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皆さん、おはようございます。野菜がつなぐひととひとハーティッチファーム代表もとです。
本日も、農業と学びで心も懐も豊かにするチャンネル、始めていきたいと思います。
この番組は、国内最大手エンジニアイング企業で17年間世界を飛び回っていた企業選手香川基文が、
40歳を機に脱サラ収納した経験をもとに、農業、ビジネス、キャリア、学びなどについて話すチャンネルです。
はい、おはようございます。今日は昨日に続きまして、豊田さんのインタビューですね。
ラフファームという野望でバナナ栽培をされている豊田さんのインタビューの後半をお送りしようと思います。
それではどうぞ。はい、皆さんおはようございます。
今日はですね、昨日に引き続きましてバナナ栽培をされている豊田さんにインタビューを伺いたいと思いますが、
後半、今日は後半ですね。いよいよバナナ農園の経営のやり方とか、あるいはバナナ栽培について難しいところ、面白いところ、
そんなところを聞いていこうかと思いますが、本日もよろしくお願いします。よろしくお願いします。
昨日はバナナ農園を始めるまでの経緯などを伺いましたが、
今日はズバズバっと実際にバナナ栽培をどうやっているのかとか、その辺を聞いていきたいと思います。
言える範囲で。はい、わかりました。
ズバズバと明かしていただいたら嬉しいですけど、よろしくお願いします。
じゃあ早速ですが、前回のお話で、今お仕事もされながら、週何回か実際にバナナの栽培もされてるっていうことでしたが、
実際どういうふうにバナナの栽培したものを売りながらっていう、その経営のやり方っていうか、その辺をちょっと具体的に聞きたいなと思うんですけど。
バナナの市場販売とEC販売
そうですね。一番はやっぱり農産物直売所アゼミチさんとか。
アゼミチさんに出してるんですか。
アゼミチさんですとか、あとはイベントで直接生バナナを販売したりとか、そういった形ですね。
あとはECのほう持ってますので、ECで販売っていう形になってますね。
じゃあもう売り上げのほとんどは、だいたいその直売所で売ってる額のほうが多いですね。
そうですね。
なるほどね。直売所のアゼミチ。
今、聞いてる皆さんの近くにアゼミチとか、あれ全国なのかな。ちょっとよくわかってないんですけど。
今出店されてるのは、県内のアゼミチの直売所の何店舗かに出されてる。
そうですね。都知事県内5店舗あって、4店舗が宇都宮にあるんですけれども、そこにナナのつく日出荷させていただいて、バナナの日みたいな感じで売らせていただいてます。
なるほど。毎日毎日というわけではなくて、ナナのつく日に合わせて。
そうですね。
売り方。この売り方。なるほどね。
出そうと思えば毎日出せるんだけどってことなんですか。
そこはあれですね。僕らは兼業でやってるっていうのもあって、毎日納品に行くっていうのが難しいところもあるので。
なるほど。それを逆に利用して。なるほどね。
これね、うまいですね。逆に。
会社員しながらだと毎日できない。それを逆に利用してバナナの日をつくっちゃうみたいな。
なるほどな。
そうすれば、アゼミチに行けば県内では豊田さんのバナナを買えるということで。
アゼミチ行ったことないんですけど、アゼミチってちょっと高級品というか、いいものを売ってる感じの直売所っていうイメージがあったんですけど。
はい。ご認識のとおりですね。
私はアゼミチはまだ出したことないんですけど、結構出したら売れちゃいますよね。
やっぱり店舗によってばらつきはあるんですけれども、特に所得が高そうなエリアっていうのがどうしてもあるじゃないですか。
そこにある店舗はやっぱりすごい売れ行きですね。
本当ですか。結構でもちょっと高めに設定してるんですかね。一般的なバナナよりは高め。
どうしてもやっぱり高くはなってしまうんですけれども、国産バナナの中で言うとたぶん3分の1ぐらいのお値段ですね。
高いのは高いと思うんですけれども。
ネット販売でも大体同じぐらいですか。
ネット販売は、そうですね。手数料とかはちょっと入れさせていただいてはいますね。
なるほどね。
この概要欄のほうにトヨタさんのところのネット販売のURLも貼っておこうと思いますので、そちらもご覧いただければと思います。
今ECサイトっていうのは、あれですか。ご自身で何か立ち上げてるのか、それとも、
例えばポケットマルシェとか、食べチョックとか、ああいうプラットフォームを使ってらっしゃるとか、どういう売り方を。
自社ですね。ベースを使ってっていう感じですね。
ベースで売ってらっしゃるんですか。なるほどね。
その辺は最初から、バナナ作り始める時から、売り方はこうしようっていうのは固めてらっしゃったんですか。
ある程度は考えていまして、やっぱりポケマルとか食べチョックとかももちろん考えてたんですけど、
やっぱりもうそこって全国の農家の早い人が入ってて、入ってるじゃないですか。
そこって先行者利益がすごい大きいので、後から参入してもちょっと難しいっていうところ。
出ました、また後から。新しいところっていうね。
結構もうあるんですね。ああいう食べチョックとか、ポケットマルシェはバナナ出してる方は。
いらっしゃるんですよ。レビューもついてたりすると、後からバナナ出してもやっぱり売れないので、
そこはもう諦めて自分たちで立ち上げましたね。
なるほど。そうすると、そんな感じで直売所あるいはネット販売でバナナを販売していく。
今のところそれでも全部一応履けちゃうぐらいの。
そうですね。後は力入れてるのはBtoBでして、やっぱりお菓子屋さんとか、
そういうところとのコラボ商品の開発ですとか、あとは自社商品の開発みたいなところを今年は力入れていこうかなと。
なるほど。実際にもどこかそういう企業さんに卸してるっていうのも始まってる?
始まってまして、5月ぐらいからだんだんそういう情報が出せるかな。
本当ですか。いいですね。今それを作ってるところというか、計画に減ってるところですね。
すごい。いいですね。こういう他の企業さんと一緒にコラボとか自分の商品を出すとか、なかなか私の周りの農家さんはいない。
こういうことをやられてる人に会えるのが嬉しい。
情報公開できる5月ぐらいになったらその辺の情報もシェアいただいて、
私のチャンネルのほうでもまたその時来ちゃおうかなと。
ぜひ。
今度開発秘話なんていうのも聞けたらなと思いますが、それはそれで楽しみにしておきながら。
そうすると、次ちょっと聞きたいのがバナナ栽培。
私はどういうふうにするかなかなか想像もできないんですけど、
これの難しいところあるいは面白いところみたいな、そういうところを聞きたいなと思うんですけど。
豊田さん、バナナを栽培し始めて今年で何年目なんでしょう?
栽培自体は4年目ですね。
栽培は4年目。
はい。
バナナ栽培の困難さと面白さ
なるほど。
この4年間で、うわ、これ難しいわやっぱとか。
でも面白いなみたいな。
一番難しいのは情報がないっていうところですね。
聞いたことないですもんね。
バナナどうやって育てるのかなんて。
こんだけ情報があふれてる時代にネットで検索してもまともな情報がほとんどないんですよ。
だからそのあたりを手探りでやってみて、これはダメだ、これはダメだみたいなところをずっとPDCAを回し続けてますね。
へー、毎年毎年ちょっと変えながらみたいな。
毎年ではないですね。
市販機に1回ぐらいのペースで。
市販機に1回。
ぐらいで変えていってますね。
すごい、なるほど。
そこがでもバナナの強みかなと思っていて。
バナナって2年収穫ができるので、5月にこの作業をしないといけないみたいなところが少ないんですよ。
なるほど、なるほど。
だから基本的にどんな作業もいつでもできるので。
その期間にちょっとトライアルというか設定を変えて、それでどうなるかっていうのを市販機ぐらいで見れる感じですか。
なのでそういうところを早めに。
なるほどね。
こうやっていろいろ試しながら、こまめに試しながらやってるってことなんですけど。
バナナって結構栽培するのに南国の植物って感じするから温度はそれなりに高いんだろうなと思ってるんですけど。
その辺も試しながらやってらっしゃるっていうことだと思うんですけど。
そうですね。
やっぱり2年で温度管理は必要ですし、やっぱり毎日毎日1時間単位でログは残していて、その辺りはやっぱり見てますね。
なるほど。
ちなみに冬とかだとどれぐらいの温度設定でやるんですか。
企業秘密。
企業秘密。
なるほど。
バナナ栽培の情報不足と温度管理
でもね、相当なかなか高めなんだろうなぁとは想像するんですけど。
結構ね、でも高熱期かかりそうですね。
ナスでも結構かかるもんな。
ですよね。
今の現状、人件費を除くとやっぱり一番大きいコストでは間違いなくは。
そうですよね。
重油は。
重油。高いですもんね最近重油。
私が農業を始めた頃、4年間やってたら大体一緒かもしれないですけど、60何円の頃あったじゃないですか、重油。
最初の頃って。
今皆さん重油知ってます?いくらか。100円近いんですよ。
97円とか、それぐらいになってますからね。
いやーほんと重油高い。
あれ、でもあれ入ってます?国から重油として補助金が半分出るみたいな。
入ってないです。
そうなんだ。
農業者としてまだ認められてないので。
部会もないですし。
部会ないですよね。JAはバナナ扱ってくれないと思うんですけど。
そうですそうですそうです。
そうなんですか。農業者ではない。
そうなんですそうなんです。
バナナ栽培するとじゃあ何になるんでしょう。
3年かかったバナナ申請
そうなんですよね。
今まだ申請中みたいな。
申請中ですね。やっと3年がかりでバナナの栽培できますよっていう証明ができて。
3年かかったんだ。
作ったバナナが実際にちゃんと売れますよっていう証明がやっと取れたので、やっと申請が出せるっていう。
それはバナナを栽培してそれで経営が成り立つとかそういうのが認められないと農業者として認められないんですか。
認められないみたいなんですよ。本来だとそこを証明するためにお金が必要なはずなんですけど。
つらっ。新しい作物の難しいところなんですね。
実績がないと農業者として認めてくれないっておかしくないですか。新規収納なのに。
やっと今年取れそうだなっていう形で今動いています。
そうなんだ。その辺は大変だなご苦労。そうですか。
なかなか厳しいですけど逆にバナナ栽培でこんな珍しい作物だから。
こういうところバナナやっててよかった。面白いみたいなのってありますか。
やっぱり競争者がいないって。僕競争するの嫌いなんで。
戦わなくていいっていうのがやっぱりいいかなと。
競争のないバナナ栽培
素晴らしい。なるほど。
バナナっていう単位だとやっぱりスーパーに並んでるのでめっちゃ競合多いじゃんって多分思うと思うんですけど。
栃木県のバナナっていう括りにすると僕らともう一社しかないのでほとんど競争がない世界に入れるので。
その栃木県のバナナが欲しい人に対して売っていくことが大事かな。
なるほど。逆に単純に考えるとすげー難しそうだって私は思ってます。
バナナって輸入物のあれだとバナナ一ふさいくらって結構安い価格で売ってるわけじゃないですか。
それと戦おうとするときってすげー結構大変そうって思っちゃうんですけどそこの売り方ってどうするんですか。
基本的には戦わないっていうのは前提としてあります。
なるほど。
その上で一つだけ例を出すと、例えば栃木県に遊びに来られる方、県外からですね。
来られる方って一般のバナナ、スーパーで買えるバナナって自分の町にも売ってますよね。
だからそういう人たちにとっては価値がないんですよね。
普通のスーパーのバナナを栃木県で買う意味ないですよね。
でも栃木県で栽培されたバナナってなると、わざわざ栃木に遊びに来て買う価値がありますよね。
そういう人向けに売っていこうとする。
だから売り方次第、ターゲットの置き方次第かなって思いますね。
そうですね。
輸入物と戦わない場所に置くっていう感じだと。
なるほどな。見習おう、俺もナスで。
ナスいっぱいあるからな、私のナスをどうやって売るかっていうところはね。
そういうところも通じるかと思いますが。
なるほど。
ちょっとね、これから本当、このインタビュー以降でも色々とその辺のマーケティング含め、
お話できる人ができて俺嬉しい。
マーケティングとか好きなんで、話したいですね。
俺でも本当、教えてもらいたい色。
よかったって思ってます。
本当ね、このインタビューをつなげてくださった。
これブルーベリー農園、前インタビューやりましたが、
そのほうじょうさんにご紹介いただいて、今回トヨタさんのところに来てるんですが、
いいですね、こういう人のつながり。
続けていろんな方とつながりたいなと思います。
ちょっと最後になりますが、
このバナナ農園、これを経営しながらね、バナナを栽培しながら、
これからどういう風にしていきたいか、あるいはもうせっかく、夢みたいなところをちょっと聞かせていただいてよろしいでしょうか。
夢っていうところで言うと、レモン牛乳ですとか、岩下の新生姜みたいな立ち位置に僕はなりたい。
皆さんレモン牛乳知ってます?知らないですよね。
栃木にあるんですよ、レモン牛乳っていうね。
霜疲れっていう、あの栃木の名物のどうでもいい料理があるんですけど、
それと一緒ぐらい、栃木での名産じゃないんだけど、
そういう商品、レモン牛乳ってのがあるんですが、なるほど。
そのぐらいの名物にしたいなって思います。直近の目標ですね。
直近の、なるほど。
いやーでもほんとね、バナナなんて作ってる人いないから、
売り方次第だったら絶対こうなんかできそうですよね。
わかりました。
まあね、ほんと皆さん栃木で作ったバナナ、URLとかも覗きながら、
ちょっと見ていただければなと思います。
今完売してるんでないんですけど。
今はね、なるほど。
またできたら。
また出品したら。
はい。
こまめに覗いてないと見つかんないですね。
はい。
次いつぐらいですかね、出品。
今のご予約が5月、ゴールデンウィーク発送予定なので、
5月中旬以降に覗いていただいた方がいいと思います。
なるほど。
もう予約も入って順次お送りしてる感じなんですね。
はい。
なるほど。
じゃあ皆さんこまめにチェックして、予約入れないといけませんね。
ちょっと見てみてください。
はい。
はい、今日はほんとありがとうございました。
2日間にわたってまたちょくちょくとバナナ農園覗きに来させていただければなと思いますので、
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ここまで聞いていただいてありがとうございました。
いかがでしたかね、豊田さんのインタビュー。
豊田さんね、めっちゃかっこいいんですよ。
超イケメン。
高青年。
いやね、ほんと皆さんにもね、豊田さんに会ってほしい。
ぜひともバナナ農園に行ってほしい。
そのぐらい。
まあとりあえずね、なかなか行くっていうのは難しいでしょうから、
ネット販売だったりとか、あるいは県内の方でしたらね、
お近くのあぜみちで、宇都宮近辺かな、あぜみちで、
ぜひとも豊田さんのバナナをね、見ていただければと思います。
はい。
はい、今日もね、良い1日をお過ごしください。
それじゃ、またねー。