2021-03-23 05:19

#23「ナイルパーチの女子会」と「BUTTER」のお話

先日までBSテレビ東京系で放送されてた「ナイルパーチの女子会」。
この原作本を読んで思ったことと、同じ柚木麻子さんが書いた「BUTTER」を読んで思ったことをお話ししています。

#ナイルパーチの女子会
#BUTTER
#柚木麻子さん
#BSテレビ東京
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今日は、BSテレビ東京系で、先週の土曜日まで放映されていた、ナイルパーチの女子会というドラマがあったんですけど、この原作を書かれたのが、ゆずきあさこさんという方で、私もこれ原作も読んだことがあったんですけど、それのお話と、あともう一冊、ちょっと本をご紹介したいなと思います。
このナイルパーチの女子会なんですけど、主人公は、商社でバリバリ働く30歳の志村えり子という女性で、ドラマでは水川あさみさんが演じてたんですけども、
この人が、おひょうのだめ奥さん日記というブログを書いている丸尾翔子という同い年の人と、たまたま家が近所ということで知り合って、最初はすごい仲良くなるんですけど、
だんだんと志村えり子の方は、距離感がうまくつかめなくて、どんどんストーカーみたいなことをしていって、専業主婦だった丸尾翔子の方も、いろいろあって、旦那さんとうまくいかなくなってみたいな話なんですけど、
分かりやすいハッピーエンドではないんですね、この物語って。
例えば、2人が仲良く仲直りして終わりとか、旦那さんとうまくいって終わりとかではないんですけど、
お互いどちらもうまく自分の弱さみたいなのを認めつつ、それでも前を向いて歩いていこうみたいなところで、この話は終わっています。
このお話の文庫本の解説のところで紹介されているのが、バターという作品なんですけど、
さあ、この世界は生きるに値するのかしらねっていうセリフ、これバターのセリフで、ナイルパーチの女子会では同じフレーズというのは登場しないんですけども、それが結構大きなテーマになっているというふうな紹介をされていました。
バターの方でも、やっぱり登場人物たちはお互いの過去の家族関係だったりとか、そういうことでやっぱり人とうまくつながれないっていうことで結構悩んでいくんですけれども、
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ナイルパーチの女子会と違うのは、最後にこの主人公がですね、なんかこう、なんかあった時にそこで集まれるような場所を作りたいって言って、ちょっとネタバレになっちゃうんですけど、最後に大きな家を買ってですね、
そこでみんなでおいしい、これ結構料理の話出てくるので、そういう料理をみんなで食べてっていうところで、そこで終わるんですけど、なんかこれを読んで思ったのは、なんか女同士の友情って、
学生時代とかだと、もう本当にもうね、こうべったり一緒で、もう毎日一緒に帰っていっぱい喋ってみたいな感じだったのが、やっぱりこうそれぞれ大人になって、まあそれ環境が変わっていったりとかすると、
なかなかそういうふうな付き合いをする人っていうのは、やっぱりいなくなってしまって、本当に何もかも一緒っていうのは、でも物理的に無理だったりするんですけど、でもやっぱりこう、なんかあった時に気にかけてくれたりとか、ふとした時に思い出してくれたりとか、
そういう友情というか、間柄っていうのが、やっぱりいいのかなって思うし、そういう意味で、このバターに出てくるような、なんかちょっとこう疲れた時とか困った時に、そこに行ける場所とか、そういう時にちょっと頼れる人っていうのがいるだけで、
お互い100%って思うとしんどいですけど、そういうふとした時にちょっと分かり合えるとか、そういう関係っていうのは結構大事なのかなっていうふうに思いました。
で、このゆずきあさこさんの本って、結構ね、私好きでいろいろ読んでるので、よかったらちょっと手に取ってみてもらったら嬉しいと思います。ということで最後まで聞いていただいてどうもありがとうございました。
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