さんにとって、
プラスになるのかなっていうのを知りたいなと。
そんなことなんですね。
未知数ですよね。
橘ってあれですか?
台木とかに使っているやつかな?
違います。
あれはカラタチか。
カラタチとまた違う。
タチバナったら何ですか?
タチバナっていうのも同じく、
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酸っぱい抗酸柑橘で、
ほとんど作られてない。
昔から日本に自生していたと言われておりまして、
海外、中国なんかから持ってきたものではなくてですね、
日本に自生していた柑橘ということで、
どういう使われ方をしていたかは私もわからないですけれども、
酸っぱいですが果汁が取れますので、
料理に使ったのか、
あるいは酸っぱいと言いながらもそのまま食べたのか、
昔から日本に自生している柑橘類なんですね。
歴史なんかはですね。
長いやつなんですね。
何でしたっけ?
カラタチ?
ウコンの桜、サコンのタチバナみたいなの聞いたことないですかね?
いや、すみません。
額がないもんで。
もし聞いてる方が興味があったらですね、
Wikipediaで一回調べてもらえたら。
公開期間でWikipediaでここが出てくるの面白いな。
どうぞWikipediaで。
一回調べてもらったらですね、
歴史なんかが載ってるんじゃないでしょうか。
一度調べてみてください。
ありがとうございます。
品種登録を目指すというところは最終目標なんですね。
蛇腹とタチバナをかけたやつと、
蛇腹と船床をかけたやつっていうのは、
そういうわけでもないんですか?
そうですね。
新しい品種広報を作ったらですね、
自分たちで食べて、
おいしいな、これはおいしいなっていうやつが
たまにあったりするんですね。
ところが、
病気に弱いよとかですね、
あるいは作りにくいよっていうのが
後から分かってくるんですね。
味以外の要素を
どんどん長い時間をかけて調べて、
本当に食べてもおいしい、
作りやすい、病気にも強いよ、
みたいなことになってくればですね、
品種登録を目指していくということですね。
これね、仮に一回聞いてみますけれどもね、
この蛇腹とタチバナ掛け合わせたやつじゃないですか。
もしも品種登録されるようなことになるとするじゃないですか。
これってネーミングが何かしらつきます。
そういうのつくときの経緯ってどうなってるんですか?
公募するんですか?
これ全然知らないんですよ。
これはケースバイケースですね。
これは試験上で例えば育成した場合、
試験上が一生懸命名前を考える場合もありますし、
公募する場合もありますし、
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県によってはトップの人、県だったら知事なんですけれども、
その人がこれだって聞ける場合もありますし、
それはもうケースバイケースですね。
そうなんですね。
なるほどな。
じゃあまだそこは未知数というところで。
全然まだまだそうですね。
ジャバナとか勝手に考えたんやけど、そういうわけでもないんでしょうね。
そうですね。
今日はこうやってお越しいただきまして、
県の方っていうのはなかなかこういうところに来づらいと思うんですけれども、
意欲的に来ていただきましたこと本当に感謝しております。
僕たちもその仕事でですね、育種に限らずいろんな形で、
特に和歌山県のうちの職場だったらですね、
みかんなんかを作っている人、あるいは果樹を作っている人を、
いろんな形で応援しておりますので、
私たちも頑張っていきます。
ありがとうございます。
このラジオを普段聞いている方は、
ものすごく昼のラジオっぽい内容になりましたが。
来ていただきましてありがとうございました。
皆さん聞いていただいたもので、
和歌山県の新しい品種の取り組みというのを聞いていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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