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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、今日も早速本題紹介させていただきたいと思うんですが、今日の本題は、遠い宇宙で起こっている銀河の衝突のお話をしていきたいと思います。
これ、銀河って皆さん、あんまり馴染みがないかなと思うんですけど、私たちも天の川銀河っていう大きな銀河の中で生活してるんですね。
今回話しするのは、9億6千万光年先で起こった銀河の衝突。
なんなら、銀河がたくさん集まった銀河団と呼ばれる巨大な塊、それが衝突する、そんなお話をしていきたいと思いますので、今回はかなり宇宙っぽさというか、ものすごい規模の大きな話になってくるので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の近況報告を本題に入る前に挟ませていただきたいんですが、今日は全く宇宙とは関係ない近況報告しようかなと思ってて、最近僕、引っ越したっていう話をポッドキャストでさせていただいたと思うんですけど、
それを機にですね、新しい家族を迎えようというところで、この1ヶ月ぐらいですね、保護犬を色々探していたんですね。都内、保護犬の保護施設みたいなのがあって、そこを色々回って、うまく性格とかも合う子とかを探していたときに、
先週ようやく気が合うワンちゃんと巡り合いまして、今週末ですね、無事迎え入れることができるようになったという家族が増えるっていうお話ですね。
それの準備とかで平日は仕事をして、その後に犬を迎え入れるための物を色々探したりとかっていうところに運送しつつ、YouTube毎日更新し、ポッドキャストのコラボ収録もし、みたいな感じで結構忙しく過ごしてはいますね。
ただ、新しく家族増えるっていうのは環境も変わるし、面白いワクワクする体験だなと思っているところにはなってるんですね。
なので、今後日曜日以降ですかね、ポッドキャストの収録の裏で犬の声とかが入ってしまうかもしれませんが、温かい目でというか耳で見守っていただけたらなと思っております。
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そんな感じで新しい家族増えますと、ポッドキャストに犬の声が入るかもしれませんという、そんなお話をさせていただきました。
今日もポッドキャストを更新しながら、Voicy で生配信をしてます。
最近はポッドキャストを朝更新にしてますが、収録自体は夜に行っていて、その夜一番最初に聞けるのは実はVoicy の生配信っていう状況ですね。
ただ、Voicy の方で毎日更新してる話題っていうのは、ポッドキャストのちょっと前の内容だったりするので、最新話が聞きたい方は是非ポッドキャストへ。
そして朝更新されるポッドキャスト、待てないよっていう方は是非Voicy のフォローをして生配信聞いていただけたら非常に嬉しいなと思っております。
そんな感じで今日もやっていきたいと思います。
ではですね、今日の本題に入っていきましょう。
今日の本題は9億6千万光年先でぶつかる銀河の塊のお話をしていきたいと思っております。
これどこから話そうかなと思ったんですが、まず私たち自身が銀河の中で生活をしているっていうところをまず実感していただこうかなと。
今夏ですよね。夏の夜空に見えるものといえば天の川っていうのが一つ大きくあると思うんですね。
東京とかだとちょっと見づらくて、僕もはっきりきれいな天の川っていうのは数回しか見たことないんですが、
天の川、あれって実は私たちが生活している銀河の星がたくさん集まっている方向を見てるから帯状にきれい光が見えるんですね。
地球っていうのは太陽の周り回っていて、冬のタイミングっていうのはこの銀河の中心の方向が見えなくて、つまり星がいっぱいある方が見えなくて、
星の薄い方向を見るから、この天の川っていうのは冬には見えずに夏に見えるという感じになってるんですよ。
これで少しは自分たちが銀河の中にいるっていう状況がなんとなくイメージできたかなと思うんですが、
宇宙の中には、そもそもこの天の川銀河とか銀河っていうものの中に星がどれぐらいあるかっていうと、これ数千億とかの星があるんですね。
数千億個の星がある一箇所に固まって渦巻いてる状態だったりっていうのを一般的に銀河と呼んだりします。
で、こんな銀河っていうのが実は宇宙空間にはものすごくたくさんあって、さらにこのものすごくたくさんある銀河同士が集まるっていうような、そんな不思議な現象もあるんですね。
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これを銀河団と呼んだりします。
なのでここで整理しておくと、星が数千億個集まっているのが銀河で、さらにその銀河っていうのが一箇所に何千個って集まったのが銀河団と呼ばれるもの。
なのでもうこの時点で僕たちがこの地球に存在している中で実感できるスケールではない宇宙規模のスケールっていうのが広がっている感じを実感できるかなと思うんですが、
今回お話しするのは、そんな銀河が数千個数百個から数千個固まっている銀河団と呼ばれるものが衝突するっていうお話ですね。
これが実際に今起きてるんですよ。
9億6千万光年先で、もうどんどん宇宙っぽい数字出てきますよ。
そんな銀河団の衝突っていうところが観測されたのは、今まで何個か実際の観測としては、これ銀河と銀河がぶつかってるっぽいなっていうのが見つかっていたんですけど、
なかなかそれの決定的な証拠っていうのも天文学の中では見つかっていなかった中で、
今年の7月に発表された論文で、実際に銀河団と銀河団がぶつかっているところっていうのが論文で紹介されました。
これで最終的にこの銀河団と呼ばれるものが2つぶつかったらどうなるのか。
というとこれ、もうざっくり言うと最終的に1個のものすごく大きい銀河団になると。
つまりは巨大な塊同士がぶつかって、爆発みたいになって粉々になってしまうとかではなくて、
銀河同士が合体してさらに大きな塊を作っていくっていうようなことが今実際に宇宙で起こっているんですね。
これなんでぶつかったら粉々になってしまわないのかっていうと、これ実は遠くから見ると銀河って渦巻いている本当に何千億個っていう星が固まっているから
すごい状態になっている、すごい大きな塊になっているように見えるかもしれないんですけど、
1個1個の星と星の間の距離ってものすごく空いてるんですよね。
私たちがいるこの太陽系の中心には太陽があって、太陽以外の別の星でどれぐらい近いところにあるかっていうと、
これ光の速度だけで数年かかったりするような距離感にあるんですよ。
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なのでそのぐらいスカスカなんですよね、お互いが。
お互いがスカスカなので、いくら銀河同士がぶつかったところで、その中で星と星がぶつかってしまうなんていうことはあまりなくて、
お互いの隙間をすっとすり抜けながら、ただ同じ場所に来たせいで重力は一つになってしまうから、
そのまますり抜けるとかではなくて一つの塊、大きな銀河っていうのを形成していく。
そんな感じになってくる。
なので今回実際に初めて発見された数千億の星が集まる銀河が固まっている銀河団の衝突、
これもスカスカなので最終的には合体して巨大な物質を作るというところですね。
これちょっとした余談なんですが、数千億個のやつが2倍になるって相当すごい風に聞こえるかもしれないんですけど、
天文学の業界で研究をしていると、物事が2倍増えるとか2倍速くなるっていうところって実は天文学者あんまりワクワクしないんですね。
宇宙の業界で特に天文学の業界で物を見ている時っていうのは、物が10倍速くなったとか10倍明るくなったとかっていうような一桁上がるような
もう歴然とした差が出てこないと研究者っていうのはあまりワクワクしないというかなりわがままな生き物になっているんですね。
そんな感じなので、銀河同士がくっついて巨大な大きな一つの銀河団を作るっていうところに驚きを持っているわけではなくて、
この宇宙空間の中でそういった塊がぶつかって衝突している、今まさにその瞬間が見えているっていうところに研究の面白さがある。
そんなお話を今日はさせていただきました。
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