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2021-09-03 14:16

329. リアル君の名は。から明らかになった太陽系の歴史のハナシ【金色のガッシュベル】

今日は「君の名は。」と類似した湖に落下した隕石の話。

この隕石を分析することで、太陽系ができれから数百万年の超初期の情報が獲得されました!

隕石の研究って、ワクワクする〜。

金色のガッシュベル世代最高!


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、誰でも毎日、最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということですね、今日の本題、紹介させていただきたいと思います。
今日の本題は、地球に落下した隕石から、太陽系ができてすぐの頃の歴史を探るというお話をさせていただきたいと思います。
これですね、地球に実際に落下した隕石ですね。この隕石を細かく分析してあげたところですね、
なんと太陽系ができてから、数百万年後のこの太陽系の状態っていうのを把握できる、そんな情報が獲得されたんですね。
これって、太陽系がどうやってできたのかどうかっていうのは、最終的には私たちがいるこの人間だったり、そもそも生命がいる、そして地球がどうなってできてきたっていうようなところに大きくつながるようなお話になるので、
私たちにとっては非常に重要で、かつ宇宙を研究する醍醐味の一つでもある、そんなお話なので、今日もぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告というか活動報告を本題の前に挟ませていただきたいんですけど、今日もかなり宇宙の話題からそれた完全なプライベートなお話というかなるんですが、
ツイッターでいろいろタイムラインパーって見てたら、サンデーでやっていた金色のガッシュベルっていう漫画の作者のつぶやきをたまたま目にしたんですね。これ知ってる方結構いると思うんですよ、僕的には。アニメもやってたし、結構有名だったんですけど、僕ぐらいの世代だったりとかちょっと上の世代だったら知ってるのかなと。
これアニメで本当に僕めちゃめちゃ見てたんですよ、ガッシュって。
父親が今だったら結構ジャンプが一番読まれてる、ジャンプとかマガジンとか結構有名だと思うんですけど、大体それ派の人が周りにも多いイメージなんですね。
ただ、僕の父親は僕が小学校ぐらいの時はずっとサンデー派で、サンデーだと今言ったガッシュだったりとか、有名なのだと犬屋舎とかメジャーとかっていうのがあって、それで僕は家にずっとサンデーが週刊誌で置いてあるっていう生活だったので、
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毎週読む漫画の中でやっぱり一番世代でドハマリしてたのがガッシュだったんですよ。
で、ツイッターに流れてきたのはこのガッシュっていう漫画が20周年を迎えたっていう、僕が今年28になる年なので、本当にそのぐらいの世代だなっていうのをしみじみ感じまして。
本当にカードゲームもやってたし、プレステ2のゲームとかも2本ぐらいあった気がするんですけど、それ買ってやってましたしっていうので、ものすごい懐かしい気分になったんですね。
で、アニメとかもやってたしっていう感じなんですけど、なんか漫画がものすごく歯切れがいいようでいきなり終わるみたいな感じだったので、僕的にはすごい不完全燃焼だったというかっていう感じなので、
ただ20周年でいろいろ漫画が無料公開されるっていうのを見てもう1回読みたいなと思ってました。
で、この歯切れの悪さは今時期のガッシュベルト、あとはシャーマンキングの2つで僕はものすごく喪失感を感じた記憶が小学校中学校ぐらいであったなと、小学校であったなっていうお話でした。
そんな感じで僕が小学校の時はジャンプとかマガジンではなくサンベイ派でしたっていう、本当に個人的なお話でした。
そんな感じで本題入っていきたいと思います。
今日の本題は地球に落ちた隕石から太陽系の初期の初期、数百万年ぐらいのお話をさせていただきたいと思っております。
そこの歴史がわかるっていうのはやっぱり冒頭で話した通り、この私たち自身がこのいられる地球だったりとか、そもそも太陽系がどうやってできたのかっていったところの本当に太陽系の歴史をひもとく重要な研究になりそうなんですね。
これ2000年にカナダのタギシュレイクっていうところの湖に落下した隕石から始まった研究です。
この隕石の話、もしかしたらずっとポッドキャスト聞いてくださっている方は覚えてるかもしれないですが、1ヶ月半ぐらい前ですかね、2ヶ月弱ぐらい前にゲストで来ていただいた天文学者のヒロイさんがこのタギシュレイクに落ちた隕石について研究をいろいろ進めていたっていうのがあったんですね。
これタイトルで言うと、君の名はリアル君の名はみたいなタイトルでポッドキャストを放送させていただいて、本当に夜空だったのかな、空を隕石がズバーっといって、しかも湖にそれが落ちる。
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これが映画の君の名はとすごいリンクするもので、ただ2000年だったからあんまり注目されなかったけど、2010年ちょっと前ぐらいのところで君の名はが大ヒットしたタイミングで取材が来たという話があったんですね。
そんな予断をさせておき、今回もカナダのタギシュレイクっていう、タギシュ湖っていうんですかね、っていう湖に落下した隕石からわかったお話です。
どういう話をしたかっていうと、この隕石の中に含まれているものすごく小さい磁鉄鉱と呼ばれる磁石、磁気を帯びた石みたいな部分の解析を行ったらしいんですね。
これが面白い性質を持っていて、熱した状態、この磁鉄鉱っていうのは熱した状態で磁場、そこにどれだけ磁力があるかっていうのが記憶される。
そこから石が冷えると、そこの熱い状態で記憶した磁気っていうのをそのまま保持しているっていう不思議な石があるんですね。
それが結構このタギシュレイクに落ちた隕石の中に含まれていたと。
しかもこれ面白いのが、例えば200度まで熱して磁気の記憶を宿した石があったとしますね。
そうするとこれを150度まで熱してまた戻しても、もともとの石の状態と変わらないんですよ。
ただ300度までやるとその磁場っていうのが一気に崩れてしまって、次冷やした時に状態が変わってるみたいな。
つまり過去に宇宙空間にあった磁力っていうのを記憶しておける石みたいなイメージなんですよね。
なのでこれがどういう情報を持ってるかっていうと、まずいろんな温度で、例えば石を100度に熱してみる、200度に熱してみる。
300度に熱してみるみたいなことをやってあげた時に、その石から出てくる磁石の力、磁力っていうのがどういうふうに変わっていくかっていうのを探査したんですね。
これをやることで、まずその当時、その隕石がどれぐらいの温度だったのかっていうのがわかる。
プラスして、その温度だった時にその隕石が元々生まれた、隕石っていうのは基本的には小惑星だったりとかが砕けてできるものだったりする。
その破片が地球に落ちるみたいな感じなので、その元々あった小惑星とかの磁力、磁石としてどれぐらい強いかみたいな性能がわかると。
こんな感じで記憶を宿している石だから、そこから温度と元々の石の性質がわかるっていうところで、いろんな温度で熱しては磁力を測り、熱しては磁力を測りっていうのをやってあげたんですね。
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その結果、磁力が変わる温度っていうのがだいたい150度から250度ぐらいまでの範囲でいろんな石を調査してあげたところ、そこら辺で結構石の磁力が変わることがわかったんですよ。
これってことは、つまりこの隕石っていうのが元々いた小惑星っていうのは、少なくとも250度っていうところまで加熱されていた、そんな天体だっただろうっていうところがまず一つ想像できるんですね。
じゃあ、この250度とかまで熱せられるような状態っていうのがどうやってできるのかっていうのをいろいろ調査していったっていうのがさらに深い研究で出てきていて、そうなったときに小惑星とかがたくさんいる、あとは水星とかもあり得るのかな。
水星とか小惑星とかがたくさんいるような、そんな領域をいろいろ探していったところですね。なかなか太陽系の地球にそれがぶつかるって考えると、太陽系のかなり外側でそういったことが起きてるっていうのはなかなか考えづらいと。
つまり、この隕石っていうのが何らかの力を受けて太陽系の内側に入ってきたときに粉々になってるんじゃないかみたいな話があって、それ自身が何によって引っ張られたのかっていうと、これが木星らしいんですね。
木星って太陽系の中で一番大きい星なので、その分他の天体を引っ張ってくるっていうような重力がかかっていたりとかして、木星がそういった天体を引っ張ってきてるっていうふうな研究結果、計算のシミュレーションから出てきたんですね。
これどうなるかっていうと、太陽系の外側から隕石になるような材料、この隕石の元になるような材料っていうのがだいたい300万年前にできたっていうふうに言われているので、
じゃあこの300万年前にできたであろう小惑星だったり彗星、今回のタギシュレイクに落ちた隕石の材料になる星っていうのを引っ張ってくる。
この太陽系ができて300万年の時点で引っ張ってくるってことは、これ木星もそのタイミングで確実に太陽系に存在していないといけないじゃないですか。
ただこれまでの研究では木星って実は太陽系ができてからすぐにこうやって存在していたかどうか、
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はたまた木星は実は太陽系ができた47億年前、46億年前とかから数億年たったタイミングで木星ができたんじゃないかなんていう説もあったんですね。
なので今回、太陽系の内側に隕石を引っ張ってこれるぐらいの重力を持った天体っていうのが太陽系の内側に太陽系ができた300万年後ぐらいにはあったというふうに考えられるので、
この隕石の研究から元々の隕石の天体の正体がわかっただけではなくて、なんと木星がその時期に存在していたっていうダブルの研究結果がわかったっていうお話なんですね。
なのでこれによって太陽系の中で木星が意外と早めにできていた、また遠くから飛んできた星とかの温度っていうのが大体これぐらいだろうみたいな300度以下ぐらいだろうみたいなところが今回の研究で明らかになったというかなりインパクトの強い研究結果でした。
こんな感じで一個一個の研究っていうのが太陽系の歴史っていうのを紐解こうとしているっていうところがガンガン進んできているので、今後もこういった太陽系の歴史を探る研究、ポッドキャストでも紹介していって人間の謎についてみんなでしっかり考えていけたらなと思っております。
ということで今日は実際に地球に激突した隕石から太陽系の歴史を読み解いていったというお話をさせていただきました。
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